今回は超高級マウスLogicool G Pro Wirelessをレビューしていきます。
購入を考えている方は超高いのでどんなマウスかしっかり理解しておいたほうがよいです。
もくじ
LogicoolG Pro Wirelessの中身
Logicool G Pro Wireless本体、LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー、充電/データケーブル、レシーバー延長アダプラー、サイドボタン(左×2、右×2)、ボタンカバー(左×2、右×2)、クイックスタートガイド、保証規定、保証書。
形状・外見
形は左右対称で大きさは標準より少し小さめといった感じです。全体的に角ばった部分はなく丸い感じになっています。
ほかの左右対称マウスと比べると高さが少し高めで横幅が狭いです。
マウスサイドの親指、薬指と小指が当たる部分の溝はかなり浅めなので少し滑りやすい印象です。
マウス上部の膨らみはかなり滑らかなふくらみをしていて持つと手のひらに当たりにくいようになっています。
底面のソールは上部1枚、下部に3枚、センサー周りに囲うように張られています。滑りもとても良いです。
重量は80.5gととても軽いです。ワイヤレスという点と軽量という点でマウスを振り回しやすいようになっています。
ワイヤレスとして使用する場合はLIGHTSPEEDワイヤレスレシーバーとケーブルをつないでPCにつなげれば使用できます。
また、Logicool G Pro Wirelessはケーブル接続も可能で、ケーブルはビニール被膜です。硬さは柔らかめで線は細いです。
癖は付きにくいタイプなのでケーブル接続でも十分扱えます。
ボタンとクリックについて
左右メインボタンは軽めのクリック感です。強く力を入れなくてもクリックすることができます。軽すぎると誤クリックが心配がありますが、Logicool G Pro Wirelessは程よい重さなのでその心配はありません。音も小さないのでマイクが拾う心配もなさそうです。
サイドボタンは大きく出っ張っているのでとても押しやすい印象でした。ボタンが浅いと深く押しこまないといけないのでその点も扱いやすいです。サイドボタンの音は小さめです。
マウスホイールボタンは結構重いです。強く押し込む感じでようやく反応します。ホイールを上下させる際にホイールボタンを押してしまうということがあるので重いとこれが解消されます。ただホイールボタンを押しながら視点移動するというときにかなり力を入れておかないとホイールボタンが戻ってしまうのでそこは少し不便を感じました。
このマウスは右利き左利き両方に対応していてサイドボタンが両方に着けられるようになっています。開封時は左サイドボタンのみボタンが着いた状態ですが、付属品に右サイドボタンが着いているので付け替えることができます。
ソフトウェア
LIGHTSYNC
マウスのライトの効果を設定することができます。
- オフ:点灯なし
- 固定:設定された色を点灯し続ける
- サイクル:様々な色をサイクルする
- ブリージング:様々な色を滑らかに変化させつつ点灯する
- 画面サンプラー:画面上の指定した箇所の色を同じ色を点灯する
- オーディオ ビジュアライザー:音に合わせて点灯する
割り当て
それぞれのボタンにそれぞれの機能を割り当てることができます。
サイドボタンは左右両方についていますが両方使う人はなかなかいないと思うので、使わないほうに何か欲しい役割を付けたりしてみるといいかもしれません。
感度(DPI)
感度(DPI)とレポートレート(ポーリングレート)を設定できます。
感度(DPI)は100~16000の間を50刻みで設定することができます。
プリセットを5個作ることができ、設定されたDPIをDPI変更ボタンで切り替えることができます。
レポートレート(ポーリングレート)は125/250/500/1000の中から選択できます。
Logicool G Pro Wirelessの性能(スペック)
ボタン | 8箇所(左右メイン、左サイド×2、右サイド×2、ホイールボタン、DPI変更ボタン) |
---|---|
ケーブルタイプ | ワイヤレスまたはケーブル(ビニール被膜) |
ケーブル長 | 1.80m |
長さ | 125mm |
幅 | 63.5mm |
高さ | 40mm |
重量 | 80.5g |
DPI | 100~16000(50刻み) |
ポーリングレート | 125/250/500/1000 |
最大認識速度 | 400IPS |
最大加速度 | 40G |
耐クリック回数 | 5000万回 |
使用感
実際にゲームをプレイしてみたところ、センサーの挙動に違和感などは一切ありませんでした。変な飛びもないし横に真っすぐ動かせば横に真っすぐ動くし縦も同様です。
次はマウスの持ち方ごとの使用感です。
かぶせ持ちでの使用感
手のひらとマウスの間に結構隙間ができてしまいます。うまいこと接地しないうえマウスの質感がかなりさらさらなので滑ります。なのでうまいことマウスを保持できません。
かぶせ持ちの方がこのマウスを使う場合はかぶせ持ちとつかみ持ちの中間あたりの持ち方になると思います。
純正なかぶせ持ちの方にはおすすめできません。G703のほうがいいと僕は思います。
つかみ持ちでの使用感
非常に持ちやすいです。マウス自体がそこまで大きくなく重量も軽いのでほとんど力を入れなくてもマウスを保持することができます。
マウス後部と手のひらの当たり方がかなりフィットしました。
マウスを激しく振り回してもズレることがなく安定的でした。
つまみ持ちでの使用感
表面がかなりスベスベしているのでグリップ力の弱いつまみ持ちだとマウスが滑りそうになって安定しない感じが少しありました。
とは言えかなり軽めのマウスなので指だけでも保持することが可能です。
Logicool G Pro Wirelessは小型のマウスなので指の可動域をしっかり確保できて、細かい操作もしやすい印象でした。
良かったところ
なによりワイヤレスなのでどれだけマウスをぶん回しても決して妨げられることはないということはかなり気持ちのいいものでした。
僕は最近センシを下げたのでマウスの移動距離が結構大きくなっていたのでケーブルがないことは非常に助かります。
もう1つはダメなところが一切ないことですね。どんなに優秀なマウスでもクリックが軽いとかケーブルが固いとかなにかしら不満点があるもんだったのですが、Logicool G Pro Wirelessは本当に悪いところは見つかりませんでした。
さすがは高級ゲーミングマウスです。(笑)
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
- 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
- ラインの動きドットの動きが一致しているほどセンサーの精度が高い。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
DPI:400
ポーリングレート:1000
波線の途中、飛び出したりしている部分があると思います。その部分がAIMが飛んでしまうタイミングのもの。
LogicoolG Pro Wirelessのセンサーテスト
とても良い感じです。ラインとドットがおおむね同じ動きをしています。
折り返し地点は若干ずれてしまっていますがこれは全てのマウスに出ている症状なので問題はないと思います。(もしかしてマウス加速OFFでも完全に0ではないのかな?)
リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
リフトオフレンジとは?
マウスを持ち上げたときにセンサーが感知する距離のことです。
このリフトオフレンジが長すぎると、マウスの持ち上げ動作時にセンサーが反応しなくていいタイミングで反応してしまいAIMがぶれてしまいます。
逆に短すぎるとマウスの持ち上げ動作からマウスパッドに置くと同時に視点移動をしようとするとセンサーの反応が遅れてしまい、マウスを動かしているのに視点が動かないタイミングがでてきます。
なのでリフトオフレンジは長すぎても短すぎてもダメということです。
リフトオフレンジの許容範囲
画像の緑色の部分が違和感なくゲームプレイできた長さ、黄色い部分がセンサーの挙動に違和感を感じた長さです。
今のところ分かっていることはリフトオフレンジが0.3mm以下または1.6mm以上のマウスはちょっと違和感を感じるかもということです。
ちなみにマウスパッドはSteelSeries QcKです。
Logicool G Pro Wirelessのリフトオフレンジ
Logicool G Pro Wirelessのリフトオフレンジは0.5mmでした。
許容範囲内なのでまったく問題ないと思います。実際にプレイしてみた感じでも違和感はまったくありませんでした。
まとめ
とても優秀なゲーミングマウスでした。欠点がないと言えるくらい素晴らしいマウスです。
つまみ持ち、つかみ持ちの方は最高のマウスだと思います。