当記事ではFPS向けのゲーミングチェアの選び方を解説します。
※当記事はFPSゲーム(ApexLegends、Valorant、CS:GO、Escape from Tarkov、CoD、Battlefield(BF)、PUBGなど)向けに解説しています。
FPS向けゲーミングチェアの選び方や見るべきポイント
姿勢を保持しやすいか
ゲーミングチェアとしてはリラックスできることよりもゲーム中の姿勢が保持しやすいことのほうが重要です。
まずは自分が普段どのような姿勢でゲームをしているか思い出して見ましょう。
前傾姿勢
前傾姿勢は上体を前方に倒して重心を前方の維持し、脚でバランスを取る姿勢です。PCゲーマー(マウス、キーボード)に最も多い姿勢です。前傾姿勢では背もたれを使用しないため、座面の形状や硬度が重要になってきます。
座面の形状としては、着座部分の前後の高さで極端な差が無いほうが姿勢を保持しやすいです。基本的に着座部分の前後の高さは前方が高め、後方が低めに設計されています。その高さが極端に違うとお尻が後方に滑り込んで脚が上がってしまい、脚に力を込めにくくなったりします。なので前傾姿勢としては座面は出来るだけ水平に近いほうが姿勢を保持しやすいです。
座面の硬度としては、ある程度高反発のほうがお尻が沈み込まないので姿勢を保持しやすいです。ただ硬すぎてもリラックスしたいときに不便なので、ある程度反発がある程度がベストです。
後傾姿勢
後傾姿勢は上体を後方に倒し背もたれにもたれ掛かってリラックスした形で姿勢を保持します。後傾姿勢では座面と背もたれの形状が重要になってきます。
座面の形状としては前傾姿勢とは逆に、座面がフラット過ぎるとお尻が前方に滑り込んでしまうため、前後の高さの差があったほうが滑りこむことを防ぐことが出来ます。
背もたれの形状としては、背もたれ両端の肩が当たる部分が肩に干渉し過ぎない形状であることです。背もたれ両端の肩が当たる部分の幅が狭すぎると肩が干渉してしまい肩が委縮してしまうので、腕の可動域が狭くなったり操作性を落としてしまう原因になってしまうと思います。なので背もたれがある程度幅広タイプか肩が当たる部分の突起が大きく出っ張っていないものを選ぶのがベストかなと思います。
また後傾姿勢では背もたれを使用するためランバーサポート、ヘッドリストの有り無しで座り心地が大きく変わります。ランバーサポート無しでは深く座り込むことが出来ますが、有りではお尻を中央部分に保持できます。基本的にゲーミングチェアにはランバーサポートが付属しているので問題ないかと思いますが、ランバーサポートを使いたいのであれば念のため確認しておいた方が良いです。
胡坐
ゲーム中に胡坐をかく人はあまりいないと思いますが、胡坐をかきたい場合は座面の形状とアームレストの幅を確認しておくと良いです。
座面の形状としては座面両端の突起部分が足に干渉しないことが大切です。なので座面が幅広タイプか突起が大きく出っ張っていない物を選ぶと良いと思います。
アームレストの幅としては、狭すぎると脚が干渉してしまうので胡坐をかくことが出来ません。胡坐をかけるほどのスペースがあるか確認しておく必要があります。
素材(ファブリック、PUレザー)
ゲーミングチェアの素材には大きくファブリック(布)とPUレザーの2種類があります。
素材選びは好みなので以下のメリット/デメリットを確認して好きなほうを選べば良いかと思います。
ファブリック(布)
●メリット
- 通気性に優れているので、籠りにくい
- 匂いが付きにくい
- PUレザーを比べると表面が丈夫
●デメリット
- 飲み物や汗などが染み込んでしまう
- 埃や髪の毛などが詰まりやすい
PUレザー
●メリット
- 飲み物や汗など表面的な汚れをふき取りやすい
- 埃や髪の毛などが貯まりにくい&簡単に掃除できる
- 高級感がある
●デメリット
- 肌に触れる部分の水気が逃げにくく、籠りやすい
- 劣化により表面のPUレザーが剥げ落ちてくる(どんなに高いものでもファブリックと比べると耐久性は低い)
個人的おすすめ
個人的にはファブリック製(布)がおすすめです。
PUレザーは高いものでもいつかは表面が剥がれてしまってぼろぼろになってしまいます。ファブリック製は穴が空いてしまうことは有っても表面が剥がれるとかは無いので、耐久面に優れます。
またPUレザーは肌に触れる部分の水気が逃げにくく、汗ばみやすいです。汗ばんでくるとゲームに集中できなくなったりするので、籠りにくいファブリックがおすすめです。
高さ調節機能の有無と幅
前傾姿勢の場合、脚の踏ん張りが効かないと姿勢が安定しません。
高さを一番下げても脚が浮いてしまうようでは姿勢は保てないので、脚がしっかり地面に接地するか確認しましょう。
キャスターの安定性
ゲーミングチェアによっては、前傾姿勢で前方側に体重を乗せると椅子が前に倒れてしまうものがあります。前方に思いっきり体重を乗せても倒れないか確認しておいたほうが良いです。
出来ればリクライニングの最大角度で背もたれに体重を乗せても大丈夫かも確認しておいたほうが良いです。胡坐をかく場合は胡坐をかいた状態で。
アームレストの仕様
ゲームや作業時にアームレストを使う場合、高さ/前後/左右/回転の調節がどこまでできるか確認しておいた方がいいです。
ゲーミングチェアによって高さ調節しかできないものなどもあります。
リクライニング機能の角度
ゲーミングチェアによってリクライニング機能の最大角度は変わってきます。180°まで下げることができるものもあれば、安全性を考慮して135°までしか下げれない物など様々です。
個人的には180°でも危なければそこまで倒さなければ良いだけだと思うので、リクライニングの角度は深いほうが便利だと思います。
補足
今私が使っているゲーミングチェア
Corsairのファブリック製ゲーミングチェア。
前傾姿勢の私のとっては完璧とは言えないですが基本的には困ってない。
レビュー記事:「CORSAIR T3 RUSH V2」レビュー
補助アイテム
フローリングが傷つくのが気になる方はチェアマットを敷こう
フローリングに直接椅子を置くと結構傷ついてしまいます。
座りながら移動することが多い人は敷いておくと安心。
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PUレザーは通気性ないので、汗が染みこんで臭うなんてことはあまりないと思うのですが、本革とお間違えでは?
汗を拭き取りやすいのに臭いが付きやすいとはどういうことでしょうか?
レザーについてあまりご存知ないようですから、もう少し調べて書いてください。
私は専門家ではないので詳しいことはわかりませんが、経験上PUレザーはファブリックと比べて汗や脂などの汚れが表面上に残りやすく臭いがつきやすい印象だったのでそのように書いています。
ファブリックは汗や脂などの汚れが染み込んでしまうのでふき取ることは出来ませんが、PUレザーは表面上に汚れが付くのでふき取れるという意味合いで書いています。
紛らわしい書き方で申し訳ありません。
エンボディ入ってなくて草
腰痛・痔・下半身の痺れ全てから解放された椅子が入ってないのは残念なの