当記事ではnoblechairs(ノーブルチェアーズ)のゲーミングチェア「ICON JAVA EDITION」をレビューしていきます。
提供:noblechairs
特徴
- 高級車のようなラグジュアリーなデザインが特徴のICONシリーズモデル
- JAVA EDITIONは、noblechairsの定番モデル「EPIC」「ICON」「HERO」をドイツ製の高機能素材「ハイブリッドPUレザー」で仕上げたハイグレードシリーズ
- エレガントな流線形のフォルムで、丸みを帯びた形状が優雅なたたずまいを醸し出す
- ステッチや凹凸が無いハイブリッドPUレザーで、スムースかつシルキーな質感でゴミが溜まりにくくお手入れも簡単
- ワイドな座面のゆったりデザイン
- 90°~135°に調節可能リクライニング機能
- 最大11°のロッキング機構
- 日本人の体形に合わせた座面高
noblechairsの種類(シリーズ)
EPICシリーズ
レーシングシートをモチーフにしたデザインが特長。
ICONシリーズ
ドイツ高級車のようなラグジュアリーなデザインが特長。
HEROシリーズ
大型のハイバックスタイルで重厚感のあるデザインが特長。
Nitro Concepts
noblechairsの姉妹ブランド。noblechairsの技術力を基礎とした高い品質と、スポーティーなデザインが特長。
性能(スペック)
| 価格 | ¥74,800 |
|---|---|
| 張地 | ハイブリッドPUレザー |
| デザイン | ブラウン |
| リクライニング | 90°~ 135° |
| ロッキング | 11°、硬さ調節とON/OFF可 |
| 座面高さ調節 | 43.5 ~ 50cm |
| アームレスト | 前後、左右、上下、回転 |
| ランバーサポート | 〇 |
| ヘッドリスト | 〇 |
| 耐荷重 | 150kg |
| 推奨身長 | 165 ~ 185㎝ |
| 重量 | 約28kg |
パッケージ内容
梱包状態
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内容物
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チェア本体、ネックピロー、ランバーサポート、組立工具・ネジ類、取扱説明書など。
組立作業
開封直後は組立作業が必要になります。
①座面底部に座面ブラケットを付属のネジで取り付ける
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②キャスターを脚部ベースに取り付け、ガスシリンダーを差し込みシリンダーカバーを被せる
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③ガスシリンダーに座面を乗せる
④背もたれ側面のネジを外し、座面に背もたれを取り付け、カバーを取り付ける
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⑤ネックピロー、ランバーサポートを好みで取り付け、完成
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仕様
デザイン
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「ICON JAVA EDITION」の色使いは全体的にブラウン色で、落ち着いた高級感のある色あいになっています。
ゲーミングチェアではありますが、形状からはそこまでゲーミング感やレーシング感を感じさせる印象は無く、オフィスチェアや高級車を感じさせるデザインになっています。
色合いや形状からはかなり落ち着いたデザインといった印象で、コテコテのゲーミング感のあるチェアは苦手という人にも使いやすいデザインだと思います。
素材、質感
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張地には「ハイブリッドPUレザー」というドイツ生まれの新しい合成皮革を使用。
質感はしっかりレザー感のある硬く張りの強い合成皮革といったものです。柔らかく優しい質感を重視したものとは違い、重厚感や高級感、頑丈さや反発性を重視した張地といった印象です。座ったときの身体全体を優しく包み込むような感覚はありませんが、身体をしっかり支える安定感を感じさせるような重厚感のある張地です。サラサラとした表面で汗を感じさせにくい質感をしていますが、表面を冷たく感じさせやすい印象も受けます。
素人ながら、本革っぽさを求める人には良さそうな張地だと感じました。
サイズ感
「ICON JAVA EDITION」は座面、背もたれの両端にある突出部分が緩やかな傾斜になっており幅広いゆったりとした座り心地のデザインになっています。
推奨身長も165~185cmと幅が広く、大柄な人でも使いやすいチェアとなっています。その分しっかりとしたフィット感が欲しいという場合には不向きとも言えると思います。
背もたれ
背もたれの幅としては標準的ですが両端の突出部分が緩やかな傾斜になっており、比較的ゆったりとしたフィット感が得られます。体形や体格の適性が広いですが、その分身体の収まりは良い方ではありません。
背中が接地する部分はフラットで、凹凸感は少ないです。
クッション性としては比較的高反発な部類で、しっかり背もたれにもたれ掛かっても沈み込みは少ないです。かと言って硬すぎるほどではなく、程よく反発するといった感覚です。リクライニング状態でしっかりとしたクッション性が欲しいという場合には物足りないですが、問題ないレベルといった程です。
座面
座面も幅広タイプで、両端に突出部分がありますが脚やお尻が触れる範囲はとても少なく、変に固定されることが無いためかなりゆったりと座ることが出来ます。
着座する部分もフラットで、背もたれ側に行くほど沈み込んでいく仕様になっています。そのため着座すると脚が上がりお尻が沈み込み、自然と背もたれに寄りかかりやすい体勢になります。背もたれを使う時やリクライニング時は快適ですが、背もたれを使わず座るときは体勢の維持に影響が出てきます。その辺の座り心地は下記に記します。
クッション性は背もたれ同様比較的高反発で、沈み込みは少なめです。そのため姿勢を維持しやすいですが、お尻への負担やゆったり感は弱めです。座面の形状はゆったり系ですが、クッション性は弱いため完全なゆったり系ではない感じです。
キャスター
キャスターベースはアルミニウム製で黒いマットな表面加工がされています。
キャスターの回転の軽さはやや重め。移動はしにくいですが、ズレにくい印象です。
アームレスト
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アームレストは前後、左右、上下、回転に対応しています。左右は座面下のネジを緩めることでさらに大きく調整することが出来ます。また取り外しも可能。
アームレストはツルツルとした質感で手触りがとてもよく、細かい所で拘りを感じさせます。
ランバーサポート、ネックピロー
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腰を支えるクッション(ランバーサポート)、首を支えるクッション(ネックピロー)の両方が備わっています。
ベロアタイプのクッションでとても優しい手触りをしています。クッション性としてはネックピローは柔らかいタイプで、ランバーサポートは少し反発性がある柔らかいタイプです。
リクライニング機能
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リクライニング機能は90~135度まで対応しています。倒せる角度はゲーミングチェアとしてはあまり角度は高くありませんが、ロッキング機能をONにすることでかなり後方まで倒れ込むことが出来るようになります。ロッキング機能OFFでは寝るというよりは小休止用途で、ロッキング機能ONにすることで寝ることにも対応できるといった感じです。
背もたれは右手側のレバーを引くことで調整可能です。そこそこな勢いで背もたれが上がってくるので、顔にぶつけないよう注意が必要です。またレバーがメタリックで、細かい所も高級感があってイイ。「WARNING」のシールを剥がすとロゴが見える様になります。
高さ調節機能
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座高は右手側座面下のレバーを引くことで調節可能です。上げ下げはスムーズで急に下がったり急に上がったりすることもありません。
私の場合、一番下げた状態でかかとが地面にしっかり着く程度、一番上げた状態でかかとが少し浮くといった程度でした。
ロッキング機能(揺れ)
ロッキング機能(揺れ機能)も搭載しており、後部側へ最大11度ほど揺れるようになっています。
普通に座ってガクガクするということはもちろん無く、リクライニングして重心移動に追従する感じです。
ロッキング機能は左手側座面下のレバーを上げ下げすることでON/OFF、座面底面のノブを回すことで硬さを調節できます。
座り心地・姿勢の保持しやすさ
前傾姿勢
前傾姿勢は上体を前方に倒して重心を前方の維持し、脚でバランスを取る姿勢です。PCゲーマー(マウス、キーボード)に最も多い姿勢です。前傾姿勢では背もたれを使用しないため、座面の形状や硬度が重要になってきます。
結論から言うと前傾姿勢との相性は結構良いように感じました。
ほとんどのゲーミングチェアは座面が後方に行くほど沈み込む仕様になっているため、お尻が沈み込み脚が少し持ち上がります。これが要因で姿勢を保持しにくく感じることがあります。そして「ICON JAVA EDITION」もその傾向はあるものの脚が持ち上がる感覚が比較的少なく、違和感なく姿勢を保持しやすいように感じました。また座面が反発が強いタイプなので沈み込みが少なく、姿勢を保持しやすいのも前傾姿勢と相性が良い理由の1つになっていました。沈み込むとどうしてもお尻が下がり腰も曲がりやすくなるので疲れる原因になることがあるのですが、それが少なく長時間のゲームでも疲れにくい印象でした。
高さ的にも個人的にはちょうど良く脚の踏ん張りが効きやすい高さに調整することが出来ていました。これによって脚とお尻でしっかりと姿勢を保持できていたと思います。
懸念点としては前傾姿勢は特にお尻に体重が乗りやすい座り方でもあるので、座面の硬さが合うか合わないかで長時間のゲームに耐えられるかが別れるかといったところです。こればかりは相性問題かなと思います。
後傾姿勢
後傾姿勢は上体を後方に倒し背もたれにもたれ掛かってリラックスした形で姿勢を保持します。後傾姿勢では背もたれにもたれ掛かるため、座面と背もたれの形状や硬度が重要になってきます。
基本的には後傾姿勢と相性の悪いゲーミングチェアは無いと思いますが、「ICON JAVA EDITION」も全く問題なく後傾姿勢をすることが出来ました。
背もたれに深くもたれ掛かってもお尻が前に滑り出してしまうということも無く、背もたれ両端の突出部分に肩が当たってすくんでしまう感覚も無く、問題ない座り心地といった印象です。
ランバーサポートやネックピローを使うと座り心地が変わりますが、使っても使わなくても問題は無い印象です。腰が曲がるのが嫌だという場合は、ランバーサポートを使うと良いかなと思います。
胡坐
胡坐は出来ることには出来ますが、座面の奥行きが意外と短いのか、ギリギリ脚が乗る感じになっていました。またアームレストの幅もそこまで広いタイプではないためか、脚が干渉しがちでした。体格にも寄りますが、脚をしっかり曲げて乗せる意識は必要かなと思います。
リクライニング
リクライニング的にはリラックスできることが重要だと思うので、座面や背もたれの形状とクッション性と肌触り、それと角度とバランスが重要かと思います。
形状的には幅広ゆったり系なので、座り方の自由度が高く好きな体勢で座ることが出来ます。窮屈感も全くなく、脱力してリクライニングすることが出来ます。
クッション性としては反発の強いタイプなので、身体が沈み込み包まれるような心地よさは無いものの、問題なくリラックスできる硬さだと思います。
リクライニングの角度は90~135度までなので背もたれだけでは寝るレベルの角度には出来ませんが、ロッキング機能をONにすれば寝るレベルまで倒すことが出来ます。水平レベルまでは行かないので、そこが問題なければリクライニングも問題ないと思います。
キャスターの安定性
前方に荷重した時の安定性
前傾姿勢で前方側に体重を乗せると椅子が前に倒れてしまうゲーミングチェアもありますが、全くそのような感じは無くかなり前方に荷重しても全く問題ありません。故意に前方に倒れこもうとしても倒れません。
回転
回転もスムーズで脚で楽々回ることが出来ます。
テーブルへの収納しやすさ
テーブルに収納する際、邪魔になるのはアームレストかと思います。アームレストの高さによってはテーブルに収納できない場合があるので、一応確認しておいた方が良いです。
実測の地面からの高さは以下になります。
| 最低 | 62cm |
|---|---|
| 最高 | 75.5cm |
まとめ
ゲーミングチェアの座り心地は相性で別れやすいものかと思いますが、私としては座り心地、姿勢の保持ともに相性が良かったと感じました。
私の場合ゲームをするときは前傾姿勢をしますが、座面が高反発で安定感があり、脚が踏ん張りやすい形状で姿勢を保持しやすいです。座面の形状的に後方への沈み込みが比較的少なく、腰が丸まりにくいので長時間の姿勢保持にも向いているように感じました。
座り心地としてはクッション性はそこまで強くないものの、幅広でゆったり座ることが出来るので体勢の自由度が高く、リラックスもしやすいように感じました。普通に座る場合とリクライニングする場合のどちらも、基本リラックスしやすかったと思います。
デザインもゲーミング感が強くなく、落ち着きのある高級感あるデザインなので使う人を選ばず、個人的にも割と好印象でした。耐久面は今のところ分かりませんが、硬めの合皮なので長持ちしてくれそうだなと感じなくはありません。
ゲーム時や休憩時など、総合的にかなり使いやすいゲーミングチェアだったと思います。
【補助アイテム】
フローリングに直接椅子を置くと結構傷ついてしまいます。座りながら移動することが多い人はチェアマット敷いておくと安心。
汚れ予防にシートを掛けて使うのもおすすめ。
















































