今回はRazerレーザー、レイザー)のイヤホン「Hammerhead Pro V2」をレビューしていきます。
Razer Hammerhead Pro V2の特徴
- Razer Hammerhead Proより20%大きい特大10 mm ダイナミックドライバー
- 耐久性の高いフラットスタイルケーブル
- クイックアクションコントロールボタン付きインラインマイク
Razer Hammerhead Pro V2のパッケージ内容
梱包状態
パッケージ内容
Razer Hammerhead Pro V2本体、シリコン製イヤーピース(S、M、L)、二重フランジアタッチメント、3極変換ケーブル、キャリングケース、ステッカー、製品情報ガイド。
Razer Hammerhead Pro V2のスペック
本体重量 | 19.6g |
---|---|
ケーブル長 | 1.3m |
インピーダンス | 32 Ω ± 15% |
全高調波歪(THD + N) | < 0.1 % (1kHz, 94dB) |
周波数帯域 | 20 HZ – 20 KHZ |
マイク周波数帯域 | 50 – 10,000 HZ
≥ 55 DB -45 ± 3 DB |
感度 | 102 ± 3 DB AT 1 KHZ MAX |
Razer Hammerhead Pro V2の外観と仕様
Razer Hammerhead Pro V2の外観は本体部分が黒、ケーブルは緑になっていてやや派手目でRazer感が強いデザインです。本体表面にRazerロゴが入っています。
イヤーピースは全部で4種類あります。通常のシリコン製イヤーピースがS、M、Lと二重フランジアタッチメントが1つ備わっており、デフォルトでは二重フランジアタッチメントが装着されています。
イヤーピースによって装着感や音の聞こえ方が変わってくると思うので下のほうで確認します。
Razer Hammerhead Pro V2にはマイクが備わっています。メディアコントロールボタン付きインラインマイクで音楽の音量変更やマイクで会話することも可能です。
ジャックは3.5mm4極ミニプラグです。4極ミニプラグで音楽とマイク両方を使うことができます。
3極変換ケーブルも備わっているのでPCやサウンドカードに繋ぐ場合も問題なく使用できます。
未使用時はケーブルをある程度まとめておくことができます。
付属にキャリングケースが付いており持ち運び時に入れておくと紛失予防や破損防止にもなります。
装着感
装着感は装着するイヤーピースによっても変わるためそれぞれ試してみました。
シリコン製イヤーピースSサイズはしっかり固定されてフィット感はあるものの本当に先端部分だけフィットしているといった感じです。圧迫感が少なく快適ですが激しい動きをすると外れそうといった感じ。
シリコン製イヤーピースMサイズが個人的にもっともフィットしたサイズでした。イヤーピース部分全体が耳にフィットしている感じでした。圧迫感もそこまでなくしっかり固定されました。
シリコン製イヤーピースLサイズはフィットしますが耳に入れる際に無理やりねじ込むように入れないとしっかり固定されませんでした。しっかり入れ込めばしっかり固定されるので激しく動いても外れづらい印象。その分圧迫感は強め。
二重フランジアタッチメントはシリコン製イヤーピースのSとMを組み合わせたような形状になっています。実際に耳に入れてみると装着感はほぼSサイズと同じでした。
イヤーピースの違いによる音の聴こえ方の違い
音の聴こえ方はイヤーピースによって変わるためそれぞれ試してみました。
まず音の拾え具合の良い順に並べるとS > L = M =二重フランジって感じでした。以外にも小さいサイズのほうが音をしっかり拾うことができました。
たぶん小さいサイズのほうが耳の奥まで入れることができるので感じ取りやすくなったんじゃないかなと思います。他のサイズはどれも同じくらいの聴こえ方でした。
この音の聴こえ方は人の耳の形によって左右されるところなので、自分で実際に確認してみることをおすすめします。私はSサイズが一番聴こえ方がよかったです。
定位(音の方向性、音の距離)
ゲームの足音や銃声などの捉えやすさ、方向性、聞こえ始める距離などを確認しました。
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:△
- 足音の聞こえ始める距離:△
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:△
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:△
音質(音の傾向)
実際に音楽を聴いてみて音の明瞭感や迫力や臨場感などの音質、低音寄りや高音寄りといった音の傾向を確認しています。
音の傾向
かなり低音寄りな音でした。
とても迫力があり臨場感のある音で個人的には好みです。しかし低音寄り過ぎて少し音が潰れ気味かなとも感じました。
イコライザー設定で低音を弱めて高音を強調すると音の1つ1つがクリアに聞こえる様になりそうです。
マイク音質
思ったよりもしっかり声を拾ってくれていました。
しかしケーブルが擦れる音も入ってしまいノイズゲートの調節は必須といった感じ。
音質もヘッドセットのマイクと比べるとかなり悪いので期待はしないほうがよさそう。会話はできる程度といった印象です。
ゲーミングヘッドセットとの違い
まず音漏れの多さが圧倒的にヘッドセットのほうが多いです。同じくらいの音量でも外に漏れる音の大きさはイヤホンのほうが少ないです。
また音の感じ方も違います。ヘッドホンは耳全てを覆いますが、イヤホンは耳の中に入れるので音の振動の感じやすさはやはりヘッドセットのほうが優秀です。
音の拾いやすさは正直イヤホンのほうが良いんじゃないかと感じできました。耳に直接入れている分すべての音を逃さず聞けてる感じがします。なのでFPSの足音を聴くということに特化するのであればイヤホンでもありな気がします。
Razer Hammerhead Pro V2のイコライザー設定
ゲームの音や音楽は使用しているイヤホンによって音が変わります。
そのためイコライザ設定は使用しているイヤホンに合わせてイコライザ設定を調節する必要があります。
「Razer Hammerhead Pro V2」の音の傾向は「低音寄り」なのでそれに合わせてイコライザーを調整しました。
PUBGの音声の周波数ごとの音量
Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量
Valorantの音声の周波数ごとの音量
これらの数値をもとに作成したヘッドセットごとのイコライザ設定は以下になります。
Razer Hammerhead Pro V2 + オンボード(Realtek Audio Console)の場合
PUBG/FORTNITE向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant/CS:GO向けイコライザー
Razer Hammerhead Pro V2 + ASTRO MixAmp Pro TRの場合
PUBG/FORTNITE向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant/CS:GO向けイコライザー
Razer Hammerhead Pro V2 + Creative Sound BlasterX G6の場合
PUBG/FORTNITE向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant/CS:GO向けイコライザー
Razer Hammerhead Pro V2 + SteelSeries GameDacの場合
PUBG/FORTNITE向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant/CS:GO向けイコライザー
Razer Hammerhead Pro V2 + EPOS GSX300の場合
PUBG/FORTNITE向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant/CS:GO向けイコライザー
まとめ
メリット
- 低音が強く音に迫力がある
- 足音はしっかり聞き取ることができる
- マイクは思ったよりもしっかり拾ってくれる
デメリット
- 低音が強すぎて少し音が潰れて聞こえることがある
- マイクの音質はヘッドセットと比べると悪い
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