当記事ではFnaticGear(フナティックギア)のゲーミングマウスパッド「FOCUS 2」をレビューしていきます。
FOCUS 2の特徴
- ソフトタイプ(布製)
- 優れたコントロールと滑らかなトラッキングを実現
- 疲れにくいエルゴノミックデザイン
- 安定性を高めるラバーベースを採用
パッケージ内容
梱包状態
丸められた状態で梱包されています。なので少し丸め癖が付いています。
パッケージ内容
FOCUS 2本体。
外観・仕様
デザイン
カラー展開はブラックのみ。
無地タイプで右上にFnaticの文字とロゴマークがあります。
大きさ・サイズ
サイズの種類は以下。
M | 380 x 290 x 3mm |
---|---|
L | 487 x 372 x 4.5mm |
Square | 487 x 487 x 4.5mm |
Desktop | 950 x 450 x 3mm |
表面
ソフトタイプ(布製)のマウスパッド。
表面は少し太めの糸で高密度、凹凸の少ないシンプルな編み方をされている印象です。
水平方向の糸が浮いて見える編み方で、水平方向の滑りが良く垂直方向は水平方向と比べると少し滑りが抑えられています。
触り心地はサラサラとしており、優しい肌触りになっています。
裏面
裏面はラバーベースで、階段状に溝が彫られています。
グリップ性は強く、マウス操作で動いてしまうようなことはありません。
厚さ・クッション性
厚さはサイズによって違いがあり、MとDesktopは3mm、LとSquareは4.5mmとなっています。今回購入したのはLサイズです。
Lサイズは4.5mmととても厚めです。
厚めですがやや硬めで指で強く押してようやく沈み込むといった感じで、クッション性はそこそこと言った印象。
テーブルの角に垂らして手首のクッション代わりとして使うことは可能です。
縁
ステッチ加工は無し。
滑りやすさ
マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を確認しています。傾きは全て同じです。
- 比較マウスパッド:FnaticGear FOCUS 2、SteelSeries QcK+、ARTISAN 零(ゼロ)、ARTISAN 疾風乙(ハヤテオツ)
- 比較マウス:Logicool G PRO X SUPERLIGHT、Logicool G703 HERO、Razer Viper Ultimate、Razer DeathAdder V2 Pro
滑りやすさはARTISAN 疾風乙(ハヤテオツ) > ARTISAN 零(ゼロ) > FnaticGear FOCUS 2 > SteelSeries QcK+って感じでした。
感覚としてはARTISAN 零(ゼロ)よりすこ~しだけコントロール寄りかなといった滑り具合です。
スピードとコントロールのバランスが取れた表面と言った印象。
⇓全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさは以下で確認できます。⇓
ゲームでの使用感、操作感
ゲームはApexLegendsとVALORANTをやってみました。
ApexLegendsは「敵を追い続けるような滑らかなAIM」をすることが多いゲームですが、VALORANTは「パッと狙ってパッと止めるAIM」、「ゆっくりとマウスを動かすクリアリングの時のAIM」が多いゲームで同じFPSでもAIMの仕方が全然違うため結構違った見方ができます。
ApexLegendsでの使用感
遠くの敵を狙う細かい操作、パッと動かしてパッと止める、一定方向に動き続ける敵を狙い続けるなどのAIM全てやりやすかったです。
コントロール重視だとマウス操作が重くなって指に力が入ってしまうことがありますが、軽い力で操作できるので力を抜いて操作することができました。
ストレスなくゲームをすることが出来たと思います。
VALORANTでの使用感
滑りやすさと止めやすさのバランスが取れていて、とても操作しやすい印象でした。
敵の頭にパッと狙うことができ、かつ狙ってから敵の動きに合わせて狙い続けるスムーズなAIMのしやすいと言った印象。
まさに滑りやすさと止めやすさを兼ね備えたマウスパッドだと感じました。
ストレスなくゲームをすることが出来たと思います。今までで一番使いやすかったかもしない。(調子が良かっただけかもしれないですが)
補足
垂直水平の滑りに少しだけ違いがありますが、マウス操作では垂直水平で違いは感じませんでした。
手のひらがマウスパッドに触れていてもペタ付く感じはなく、操作性が落ちることはありませんでした。
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
- 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
- ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
- DPI:400
- ポーリングレート:1000
- マウスパッド:SteelSeries QcK+
波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。
FOCUS 2のセンサーテスト
○テスト環境
- マウス:Logicool G PRO X SUPERLIGHT、Razer Viper Ultimate
- DPI:400/800/1600/3200
- ポーリングレート:1000
Logicool G PRO X SUPERLIGHT | Razer Viper Ultimate | ||
---|---|---|---|
波線はとても綺麗でした。センサーテスト的には問題なさそう。
リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
マウスパッドとマウスとの組み合わせによってリフトオフレンジが変わることがあります。
使用するゲーミングマウスによってはリフトオフレンジが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。
全てのゲーミングマウスを調べるのは大変なので、いくつか抜粋して調べました。
リフトオフレンジをソフトウェアで調整可能なものは青字、リフトオフレンジが長くてソフトウェアで調整不可なものは赤字にしています。
Razer DeathAdder V2 Pro | 0.8/1.2/1.8 |
---|---|
Razer Viper Ultimate | 0.7/1.7/1.7 |
Razer Basilisk Ultimate | 0.5/1.7/1.8 |
Logicool G502WL | 0.5 |
Logicool G703 HERO | 0.6 |
Logicool G PRO X SUPERLIGHT | 0.6 |
全て問題ない長さで、ほかのマウスパッドとも大きな差もないので問題ないかと思います。
まとめ
滑りやすさと止めやすさのバランスが取れた表面といったマウスパッドでした。
スピードとコントロールの中間といった感じですが、少しコントロール寄りといった感じ。
このマウスパッドは「止めやすいけどある程度滑りがあるくらいが良い」という人におすすめです。
メリット
- 止めやすくほどよい滑り
- 肌触りが優しく、手が擦れても痛くない
- 手のひらがマウスパッドに触れていてもペタ付くことが無く、操作性を落とすことが無い
デメリット
- 中間層が硬めで、クッション性はイマイチ
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