当記事ではSkyPAD(スカイパッド)のガラス製ゲーミングマウスパッド「Glass 2.0 XL」をレビューしていきます。
「SkyPAD Glass 3.0 XL」もレビューしています。⇒「SkyPAD Glass 3.0 XL」のレビュー記事
Glass 2.0 XLの特徴
- 頑丈な100%強化ガラス製
- 450 x 370mmの大きなXLサイズ
- PTFE製マウスソールと合わせることで、より滑らかな滑り
- 底面の滑り止めラバーによりしっかりとした安定感
- 湿気や摩耗の影響を受けにくく高耐久
- ガラス製なので掃除がし易い
パッケージ内容
梱包状態
パッケージ内容
Glass 2.0 XL本体。
外観・仕様
デザイン
基本のカラー展開はブラックとホワイトの2種類があります。今回購入したのはホワイトです。
無地タイプで右下にSkyPADのロゴマークがあるだけのシンプルなデザイン。
マークは表面にプリントされているものではなく内部にプリントされているタイプなので、マウスの滑りが悪くなったりマークが削れたりすることはありません。
大きさ・サイズ
サイズはXLの1種類で、450 x 370mmと大型なサイズとなっています。
表面
表面はガラスのようにツルツルしたようのものではなく、ザラザラとサラサラを合わせたような質感をした表面をしています。
布タイプのマウスパッドだと垂直方向と水平方向で滑りやすさに違いがある場合がありますが、「Glass 2.0 XL」は表面加工に方向性はなく垂直方向と水平方向で滑りやすさに違いはありません。
ガラスタイプなので当然湿気の影響は受けませんが、手汗は吸ってくれないので手汗をかきやすい人の場合は摩擦が強くなることがあるかと思います。
その分埃や汚れが貯まらないので、削れない限りはずっと同じ滑りを維持してくれます。
裏面
裏面はツルツルとした表面をしており、表面とは違い透明ではありません。
裏面には滑り止めラバーが4隅に張られており、しっかりとグリップします。
重いこともありかなり安定したグリップ感をしています。
厚さ・クッション性
厚さはガラス面は3mmほどで設置面からだと6mmほどの高さになります。
ガラス製なのでクッション性はありません。
縁(エッジ)
縁は丸く加工されており、角も丸く痛くありません。
耐久性
「SkyPAD Glass 2.0 XL」はガラス製なので割れないか、傷がつかないか気になるかと思います。
「SkyPAD Glass 2.0 XL」は強化ガラス製でとても割れにくく、傷もつきにくいです。
公式が出している動画で地面に落として耐久テストをしているものがありましたが、落としても割れないほど頑丈でした。
なのでよっぽどひどい落とし方をしたり、重いものを落とさない限りは傷つかないかと思います。
滑りやすさ比較
マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を確認しています。傾きは全て同じです。
- 比較マウスパッド:SkyPAD Glass 2.0 XL、Razer Acari、ARTISAN 飛燕(ヒエン) MID、Logicool G640
- 比較マウス:Logicool G PRO X SUPERLIGHT、Logicool G703 HERO、Razer Viper Ultimate、Razer DeathAdder V2 Pro
滑りやすさはSkyPAD Glass 2.0 XL > Razer Acari > ARTISAN 飛燕(ヒエン) MID > Logicool G640って感じでした。
「SkyPAD Glass 2.0 XL」と「Razer Acari」では、手で滑らせてみた感じではほとんどわからないくらいどちらも滑りやすい感じでした。
斜面を滑らせてみた感じだと「SkyPAD Glass 2.0 XL」のほうが速く滑っていたので、一応「SkyPAD Glass 2.0 XL」のほうが滑りやすいと置いておきます。
「SkyPAD Glass 2.0 XL」はマウスを滑らせてみた感じではかなりスピード寄りでした。
「SkyPAD Glass 2.0 XL」はゲーミングマウスパッド全体でみると、当記事執筆時ではトップの滑りやすさです。
⇓全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさは以下で確認できます。⇓
ゲームでの使用感、操作感
ゲームはApexLegendsとVALORANTをやってみました。
ApexLegendsは「敵を追い続けるような滑らかなAIM」をすることが多いゲームですが、VALORANTは「パッと狙ってパッと止めるAIM」、「ゆっくりとマウスを動かすクリアリングの時のAIM」が多いゲームで同じFPSでもAIMの仕方が全然違うため結構違った見方ができます。
ApexLegendsでの使用感
第一に感じたのは滑りやすすぎて少し力を入れるだけで大きく動いてしまい、コントロールが難しいということでした。
敵を追い続けるようなゆっくりしたAIMはやりやすいですが、近距離の腰撃ちの際にAIMが行き過ぎてしまうことが多々ありました。
なのでプレイ中は出来るだけマウスを持つ手に力を入れないことと、ゆっくり動かすことを意識しないとコントロールが難しいかなと思いました。
VALORANTでの使用感
第一に感じたのは滑りやすすぎてコントロールしにくいといった印象でした。
滑りやすいので軽い力で操作できる点はいいのですが、必要以上に滑るのでちょっとした操作で大きく動いてしまうといった印象が大きいです。
一定方向に動き続ける敵を追うようなスムーズなAIMは滑りやすいのでしやすいですが、それでもやはり滑り過ぎ感があります。
滑り過ぎるとマウスを持つ手に力が入る原因にもなるので、個人的にはもっとコントロール寄りのほうが好みです。
とにかく滑りやすい方が好きと言う人にはいいかもしれません。
補足
垂直/水平の滑りに違いがなく、マウス操作でも垂直水平で違いは感じませんでした。
またハード系マウスパッド全般に言えることですが、手のひらがマウスパッドに触れているとペタ付いてしまい操作性が落ちることあります。
「SkyPAD Glass 2.0 XL」も手が乾燥しているうちは問題ないのですが、長時間プレイしているとどうしても手汗が少し出てくるのでペタ付き始めてしまいました。
布製マウスパッドは手汗をある程度吸水してくれるので多少の手汗を書いてもペタペタすることがないのですが、ハード系はどうしてもペタ付いてしまいますね。
個人的にこれが原因でハード系は馴染めないなと感じます。
アームカバーを使えば、このペタ付きを抑えることが出来るかと思います。
リフトオフディスタンス(LoD)
マウスパッドとマウスとの組み合わせによってLoDが変わることがあります。
使用するゲーミングマウスによってはLoDが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。
全てのゲーミングマウスを調べるのは大変なので、いくつか抜粋して調べました。
リフトオフレンジをソフトウェアで調整可能なものは青字、LoDが長くてソフトウェアで調整不可なものは赤字にしています。
Razer DeathAdder V2 Pro | 1.0/1.6/1.8 |
---|---|
Razer Viper Ultimate | 0.5/1.4/1.6 |
Razer Basilisk Ultimate | 0.8/1.8/1.8 |
Logicool G502WL | 0.6 |
Logicool G703 HERO | 0.6 |
Logicool G PRO X SUPERLIGHT | 0.7 |
全て問題ない長さで、ほかのマウスパッドとも大きな差もないので問題ないかと思います。
まとめ
今までレビューしてきたゲーミングマウスパッドの中で最も滑りやすいマウスパッドでした。
ガラス製なので湿気の影響を受けず摩耗することもほとんどないため、常に同じ滑りを保ち続けてくれます。
ハードタイプが好きな人にはかなり優秀なマウスパッドだと思います。
このマウスパッドは「とにかく滑りやすいマウスパッドが良い」という人におすすめです。
良かったところ
- スピード特化で、スムーズなAIMができる
- ガラス製なので、水滴が染み込むこともなく湿気の影響も受けない
- とても頑丈で汚れることが無いので、長期的に使える
悪かったところ
- ガラス製なので、クッション性は無い
- 手のひらがマウスパッドに触れていると、ペタ付いてしまう
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