今回はELECOM(エレコム)のゲーミングキーボード「TK-G01UKBK」をレビューしていきます。
TK-G01UKBKの特徴
- ほどよいクリック感と重さがあり、うるさくならない茶軸キースイッチ
- コンパクトなテンキーレスデザイン
- 5000万回の高耐久スイッチ
- 全キーロールオーバー対応
TK-G01UKBKの性能(スペック)
キースイッチ | スイッチ | メカニカルスイッチ |
---|---|---|
軸 | 茶軸 | |
アクチュエーションポイント | 1.9mm | |
キーストローク | 4.0mm | |
押下圧 | – | |
耐久性 | 5000万クリック | |
サイズ | フォームファクター | テンキーレス |
幅 | 366.3mm | |
奥行 | 142.6mm | |
高さ | 37mm | |
重量 | 976.8g | |
ケーブル | ケーブル名 | – |
タイプ | ラバー | |
長さ | 2m | |
レポートレート(Hz) | 1000 | |
配列 | 日本語配列 | |
ソフトウェア | – |
TK-G01UKBKのパッケージ内容
梱包状態
パッケージ内容
TK-G01UKBK本体、交換用キーキャップ×8、キーキャップリリース×1、ユーザーズマニュアル×1。
TK-G01UKBKの形状、外観
TK-G01UKBKの色はBlackの1色のみ。配列は日本語配列のみです。
フレームはプラスチック製、指紋が目立たないマットな感じです。フレーム側面は反射するくらいの光沢があり、少し指紋が目立ちそう。矢印キー上にはインジゲーター。
キーキャップのかな印字はなし。触るとサラサラとザラザラの間といった感じ。指紋が目立たないマットタイプ。キーはフレームに内臓されているタイプで掃除はし辛そうな印象。
スペースキーは4個分くらいの長さ。
裏面はプラスチック製。滑り止めは4隅に小さめの滑り止めが張られています。滑り止めは強めで少しぶつかったくらいでは動かない感じです。
角度調節のスタンドは1段階で調節できます。スタンドにも滑り止めラバーが張られているのでしっかりと固定されます。
ケーブルの出口は右側固定です。
付属としてゲーミングキーキャップがあり、それぞれ「W」「A」「S」「D」「R」「F」「-」「印字無し」があります。表面の凹凸を通常のキーと異なる仕様になっており、溝の方向が違うタイプもあります。キーキャップ交換用のキーキャップリリースも付属しています。
TK-G01UKBKの設定、操作
TK-G01UKBKはソフトウェアがなく、キーボードで設定、操作をします。
〇ゲーミングモード
- [ゲーミングモードキー]
ゲーミングモードではWindowsキーとメニューキーを無効にします。
〇ライティング
- [ゲーミングモードキー] + [1] ⇒ 常時点灯
- [ゲーミングモードキー] + [2] ⇒ 呼吸
- [ゲーミングモードキー] + [3] ⇒ [ゲーミングモードキー] + [END]を押す。点灯させたいキーを押す。もう1度[ゲーミングモードキー] + [END]を押すと任意のキーを点灯させる。
- [ゲーミングモードキー] + [4] ⇒ ランダム
- [ゲーミングモードキー] + [5] ⇒ クリックしたキーを点灯
- [ゲーミングモードキー] + [6] ⇒ 消灯
- [ゲーミングモードキー] + [↑] ⇒ 明るくする(4段階)
- [ゲーミングモードキー] + [↓] ⇒ 暗くする(4段階)
- [ゲーミングモードキー] + [←] ⇒ 点灯間隔を遅くする(4段階)
- [ゲーミングモードキー] + [←] ⇒ 点灯間隔を速くする(4段階)
キースイッチ(軸)
TK-G01UKBKのキースイッチは茶軸になっています。
青軸と赤軸の中間といったようなスイッチ。ほどよいクリック感と重さがあり、うるさくならないのが特徴。
アクチュエーションポイントが1.9mmと標準的。押下圧の公称値はありませんが50gはありそうです。
打鍵感、打鍵音
私はブログなどの文字入力作業もするのですが、クリック感が控えめなため打鍵時の心地よさは少し物足りなさはありました。まぁ作業する分にはまったく問題ないのですが。
アクチュエーションポイントは1.9mmと標準的でかつ押下圧の公称値はわかりませんがやや重めなので誤入力をし辛い印象でした。
テンキーはありませんが私はテンキーを使わないので全く問題なく作業することができました。
気になった点はエンターキー、スペースキー、BackSpaceキー、↑矢印キーなどを強く押すと金属音が鳴ることです。個人的にはまったく気にならないですが嫌いな方は注意。
ゲームをやってみた使用感
実際にゲームをプレイしてみて使用感はどんな感じか試してみました。
キーボードの置き方として、ニュートラル、ハの字、逆ハの字があると思うのでそれぞれ試してみました。
テンキーレスなので配置に困ることはまったくありませんでした。奥行きは少し長めですが特に問題なく配置できました。マウスを大きく操作してもぶつかることもなく非常に快適でした。
アクチュエーションポイントが1.9mmと標準的でかつ押下圧がやや高めなので手を置いていても誤って押してしまうこともなく、誤操作をすることもありませんでした。
しかし押下圧が重い分少し押しづらいな感じる場面はありました。操作性が落ちるほどではないですが快適にゲームをプレイするにはもう少し軽めのほうが個人的には良かったなと思います。
操作時の打鍵音は僅かになりますが、マイクが拾ってしまうほどの大きなおとはなりません。
動画では打鍵音が聞こえる様にiphoneで拾っていますが、ヘッドセットなどのマイクであれば拾うことはないかなと思います。
同時入力テスト
ゲームをする際、2~3つのキーを同時に入力することも多々あると思います。
そこで同時入力をいくつまで受け付けるのかテストしました。
同時入力テストのテストに「キーボード同時入力テスト」を使わせていただきました。
TK-G01UKBKの同時入力数
押せるだけいっぺんに押してみましたが全て同時に入力できたのでMAXいくつまでかはわかりませんが、基本的に全て同時に反応してくれそうです。
ゲームでよく使う[1,2,3,4,5,q,w,e,r,t,a,s,d,f,g,z,x,c,v,b]を特に重点的に調べてみましたが、同時押しができない組み合わせ等はありませんでした。
TK-G01UKBKの応答速度(反応速度)
キーボードの応答速度(反応速度)を測っていきます。※純粋なキースイッチの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。
100回やった結果はこのようになりました。
- 最速:0.149秒
- 最遅:0.22秒
- 平均:0.19677秒
平均タイムは0.19677秒となりました。全キーボードの平均タイムは0.20326なのでそこそこ早めという結果になりました。
アクチュエーションポイントが短めのキーボードと比べるとやはりタイムは落ちますが、6000円で買えるゲームキーボードと考えるとよすぎる結果だったかと思います。
⇓測定の仕方、その他ゲーミングキーボードの応答速度(反応速度)は以下の記事で確認できます。⇓
まとめ
余計な機能を省いてコスパ重視にしたって感じのキーボードでした。
キー割り当てやマクロ機能、ゲームとの連動などの機能がないですが、基本的な機能はほかのゲーミングキーボードと同等レベルでした。実際キー割り当てやマクロ機能は使わないという人は結構いるんじゃないでしょうか?実際私もその一人ですし。
それらの機能が必要ないという場合には作業やゲームをする分には十分な性能を持つキーボードでした。
メリット
- とにかくコスパが良い
- ゲーム、作業両方に使える
- アクチュエーションポイントが標準的で押下圧が重めなのでタイプミスが少なく済む
- クリック音が青軸ほどうるさくなくゲームにも向いている
デメリット
- ゲームを長時間していると若干押下圧が重く感じる
- キー割り当てやマクロ機能がない
- ソフトウェアがないのでライティング設定が少し面倒
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