マウスパッドレビュー

「ARTISAN 飛燕(ヒエン) FX MID」レビュー

ARTISAN 飛燕(ヒエン) MIDをレビュー

投稿日:2021年4月7日 更新日:

当記事ではARTISAN(アルチザン)のゲーミングマウスパッド「飛燕(ヒエン) FX MID」をレビューしていきます。

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ARTISAN
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飛燕 MIDの特徴

飛燕 MIDの特徴

  1. ソフトタイプ(布製)
  2. コントロール寄りのスピード系マウスパッド
  3. 滑りが湿度、手汗に左右されない
  4. 中間層硬度 (スポンジの硬さ)をXSOFT/SOFT/MIDの3種類から選べる

 

パッケージ内容

梱包状態

梱包状態

パッケージ内容

パッケージ内容

飛燕 MID本体。

 

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外観・仕様

デザイン

デザイン デザイン2

カラー展開はブラック、ワインレッドの2種類。今回購入したのはブラックです。

無地タイプで右下にロゴとヒエンの文字が描かれています。シンプルで落ち着いたデザイン。

文字部分は滑走面と滑りが違い、引っかかる原因になると思うので注意。まぁ端っこなので問題ないかとは思いますが。

大きさ・サイズ

サイズの種類は以下。

S 240 x 210 x 4mm(MIDは3mm)
M 310 x 240 x 4mm(MIDは3mm)
L 420 x 330 x 4mm(MIDは3mm)
XL 490 x 420 x 4mm(MIDは3mm)

表面

表面

ソフトタイプのマウスパッドでかなり滑り寄りといった感じの滑りになっています。

柔らかいタイプのThe布といった感じではなく硬めの布と言った印象で、触り心地はザラザラとしています。

水平、垂直方向で滑りは少し違いがあり、横方向はツルツル滑る感じがありますが縦方向はザラザラ感が強い印象。

湿気の影響を受けづらそうなタイプの布。

裏面

裏面 裏面2

裏面はラバー製。

滑り止めは強く、マウス操作で動いてしまうことはまずありません。

厚さ・クッション性

縁

厚さは中間層硬度によって変わります。(XSOFT/SOFT:4mm、MID:3mm)

今回は購入したのはMIDです。

MIDは結構硬めで、クッション性はほとんどありません。かなり強く指で押し込まないと沈み込むことはないくらいです。

テーブルの角に垂らしてクッション代わりにすることには向いていない印象。

ARTISAN 零のSOFTはかなり柔らかかったので、XSOFTは結構柔らかいんじゃないかと思います。

縁はステッチ加工されています。

縁部分は少し硬めで手首に当たっても痛くなるほどではありませんが、擦れることが多いと痛くなる原因になるかもしれません。

 

滑りやすさ

マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を確認しています。傾きは全て同じです。

斜面を滑らせて見た感じでは、紫電改 MID > 飛燕 MID > 疾風乙 MID > 零 SOFTって感じでした。

ソフトタイプのマウスパッドの中ではかなり滑りやすい部類かと思います。

体感ではソフトタイプの最も滑りやすかった「BenQ ZOWIE GTF-X」を超える滑りやすさかと思います。

全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさは以下で確認できます。

ゲーミングマウスパッドの滑りやすさ比較

 

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ゲームでの使用感、操作感

ゲームはApexLegendsとVALORANTをやってみました。

ApexLegendsは「敵を追い続けるような滑らかなAIM」をすることが多いゲームですが、VALORANTは「パッと狙ってパッと止めるAIM」、「ゆっくりとマウスを動かすクリアリングの時のAIM」が多いゲームで同じFPSでもAIMの仕

方が全然違うため結構違った見方ができます。

ApexLegendsでの使用感

とてもやりやすく感じました。

ソフトタイプの中ではとても滑りやすい部類で、軽い力でマウスを操作することが出来るためとてもスムーズにマウスを動かすことが出来ました。

軽い力でマウスを動かすことが出来るので敵を追いやすく、一定方向に動き続ける敵をしっかりエイムし続けることが出来た印象。

とても滑りやすいですがコントロールが効かないほどではなく、マウスを素早く動かしても持ってかれることもなく止めづらい印象はありません。

ストレスなくゲームをすることができました。

VALORANTでの使用感

少し滑り過ぎかなと言った印象。

軽い力でマウスを動かすことができるのでクリアリングや敵の動きに合わせてゆっくり動かすAIMはやりやすいです。

しかし少し離れた位置からパッと狙う場合や頭から少しズレているときにパッと狙うようなAIMではブレてしまうことがありました。

もう少し滑りにくいほうがコントロールしやすく狙いやすいかなと思います。

補足

手触りでは上下左右で滑りに差がありましたが、マウス操作では違いは特に感じられず違和感なくマウスを操作することができました。

手のひらがマウスパッドに触れていてもペタ付く感じもありません。

 

センサーテスト

『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。

  1. 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
  2. ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。

悪い例

FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。

○テスト環境

  • DPI:400
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+

よく飛ぶマウス

波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。

飛燕 MIDのセンサーテスト

○テスト環境

Logicool G PRO X SUPERLIGHT Razer Viper Ultimate
飛燕 MID - Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 400dpi 飛燕 MID - Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 800dpi 飛燕 MID - Razer Viper Ultimate - 400dpi 飛燕 MID - Razer Viper Ultimate - 800dpi
飛燕 MID - Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 1600dpi 飛燕 MID - Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 3200dpi 飛燕 MID - Razer Viper Ultimate - 1600dpi 飛燕 MID - Razer Viper Ultimate - 3200dpi

波線はとても綺麗でした。センサーテスト的には問題なさそう。

 

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リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

マウスパッドとマウスとの組み合わせによってリフトオフレンジが変わることがあります。

使用するゲーミングマウスによってはリフトオフレンジが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。

リフトオフレンジをソフトウェアで調整可能なものは青字、リフトオフレンジが長くてソフトウェアで調整不可なものは赤字にしています。

Razer DeathAdder Elite 0.7
Razer DeathAdder V2 0.5/1.6/1.6
Razer DeathAdder V2 Mini 2.0以上
Razer DeathAdder V2 Pro 0.7/1.3/1.7
Razer Viper 0.9
Razer Viper Ultimate 0.5/1.7/1.7
Razer Viper Mini 2.0以上
Razer Viper 8KHz 0.5/0.5/0.5
Razer Basilisk 0.8
Razer Basilisk V2 0.1/1.4/1.6
Razer Basilisk X HyperSpeed 1.1/1.3
Razer Basilisk Ultimate 0.4/1.4/1.8
Razer Mamba TE 0.9
Razer Mamba Wireless 0.8
Razer LanceHead TE 0.9
Razer Naga Pro 0.6/1.2/1.5
Logicool G203 LIGHTSYNC 0.5
Logicool G300s 2.0以上
Logicool G304 0.6
Logicool G402 2.0以上
Logicool G403 0.5
Logicool G502 HERO 0.3
Logicool G502WL 0.4
Logicool G600t 0.9
Logicool G604 0.4
Logicool G703 HERO 0.4
Logicool G PRO HERO 0.7
Logicool G Pro Wireless 0.6
Logicool G PRO X SUPERLIGHT 0.5
BenQ ZOWIE EC2 B 1.1
BenQ ZOWIE S2 1.1
SteelSeries RIVAL110 1.0~1.8
SteelSeries RAVAL310 0.8
SteelSeries Rival3 1.3~2.0以上
SteelSeries Rival3 Wireless 1.2
SteelSeries Sensei Ten 0.7
SteelSeries Aerox 3 Wireless 0.8
Xtrfy M4 0.4
Xtrfy M42 0.8
Glorious Model O- 0.6/1.3
Glorious Model O Wireless 0.8/0.8
Glorious Model D- 0.6/1.3
Cooler Master MM710 0.8/1.9
Endgame Gear XM1 0.6/1.8
G-wolves Hati Ht-M 0.8/1.6
G-wolves Skoll Sk-l 0.7/1.7/2.0以上
ROCCAT Kain 200 AIMO 1.0/1.4
Finalmouse Ultralight 2 – Cape Town 0.8
ASUS ROG Keris Wireless 0.8/1.1
HyperX Pulsefire Haste 0.8

「Razer DeathAdder V2 Mini」「Razer Viper Mini」「Logicool G300s」「Logicool G402」以外はFPSでも問題ないリフトオフレンジでした。

「Razer DeathAdder V2 Mini」「Razer Viper Mini」「Logicool G300s」「Logicool G402」はマウスパッドに関係なく、基本的にリフトオフレンジが長めなのでマウスパッドは関係なさそう。

 

まとめ

コントロール寄りのスピード系マウスパッドといった感じの滑りのマウスパッドでした。

このマウスパッドは「良く滑るが、多少の止めやすさがあるくらいが好き」という人におすすめです。

良かった点

  • とても滑りやすく滑らかなマウス操作ができる
  • 硬めの布で、湿気の影響を受けにくい
  • 底面のグリップがとても強く、マウス操作ではまずズレることはない

悪かった点

  • ややコントロールが弱い
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