当記事ではLogicool(ロジクール)のゲーミングイヤホン「G333 LoL K/DA」をレビューしていきます。
G333 LoL K/DAの特徴
- リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends / LoL)とロジクールGのコラボレーションデバイスで、LoL内のキャラクターをベースにしたバーチャルポップグループ「K/DA」の世界観を模してデザインされたイヤホン
- カナル型(密閉型)有線イヤホン
- 明瞭度と轟く低音を実現した「デュアルダイナミックドライバー」を搭載 – 高音/中音用と低音用に分けられている
- シリコーンイヤーチップとアルミニウム筐体による優れた快適性
- インラインマイクと音量コントロール搭載
- 3つのサイズのシリコーンイヤーチップ付属
G333 LoL K/DAのパッケージ内容
梱包状態
パッケージ内容
G333 LoL K/DA本体、USB-Cアダプター、シリコン製イヤーチップ(3サイズ)、メッシュケース、保証書等。
スペック
接続方法 | 有線接続(3.5mm4極、USB-C) | |
---|---|---|
イヤホン | タイプ | カナル型(密閉型) |
ドライバー | デュアルダイナミックドライバー | |
周波数 | 20~20000Hz | |
インピーダンス | 24Ω±20% | |
感度 | 101.6±3 dB @ 1 kHz SPL | |
マイク | 極性パターン | – |
周波数 | – | |
感度 | 42dB | |
ケーブル | 3.5mm4極プラグ(ラバー製) | 約1.3m |
重量 | イヤホン本体 | 19g |
付属イヤーピース | シリコン製イヤーチップ(3サイズ) |
外観・仕様
デザイン
「G333 LoL K/DA」はリーグ・オブ・レジェンド(League of Legends / LoL)とロジクールGのコラボレーションデバイスです。
LoL内のキャラクターをベースにしたバーチャルポップグループ「K/DA」の世界観を模してデザインされたイヤホンです。
形状はとてもシンプルで、いかつさや派手さはなく万人受けする形状。
デザインは冷たさを感じさせる色使いでクールな印象。
程よくカッコいい感じで外で使用しても悪目立ちすることはなさそうです。
ケーブルの付け根にL/Rの文字が描かれているので、どちらか間違える心配もありません。
イヤーピース(イヤーチップ)
イヤーピースはシリコン製のイヤーチップで、S/M/Lの3種類のサイズが備わっています。出荷時はMサイズが装着されています。
青い半透明のイヤーチップで、一般的な形状のイヤーチップ。
ケーブル
ケーブルはラバー製で、フラットタイプの3.5mm4極ケーブル。
長さが実測で約1.3mほどとなっています。
USB-Cアダプターも付属しています。
インラインマイクと音量コントロール
右耳側のケーブルの途中にインラインマイクと音量コントロールが備わっています。
ボックスにはKDAと描かれています。
音量コントロールでは以下の操作ができます。
+ボタン | 音量アップ | |
---|---|---|
-ボタン | 音量ダウン | |
再生/停止ボタン | 1回押す | 再生/停止 |
2回押す | 次の曲 | |
3回押す | 前の曲 |
重量
重量はケーブル込みで19gでした。
比較的軽め。
装着感
まず「G333 LoL K/DA」は耳栓のように使用するカナル型(密閉型)イヤホンで、イヤーピース部分のみで支えるタイプ。
イヤーピースは自分に合ったサイズを選ばないとフィット感が弱く音が抜けたり、圧迫感が強くなったりするのでしっかり選んだほうがいいです。
個人的にはMサイズが圧迫感や緩い感じが無く、フィットしていたのでMサイズで装着感を確認していきます。
イヤーピースの付け替えで付けにくいこともなく、簡単でした。
装着感についてはしっかり奥までねじ込むことで、しっかりと固定され密閉されました。
耳の穴以外のところに変に当たることも無く、良くも悪くも普通のイヤホンの着け心地と言った印象。
しっかり固定されるので激しく振っても、ズレたり外れたりすることはありません。
イヤホン本体が細長いので着脱がし易く、イヤホンを耳から外したときにイヤーピースがひっくり返ったり外れたりすることもありませんでした。
1つ気になった点として、ケーブルが硬く頑丈なのはいいですがケーブルが体に当たったときやケーブル同士が当たったときにケーブルを伝って振動が耳に伝わりやすいです。
ケーブルが何かに当たるとそのたび当たる音がダイレクトに耳に入るので、少し気になりました。
音質(音の傾向)
実際に音楽を聴いてみて音の明瞭感や迫力や臨場感などの音質、低音寄りや高音寄りといった音の傾向を確認しています。
音の傾向
かなり低音寄りと言った印象。
迫力があり重低音が心地よく聴くことができますが、高音部分が低音に埋もれがちだったように感じられました。
中音が低いおかげで音の籠りはかなり抑えられているので、そこまで不自然な籠り方はしていませんでした。
低音が強く迫力があるので、音楽や映画では気持ちよく聴けると思います。
大音量にしても高音が割れることがなく、つんざくような音も少なく大音量でも聴きやすい音だと思います。
マイク音質
※テスト環境:G333 LoL K/DA + Creative Sound BlasterX G6
音質はヘッドセットと比べると劣りますが、イヤホンの中ではそこまで悪くはないんじゃないかなと感じました。
普通に聴きとれるので通話する分にはそこまで困らないんじゃないかなと感じました。
少し声が低いのでゲインの設定が必要かと思います。
気になった点として音が入る際にサーっと音がなることが少し気になりました。
話していないときはノイズは気になりません。
定位(音の方向性、音の距離)
ゲームの足音や銃声などの捉えやすさ、方向性、聞こえ始める距離などを確認しました。
※テスト環境:G333 LoL K/DA + Creative Sound BlasterX G6
Apex Legendsの場合
- 足音の強さ:△
- 足音の聞こえ始める距離:△
- 方向性:△
- 距離感:〇
少し聴き取りにくいかなと感じました。
低音以上の音が低いため、コンコンやトントンといった足音が弱く聴こえ捉えにくい印象でした。
足音が銃声にかぶりやすく、足音自体も少しぼやけてしまっていた印象です。
近くの足音はしっかりとらえることが出来ますが、少し遠くにいる敵の足音はほとんど聞こえませんでした。
定位性、足音の捉えやすさともにイマイチといったところ。
CS:GOの場合
- 足音の強さ:△
- 足音の聞こえ始める距離:△
- 方向性:〇
- 距離感:〇
少し聴き取りにくいかなと感じました。
低音以上の音が低いため、コンコンやトントンといった足音が弱く聴こえ捉えにくい印象でした。
近くの足音はしっかりとらえることが出来ますが、少し遠くにいる敵の足音はほとんど聞こえませんでした。
距離感や方向は聞こえた位置と実際にいる位置がおおむね合っており、正確に捉えることが出来ました。
定位性は問題ないが、足音の捉えやすさはイマイチといったところ。
Valorantの場合
- 足音の強さ:△
- 足音の聞こえ始める距離:△
- 方向性:〇
- 距離感:〇
普通に聴きとれるが、少し銃声に被りがちといった感じでした。
問題なく足音を捉えることが出来ますが、銃声と被ってしまい聞こえなくなってしまうことが多々ありました。
低音以上の音も小さいため足音自体が小さく、より捉えにくくなっている印象を受けました。
もともと足音が聴こえやすいゲームなのでそこまで問題にはなりませんが、もう少しはっきり聞き取れたほうが聞き逃しが無くなりそうだと感じました。
距離感や方向は聞こえた位置と実際にいる位置がおおむね合っており、正確に捉えることが出来ました。
定位性は問題ないが、足音の捉えやすさはイマイチといったところ。
G333 LoL K/DA向けイコライザ設定
ゲームの音や音楽は使用しているイヤホンによって音が変わります。
そのためイコライザ設定は使用しているイヤホンに合わせてイコライザ設定を調節する必要があります。
「G333 LoL K/DA」の音の傾向は「低音寄り」なのでそれに合わせてイコライザーを調整しました。
PUBG/FORTNITE向けイコライザ設定
PUBGの音声の周波数ごとの音量
イコライザ設定
Apex Legends向けイコライザ設定
Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量
イコライザ設定
Valorant/CS:GO向けイコライザ設定
Valorantの音声の周波数ごとの音量
イコライザ設定
まとめ
低音が強く迫力があり、音楽/映画鑑賞向けの音質な印象でした。
FPSでの使用の場合、出来ればイコライザーを使用したほうが良いかなと感じました。
マイク音質もイヤホンにしては悪くなく、問題なく会話できるかと思います。
良かったところ
- 低音が強く迫力があり、音楽/映画鑑賞向けの音質
- イヤホンの中ではマイク音質が優れている印象
悪かったところ
- FPSでの使用の場合、イコライザーで調整が必要
- ケーブルが硬く、何かに当たると音が耳に伝わる
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