当記事ではPulsar Gaming Gears(パルサーゲーミングギア)のゲーミングマウスパッド、「Superglide Glass Mousepad」をレビューしていきます。
レビューは同ガラスマウスパッドの「SkyPAD 3.0 XL」との比較も交えながらレビューしていきます。
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特徴
- 強化ガラス製マウスパッド
- 縁(エッジ)は角が面取りされており手首の負担が少ない
- 密着性を持ち設置面にしっかり固定されるシリコンゴム製の底面
- カラー展開:BLACK / WHITE / RED
- サイズ展開:L(420 x 330 x 4mm) / XL(490 x 420 x 4mm)
パッケージ内容
梱包状態
同梱物
マウスパッド本体、ステッカー、注意書。
仕様
表面
表面は「SkyPAD 3.0」とよく似たツルツルとした表面ですが、「SkyPAD 3.0」よりも僅かにザラ感がある表面になっています。
手触りとしてもツルツルとした触り心地で、手首が擦れてもまず痛みを感じることは無いと思います。
表面加工に方向性等は無いため、水平/垂直方向での滑りの差は手触りでは全く感じられません。
また表面に見えるプリントはガラス面の内側にプリントされているタイプなので、滑りの影響等は一切ありません。
表面の歪み
私が所持している「SkyPAD 3.0」の表面は完全なフラットではなく、僅かに歪んでいる部分があります。私のマウスパッドの場合、左右両端が特に盛り上がっています。※ただこれはスカイパッドのマウスパッド全てが歪んでいるという訳ではなく個体差という可能性もあります。またこの歪みの件はSkyPADさんにも認知していただいており、自身でこの歪みを確認し水平であることを確認できているようです。また私が所持しているものは初期のものだと思うので、それも関係していると思います。なのでこれから購入するという場合は恐らく歪みの無いフラットなものになっていると思うので心配はないかと思います。
ガラスパッドは沈み込みが無い分このような歪みがマウスソールとの接地面に影響しやすく、マウスソール全てがしっかり接地している時の操作感と接地していないときの操作感で違いを感じる場面がありました。
しかし「Pulsarガラスパッド」は表面が歪んでいるような場所が無く、ほぼ完全なフラットな表面をしていました。
なので「Pulsarガラスパッド」だと、どの場所でマウスを滑らせても操作感の違いを感じることなく一定の操作感でマウスを動かすことが出来ます。
底面
底面は粘着性のあるシリコンゴム製の底面で、設置面に張り付くように固定されるタイプです。
粘着性のある面は底面全面にあるのでかなり強力に固定されます。手で動かそうとしても簡単には動かないレベルです。
その分粘着性のある部分は埃等のゴミが付きやすいため、設置時には設置面を綺麗にしておく必要がありそうです。
サイズ
S | M | L | XL | |
---|---|---|---|---|
Pulsarガラスパッド | – | – | 420 x 330 x 4mm | 490 x 420 x 4mm |
SkyPAD 3.0 | 250 x 200 x 3.7mm | 350 x 300 x 3.7mm | – | 500 x 400 x 3.7mm |
「Pulsarガラスパッド XL」のサイズは「SkyPAD 3.0 XL」と比べると横幅が少し長く、奥行きが少し短いといった感じで大きな差はありません。
厚さとしては実測で「Pulsarガラスパッド」が4mm、「SkyPAD 3.0」が3.3mm程と僅かに「SkyPAD 3.0」のほうが設置面からの高さは低いです。そのためどちらかといえば「SkyPAD 3.0」のほうがエッジの干渉が少ないです。
縁(エッジ)
エッジは角が面取りされており、手首等が干渉しても痛みを感じることはありません。
滑りやすさ比較
手でマウスを滑らせてみた感覚としては、ガラスタイプにしては思ったよりコントロール寄りと言った印象でした。「SkyPAD 3.0」と比べると体感として感じられるくらいにはコントロール寄りで、プラスチック製のマウスパッドと比べても僅かにコントロール寄りに感じられました。布製マウスパッドと比べるとしっかり滑るので、ハードタイプとソフトタイプの中間あたりの滑りといった感じです。
なので「SkyPAD 3.0」のほうが純粋なマウス操作が出来ますが、「Pulsarガラスパッド」のほうが制動に頼ったマウス操作がしやすいです。
またガラスタイプなので当然沈み込みが無く、マウスを押し付ける様に動かしても滑りやすさに大きく差が出ない印象でした。
水平/垂直方向の滑りの差もありません。
ゲームでの使用感、操作感
ゲームはApexLegendsとVALORANTで確認してみました
まず基本的な操作感としては「SkyPAD 3.0」によく似た超スピード系の操作感です。
とても滑りやすく制動がほとんど利かないため力の入れ具合がもろにAIMに影響します。そのため力を入れ過ぎずにマウスを操作すれば滑らかな綺麗なAIMをすることが出来ます。その分力が入り過ぎるとAIMが行き過ぎたりブレてしまうことがあります。
なので指や手首を柔軟に保持しマウスを滑らかに動かすような人には特に向いている印象です。またローセンシの人も多少のマウスのブレで大きくAIMがブレてしまうということが無く、滑りやすい分マウスを振りやすいので向いていると思います。
「SkyPAD 3.0」と比べると僅かにコントロールが利くので、パッと動かしたときの止めやすさや力んだ状態でのブレの制御は「Pulsar」のほうが優れます。
対して「SkyPAD 3.0」は軽い力でマウスが動くので、指だけでの細かい微調整やトラッキングがしやすい印象でした。
とは言え基本は大きく操作感が異なるということはありません。滑りやすさに特化したマウスパッドという認識で良いと思います。
手のひらや手首とのペタ付き
マウスパッドと手のひらや手首との手汗によるペタ付きも確認しました。
ペタ付きやすさとしては、やはりガラスタイプなので手汗が逃げにくくかなりペタ付きやすい印象でした。
操作感に大きく影響するレベルなので、ペタ付くという人はアームカバーの使用を検討したほうが良いと思います。
アームカバーとの相性
次はアームカバーを使用した場合のマウスパッドとの相性を見ていきます。
SkyPAD | 1 |
---|---|
SkyPAD | 1 |
指掛けタイプ | 1 |
BeANCA | 1 |
CW-X | 1 |
CW-X | 1 |
指掛けタイプ | 1 |
DUNLOP | 1 |
Eadali | 1 |
AZ-FRONT | 1 |
AZNABLE | 1.5 |
色々なアームカバーで確認してみたところ、どのタイプのアームカバーでも引っかかる感覚はほとんど無くどれでも問題なく使用することが出来ます。
リフトオフディスタンス(LoD)
マウスパッドとマウスとの組み合わせによってリフトオフレンジが変わることがあります。
使用するゲーミングマウスによってはリフトオフレンジが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。
全てのゲーミングマウスを調べるのは大変なので、いくつか抜粋して調べました。
リフトオフレンジをソフトウェアで調整可能なものは青字、リフトオフレンジが長くてソフトウェアで調整不可なものは赤字にしています。
Logicool G PRO X SUPERLIGHT | 0.7 |
---|---|
Razer Viper V2 Pro | 0.8/1.0/1.4 |
Pulsar Gaming Gears Xlite V2 | 0.9/0.9 |
Pulsar Gaming Gears X2 | 0.8/1.6 |
基本どの組み合わせでも問題ない長さで、FPSゲームでも違和感なく使用できるかと思います。
恐らく他のマウスも極端に長くなったり短くなったりすることが無いんじゃないかなと思います。
まとめ
結論として個人的な考えとしてはすでに「SkyPAD」を持っている人は買い替える必要はないかなと言った印象です。滑りやすさは僅かにコントロール寄りですが大きく異なるという訳でもなく、操作感が大きく変わるということは無いかと思うので「SkyPAD」が微妙に滑り過ぎて気になってしょうがないという場合以外は必要ないと思います。
ガラスパッドデビューという場合にはとても優秀なガラスパッドなので買って損は無いと思います。「SkyPAD」とどちらを選ぶべきかという点ではとにかく滑りやすさを求めるのであれば「SkyPAD」、少しでもコントロールが利くほうが良いという場合には「Pulsar」といった感じに選択すると良いと思います。
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