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「BenQ ZOWIE EC3-CW」レビュー

「BenQ ZOWIE EC3-CW」レビュー

当記事ではBenQ(ベンキュー)のゲーミングマウス「ZOWIE EC3-CW」をレビューしていきます。

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特徴

特徴
  1. 左右非対称エルゴノミクスデザイン
  2. 3種のサイズ展開(L / M / S)
  3. レシーバーを強化したワイヤレス設計により、家庭やアリーナでの対戦シーンで安定した高パフォーマンスを実現
  4. 軽量化、24ステップスクロールホイール
  5. プラグ&プレイ(ドライバーインストール不要)

性能(スペック)

接続方法 有線、無線(2.4GHz)
本体 ボタン類 7ボタン(左右クリックボタン、左サイド×2、ホイールボタン、底面×2)+電源スイッチ
長さ 119mm
前部:61mm、中部:61mm、後部:66mm
高さ 41mm
重量 76g
ケーブル タイプ USB-A to USB Type-C充電ケーブル
ケーブル長 1.8m
センサー センサー名
DPI 400/800/1600/3200
ポーリングレート 125/500/1000
最大認識速度(IPS)
最大加速度(G)
スイッチ類 左右クリック
ミドルマウスボタン
サイドボタン
ホイールエンコーダー
バッテリー 寿命 最大70時間
充電時間 約2時間
ソフトウェア
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パッケージ内容

梱包状態

梱包状態 梱包状態 - 2 梱包状態 - 3
梱包状態 - 4 梱包状態 - 5

内容物

内容物 内容物 - 2

マウス本体、エンハンストワイヤレスレシーバー、USBワイヤレスレシーバー、USBアダプタ、USB-A to USB Type-C充電ケーブル、取替用ソール、ユーザーガイド、保証書。

形状・仕様

形状

表面 前面 左側面
裏面 後面 右側面

ECシリーズの形状をしっかりと継承された左右非対称形状。

左右非対称形状にもいろいろありますが、「EC3-CW」は指から手のひらまで全体的にバランスよくフィットするタイプ。手のひらをかぶせる様に乗せると自然とフィットする形状で、ゆったりとしたグリップ感が得られます。

Logicool G703h EC3-CW - 上面後部

「Logicool G703h」や「SteelSeries Primeシリーズ」のような上面後部の高さが高めなタイプは手のひらのフィット感が強く、かぶせ持ちやつかみ持ちでの安定感があります。その分サイズ感が大きく感じやすく、ゆったりとしたグリップ感というものは薄くなります。

対して「EC3-CW」はゆったりとしたグリップ感ですが、かぶせ持ちやつかみ持ちでのガッチリとしたホールド感は無いといった感じです。

EC3-CW - 両サイド 両サイド

さらに細かく見ていくと、左右非対称形状の中でも両サイドの後部の膨らみに比べて前部の幅が細くなっています。「Death Adder」や「G703」は前方の幅が広めなので指でつまみ上げにくいですが、「EC3-CW」は前方が細めなので指でつまみ上げやすく、手のひら後部側に引き付けやすく指での操作もしやすいです。この部分は左右非対称形状としては理想的な形状をしていると思います。

右サイドの薬指が当たる部分

また基本的にはECシリーズの形状を継承されていますが、完全に同じという訳ではなく僅かに改善されている部分があります。個人的によい改善と感じた点は、右サイドの薬指が当たる部分の形状です。

「EC3-CW」は前モデルと比べて薬指が当たる部分の下部から上部への返しの深さが深くなっており、指でつまみ上げる際に引っかかりやすくなっています。そのおかげで前モデルよりも持ち上げ動作が僅かにしやすくなっています。僅かな違いなので大きなグリップ感の違いは感じられないかと思いますが、有線版を使っていた人が乗り換えてみるとなんか持ち上げやすいと感じるのではないかと思います。

サイズ感

サイズ感としては「EC3-CW」はシリーズの中で一番小さいサイズですが、これでも標準的なサイズ感といった感じです。強いて言えばPulsarの「Xlite」と「Xlite Mini」の中間と言ったサイズ感です。標準的な手のサイズの人であればEC3がちょうど良いサイズなんじゃないかと思います。

表面加工(質感)

表面加工(質感)

表面の質感としてはサラサラとしており、有線版とかなり似ていますがもっとマットな質感になっています。

グリップ性が高く肌に止まりやすいですが、表面は溶けやすそうではあります。指紋や油汚れについては、長時間使用しても目立った汚れは無く目立ちにくい印象でした。

ソール

ソール ソール - 2 ソール - 3

ソールは有線の「EC3-C」では上下に大きめのソールが1枚ずつ張られていましたが、「EC3-CW」は充電用のポゴピンの関係で上部のソールは2枚に分けられています。

エッジ処理は一応されていますが控えめで、厚さが薄めなのか筐体と高さがほとんど変わりません。なので沈み込みやすい柔らかなマウスパッドだと筐体が触れてしまうため、相性はあまり良くないかもしれません。場合によっては厚めのソールに替える必要があるかもしれません。硬めのマウスパッドであれば基本問題なく使えます。

滑りやすさとしては十分滑りますが、どちらかと言えば滑りにくい部類に感じられました。

センサー位置

センサー位置

センサー位置としては有線の「EC3-C」と同じ位置で、前後は中央、左右はやや左寄りの位置にあります。

重量(軽さ)

重量(軽さ)

実測重量は75.7gと最近のワイヤレスマウスの中ではやや重めといった感じです。基本的には軽い方を好む人が多いと思うので、期待外れに感じる人は多いのではないかと思います。使っていれば気にならなくなる重量かとは思いますが、多少ビルドクオリティーを落としてでも軽さに拘ったほうが良かったんじゃないかと個人的には思いました。

ちなみに有線の「EC3-C」の実測重量は72.0gなので、ワイヤレス化にしては大きな重量変化はありません。

重量バランス

重量バランスとしてはやや前方寄りで、左サイドの一番窪んでいる位置から少し後方を持って前後のバランスが取れるといった感じです。基本どのような持ち方でも偏りは感じませんが、個人的にはもう少しだけ後方だとよりバランスが良いかなと感じました。

ケーブル

ケーブル ケーブル - 2

ケーブルは着脱可能なUSB Type-Cの布巻きケーブルとなっています。

有線の「EC3-C」と比べると細めでやや硬めですが、有線として使用しても問題ないレベルの柔らかさです。

ワイヤレスマウスなので基本は充電用になるかと思いますが、充電しながら有線として使うことも出来ます。

バッテリー寿命

バッテリー寿命

バッテリー寿命は最大70時間と十分な長さです。

ポーリングレートを下げればバッテリー寿命が伸びるはずなので、高速な通信が必要無く長く使いたいという場合はポーリングレートを下げると良いと思います。

USBワイヤレスレシーバー、USBアダプタ

USBワイヤレスレシーバー、USBアダプタ

USBワイヤレスレシーバーとUSBアダプターはワイヤレス接続時に使用します。

レシーバーはワイヤレスマウスによく見る小さめのレシーバーです。

レシーバーはPCに直接接続しても使えますが、アダプターとケーブルを使ってマウスの近くに置いたほうが通信が安定します。

エンハンストワイヤレスレシーバー

エンハンストワイヤレスレシーバー エンハンストワイヤレスレシーバー - 2
エンハンストワイヤレスレシーバー - 3 インジケーター

「EC3-CW」にはUSBワイヤレスレシーバーよりも通信干渉に強いワイヤレス接続と充電ドックを併せ持った、エンハンストワイヤレスレシーバーが付属しています。

充電するにはレシーバーの先端に乗せるだけで充電することが出来ます。レシーバーの先端の突起部分とマウス本体の溝を合わせるように乗せるタイプです。一応マグネット仕様なので突起と溝を合わせれば自然とはまるという感じです。

充電状態はマウスホイール下のインジケーターから確認できます。

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ボタン類

⇓クリック音⇓

左右クリックボタン

左右クリックボタン

クリックボタンの形状は奥側が凹状で手前側にいくにつれフラットになっていく形状をしています。ある程度指の位置が決まりますが位置調整がしにくいほど深い溝ではありません。

クリック感としてはシンプルなクリック感と言った印象。押下圧はやや軽めでストロークは標準的です。軽めのタクタイル感があり、クリック時に程よくフィードバックが感じられます。

クリック音はさほど大きくはなく、甲高いクリック音が鳴ります。

左右差としては僅かに右クリックのほうが重く、音が鈍いです。この辺は個体差があるかもしれません。

サイドボタン

サイドボタン

サイドボタンの形状は結構厚めの横長タイプで、指が触れる部分は平らになっています。突出もしっかりとあり、親指をずらすだけで押しこむことが出来ます。

位置的には一番窪んでいる位置のやや後方側にあり、高さも程よくあるため指が干渉してしまうことはありません。

クリック感はやや重めで、有線の「EC3-C」よりもやや反発があります。タクタイル感が強く、クリック時にしっかりとしたフィードバックがあります。

クリック音はコチコチとやや鈍い音といった感じです。

スクロールホイール

スクロールホイール

スクロールホイールには凹凸のある滑り止めラバーが巻かれており、指がグリップされやすくなっています。

スクロールの重さは標準的で、ホイールボタンの押下圧はやや重めといった感じです。スクロール時にはしっかりとしたカリカリ感があり、音もかなりカリカリとなります。

その他のボタン

その他のボタン

底面にはDPIボタンとポーリングレートボタンが備わっています。

設定方法

設定方法

「EC3-CW」に専用ソフトウェアは無くマウス本体でDPI、ポーリングレート、リフトオフディスタンス、クリック応答時間(デバウンスタイム)の設定が可能です。

DPI

DPIとはマウス感度のこと。

底面のDPIボタンを押下することで切り替えることが出来ます。

切り替えられるDPIは400(赤)/800(紫)/1600(青)/3200(緑)です。

DPIについて

ポーリングレート

1秒間にマウスの操作情報を送信する回数のことで、カーソルの滑らかさや画面のブレに影響します。

ポーリングレートは底面のポーリングレートボタンを押下することで変更可能です。

ポーリングレートは125/500/1000の中から選択可能。

数値が高いほうがカーソルと画面が滑らかに動くので、特にこだわりがないのであれば出来るだけ高い数値にしておくのがおすすめです。

ポーリングレートについて

リフトオフディスタンス(LoD)

リフトオフディスタンス(LoD)とはマウスを持ち上げたときにセンサーが感知する距離のことです。

LoDは特定のボタンを押しながら、有線接続ならケーブルを接続、ワイヤレスなら電源を入れることで変更可能です。

【押すボタン】

  • 低LOD:左クリック+サイドボタン後部
  • 中LOD:左クリック+サイドボタン前部
  • 高LOD:左右クリック+サイドボタン後部

実測のLoDは下のほうで確認します。

クリック応答時間(デバウンスタイム)

クリック応答時間はクリック時の金属接触により発生するチャタリングを防ぐための待ち時間のようです。このクリック応答時間を短くすることで応答速度を速めることが出来ますが、その分チャタリングが起きやすくなります。

クリック応答時間は特定のボタンを押しながら、有線接続ならケーブルを接続、ワイヤレスなら電源を入れることで変更可能です。

【押すボタン】

  • 応答時間(高速):サイドボタン後部
  • 応答時間(標準):サイドボタン前部

実測のクリック反応速度は下のほうで確認します。

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リフトオフディスタンス(LoD)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

LoDは短すぎたり長すぎたりすると操作感に違和感が出てくることがあります。個人的な体感としては0.3~1.6mmの範囲であれば違和感無く操作できる印象です。

「EC3-CW」はLoDを低/中/高の3つから選択できるのでそれぞれ測定します。

測定結果

低LOD 0.7mm
中LOD 1.1mm
高LOD 1.3mm

どの設定でも問題ない長さで、FPSゲームでも全く問題なく使用できます。

基本的にLoDは短めのほうが不自然な反応をしないので、「低LOD」がおすすめです。もしマウスパッドのたわみ程度の隙間で反応しない場面が出るようであれば長めにすると良いと思います。

カーソル飛び

カーソル飛び

何種類かのマウスパッドでカーソル飛びを確認します。

確認結果

ARTISAN FX 零
ARTISAN FX 飛燕
ARTISAN FX 雷電
ARTISAN FX 紫電改
SkyPAD Glass 3.0 XL

マウスを激しく振ってもどのタイプのマウスパッドもカーソル飛びはありませんでした。

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クリック反応速度

反応速度測定-改 反応速度測定-改2

次はクリック反応速度を計っていきます※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。

測定には「反応速度測定-改」というゲームを使わせていただいています。

測定結果

応答時間(高速) 応答時間(標準)
最速 0.148 0.14
最遅 0.168 0.169
平均 0.15734 0.15855

ワイヤレスマウスですが体感できる遅延は一切なく、十分早く反応できていました。FPSゲームなど反応速度が求められるゲームでも問題なく使用できます。

応答時間の高速/標準の違いは体感では全く感じられず、タイム的にもほとんど違いはありませんでした。ちゃんと設定が変わっているのか確認するすべがないため何とも言えませんが、とりあえず高速にしておけば良いんじゃないかと思います。

スリープ復帰による遅延などもありませんでした。

ゲームでの使用感

次はゲームでの使用感を確認します。

マウスの持ち方との相性

※私の手のサイズは中指の先端から手首までで約18cmと標準的サイズです。手のサイズによっても使用感に違いが出るので、その点はご了承いただければと思います。

持ち方としてはかぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちで確認してみました。

かぶせ持ち

かぶせ持ち

とても扱いやすいです。

手のひらとのフィット感はそこまで強くないためほとんど指で保持している形になりますが、そのおかげか指で細かい操作がしやすいです。かぶせ持ちで手のひらのフィット感をそこまで求めない人にとっては相性は良さそうです。

逆に手のひらにしっかりとフィットさせたいという人にとっては物足りなさを感じるかと思います。なので手のひらにしっかりフィットさせたい場合は、大きめのサイズを選ぶという手もアリかと思います。

つかみ持ち

つかみ持ち

とても相性が良いです。

つかみ持ちは人によって手のひらの接地部分がまちまちなのでグリップ感に個人差が結構出るかと思いますが、手のひら後部のどの部分でも無難に接地させやすいです。

表面の質感も指や手のひらに程よくグリップされるので、中々に安定したつかみ持ちが出来ていた印象です。私の場合つかみ持ちで使うなら断然左右対称派でしたが、慣れたら左右非対称も使いやすそうと感じました。

またつかみ持ちの場合、有線の「EC3-C」との形状の違いを感じやすいように思いました。指が当たる部分の幅が有線の「EC3-C」と比べて狭めで、少し小さく感じられます。この違いが良く感じるか悪く感じるかは完全に人に寄る部分ですが、個人的には指先での操作がし易くなっているがその分ガッチリとしたグリップ感は落ちるように感じました。

なので有線の「EC3-C」からの乗り換えの場合、完全にグリップ感が同じというわけではないという点は注意しておいたほうが良いです。

つまみ持ち

つまみ持ち

使おうと思えば使えるが、両サイドの幅が後部から前部へ細くなっていく形状をしているため指の位置がかなり前方寄りになってしまいます。

薬指と小指の収まりも悪く、マウス操作をしているときにズレてしまい持ち直し動作が多発してしまいがちです。

わざわざつまみ持ちでこのマウスを選ぶメリットはありません。

応答時間の違いによる体感の違い

応答時間の違いによる体感の違いは全く感じられませんが、なんとな~く高速のほうが狙いやすかったのでとりあえず高速にしておけばいいかと思います。

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まとめ

有線版のECシリーズをそのままワイヤレスにしたという訳ではなく、マウスを持ち上げやすいように形状が僅かに改良されており、個人的にはより扱いやすくなっている印象でした。有線版と重量が大きく変わらない点も、有線版から乗り換えやすくて案外いいかも知れません。

普段からECシリーズを好んで使っている人はもちろん、かぶせ持ちユーザーや左右非対称派のつかみ持ちユーザーは不満点は少ないかと思います。ただ軽い重量を求める人は素直にPulsar Xliteシリーズを選んだほうが良いと思います。

価格としては2万越えとかなり高く感じますが、充電ドックが備わっている点をふまえると高過ぎるということはないかと思います。現状ECシリーズの形状で充電ドックが付いている物は無いと思うので、利便性も求めたい人は選択肢として十分にありではないかと思います。

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