マウスレビュー

「SteelSeries Rival3」レビュー

SteelSeries Rival3をレビュー

今回はSteelSeries(スティールシリーズ)のゲーミングマウス「SteelSeries Rival3(62513)」をレビューしていきます。

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SteelSeries
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SteelSeries Rival3の特徴

SteelSeries Rival3の特徴

TrueMove Coreセンサー

Rival 3向けに特別にデザインされた軽量センサー。

CPI(DPI)が100~8500、IPSは300とゲームをするには十分な性能。

高耐久

SteelSeries最高級ゲーミングマウスと同じ耐クリック回数6000万回のメカニカルスイッチを採用。

推奨グリップスタイル

つかみ持ち、つまみ持ちに適したデザインがなされている。

 

SteelSeries Rival3の性能(スペック)

本体 ボタン 6箇所(左右クリックボタン、左サイド×2、ホイールボタン、ホイール下×1)
長さ 120.6mm
58.3mm(前部)、67mm(後部)
高さ 21.5mm(前部)、37.9mm(後部)
重量 77g(ケーブル除く)
ケーブル ケーブル名
ケーブルタイプ ラバー
ケーブル長 1.8m
センサー センサー名 TrueMove Core
DPI 100~8500(100刻み)
ポーリングレート 125/250/500/1000
最大認識速度(IPS) 300
最大加速度(G) 35
スイッチ スイッチ名 SteelSeriesメカニカルスイッチ
耐クリック回数 6000万クリック
ソフトウェア SteelSeries Engine 3

 

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SteelSeries Rival3のパッケージ内容

SteelSeries Rival3のパッケージ内容

SteelSeries Rival3本体、製品情報ガイド。

 

SteelSeries Rival3の形状・外観(Rival110と比較)

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SteelSeries Rival3の形状・外観(Rival110と比較)4 SteelSeries Rival3の形状・外観(Rival110と比較)5 SteelSeries Rival3の形状・外観(Rival110と比較)6

形状はRival110とほぼ同じ、サイズも大体一緒です。左右対称マウスで高さが低くペタっとした見た目をしています。

左サイドの形状

左サイドの形状

形状はRival110とほぼ同じです。

後方に行くほど幅が広がり前方にいくほど狭くなっています。

親指がぴったり収まるような窪みにはなっておらず、中央部から前方にかけては大体フラットな感じです。なので親指の位置が割と自由に決めやすい形状をしています。

右サイドの形状

右サイドの形状

左側の形状と同じです。

小指と薬指は立てて持っても寝かせて持ってもしっくりくる感じです。

サイドの滑り止め

サイドの滑り止め

マウスサイドには滑り止めは張られていません。Rival110も滑り止めラバーは張られていなかったものの、滑りにくくする工夫はされていました。

なのでグリップ力はRival110よりは落ちるような感じはしましたが、重量がRival3のほうが軽いためそこまで差を感じることはありませんでした。

滑り止めが無くてもしっかりマウスを保持することができるので、まぁ問題はないかと思います。

表面の形状と質感

表面の形状と質感1 表面の形状と質感2 表面の形状と質感3

表面の形状もRival110とほぼ同じです。

Rival110は表面の凸のトップの位置がやや後ろ側にあります。この位置は後ろ側にあるほうが手のひらへのフィット感が強くなります。まぁ手のひらのフィット感はかぶせ持ち以外はさして重要ではないので、つかみ持ち、つまみ持ち向けのRival3にはあまり関係ないことかもしれないですね。

質感はRival110とあまり変わりません。ザラザラとサラサラの中間といった感じです。

光沢はなく、指紋が付きにくい感じですね。

ソールと滑りやすさ

ソールと滑りやすさ

ソールがあまり見ない張り方をしています。

上部に小さいソールが2枚、下部に半円状のソールが張られています。(なんか笑ってるみたい)

滑りはかなりいい感じですが、上下で滑りやすさが少し違う感じがしました。上側が滑りづらく下側が滑りやすいといった感じ。

重量

重量

公称値は77g(ケーブルを除く)でしたが、実測値は82gでした。計測時はどうしてもケーブル分が加算されてしまうので公称値よりは少し重くでるのですが、それでも77gはちょっと違う気がします。

まぁでも82gはかなり軽いほうなので問題ないかなと思います。

Rival110の重量は87.5g(ケーブル抜き)なので5gくらいは軽くなっていますね。

ケーブル

ケーブル ケーブル2

ケーブルはラバー製で、色がRival110がグレーでしたがRival3はブラックになっています。

Rival110のケーブルと比べると柔らかくなっていますが、はやりラバー製のケーブルは梱包時の癖がなかなか取れないですね。引っ張って馴染ませようとしても結構癖が残ってしまいます。

ですがケーブルに引っ張られるような感覚やバネのように跳ね返されるような感覚はあまりなかったので悪くはないです。

 

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SteelSeries Rival3のボタンとクリックについて

左右メインボタン

左右メインボタン

クリックボタンはRival110は一体型でしたが、Rival3では独立になっています。

そのおかげか若干クリックが軽くなっているように感じます。

クリックボタンの重さと深さは標準的です。

音は比較的低めの音が鳴ります。

サイドボタン

サイドボタン

サイドボタンは左側のみあります。

飛び出しはあまりないですが、押しづらいほどではなく親指をずらすだけで押し込むことができます。

位置も親指の部分に来る当たりなのでとても押しやすいです。

押下時以外でも親指が干渉することがないです。

スクロールホイール

スクロールホイール

スクロールホイールの見た目はRival110とほぼ一緒です。色が違うくらい。

スクロールホイールの重さは重すぎず軽すぎずちょうど良い感じで、1スクロールごとにしっかりロックされます。

スクロールボタンの重さも標準的です。

 

SteelSeries Rival3のソフトウェア

設定

設定

ボタン設定、感度(CPI)、ポーリングレート、加速/減速度、アングルスナップの設定を行うことができます。

ボタン設定

各ボタンの役割をカスタマイズすることができます。

感度(CPI)、ポーリングレート

感度(CPI)は100~8500dpiを100刻みで設定することができます。

また感度LEVELは5個まで設定することができ、DPI変更ボタンを押すことでLEVELを変更することができます。

⇓DPIについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓

ゲーミングマウスのDPIについて【FPS向け】

ポーリングレートは125/250/500/1000の中から選択できます。

ポーリングレートとは1秒間にマウスの操作情報を送信する回数です。

特にこだわりがないのであれば、1000にしておけば良いです。

⇓ポーリングレートについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓

ゲーミングマウスのポーリングレートについて【FPS向け】

加速/減速度

加速度を上げるとマウスを早く動かすとその分カーソルが通常より速く移動します。

減速度を上げるとマウスを遅く動かくとその分カーソルが通常より遅く移動します。

FPSでは一番左推奨。

アングルスナップ

アングルスナップとは直線補正のことを言い、カーソル移動の際に上下左右の直線的な移動をするとき僅かなブレを補正してくれるという機能です。かなり癖のある動きをするのでFPSにおいては不要かと思います。

FPSでは一番左推奨。

イルミネーション

イルミネーション ライティング

ロゴマーク、マウス下部の色や効果を設定できます。

  • ステディ:選択した色を点灯し続ける
  • ColorShift:徐々に色を変化させながら点灯する
  • 多色ブリーズ:選択した色でフェードイン/フェードアウトする
  • イルミネーション無効化:点灯無し

 

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SteelSeries Rival3の使用感

実際にゲームをプレイしてみたところ、センサーの挙動に違和感などは一切ありませんでした。変な飛びもないし横に真っすぐ動かせば横に真っすぐ動くし縦も同様です。

次はマウスの持ち方ごとの使用感です。ちなみに僕の手のサイズは中指の先端から手首までで約18.5cmです。

かぶせ持ちでの使用感

かぶせ持ちでの使用感

それなりに扱えますがフィット感があまりないです。

高さが低く手のひらに当たりにくいため、ほぼ指でマウスを支える形になってしまいます。

指の部分はしっかりフィットしているので保持しづらいということはありません。

かぶせ持ちで使うならもう少し高さが欲しいですね。

つかみ持ちでの使用感

つかみ持ちでの使用感

思ったより保持しづらいです。

手のひら後部の当たりが弱く、指で手のひら後部に押し付ける様に持たないと固定されません。高さが低い分手のひら後部に当たりづらく保持しづらさを感じることがあります。

手の小さい人であれば保持しやすいかもしれませんが僕の手の大きさだと高さか長さがもう少し欲しいと感じました。

つまみ持ちでの使用感

つまみ持ちでの使用感

かなり扱いやすいです。

左右対称なので指を立てていてもしっかり保持することができます。

高さも低いので指での操作時に手のひらに干渉することがなく、とても操作がしやすいです。

重量が軽くなっているので指だけでも十分に保持、操作ができます。

 

センサーテスト

『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。

  1. 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
  2. ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。

悪い例

FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。

○テスト環境

DPI:400

ポーリングレート:1000

よく飛ぶマウス

波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。

SteelSeries Rival3のセンサーテスト

SteelSeries Rival3(400dpi) SteelSeries Rival3(800dpi)
SteelSeries Rival3(1600dpi) SteelSeries Rival3(3200dpi)

ドットが結構乱れています。明らかドットが飛んでいる部分も見られるのであまりいい結果だとは言えないです。

他のゲーミングマウスと比べてもドットのまとまりは悪いほうかと思います。

ただ実際のゲームプレイ中には変なカーソル飛びなどはありませんでした。しかし感度がほかのマウスと比べて明らか遅かったです。まぁその辺は調整すればどうとでもなるので特に問題はなさそうです。

 

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SteelSeries Rival3のリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

SteelSeries Rival3のリフトオフレンジは1.1~1.8mmでした。

測ったときとゲームプレイ時でリフトオフレンジが違う気がしたので、いろいろ試してみたのですがやっぱりマウスパッドとマウスの距離によってあり程度リフトオフレンジを自動的に調整してくれている気がします。

その調整幅が1.1~1.8mmって感じでした。

マウスを持ち上げるたびにリフトオフレンジが変わっていると違和感がありそうですが、全く問題ありませんでした。

リフトオフレンジを調整してくれるとは言っても、リアルタイムで調整し続けるわけではなくある程度の時間その距離を保ち続けたら調整されるという感じだったので、マウスを持ち上げて降ろすくらいの時間では変わりませんでした。

⇓その他ゲーミングマウスのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)や詳細については下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスのリフトオフディスタンス(LoD)比較

 

SteelSeries Rival3の滑りやすさ

滑りやすさ比較のやり方は、マウスパッドに角度をつけてその上の滑り方を比較するやり方を行いました。

比較対象:SteelSeries Rival3SteelSeries Rival110

滑りはSteelSeries Rival3のほうが良いです。

軽さもSteelSeries Rival3のほうが軽いのでより滑りやすく感じられます。

ただ上でも書いたように、上下で滑りやすさが若干違う感じがして何とも言えない感じ。そこまで気にならないですが。

 

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SteelSeries Rival3の応答速度(反応速度)

応答速度 応答速度2

次はマウスのクリック応答速度(反応速度)を計っていきます※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。

このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。

100回やった結果はこのようになりました。

  • 最速:0.153秒
  • 最遅:0.223秒
  • 平均:0.18725秒

平均タイム0.18725秒となりました。

Rival110のクリックボタンと比べると軽くなっており、とても押しやすかったです。

咄嗟のクリックもタイムラグを感じさせず、すぐに反応してくれました。

⇓測定の仕方、その他ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)以下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)比較

 

 

まとめ

メリット

  • 安い
  • つまみ持ちとの相性が良い

デメリット

  • 高さが低くてかぶせ持ち、つかみ持ちが少し扱いにくい
  • リフトオフレンジが長すぎる
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⇓その他のゲーミングマウスのレビュー記事は以下で確認できます⇓

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⇓おすすめのゲーミングマウスと選び方を以下で解説しています⇓

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