当記事ではガラス製マウスソールを比較レビューしていきます。
ガラスソールのメリット・デメリット

メリット
- PTFE製はガラス製に比べて柔らかい素材なため使っていくうちに表面に馴染んでいきますが、ガラス製は変化しないので一貫した滑りを維持できる(どうやらコーティング剥がれ等はあるそう)
- マウスを滑らせた時のざらつき感が少なく滑らか(滑りやすいという訳ではない)
- 割れたり傷つかない限り交換する必要がない
- カラーやデザインが豊富
デメリット
- 強い衝撃を受けたときに割れてしまうことがある、PTFEよりも割れやすい
- PTFE製に比べてメーカーや対応マウスの種類が少ない
- ガラスパッドと相性が悪い
今回比較するガラス製マウスソール
PulsarGamingGears Superglide

ラインナップ
- Pulsar X2 Series:2,490円
- Pulsar Xlite Wireless:2,490円
- 6mm Dot Glass Mouse Skates:2,790円
- Logicool GPRO Wireless:2,790円
- Logicool GPRO X SUPERLIGHT:2,790円
- Logitech GPRO X SUPERLIGHT [Aimerz Edition]:2,790円
- Logicool G303 Shroud Edition:2,790円
- Logicool G304 / G305:2,790円
- Logicool G502 Wireless:2,790円
- Logicool G502X:2,790円
- Logicool G703 / G603 / G403:2,490円
- Logicool G900 / G903 / 903H:2,790円
- Razer DeathAdder V2 Pro / V2 X HyperSpeed:2,790円
- Razer Deathadder V3 Pro:2,790円
- Razer Viper Ultimate:2,790円
- Razer Viper Mini:2,490円
- Razer Viper 8K / Viper:2,490円
- Razer Viper V2 Pro:2,790円
- Razer Basilisk Ultimate:2,790円
- Razer Basilisk V3 Pro:2,790円
- Razer Orochi V2:2,490円
- Zowie EC series:2,490円
- Zowie FK/ZA/S series (No ZA13):2,490円
- SteelSeries Aerox 3 / Aerox 9 Wireless:2,790円
- SteelSeries Prime Mini Wired / Wireless:2,790円
- Endgame Gears XM1 RGB / XM1r:2,490円
- Xtrfy M4 Wireless:2,790円
- Xtrfy MZ1 Wireless:2,790円
- Glorious Model O / Model O-:2,790円
- Glorious Model D Wireless / 有線:2,790円
- Finalmouse Starlight-12 M / S:2,790円
- Finalmouse Starlight-12 M/S (Poseidon):2,790円
- Finalmouse Starlight-12 M/S (Arrow):2,790円
- G-Wolves Hati-S Wireless:2,790円
- Vaxee XE:2,790円
- Vaxee Zygen NP-01 / Outset AX:2,490円
- Roccat Kone Pro / Pro Air:2,490円
パッケージ内容

ソール本体、ステッカー、紙類。
TALONGAMES Glass Mouse Skates(スウィフトシリーズ)

ラインナップ
- Logicool G PRO X Superlight 2,980円
- Logicool G PRO Wireless 2,980円
- Logicool G403/G603/G703 2,980円
- Razer DeathAdder V3 Pro 2,980円
- Razer Viper Ultimate 2,980円
- Razer Viper V2 Pro 2,980円
- 丸 汎用 2,980円
パッケージ内容

ソール本体、クリーニングツール、剥がしシール、剥がしツール、ステッカー、紙類。
QSPEC FUJI

ラインナップ
- Logicool G PRO X Superlight 2,980円
パッケージ内容

ソール本体、アルコールクリーナー、ソール剥がしツール、紙類。
GRAPHT ガラス マウスソール

ラインナップ
- ユニバーサル(汎用) 2,450円
- Razer Basilisk V3 Pro 2,450円
- Razer Basilisk Ultimate 2,450円
- Razer Deathadder V3シリーズ 2,450円
- Razer Viper V2 Pro 2,450円
- Razer Viper Ultimate 2,450円
パッケージ内容

ソール本体、紙類。
仕様
【PulsarGamingGears Superglide】
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【TALONGAMES Glass Mouse Skates(スウィフトシリーズ)】
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【QSPEC FUJI】
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【GRAPHT ガラス マウスソール】
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表面処理 | エッジ処理 | 厚さ | |
---|---|---|---|
PulsarGamingGears Superglide |
ツルツル | 深いラウンドエッジ | 0.7mm |
TALONGAMES Glass Mouse Skates |
ツルツル | 深いラウンドエッジ | 0.7mm |
QSPEC FUJI |
ツルツル | 浅いラウンドエッジ | 0.6mm |
GRAPHT ガラス マウスソール |
ツルツル | 深いラウンドエッジ | 0.6mm |
表面の質感としては手触りでは違いは全く分からず、どれもしっかり光沢が見られるツルツルとした表面をしています。またPTFE製ではソールの端っこだけ盛り上がっているものがたまに見られますが、これらはそのような部分は無く平面でした。
エッジ処理は全て角を丸めるラウンドエッジ加工のようですが、「QSPEC FUJI」のみ処理が控えめで角をカットしたようなベベルエッジっぽい部分が見られるように感じます。そのためエッジ部分を指で引っ掻いてみると「QSPEC FUJI」のみ若干引っかかりを感じます。その他のソールはしっかり丸められており、引っかかり等は感じません。この違いによるマウスパッドとの引っかかり方は後で確認します。
厚さに関しては小数第一位までしか測れないので0.7mmと0.6mmで別れましたが、触った感じではPulsar = TALONGAMES > GRAPHT > QSPECの順で厚いといった感じでした。(※この辺は対応マウスによって多少異なる可能性があります)
滑りやすさ比較

マウスパッドとの滑りやすさを確認していきます。
本来であれば同じマウスにそれぞれのソールを貼り付けて確認するべきですが、1つのマウスで検証するとなると一度の検証で使い物にならなくなってしまう可能性もあり、いくつもマウスを用意するのも資金的に無理があるためアクリル板にソールを貼って確認することにしました。
またメーカーによって対応しているマウスの種類が異なるため、同じ形状のソールではない点もご了承いただければと思います。
確認内容としては滑りやすさ(動摩擦)と初動、左右切替し(最大静摩擦)を確認しています。
滑りやすさ(動摩擦)としては滑り出してから動いている最中の軽さを確認しています。
初動、左右切替し(最大静摩擦)としては動き始めの軽さと左右切替し時のギュッとする感じの少なさを確認しています。
確認方法としては、ソールを貼り付けてアクリル板をマウスパッド上で滑らせて比較します。マウスパッドはARTISAN NINJA FX 零 XSOFT(ソフトタイプ)、ARTISAN NINJA FX 飛燕 MID(ハイブリッド系)、ARTISAN NINJA FX 紫電改 MID(ガラスコーティング)、Logicool G440(プラスチック)で確認します。
滑りやすさ(動摩擦) | 初動、左右切替し(最大静摩擦) | ||
---|---|---|---|
零 XSOFT (ソフトタイプ) |
GRAPHT < QSPEC < EsportsTiger Arc1(PTFE) < TALONGAMES < Pulsar | GRAPHT < TALONGAMES < Pulsar < QSPEC < EsportsTiger Arc1(PTFE) | |
飛燕 MID (ハイブリッド系) |
GRAPHT < EsportsTiger Arc1(PTFE) < QSPEC < TALONGAMES < Pulsar | GRAPHT < QSPEC < TALONGAMES < Pulsar < EsportsTiger Arc1(PTFE) | |
紫電改 MID (ガラスコーティング) |
GRAPHT < QSPEC < TALONGAMES < Pulsar < EsportsTiger Arc1(PTFE) | EsportsTiger Arc1(PTFE) < GRAPHT < QSPEC < TALONGAMES < Pulsar | |
Logicool G440 (プラスチック) |
GRAPHT < EsportsTiger Arc1(PTFE) < QSPEC < TALONGAMES < Pulsar | GRAPHT < QSPEC < TALONGAMES < Pulsar < EsportsTiger Arc1(PTFE) |
滑りやすさ(動摩擦)としては、基本どのマウスパッドでもGRAPHT ⇐ QSPEC ⇐ TALONGAMES ⇐ Pulsarの順で滑りやすいように感じられました。QSPECとTALONGAMES間で結構違いがあり、ガラスソールの中ではGRAPHTとQSPECはスピード寄り、 TALONGAMESとPulsarがコントロール寄りと言った印象です。
GRAPHTが一番滑りやすく感じられましたが、これは一番小さい形状だからということも考えられます。全て同じ形状であればQSPECがガラスソールの中では一番滑りやすいという可能性もありそうです。
またガラス製だからといって必ずしもPTFE製よりも滑りやすいということではなさそうです。同じ対応マウスのソールではないので一概には言えませんが、PTFE製ソールよりも滑りにくいと感じるガラス製もありました。
初動、左右切替し(最大静摩擦)としてはマウスパッドとの組み合わせによってまちまちでした。なのでちゃんと調べたいという場合は全てのパターンで調べる必要がありそうです。ただ静摩擦に関してはガラスソール同士で大きな差はないため、そこまで気にする必要は無さそうではあります。
基本的にマウスを操作している時間のほとんどは動摩擦なので、操作感としては滑りやすさ(動摩擦)順どおりが近いかなと個人的には感じます。
とにかくPTFE製ソールよりも滑りやすくしたいのであればGRAPHTかQSPEC、そうでないのであればTALONGAMESかPulsarが良いと思います。
マウスパッドとの相性
マウスパッドとの引っかかりの少なさを確認していきます。
零 XSOFT (ソフトタイプ) |
飛燕 MID (ハイブリッド系) |
紫電改 MID (ガラスコーティング) |
Logicool G440 (プラスチック) |
|
---|---|---|---|---|
PulsarGamingGears Superglide |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
TALONGAMES Glass Mouse Skates |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
QSPEC FUJI |
△ | △ | △ | △ |
GRAPHT ガラス マウスソール |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
基本的には全て引っかかり等は感じられないですが、強く押し込んだ際にQSPECのみエッジが当たっている感じがありました。
操作感に大きく影響するレベルという訳でもないのでそこまで気にしなくても良いかと思いますが、沈み込みを利用する人は少し気にしたほうが良いかもしれないです。
ガラスソールの注意点

ガラスソールのほとんどに注意書が記載されているかと思いますが、基本的にガラスマウスパッドとの併用が出来ません。使えないことは無いと思いますが、ガラスパッドに傷が付く可能性があることは理解しておきましょう。
最後に

ガラスソールは本当に割れやすいので注意・・・。