デバイス比較・知識

Logicool G440 VS Xtrfy GP3

Logicool G440 VS Xtrfy GP3

投稿日:2021年1月5日 更新日:

当記事では「Logicool G440」と「Xtrfy GP3」の比較、違いについてまとめています。

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基本性能(スペック)

Logicool G440 Xtrfy GP3
サイズ
  1. 340 x 280 x 3mm
  1. 420 x 350 x 2.5mm
表面タイプ ハードタイプ(プラスチック) ハードタイプ(プラスチック)

 

仕様・外観

デザイン

全体 - Logicool G440 デザイン - Xtrfy GP3

両マウスパッドとも、無地の黒一色となっています。両マウスパッドとも隅にロゴマークが入っています。

サイズ(大きさ)

「Logicool G440」のサイズは以下となっています。

  1. 340 x 280 x 3mm

「Xtrfy GP3」のサイズは以下となっています。

  1. 420 x 350 x 2.5mm

厚さ

厚さ

「Logicool G440」は3mm、「Xtrfy GP3」は2.5mmとなっています。

両マウスパッドともハードタイプ(プラスチック)なのでクッション性等は一切なく、あまり関係ないかと思います。

両マウスパッドとも硬めで曲がりにくく、癖が付きにくいです。

表面

表面 - Logicool G440 表面 - Xtrfy GP3

「Logicool G440」はザラザラとした肌触りで光沢が少ない表面をしています。

「Xtrfy GP3」は「Logicool G440」よりもザラザラ感が強く、より光沢が少ない表面。

裏面

裏面 - Logicool G440 裏面 - Xtrfy GP3

「Logicool G440」は青いラバーベースで張り付くようなしっとりとした肌触りで、激しいマウス操作でもズレることはありません。

「Xtrfy GP3」は黒いラバーベースでサラサラとした肌触りで、「Logicool G440」ほどグリップは強くないですがマウス操作でズレることはありません。

 

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ゲームでの操作感・使用感

Logicool G440

「クリアリング時のようなゆっくり動かすAIM」、「一定方向に動き続ける敵を追い続けるようなAIM」などの軽い力でマウスを動かし続ける操作でもスムーズに動かすことが出来ました。

「パッと狙ってパッと止めるAIM」も初動が軽くしっかり止めることは出来ました。

滑り過ぎて手に力が入っているとAIMがブルブルしてしまうことがありました。個人的にはもう少し滑りづらいコントロール重視のほうが好きかなと言った印象。

Xtrfy GP3

「Logicool G440」同様滑りやすくスムーズにマウスを動かすことができ、初動も軽く止めづらいということもありませんでした。

「Xtrfy GP3」も個人的には滑り過ぎで、数ドットの微調整をする際に少し行き過ぎたりすることがありました。

ハードタイプは湿気の影響を受けない分、滑り過ぎてコントロールしづらいのが難点ですね。

 

滑りやすさ

マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を確認しています。傾きは全て同じです。

滑りやすさで言えば「Logicool G440」のほうが圧倒的に滑りやすい印象でした。

両マウスパッドともハードタイプなのでマウスパッドの中でもかなり滑りやすい部類のマウスパッドですが、その中でも特に「Logicool G440」のほうが滑りやすい印象。

⇓全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさは以下で確認できます⇓

ゲーミングマウスパッドの滑りやすさ比較

 

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センサーテスト

『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。

  1. 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
  2. ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。

悪い例

FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。

○テスト環境

  • DPI:400
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+

よく飛ぶマウス

波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。

それぞれのセンサーテスト

○テスト環境

Logicool G440 Xtrfy GP3
Logicool G440 - Logicool G PRO X SUPERLIGHT Logicool G440 - Razer DeathAdder V2 Pro Xtrfy GP3 - Logicool G PRO X SUPERLIGHT Xtrfy GP3 - Razer DeathAdder V2 Pro
Logicool G440 - Razer Viper Ultimate Logicool G440 - SteelSeries Aerox 3 Wireless Xtrfy GP3 - Razer Viper Ultimate Xtrfy GP3 - SteelSeries Aerox 3 Wireless

両マウスパッドで差は全くありませんでした。

どちらもどのマウスでもきれいな波線をしていました。

 

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

マウスパッドごとにリフトオフレンジを測りました。

マウスパッドとマウスとの組み合わせによってリフトオフレンジが変わることがあります。

リフトオフレンジをソフトウェアで調整可能なものは青字、リフトオフレンジが長くてソフトウェアで調整不可なものは赤字にしています。

Logicool G440 Xtrfy GP3
Razer DeathAdder Elite 1.4 1.1
Razer DeathAdder V2 0.7/1.7/1.7 1.0/1.3/1.3
Razer DeathAdder V2 Mini 2以上 2以上
Razer DeathAdder V2 Pro 1.0/1.6/1.8 1.1/1.5/1.5
Razer Viper 1.6 1.7
Razer Viper Ultimate 0.5/1.6/1.6 1.0/1.2/1.3
Razer Viper Mini 2以上 2以上
Razer Basilisk 0.8 1.3
Razer Basilisk V2 0.3/1.7/1.6 0.5/1.1/1.1
Razer Basilisk X HyperSpeed 1.4/1.1 1.2/0.8
Razer Basilisk Ultimate 0.7/1.9/1.9 0.7/1.3/1.4
Razer Mamba TE 0.5 0.7
Razer Mamba Wireless 1.1 0.9
Razer LanceHead TE 1.1 1.4
Razer Naga Pro 0.7/1.2/1.7 0.6/1.1/1.4
Logicool G203 LIGHTSYNC 0.6 0.6
Logicool G300s 2以上 2以上
Logicool G304 1 0.9
Logicool G402 2以上 2以上
Logicool G403 0.5 0.9
Logicool G502 HERO 0.4 0.5
Logicool G502WL 0.6 0.5
Logicool G600t 0.9 0.8
Logicool G604 0.6 0.5
Logicool G703 HERO 0.5 0.6
Logicool G PRO HERO 1.1 1
Logicool G Pro Wireless 0.6 0.7
Logicool G PRO X SUPERLIGHT 0.7 0.7
BenQ ZOWIE EC2 B 1.8 1.3
BenQ ZOWIE S2 1.3 1.3
SteelSeries RIVAL110 1.1 0.8
SteelSeries RAVAL310 0.9 1
SteelSeries Rival3 1 0.7
SteelSeries Rival3 Wireless 1.3 1.4
SteelSeries Sensei Ten 0.8 0.8
SteelSeries Aerox 3 Wireless 1.1 1.2
Ray-PAWN 0.9 0.9
Microsoft Pro IntelliMouse 0.6 0.7
Xtrfy M4 0.4 0.6
Glorious Model O- 0.7/1.4 0.7/1.4
Glorious Model D- 0.7/1.4 0.7/1.4
Cooler Master MM710 1.0/2.0以上 1.0/1.8
Endgame Gear XM1 0.6/2.0以上 0.6/2.0以上
G-wolves Hati Ht-M 0.9/1.7 1.2/1.7
G-wolves Skoll Sk-l 1.1/1.8/2.0以上 1.1/1.8/2.0以上
ROCCAT Kain 200 AIMO 1.4/1.1 1.4/1.0
Finalmouse Ultralight 2 – Cape Town 1.2 1.2

大体のマウスはリフトオフレンジに大きな差はありませんでしたが、一部差が出るマウスがありました。

特にRazer製マウス、「BenQ ZOWIE EC2 B」は差が大きいです。両マウスパッドで使用感に違いがでるかもしれないです。

大体のマウスは問題なく使用できると思いますが、赤字で書かれているマウスはリフトオフレンジが長く感じられる場面があるかもしれないです。

⇓リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)詳細については下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスのリフトオフディスタンス(LoD)比較

 

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結局どちらを選ぶべきか

FPSにおいて重要なことは「滑りやすさ」「センサーテスト」「リフトオフレンジ」「サイズ」なのでこれらを見比べて選ぶのが良いと思います。

「滑りやすさ」は両マウスパッドともかなり滑りやすいですが、どちらかと言えば「Logicool G440」のほうが滑りやすいです。とにかく滑りやすい方が良い場合は「Logicool G440」、滑りやすいながらも多少のコントロールが効く方が良い場合は「Xtrfy GP3」が良いかと思います。

「センサーテスト」での違いはありません。

「リフトオフレンジ」は赤字で書かれているマウスとマウスパッドの組み合わせだとリフトオフレンジが長すぎて違和感を感じることがあるかもしれません。赤字で書かれている組み合わせで使う場合はそれを理解して使う必要があります。

「サイズ」は「Xtrfy GP3」は大きめなので問題ないかと思いますが、「Logicool G440」は小さいタイプしかないので不便な場合があります。FPS的にはデカいマウスパッドを使ったほうが不便が少ないのでサイズでは「Xtrfy GP3」のほうが万能。

その他の違いとして「コスパ」があります。

「コスパ」面ではAmazon価格で「Logicool G440」は2000円、「Xtrfy GP3」は5500円ほどと結構価格に差があります。しかし「Xtrfy GP3」はサイズが大きいためコスパの良し悪しは人それぞれになってしまうのかなと思います。

個人的に選ぶとしたら滑りやすさや操作感を重視したいので、滑りやすいながらもある程度コントロールが効きサイズも大きい「Xtrfy GP3」を選びます。

⇓それぞれのレビュー記事は以下で確認できます⇓

「Logicool G440」レビュー

「Xtrfy GP3」レビュー

⇓その他のゲーミングマウスパッドのレビュー記事は以下で確認できます⇓

ゲーミングマウスパッドレビュー一覧

⇓おすすめのゲーミングマウスパッドを以下でまとめています⇓

FPS向けおすすめのゲーミングマウスパッド【滑りやすさ別】

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