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Xtrfy M4 VS G-wolves Skoll Sk-l

Xtrfy M4 VS G-wolves Skoll Sk-l

投稿日:2020年12月21日 更新日:

当記事では「Xtrfy M4」と「G-wolves Skoll Sk-l」の比較、違いについてまとめています。

G-Wolves Skoll SK-LL Ace ゲーミングマウス Pixart 3360-67g 軽量 ハニカムデザイン オムロンスイッチ搭載 (ホワイト)
G-Wolves
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性能(スペック)

Xtrfy M4 G-wolves Skoll Sk-l
ボタン 7箇所(左右クリックボタン、左サイド×2、ホイールボタン、ホイール下、底面×1)+ポーリングレート切替スイッチ 7箇所(左右クリックボタン、左サイド×2、ホイールボタン、底面×2)
ケーブルタイプ 布巻き パラコードケーブル
ケーブル長 1.8m 1.8m
長さ 120mm 125mm
上部:56mm、中間:60mm、下部:68mm 68mm
高さ 39mm 42mm
重量 71g(ケーブル除く) 65g(ケーブルを除く)
DPI 400/800/1200/1600/

3200/4000/7200/16000

100~12000dpi(100刻み)
ポーリングレート 125/500/1000 125/250/500/1000
最大認識速度(IPS) 400 250
最大加速度(G) 50 50
耐クリック回数 2000万回 5000万回
センサー Optical Pixart 3389 PixArt PMW3360

⇓DPIについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓

ゲーミングマウスのDPIについて【FPS向け】

⇓ポーリングレートについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓

ゲーミングマウスのポーリングレートについて【FPS向け】

 

形状

大きさ

大きさ 大きさ2

大きさはほぼ同じですが僅かに「Skoll Sk-l」のほうが大きめな印象。両マウスとも左右非対称マウスで、基本的に左右非対称と左右対称では左右非対称のほうが大きめな傾向にあります。

「M4」は左右非対称マウスの中では標準的~やや小さめ、「Skoll Sk-l」はやや大きめ感じです。

高さは「Skoll Sk-l」のほうが高めです。高さに関しても左右非対称と左右対称では左右非対称のほうが高めな傾向にあります

「M4」は左右非対称マウスの中ではやや低め、「Skoll Sk-l」はやや高めな部類です。

左サイドの形状

左サイドの形状2 左サイドの形状
左サイドの形状 - Skoll Sk-l 左サイドの形状2 - Skoll Sk-l

サイドは両マウスとも前方と後方は大きく膨らみ、中央が凹み状になっています。

「M4」はこの凹みが深めで、中央寄りの位置にあります。「Skoll Sk-l」は凹みが「M4」より浅めで、前方寄りの位置にあります。

親指の付け根の当たり方に違いがあり、「M4」は親指の付け根に強く当たりやすくマウスが少し斜めった状態で保持するようになります。「Skoll Sk-l」は「M4」と比べて親指の付け根との当たりが弱く、マウスを真っすぐ寄りの状態で保持するようになります。

また両マウスとも下部から上部に行くにつれ外側に広がる形状をしているので指に引っかかりやすく、持ち上げやすいです。

右サイドの形状

右サイドの形状2 右サイドの形状
右サイドの形状 - Skoll Sk-l 右サイドの形状2 - Skoll Sk-l

両マウスとも大きく膨らんでおり、小指と薬指の先から腹までフィットしやすい形状をしています。

形状に大きな違いはないものの、「M4」は指先の部分が垂直寄りの形状で比較的持ち上げやすいです。「Skoll Sk-l」は指先の部分が指に引っかかりづらく少しだけ滑りやすい印象。

サイドの滑り止め

サイドの滑り止め サイドの滑り止め2
表面の形状 - Skoll Sk-l 表面の形状2 - Skoll Sk-l

両マウスとも滑り止めは張られていません。

両マウスとも両サイドが穴あきになっているので指が引っかかりやすくグリップ力はしっかりあります。

表面の形状

表面の形状 表面の形状2
左 後ろ

「M4」は表面の山の位置が前後はやや後部寄りで左右は中央~左寄りの位置、「Skoll Sk-l」は前後はやや前方寄りで左右は左寄りの位置にあります。

そのため「M4」は手のひら前部とのフィット感が強いですが、「Skoll Sk-l」は手のひら後部とのフィット感が強いです。

また両マウスとも表面が穴あきになっています。

重さ

重量 重さ

重量は「M4」は71g(ケーブル除く)(実測:71g)。「Skoll Sk-l」は65g(ケーブル除く)(実測:69g)と「Skoll Sk-l」のほうが少し軽めです。両マウスともゲーミングマウスの中では軽い部類のマウスです。

滑りやすさ

ソールと滑りやすさ 裏面

体感の滑りやすさほとんど差を感じませんが強いて言えば「M4」のほうが少し滑らかかなと言った印象。

どちらも軽量でゲーミングマウスの中ではかなり滑りやすい部類なんじゃないかなと思います。

ケーブル

ケーブル ケーブル2 ケーブル2

ケーブルは両マウスとも太めの布巻きケーブルとなっています。

柔らかさは「Skoll Sk-l」のほうが柔らかいです。ケーブルの煩わしさは「Skoll Sk-l」のほうが少ない印象。

ケーブルの付け根は「M4」は上向きで位置は標準的、「Skoll Sk-l」は水平で位置は少しだけ高め。

ライティング

ライティング - M4 ライティング2 - M4
ライティング - Skoll Sk-l ライティング2 - Skoll Sk-l

ライティングは「M4」はマウス前方+ホイール部分、「Skoll Sk-l」はマウス底面の側面と前方部分。

 

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ボタン

左右クリックボタン

左右クリックボタン 左右クリックボタン - Skoll Sk-l

クリック感として「M4」は押下圧が標準的、ストロークは標準的です。「Skoll Sk-l」は押下圧が標準的、ストロークは標準的です。

両マウスとも押し込むと少しグニっとしたクリック感があり、しっかりとしたカチカチ感があります。

クリック音は両マウスとも控えめ。

形状は「M4」はクリックボタン全体が凸状。ボタン後部に穴が空いています。

「Skoll Sk-l」は表面一体型。手前側が凸状で前方に行くほど凹状になっています。

サイドボタン

サイドボタン サイドボタン - Skoll Sk-l

両マウスとも幅広な形状で大きめ名ボタンになっています。「M4」は表面が平たい形状をしていますが、「Skoll Sk-l」は少し丸めな形状。

両マウスとも表面からの出っ張りはそこそこあり、親指をずらすだけで押すことができます。

また「Skoll Sk-l」は少し押下圧が重め。

スクロールホイール

スクロールホイール スクロールホイール - Skoll Sk-l

スクロールホイールは両マウスとも滑り止めラバーが巻かれています。「M4」は端に凹凸が入っており、「Skoll Sk-l」はライン上に凹凸があり指が引っかかりやすいようになっています。

ホイールの重さは「M4」は標準的で、控えめなコリコリ感があります。「Skoll Sk-l」は少し軽めで、しっかりとしたコリコリ感があります。

ホイールボタンの重さは「M4」は標準的、「Skoll Sk-l」は少し重め。

スクロール下

スクロール下

「M4」はスクロール下にボタンが1つ備わっています。

底面

底面 DPI変更ボタン、ライティング効果変更ボタン

「M4」は底面にはボタンが1つ、「Skoll Sk-l」は2つ備わっています。

 

ソフトウェア機能

CUSTOMIZE

「M4」はソフトウェアが無く、マウス本体のボタンでDPIやポーリングレートの設定を行います。

「Skoll Sk-l」はソフトウェア機能あり。

 

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マウスの持ち方の相性

マウスの持ち方には大きくかぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちの3種類があります。

マウスの持ち方にはマウスとの相性があり、「M4」と「Skoll Sk-l」にもそれぞれ向き不向きがあります。

それぞれのマウスの相性の良い持ち方

●M4

かぶせ持ちでの使用感 つかみ持ちでの使用感 つまみ持ちでの使用感
  • かぶせ持ち:◎
  • つかみ持ち:〇
  • つまみ持ち:△

●Skoll Sk-l

かぶせ持ち つかみ持ち つまみ持ち
  • かぶせ持ち:◎
  • つかみ持ち:〇
  • つまみ持ち:△

両マウスともかぶせ持ちとの相性がいいです。

同じかぶせ持ち持ちでも「M4」の場合は手のひら後部とのフィット感が強く、「Skoll Sk-l」は手のひら前部とのフィット感が強いです。

その違いにより「M4」は指4割:手のひら6割、「Skoll Sk-l」は指6割:手のひら4割といった感じのフィット感になります。どちらが良いかは好みに寄るかと思います。

また「M4」は手のひら後部とのフィット感が強い分、つかみ持ちとも相性が良かったです。「M4」の場合つかみ持ちでもありかと思います。

「Skoll Sk-l」でもつかみ持ちは扱いやすいですが「M4」ほどではないといった印象。強いて言えばかぶせ持ち特化と言った印象です。

 

センサーテスト

『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。

  1. 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
  2. ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。

悪い例

FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。

○テスト環境

  • DPI:400
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+

よく飛ぶマウス

波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。

それぞれのセンサーテスト

○テスト環境

  • DPI:400/800/1600/3200
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+
Xtrfy M4 G-wolves Skoll Sk-l
400dpi 800dpi G-wolves Skoll Sk-l(400dpi) G-wolves Skoll Sk-l(800dpi)
1600dpi 3200dpi G-wolves Skoll Sk-l(1600dpi) G-wolves Skoll Sk-l(3200dpi)

「Skoll Sk-l」はそこそこ綺麗な波線をしていましたが、「M4」は結構乱れが目立ちます。

テスト上では「Skoll Sk-l」のほうが優秀ですが、実際にゲームをしている際に違いを感じることはまずないので気にする必要はありません。

 

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リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とはマウスを持ち上げたときにセンサーが感知する距離のことです。

このリフトオフレンジが長すぎると、マウスの持ち上げ動作時にセンサーが反応しなくていいタイミングで反応してしまいAIMがぶれてしまいます。

逆に短すぎるとマウスの持ち上げ動作からマウスパッドに置くと同時に視点移動をしようとするとセンサーの反応が遅れてしまい、マウスを動かしているのに視点が動かないタイミングがでてきます。

目安としては0.3mm以下だと短すぎ、1.6mm以上だと長すぎといった感じです。

「M4」と「Skoll Sk-l」のリフトオフレンジは以下になります。

  • M4:0.4mm
  • Skoll Sk-l:1.9mm

「M4」はちょうどいいリフトオフレンジでした。

「Skoll Sk-l」は1.9mmとかなり長いですが、ソフトウェアで長さを調節することができ、Lowに設定すれば0.8mmくらいになるので違和感なくゲームをプレイすることが出来ると思います。

⇓その他ゲーミングマウスのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)や詳細については下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスのリフトオフディスタンス(LoD)比較

 

応答速度(反応速度)

応答速度 応答速度2

反応速度を計るゲームで反応速度を計測して平均タイムを出し比較します。※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。

ここに関しては応答速度に差があったとしても、体感では全く分からないので特に気にする必要はありません。ただ速ければ速いほどいいのは間違いないので一応計るだけです。

このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。

それぞれの結果は以下になります。

●M4

  • 最速:0.16秒
  • 最遅:0.228秒
  • 平均:0.19199秒

●Skoll Sk-l

  • 最速:0.185秒
  • 最遅:0.225秒
  • 平均:0.19249秒

ほぼ同じタイムでした。

クリックボタンのストロークや押下圧に違いが無く、同じように押し込むことができました。

⇓測定の仕方、その他ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)以下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)比較

 

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結局どちらを選ぶべきか

結局どちらを選ぶべきか

FPSを目的であれば操作感、グリップ感を重視するべきだと思うので自分のマウスの持ち方に合った方を選ぶのが良いと思います。

そして両マウスともかぶせ持ちとの相性がいいです。

かぶせ持ちをした場合、「M4」の場合は手のひら後部とのフィット感が強く、「Skoll Sk-l」は手のひら前部とのフィット感が強いです。

その違いにより「M4」は指4割:手のひら6割、「Skoll Sk-l」は指6割:手のひら4割といった感じのフィット感になります。この違いは好みで選ぶのが良いと思います。

つかみ持ちで使いたい場合は「M4」のほうが手のひら後部とのフィット感が強く扱いやすいかと思います。「Skoll Sk-l」はかぶせ持ち特化と言った印象。

その他の違いとしては「重さ」「ケーブル」「ソフトウェアの有り無し」「コスパ」があります。

「重さ」は「M4」は71g(ケーブル除く)。「Skoll Sk-l」は65g(ケーブル除く)と僅かですが「Skoll Sk-l」のほうが軽めです。

「ケーブル」は「Skoll Sk-l」のほうが柔らかめで煩わしさは少ない。

「ソフトウェア」は「M4」にはありませんが、「Skoll Sk-l」にはあるためカスタマイズしやすい。

「コスパ」的には「Skoll Sk-l」のほうが価格が安く、ソフトウェアもあるためコスパはよさげ。

これらを加味して自分が優先したいポイントを考えて選ぶを良いかと思います。

個人的に選ぶとしたら操作感、グリップ感を重視したいので手のひら後部とのフィット感が強い「M4」を選びます。

G-Wolves Skoll SK-LL Ace ゲーミングマウス Pixart 3360-67g 軽量 ハニカムデザイン オムロンスイッチ搭載 (ホワイト)
G-Wolves

⇓それぞれのレビュー記事は以下で確認できます⇓

「Xtrfy M4」レビュー

「G-wolves Skoll Sk-l」レビュー

⇓その他のゲーミングマウスのレビュー記事は以下で確認できます⇓

ゲーミングマウスレビュー一覧

⇓おすすめのゲーミングマウスと選び方を以下で解説しています⇓

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