ヘッドセットレビュー

「Logicool G733 LIGHTSPEED」レビュー

Logicool G733 LIGHTSPEEDをレビュー

今回はLogicool(ロジクール)のゲーミングヘッドセット「G733 LIGHTSPEED」をレビューしていきます。

Logicool G733
Logicool G(ロジクール G)

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G733 LIGHTSPEEDの特徴

G733 LIGHTSPEEDの特徴
  1. 278gと超軽量なワイヤレスヘッドセット
  2. 4色展開(ブラック、ホワイト、ライラック、ブルー)
  3. 2つのゾーンのフロントフェースライトを約1680万色からカスタマイズ可能
  4. カスタマイズ可能なリバーシブルサスペンションストラップとマイクカバー

 

G733 LIGHTSPEEDのパッケージ内容

梱包状態

梱包状態 梱包状態2

パッケージ内容

パッケージ内容

G733 LIGHTSPEED本体、リバーシブルソフトヘッドバンド、着脱式マイク、LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー(USB-A)、USB-C – USB-A充電ケーブル、ステッカー、製品情報ガイド。

 

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G733 LIGHTSPEEDのスペック

サラウンド 7.1chバーチャルサラウンド(ソフトウェア依存)
ヘッドホン タイプ 密閉型
ドライバ PRO-G 40 mm
周波数 20Hz~20000Hz
インピーダンス 39オーム(パッシブ)、5kオーム(アクティブ)
マイク 極性パターン カーディオイド(単一指向性)
周波数 100Hz~10000Hz
ケーブル USB-C – USB-A充電ケーブル 約1.8m
重量 278g
バッテリー駆動時間(充電式) ライトなし 29時間
デフォルトライト 20時間

 

G733 LIGHTSPEEDの外観・形状

G733 LIGHTSPEEDのカラーは4色あり、今回購入したのはBlackです。

デザイン

デザイン ヘッドバンド4 ヘッドバンド5

全体的に黒色1色。サイドにはロゴマークとG733の文字が入っています。派手さがなく落ち着いたデザイン。

Black以外の色は派手なものもあり、色でかなり印象が変わります。

ヘッドバンド

ヘッドバンド ヘッドバンド2 ヘッドバンド3

ヘッドバンドは上部がプラスチックで下部がゴムっぽい材質で出来ており、グニグニと曲がるような柔軟性のあるヘッドバンドになっています。細いヘッドバンド中央は空洞になっています。

クッションは一般的なヘッドバンドにクッションが張られているタイプではなく、伸縮性のある布製のリバーシブルソフトヘッドバンドになっています。

リバーシブルソフトヘッドバンドは取り外しが可能で、他色のものと変えることもできます。(他色のリバーシブルソフトヘッドバンドは別売り)

イヤーカップ

イヤーカップ イヤーカップ2
イヤーカップ3 イヤーカップ4
イヤーカップ5

イヤーカップはプラスチック製。表面は光沢の少ないザラザラとした表面、側面は光沢のあるツルツルとした表面になっています。

左耳側のイヤーカップにはマイク端子、充電ケーブル端子、音量コントロールダイヤル、電源ボタンが備わっています。

イヤーパッド

イヤーパッド イヤーパッド2

イヤーパッドは布タイプ。

厚さはしっかりありふかふかとした触感をしています。

空洞の広さは広めで、耳全体がすっぽり入るくらいの広さはあります。

アーム(長さ調節、角度調整)

アーム(長さ調節、角度調整) アーム(長さ調節、角度調整)2
アーム(長さ調節、角度調整)3 アーム(長さ調節、角度調整)4

アームはヘッドバンドと一体型。

長さ調節は小さい範囲で行うことができ、イヤーカップを引っ張ることで調節することができます。カチカチとロックが掛かるタイプではなくスーッと伸縮します。

角度調節は垂直方向、水平方向ともに少しだけ可能です。固定はされないタイプで装着時のみ頭に合わせて角度が調節される感じです。

マイク

マイク マイク2

マイクは着脱式。

ゴム製でわずかに折り曲げられるようになっています。

ケーブル

ケーブル ケーブル2

充電ケーブルはラバー製。ヘッドセット側の端子はUSB-C、PC側はUSB-Aとなっています。

長さは実測で1.8mほど。

有線としては使用できません。

重量

重量 重量2

重量は278gとワイヤレスヘッドセットの中ではかなり軽めです。(実測ではマイク無しでは276.5g、マイクありで285g)

ほとんどがプラスチック素材なので軽めなのかもしれません。

300g以下はゲーミングヘッドセットの中では結構軽めです。

LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー(USB-A)

LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー(USB-A)

ワイヤレス接続に必要なレシーバー。PCに差して使用します。

充電ケーブルをヘッドセットと繋いでいても音はでず、充電しながら使用したい場合はレシーバーもケーブルも接続しておく必要があります。

 

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ソフトウェア(G Hub)

ヘッドフォン

ヘッドフォン

音響

音量、マイク音量、側音の調整、イコライザーの設定を行う項目。

●イコライザー

イコライザーとは音の周波数ごとに強弱をつけて音に変化を付けることができる機能のことです。

これにより満足に足音が聞き取れない場合でもイコライザーで音を調節することにより聞き取りやすさがかなり改善されます。

イコライザーは自分で設定することもできますが、あらかじめプリセットが容易されているのでそれを使用することもできます。

詳細EQを有効化にチェックすることで周波数ごとに細かく設定することが出来ます。

おすすめのイコライザー設定は下のほうで解説します。

サラウンドサウンド

サラウンドサウンドのON/OFFの設定を行う項目。

7方向それぞれに音量に強弱をつけることができ、横や後方だけ音を大きくするなどの使い方ができます。

マイク

マイク

マイクレベル(入力ゲイン)、マスター出力レベル、BlueVo!ceの有効/無効の設定を行うことが出来ます。

●BlueVo!ce

リアルタイム音声フィルターによってノイズを除去したり、音声をクリアにしたりする機能です。

プリセットが用意されており、「高い声」「低い声」「ラジオ風」など様々な声に加工することが出来ます。

自分で設定する場合でもかなり詳細に設定することが出来ます。

割り当て

割り当て

左耳側のイヤーカップにあるボタンの割り当てを行う項目。

●割り当てられる項目

  • オーディオ
  • コマンド
  • キー
  • アクション
  • マクロ
  • システム

LIGHTSYNC

LIGHTSYNC

ヘッドセット本体の前面にあるライティングの設定を行う項目。

速度、輝度、色などの設定をすることができます。

●効果

  • オフ
  • 固定
  • サイクル
  • ブリージング
  • 画面サンプラー
  • オーディオビジュアライザー

 

G733 LIGHTSPEEDの装着感

G733 LIGHTSPEEDの装着感

側圧

側圧はやや弱めと言った印象。圧迫感が少なくかなりリラックスできる締め付け感でした。

側圧が弱めなのでヘッドセットの重さがヘッドバンドに偏りがちですが、本体重量が軽いので頭への負担はそこまでありません。比率で言うとヘッドバンド:6、イヤーパッド:4くらいの重さのかかりかたです。

側圧が弱くイヤーパッドが布製ということもあり、密閉感がやや弱い印象。音漏れが少し多いように感じられました。

快適さ

とても快適でした。

側圧が弱くイヤーパッドが布製ということもあり、圧迫感もなく通気性も良く長時間着けていても蒸れる感覚はありませんでした。

耳が痛くなるということもなく快適さはとても優秀。

重さ

実測重量は278gとワイヤレスヘッドセットの中ではかなり軽めです。

下を向いたり多少首を振ったりする程度ではズレたりすることもなく、頭や首への負担はほぼ感じません。

イヤーパッドが布製で快適で軽量なので、長時間使用にも向いている印象。

 

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G733 LIGHTSPEEDの音質(音の傾向)

音の傾向のイメージ

実際に音楽を聴いてみて音の明瞭感や迫力や臨場感などの音質、低音寄りや高音寄りといった音の傾向を確認しています。

音の傾向は低音、高音のどちらかの偏りが無くバランス的といった印象。

低音が弱いと感じさせないほどよい迫力、音1つ1つがクッキリ聴こえるクリアさがありなかなか高音質に感じさせる音でした。

イコライザーで設定しなくてもデフォルトのままで、音楽鑑賞や映画鑑賞も楽しめる印象です。

音に偏りが無く、イコライザーでの設定もしやすそうでした。

大音量でも音が割れてしまって聴こえることもありませんでした。急激な音量変化があるような部分も滑らかに音量が変化していきました。

 

G733 LIGHTSPEEDの定位(音の方向性、音の距離)

ゲームの足音や銃声などの捉えやすさ、方向性、聞こえ始める距離などを確認しました。

サウンドサラウンドOFF、イコライザー[フラット]で確認しています。

Apex Legendsの場合

Apex Legends
  • 足音の捉えやすさ:〇
  • 音の方向性:〇
  • 足音の聞こえ始める距離:〇

結構聴き取りやすかった印象でした。

銃声はもちろん、足音も結構明確に捉えることができました。

方向、距離感、聴こえ始める距離のどれも悪くない印象です。

CS:GOの場合

Counter-strike Global Offensive
  • 足音の捉えやすさ:〇
  • 音の方向性:〇
  • 足音の聞こえ始める距離:〇

普通に聴き取りやすいといった感じでした。

銃声がなっているときでも割かし聞き取れる部分があります。

方向や距離感もイメージ通りといった感じでかなり聴き取りやすい印象でした。

Valorantの場合

Valorantの場合
  • 足音の捉えやすさ:〇
  • 音の方向性:〇
  • 足音の聞こえ始める距離:〇

普通に聴き取りやすいといった感じでした。

方向、距離感、聴こえ始める距離のどれも悪くない印象です。

 

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G733 LIGHTSPEEDのマイク音質

マイク2

少し籠って聞こえます。十分聞き取れますが良い音質とは言えない感じです。

BlueVo!ceをONにすることで幾分か聴き取りやすくなりますが、あまり変わらない印象。しっかり拘って設定すればもしかしたらクリアになるかもしれません。

ゲーム中のボイスチャットなどをする分には全く問題ないレベルかと思います。しかし配信をするのに使うにはお勧めできないかもしれません。

⇓その他ゲーミングヘッドセットのマイク比較⇓

ゲーミングヘッドセットのマイク音質比較

 

G733 LIGHTSPEED向けイコライザ設定

ゲームの音や音楽は使用しているヘッドセットによって音が変わります。

そのためイコライザ設定は使用しているヘッドセットに合わせてイコライザ設定を調節する必要があります。

ここでは「G733 LIGHTSPEED単体」の状態でのゲームごとのイコライザ設定について解説します。

G733 LIGHTSPEEDの音の傾向は「バランス的」なので純粋にゲームに合わせてイコライザーを設定するようにしました。

PUBG/FORTNITE向けイコライザ設定

PUBGの音声の周波数ごとの音量

PUBGの音声の周波数ごとの音量

イコライザ設定

G733 LIGHTSPEED - PUBG向けイコライザ設定 PUBG向けイコライザー(バランス)

 

Apex Legends向けイコライザ設定

Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量

Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量

イコライザ設定

G733 LIGHTSPEED - Apex Legends向けイコライザ設定 Apex Legends向けイコライザー(バランス)

 

Valorant/CS:GO向けイコライザ設定

Valorantの音声の周波数ごとの音量

Valorantの音声の周波数ごとの音量

イコライザ設定

G733 LIGHTSPEED - Valorant向けイコライザ設定 Valorant向けイコライザー(バランス)

 

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まとめ

イコライザーを設定しなくてもほどよい迫力があり音の1つ1つがクリアに聴こえ高音質を感じさせる音でした。どのゲームでもしっかり足音を聴きとることが出来なかなか好印象でした。

ワイヤレスヘッドセットながら軽量で、イヤーパッドは布製で蒸れにくく快適なので長時間使用にも向いている感じました。

メリット

  • ほどよい迫力があり、かつ音の1つ1つがクリア
  • ワイヤレスヘッドセットながら278gと軽量
  • 側圧が強すぎず、イヤーパッドは布製で蒸れにくく長時間使用にも向いている

デメリット

  • 有線使用はできないので外付けサウンドカードとの併用ができない
  • マイク音質はやや籠りがち
Logicool G733
Logicool G(ロジクール G)

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