今回はXtrfy(エクストリファイ)のゲーミングマウスパッド「GP3」をレビューしていきます。
Xtrfy GP3の特徴
- スピード重視のハードタイプ(プラスチック)マウスパッド
- ハードタイプだが、マウスコントロール、安定性、正確さを増すようにデザインされたマウスパッド
- サイズ展開(LARGEのみ)
Xtrfy GP3のパッケージ内容
梱包状態
マウスパッドは丸めず広げた状態で梱包されているので、クセが無い状態で使用できます。
パッケージ内容
Xtrfy GP3本体、ステッカー。
Xtrfy GP3の外観や仕様
今回は購入したのはサイズはLARGEです。今のところLARGEしかないっぽいですね。
サイズは以下のようになっています。
- LARGE:420 x 350 x 2.5mm
表面のデザインはシンプルな無地タイプです。
右上にXtrfyのロゴが描かれています。ロゴ部分の滑り方はあまり変わらない感じです。
BenQ ZOWIE GTF-Xはハードタイプのマウスパッドのためかなりスピード重視なものになっています。
表面はザラザラとしていて、感触としては水平、垂直方向ともにザラザラとした感じで違いはありません。
厚みは2.5mmで、軽く曲げてみても大きく曲がる感じではなくとても頑丈な印象でした。クセは付きにくいと思います。
角少し鋭くなっているので使用時は角に触れないような使い方をする必要がありそうです。
裏面はラバーベースで丸い突起がポコポコある感じです。滑り止めの強さは結構しっかりとしていて簡単にはズレたりする心配はなさそうです。
Xtrfy GP3の滑りやすさ
マウスパッドの滑りやすさを「Xtrfy GP3」、「Logicool G440」で比べてみました。
テストに使ったマウスは「Logicool G Pro Wireless」と「Razer Viper Ultimate」です。
マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を確認しています。傾きは全て同じです。
- 比較マウスパッド:Xtrfy GP3、Logicool G440
- 比較マウス:Logicool G Pro Wireless、Razer Viper Ultimate
比較してみた感じ滑りやすさはLogicool G440 > Xtrfy GP3って感じでした。Xtrfy GP3とLogicool G440はどちらもハードタイプでかなり滑りやすいほうですがXtrfy GP3のほうが僅かにコントロール重視といった感じでした。
個人的にハードタイプは滑り過ぎと感じていたので、どちらかと言えばXtrfy GP3のほうが好きです。
⇓全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさ比較はこちらでまとめています。⇓
操作感や使ってみた感想
ApexLegendsとVALORANTをやってみました。
ApexLegendsは「敵を追い続けるような滑らかなAIM」をすることが多いゲームですが、VALORANTは「パッと狙ってパッと止めるAIM」、「ゆっくりとマウスを動かすクリアリングの時のAIM」が多いゲームで同じFPSでもAIMの仕方が全然違うため結構違った見方ができます。
ApexLegendsでの使用感
とても滑りやすく軽い力でマウスが動くので滑らかなAIMができました。
ただ個人的にハードタイプは滑り過ぎで指に力が入ったときにAIMがガクガクしてしまうことがありました。
1方向に進み続けている敵を狙うのしやすいが、レレレをしている敵は狙いづらいといった感じでした。
VALORANTでの使用感
滑り過ぎだなというのが第一印象でした。
マウスを大きく動かすときは特に気にならないですが、細かい微調整を指で行う際にAIMがブルブルしてしまうことが多々ありました。
VALORANTは敵を追い続けるというよりはパッと敵を狙うことが多いのでここまでの滑りやすさは必要ないかと感じました。
補足
ハードタイプなのでクッション代わりにはなりません。
また、マウスの滑りはいいですがマウスパッドと手のひれが接触しているときはその部分がソフトタイプ以上に滑りづらくなる印象でした。手が乾燥しているときは特に気になりませんが、少し汗ばんでると気になる感じはありました。
長時間プレイしていると手が擦れて痛くなりそうだなと思っていましたが、そのようなことは一切ありませんでした。
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
- 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
- ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
- DPI:400
- ポーリングレート:1000
- マウスパッド:SteelSeries QcK+
波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。
Xtrfy GP3のセンサーテスト
○テスト環境
- マウス:Logicool G Pro Wireless
- マウスパッド:Xtrfy GP3、Logicool G640、SteelSeries QcK Heavy
- DPI:400/800/1600/3200
- ポーリングレート:1000
Xtrfy GP3 | Logicool G640 | SteelSeries QcK Heavy | |||
---|---|---|---|---|---|
マウスパッドは「Xtrfy GP3」、「Logicool G640」、「SteelSeries QcK Heavy」で比較してみました。
結果はほかのマウスパッドと比べてもほぼ違いはなく、きれいな波線をしていました。
ハードタイプのマウスパッドも正確なトラッキングをしてくれそうです。
Xtrfy GP3のリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
マウスパッドとゲーミングマウスによってリフトオフレンジが変わります。使用するゲーミングマウスによってはリフトオフレンジが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。
可能な限り様々なゲーミングマウスで測ってみました。
- Razer DeathAdder Elite:1.1mm
- Razer DeathAdder V2:1.4mm
- Razer DeathAdder V2 Mini:2.0mm以上
- Razer Basilisk:1.3mm
- Razer Basilisk V2:1.1mm
- Razer Basilisk Ultimate:1.3mm
- Razer Basilisk X HyperSpeed:1.2mm
- Razer Viper:1.7mm
- Razer Viper Ultimate:1.0mm
- Razer Viper Mini:2.0mm以上
- Razer Mamba Tournament Edition:0.7mm
- Razer Mamba Wireless:0.9mm
- Razer LanceHead Tournament Edition:1.4mm
- Logicool G Pro Wireless:0.7mm
- Logicool G PRO HERO:1.0mm
- Logicool G203 LIGHTSYNC:0.6mm
- Logicool G300Sr:2.0mm以上
- Logicool G304:0.9mm
- Logicool G402:2.0mm以上
- Logicool G403 Prodigy:0.9mm
- Logicool G502 HERO:0.5mm
- Logicool G703h:0.6mm
- SteelSeries RIVAL310:1.0mm
- SteelSeries Rival3:1.6mm
- SteelSeries RIVAL110:0.8mm
- SteelSeries Sensei Ten:0.8mm
- BenQ ZOWIE EC2-B:1.3mm
- BenQ ZOWIE S2:1.3mm
- Endgame Gear XM1:0.6mm
- Xtrfy M4:0.6mm
- G-wolves Skoll Sk-l:1.8mm
- G-wolves Hati Ht-M:1.2mm
- Glorious Model O-:0.7mm
- Cooler Master MM710:1.0mm
- ROCCAT Kain 200 AIMO:1.7mm
- Ray PAWN:0.9mm
- FANTECH X9 THOR:2.0mm以上
- Microsoft Pro IntelliMouse:0.7mm
Razer Viper、ROCCAT Kain 200 AIMOがほかのマウスパッドと比べてリフトオフレンジが長めでした。
Razer Viperはリフトオフレンジの調節ができるので問題ないかと思いますが、ROCCAT Kain 200 AIMOはリフトオフレンジをもっとも短い設定にして1.7mmあるので少し長すぎです。ROCCAT Kain 200 AIMOでXtrfy GP3を使う場合はその点を理解して使用する必要があります。
他のゲーミングマウスは他のマウスパッドと同じです。
まとめ
このマウスパッドは「滑りやすいマウスパッドが好き」という人におすすめです。コントロール重視が好きな人には不向き。
メリット
- 凄く滑りやすく、なめらかなAIMができる
- ハードタイプで硬めなので曲がることがなくクセが付きにくい印象
- 表面はザラザラだが手が擦れて痛くなるということがない
- 湿気の影響を受けない
デメリット
- 個人的に滑り過ぎな印象
- コントロール重視が好きな人には不向き
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