当記事ではGRAPHT(グラフト)のグリップテープ「マウスグリップテープ 薄型モデル」をレビューしていきます。
提供:MSY株式会社
特徴
- 「強力グリップ、優しい手触り、手汗にも強い」薄型グリップテープ
- 高密度発泡ゴムの摩擦係数の高さとその弾力による高いグリップ性能を持ち、多孔質構造のクッション性によりドライでもウエットでもグリップ性能が変わらない
- 水分はスポンジ状の表層に分散し蒸発するため速乾性に優れ、吸水性がほとんどないため乾燥が早くグリップ力は安定した状態を保つ
- 微細な凹凸による優しい手触りで長時間の使用も快適
- 厚みが0.5mmと極薄かつゴム素材による沈み込みで、マウスを握ったときのフィーリングが変わりにくい
【種類(ラインナップ)】
- ユニバーサルモデル:1,450円(税込)
- フリーカット:2,750円(税込)
- Razer Basiliskシリーズ:1,450円(税込)
- Razer DeathAdderシリーズ:1,450円(税込)
- Razer Viperシリーズ:1,450円(税込)
- Razer Cobra / ViperMini:1,450円(税込)
- Logicool PRO / PROX SL:1,450円(税込)
- Logicool G703/G603/G403:1,450円(税込)
- Logicool G502Xシリーズ:1,450円(税込)
- Logicool G502:1,450円(税込)
パッケージ内容
梱包状態
内容物
グリップテープ本体、取扱説明書。
仕様
貼りやすさ、粘着性
粘着性はかなり強い印象でしたが、思ったよりも張り直しがし易く感じました。
しっかり張り付けても剥がしやすく、剥がすときも伸びてしまうことはありませんでした。
結構調整しやすいタイプかと思います。
質感(肌触り、溶けやすさ)
質感としてはグリップテープの中ではあまり見ないタイプ。よく見るタイプはしっとりとした肌に張り付くラバーの質感をしたものが多いですが、「GRAPHTグリップテープ」はスポンジのような質感をしています。一般的なラバーの質感をしたものはかなり肌に張り付く感覚が強いですが、「GRAPHTグリップテープ」はそれらと比べると肌に張り付く感覚は弱く程よく張り付く感じです。
肌触りとしてはスポンジのようにソフトで、ラバータイプよりもべたつきが少なく感じられます。ラバータイプのべたつく様な感じが少なくしっかり肌に止まる感覚もあり、グリップ性を損なわない程度に肌触りも良くなっているといった印象。
溶けやすさや耐久面については確認できていませんが、ラバーグリップよりは溶けにくそうに感じられます。
グリップ性(乾いた状態、濡れた状態)
乾いた状態
ラバータイプと比べて肌に張り付く感覚が少ないため、ラバータイプと比べるとグリップ力は劣ります。
とは言え十分なグリップ性で、マウス操作で滑ってしまうことはそうそうないと思います。
濡れた状態
濡れた状態だと乾いた状態と比べると若干グリップ力が落ちているように感じられましたがほとんど違いは無く、しっかりとしたグリップ性がありました。
ラバータイプでは濡れるとかなりグリップ性が落ちるものもあるので、汗を掻きやすい人にとってはかなり扱いやすいのではないかと思います。
吸水性
今までレビューしてきたグリップテープは吸水性があり、汗などの水分を吸ってくれていました。しかし「GRAPHTグリップテープ」は吸水性が無く、水を弾くタイプのようです。
水を弾くので表面に水分が付着しても蒸発するのが速いため、乾いた状態を保持しやすいです。しかし逆に言えば、手汗の掻く量が多い場合は表面に水滴が残ってしまいビシャビシャになってしまうと思います。濡れてもグリップ性はそこまで落ちないので操作性の問題はありませんが不快感にはつながると思うので、手汗を掻きやすい人はこまめに拭く必要はありそうです。
吸水性があるタイプはある程度手汗を掻いても表面に残らないので、不快感は少ないかもしれません。その分内部に水分が溜まってくると滑りやすくなってしまうと思います。
なので「GRAPHTグリップテープ」は少し手汗を掻く程度であれば通気性に優れるため、常に同じ使用感で使うことが出来ます。多少濡れてでもとにかくグリップ性を保持したいという場合にも最適です。拭くのが面倒という場合は吸水されるタイプを選ぶ必要があるかなといった感じです。
厚さ、柔らかさ
実測の厚さとしては0.5mm。グリップテープの中では十分薄め。
「GRAPHTグリップテープ」はスポンジのように細かい空洞がある構造なので、一般的なラバータイプよりもクッション性があり沈み込みやすいです。そのため本来の厚みよりも薄く感じやすく、テープを張った後のマウスのグリップ感のギャップが出にくいです。
とは言えやはり多少のグリップ感の違いは感じます。細かい使用感の違いは下のほうで説明します。
重量変化
グリップテープを貼れば、当然グリップテープ分の重さが加重されます。
貼る箇所や枚数、グリップテープなどによって加重は変化しますが、左右クリックと両サイドに張った場合はほとんどのラバータイプのグリップテープは1.5グラム程の重量変化があるといった感じでした。
そして「GRAPHTグリップテープ(Razer Viperシリーズ)」の場合、左右クリックと両サイド部分合わせて1.1グラムと結構軽めでした。僅かではありますがラバータイプよりも比較的重量変化が少なく済みそうです。
使用感
普段使っているマウス(AJAZZ AJ199)に「GRAPHTグリップテープ」を貼って、実際にゲームで使ってみました。「AJAZZ AJ199」はViper Miniとほぼ同じ形状なので「Razer Cobra / ViperMini用」のグリップテープを貼りました。
貼る箇所としては、私はつまみ持ちなので指が触れる部分のみあればいいので、左右クリックと両サイドに張りました。
貼る前と貼った後だとやはりどうしてもグリップ感の違いは感じられます。つまみ持ちの場合は特に両サイドのグリップ感に違いを感じやすく、いつもより幅広に感じられます。そのせいでいつもとは操作感が違って感じるので、使い始めは慣れが必要だと思います。ただ薄型である程度柔らかさもあるので、一般的なラバータイプよりはグリップ感への影響は少ないかもしれません。
グリップ性に関してはかなり強力で、貼る前と比べるとかなりグリップ性が増していることが分かります。ただやっぱりラバータイプと比べるとグリップ性は弱く感じられます。個人的には十分ですが、かなりグリップ性を強めたいという人にとっては物足りなさを感じる可能性はあるかと思います。
特に他のグリップテープと比べて良いなと感じた点は、サラサラとしていて手がべたつかないことです。質感がラバーっぽいグリップテープは長く使っていると手がべた付くことがありますが、こちらではそれがありません。触り心地としても良く、長時間使用していても不快感が少ない印象でした。
マウス以外にも
マウスグリップテープですが、キーボードに貼って使うのもありです。キーボードに貼る場合、ユニバーサルタイプかフリーカットタイプが使いやすいと思います。
単純にグリップが欲しいキーに貼るのも良いですが、他のキーとの高さを変えたいという場合にも使えます。個人的にはスーパーグライドなど、微妙な高さ調節に使うのがよさそうと感じました。
まとめ
他のグリップテープと特に違う点は「吸水性」と「質感」です。
「GRAPHTグリップテープ」は「吸水性」が無いため、多少の手汗であれば吸水せず蒸発し乾いた状態を維持しやすいです。ただ手汗を掻きやすい人の場合は吸水しない分、表面に水滴が残りやすいためこまめに拭く必要があるかと思います。濡れてもグリップ性はそこまで落ちないので、常にしっかりとしたグリップを得られます。
「質感」としてはゴム質のグリップテープよりも肌触りが優しく、長時間使用してもべた付きにくいです。不快感が少なくゲームに集中しやすいです。ゴム質の触り心地が苦手という人は一定数いると思うので、触り心地がいいのはかなり助かるのではないかと思いました。
- 濡れてもグリップ性が極端に落ちない
- 薄くてある程度沈み込むので、マウスのグリップ感にギャップが出にくい
- 肌触りがソフトで、ゴム質タイプのようにべたつかない
- 比較的軽量
- 吸水性が無いため、多汗の場合表面に水分が溜まる可能性がある
- ゴム製のものよりも少しグリップ性が劣る
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