ゲーミングマウスは様々な形、性能、機能を持ったものがあります。種類が多すぎてどれを使ったら良いのかわからない方は多いと思います。
「せっかくゲームを快適にするためにゲーミングマウスを買ったのに逆にやりづらくなってしまった・・・」ということが無いように、当記事では自分に合ったゲーミングマウスの選び方を解説します。
ゲーミングマウスの選び方
マウスの持ち方に合ったゲーミングマウスを選ぶ
ゲーミングマウスを選ぶ際にもっとも重要なことはマウスの持ち方に合ったゲーミングマウスです。マウスの持ち方に合ったゲーミングマウスでないと精密なAIMができません。
マウスの持ち方は主にかぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちの3種類があります。
詳しいマウスの持ち方の説明はこちらの記事で解説しています。まずはしっかり自分のマウスの持ち方を知ってからマウスを選ぶことをおすすめします。
かぶせ持ちと相性の良いゲーミングマウス
かぶせ持ちは「Razer DeathAdder」「Logicool G703 HERO(G703h)」のような左右非対称のマウスと相性がいいです。
左右非対称マウスは手のひらにフィットしやすい形状をしており、かぶせ持ちは手のひらとマウスの接地面が多いほうが安定感が増すので相性がいいです。
また、左右非対称マウスの中でも小さすぎると手のひらとマウスの接地面が減って安定感が損なわれたり、つかみ持ちのような持ち方になったりするのでそれなりの大きさがあるマウスが良いです。
つかみ持ちと相性の良いゲーミングマウス
つかみ持ちは「Razer Viper」「Logicool G Pro Wireless」のような左右対称で長方形のマウスと相性が良いです。
つかみ持ちは指と手のひらの後部でマウスを支えます。
つかみ持ちのような指にある程度力を入れておく必要がある持ち方は左右対称のマウスだと指に力が入れやすく保持しやすいです。また、マウスの後部と手のひら後部が当たりやすいものだとかなり安定するので長方形のマウスが良い理由です。
つかみ持ちはどんなマウスでも扱えてしまう持ち方ではありますが、左右非対称マウスは高さが高い傾向にあり、高さが高いと指でマウスを操作する際に当たってしまい操作感が損なわれてしまう原因になることがあります。左右対称マウスは高さが低いので相性がいいです。
つまみ持ちと相性の良いゲーミングマウス
つまみ持ちは「Razer Viper」のような長方形のマウス、「Logicool G PRO HERO」のような卵型の小型マウスとの相性がいいです。
つまみ持ちは指だけでマウスを支えるため、つかみ持ちと同じように指に力を入れやすい左右対称マウスと相性がいいです。
また、つまみ持ちの強みは指での細かい操作ができるところにあります。
左右対称の長方形、または卵型のマウスは高さが低いので指で操作する際に手のひらとマウスが接地しないので操作の妨げにならないです。
また卵型の場合長さも短いため手のひら後部が当たらないので、上下のAIMをする際に指の可動域を広く確保できます。
つまみ持ちは指だけでマウスを支えるため、あまり重すぎないマウスにしましょう。
自分に合った大きさのマウスを選ぶ
大きさは自分の手のサイズに合った大きさのマウスを選ぶようにしましょう。
かぶせ持ちの場合、大きすぎるマウスは手のひらはしっかりフィットしますが、指が引っかかりにくい可能性があります。指の引っかかりが弱いとマウスの重さに負けて滑り落ちるような感覚がすることがあります。小さすぎるマウスは指のフィット感はそこまで影響ないものの、手のひらの接地面が少なくなるのでフィット感が減ります。また、手のひらがマウスパッドに触れやすくなるのでその分摩擦が強くなってしまうこともあります。
つかみ持ちの場合、マウスが大きすぎると指のフィットする位置から手のひら後部に当たる位置の位置が長くなるのでかぶせ持ちのような持ち方になってしまいます。小さすぎると手のひら後部がうまくマウスに接地しなくなるのでつまみ持ちのような持ち方になってしまいます。
つまみ持ちの場合、小さい分には特に問題はないですが大きすぎるとつかみ持ちのようになってしまいます。
有線と無線のゲーミングマウスではどちらが良い?
有線と無線それぞれにメリット、デメリットがあります。
そのメリット、デメリットから自分に合ったほうを選ぶようにしたほうが良いです。
有線のメリット、デメリット
◎メリット
- 無線ゲーミングマウスと比べて価格が安い
- 無線ゲーミングマウスと比べて軽量
- 種類が豊富
◎デメリット
- ケーブルがマウスパッドに引っ張られる、物に引っかかる
- マウスバンジー等ケーブルを固定する物が必要になる
無線のメリット、デメリット
◎メリット
- ケーブルが引っ張られたり、引っかかることがない
- ケーブルが無い+マウスバンジー等が必要ないので机周りがスッキリする
◎デメリット
- 充電、電池の交換が必要になる
- 有線ゲーミングマウスと比べて価格が高い
- 有線ゲーミングマウスと比べて、電池やバッテリー分の重さが加わるため重くなる
重量は軽いほうがいい?重いほうがいい?
軽いマウス、重いマウスにはそれぞれメリットデメリットがあります。
ただ基本的には軽いマウスを選ぶようにしたほうがいいです。
軽いマウスのメリット、デメリット
◎メリット
- マウスパッドとの摩擦が少なくなるので滑りやすくなる
- 軽い力でマウスを動かすことができるので細かい操作ができる
- マウスを保持する際、指に力を入れなくても保持できるので疲れづらい
◎デメリット
- 軽い力でマウスが動くので手に力が入るとAIMが行き過ぎてしまったりすることがある
重いマウスのメリット、デメリット
◎メリット
- 重いと手に力が入ってもAIMが行き過ぎてしまうことが減るので安定する
◎デメリット
- マウスを保持する際、指に力を入れていないと重さに負けて滑ってきてしまったりする。また、疲れやすい
- マウスパッドとの摩擦が強くなるので滑りづらくなる
ボタンの数
ゲーミングマウスにはクリックボタン、スクロールボタン以外にサイドボタンのみが備わっているものや、チルトホイールや複数のサイドボタンが備わっているものなど様々なものがあります。
ボタンの数は多ければ多いほどいいというわけではなく、ボタンの数が多ければ割り当てられる量は増えますがその分重さが重くなったりボタンが指に当たって持ち辛くなったりする場合があります。そのため自分がどのような使い方をしたいかで選ぶ必要があります。
FPSでは基本的にサイドボタンに2つあれば他には特に必要ない場合が多いです。それ以上あると指に干渉してしまい操作性を落とします。何か特別な理由がない限りはシンプルにサイドボタンのみが付いているタイプを選ぶほうが軽くて使いやすいのでいいです。
MMOで使用する場合、操作のしやすさよりも割り当てられる数を増やして快適にゲームができるものを選んだほうが良いかと思います。
ゲーミングマウスの性能面
DPIはどれくらいあればいいの?
DPI(ドットパーインチ)とは1インチマウスを操作した際にポインターが何ドット移動するかを示す数値です。
数値が高いほどポインターが速く移動するようになります。
マウス感度を表現する際に使用されたりするもので、DPIは高ければ高いほど良いというわけではありません。
プロの方々でも1000DPI以下にしている方がほとんどと言ってもいいくらいです。
ほとんどのゲーミングマウスは3200DPI以上は設定できるのであまり気にする必要のない数値です。
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ポーリングレートはどれくらいあればいいの?
1秒間にマウスの操作情報を送信する回数です。高い数値ほど1秒間に送信する回数が増えるので多いほうが応答速度が速いということになります。
基本的に度のゲーミングマウスも125、500、1000hzの中から設定することができるためあまり気にする必要がない数値です。
しかし格安ゲーミングマウスの中では125hzしかないものあるので、格安ゲーミングマウスを購入する場合には確認しておいたほうが良いかもしれません。
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全ゲーミングマウス比較
私は40種類以上のゲーミングマウスをレビューしてきました。それらすべてのマウスをFPSに重要な観点から比較してみたので興味があれば是非ご確認ください。
おすすめのゲーミングマウス
今までレビューしてきたゲーミングマウスの中でおすすめのゲーミングマウスを紹介しています。
【FPS向けゲーミングマウス】
【軽量ゲーミングマウス】
【安いゲーミングマウス】
【小型ゲーミングマウス】
【最強のゲーミングマウス】
【ワイヤレスゲーミングマウス】
【有線ゲーミングマウス】
【かぶせ持ち向けゲーミングマウス】
【つかみ持ち向けゲーミングマウス】
【つまみ持ち向けゲーミングマウス】
【多ボタンゲーミングマウス】
【左右対称ゲーミングマウス】
【初心者向けゲーミングマウス】
【左利きでも使えるゲーミングマウス】
【Razer製ゲーミングマウス】
【ロジクール(Logicool)製ゲーミングマウス】