今回はXtrfy(エクストリファイ)のゲーミングマウスパッド「GP4」をレビューしていきます。
Xtrfy GP4の特徴
- バランス重視のソフトタイプ(布)マウスパッド
- スウェーデンの画家、Kim Berkhuizen氏による4種類のデザイン(STREET BLUE、STREET PINK、ABSTRACT RETRO、CLOUD WHITE)+無地(ORIGINAL BLACK)
- サイズ展開(LARGEのみ)
Xtrfy GP4のパッケージ内容
梱包状態
マウスパッドは丸めた状態で梱包されているので、開封してすぐは端が少し曲がっています。
パッケージ内容
Xtrfy GP4本体、ステッカー。
Xtrfy GP4の外観や仕様
今回は購入したのはサイズはLARGEです。今のところLARGEしかないっぽいですね。
サイズは以下のようになっています。
- LARGE:460 x 400 x 4mm
表面のデザインは5種類で無地(ORIGINAL BLACK)とスウェーデンの画家、Kim Berkhuizen氏によるSTREET BLUE、STREET PINK、ABSTRACT RETRO、CLOUD WHITEの5種類になります。
今回は購入したのはCLOUD WHITE。ほかのデザインの中では比較的派手さを抑えた感じになっています。
右上にXtrfyのロゴが描かれています。ロゴ部分の滑り方はあまり変わらない感じです。
Xtrfy GP4はソフトタイプのマウスパッドでバランス重視の滑りになっています。
表面の編み目は結構細かめで、感触としてはサラサラとしています。水平方向のスーッと滑る感じで垂直方向はやや引っかかりがあるサラサラとした感触でした。
模様が入っている部分と無地の部分の滑りの差は触った感じなさそうです。
厚みは4mmで結構厚めです。指で押し込むとモチっとして触感をしておりクッション性は強いです。テーブルから垂らして手首のクッション代わりにもなりそうです。
縁はステッチ加工がされており、ほつれにくくなっています。
裏面はスポンジのようなラバーベースになっています。滑り止めの強さはやや弱めかなといった印象。マウス操作で動くほどではないです。
滑りやすさ
マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を確認しています。傾きは全て同じです。
- 比較マウスパッド:Xtrfy GP1、Xtrfy GP2、Xtrfy GP3、Xtrfy GP4
- 比較マウス:Logicool G PRO X SUPERLIGHT、Logicool G703 HERO、Razer Viper Ultimate
滑りやすさは斜面を滑らせてみた感じでは、GP3 > GP1 > GP4 > GP2といった感じでした。
全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさは以下で確認できます。
操作感や使ってみた感想
ApexLegendsとVALORANTをやってみました。
ApexLegendsは「敵を追い続けるような滑らかなAIM」をすることが多いゲームですが、VALORANTは「パッと狙ってパッと止めるAIM」、「ゆっくりとマウスを動かすクリアリングの時のAIM」が多いゲームで同じFPSでもAIMの仕方が全然違うため結構違った見方ができます。
ApexLegendsでの使用感
まさにバランス的な滑りやすさといった感じで滑りすぎず滑らなすぎずでとてもAIMしやすい印象でした。
敵を追い続けるような一定方向のAIMはしっかり滑り滑らかなAIMをすることができました。
レレレの敵にウィングマンでパッパッと狙うようなAIMもとてもしやすくかなり良い印象でした。
VALORANTでの使用感
個人的にはもう少し滑りやすいほうがやりやすいように感じました。
マウスを大きくパッと動かすときは特に滑りづらさは感じませんでしたが、頭を狙うときの数ドットだけ微調整したいというときに指だけでマウスを操作しようとした際やりづらさを感じました。
ほんの少しだけ動かすAIMは力が弱い傾向にあるので重さを感じたのかと思います。
補足
厚みは4mmと厚めですが、マウスが沈み込むほどの柔らかさではないので特に滑りやすさに変化なく操作しやすかったです。
また、手のひらがマウスパッドに接触した状態でもそこそこ滑りやすい印象でした。私はつまみ持ちなので手のひらとマウスパッドの接地面が広くなりがちなのでかなり良い感じでした。
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
- 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
- ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
- DPI:400
- ポーリングレート:1000
- マウスパッド:SteelSeries QcK+
波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。
Xtrfy GP4のセンサーテスト
○テスト環境
- マウス:Logicool G Pro Wireless
- マウスパッド:Xtrfy GP4、Logicool G640、SteelSeries QcK Heavy
- DPI:400/800/1600/3200
- ポーリングレート:1000
Xtrfy GP4 | Logicool G640 | SteelSeries QcK Heavy | |||
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マウスパッドは「Xtrfy GP4」、「Logicool G640」、「SteelSeries QcK Heavy」で比較してみました。
結果はほかのマウスパッドと比べてもほぼ違いはなく、きれいな波線をしていました。
Xtrfy GP4のリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
マウスパッドとゲーミングマウスによってリフトオフレンジが変わります。使用するゲーミングマウスによってはリフトオフレンジが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。
可能な限り様々なゲーミングマウスで測ってみました。
- Razer DeathAdder Elite:0.9mm
- Razer DeathAdder V2:1.5mm
- Razer DeathAdder V2 Mini:2.0mm以上
- Razer Basilisk:0.9mm
- Razer Basilisk V2:0.9mm
- Razer Basilisk Ultimate:1.3mm
- Razer Basilisk X HyperSpeed:1.5mm
- Razer Viper:1.1mm
- Razer Viper Ultimate:1.7mm
- Razer Viper Mini:2.0mm以上
- Razer Mamba Tournament Edition:0.8mm
- Razer Mamba Wireless:0.9mm
- Razer LanceHead Tournament Edition:0.9mm
- Logicool G Pro Wireless:0.6mm
- Logicool G PRO HERO:0.7mm
- Logicool G203 LIGHTSYNC:0.5mm
- Logicool G300Sr:2.0mm以上
- Logicool G304:0.7mm
- Logicool G402:2.0mm以上
- Logicool G403 Prodigy:0.5mm
- Logicool G502 HERO:0.5mm
- Logicool G703h:0.6mm
- SteelSeries RIVAL310:0.9mm
- SteelSeries Rival3:1.6mm
- SteelSeries RIVAL110:1.0mm
- SteelSeries Sensei Ten:0.9mm
- BenQ ZOWIE EC2-B:0.9mm
- BenQ ZOWIE S2:1.3mm
- Endgame Gear XM1:0.7mm
- Xtrfy M4:0.5mm
- G-wolves Skoll Sk-l:1.9mm
- G-wolves Hati Ht-M:0.8mm
- Glorious Model O-:0.6mm
- Cooler Master MM710:0.8mm
- ROCCAT Kain 200 AIMO:1.0mm
- Ray PAWN:0.7mm
- FANTECH X9 THOR:2.0mm以上
- Microsoft Pro IntelliMouse:0.7mm
Razer Viper Ultimateがほかのマウスパッドと比べてリフトオフレンジが長めでした。
Razer Viper Ultimateはリフトオフレンジの調節ができるので問題ないかと思います。
他のゲーミングマウスは他のマウスパッドと同じです。
Razer DeathAdder V2 Mini、Razer Viper Mini、Logicool G300Sr、Logicool G402、SteelSeries Rival3、G-wolves Skoll Sk-l、FANTECH X9 THORはマウスパッドに関係なく長い可能性あり。
G-wolves Skoll Sk-lはリフトオフレンジの調節が可能なので問題なく使用できるかと思います。
まとめ
このマウスパッドは「滑り過ぎずしっかり止められるくらいが好き」という人におすすめです。
メリット
- それなりに滑りやすく、なめらかなAIMができる
- マウスを大きく動かしても止めやすい
- クッション性が強く、手首にやさしい
デメリット
- 個人的にもう少し滑りやすいくらいが好き
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