デバイス比較・知識

Razer DeathAdder Elite vs Viper

Razer DeathAdder Elite vs Viper

今回は「Razer DeathAdder Elite」VS「Razer Viper」について解説していきます。

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DeathAdder EliteとViperの大きな違い

形状

形状 形状2 形状3 形状4

1つは形状が大きく異なります。

DeathAdder Eliteはエルゴノミクスデザインで、手のひらにフィットしやすい左右非対称の形状をしています。

Viperは左右対称なので、指のみで保持しすい形状をしています。

重量

DeathAdder Eliteの重量 Viperの重量

DeathAdder Eliteの重量はケーブル抜きで97g、Viperはケーブル抜きで69gと30gほど差があります。※画像ではケーブル分の重さがどうしても乗ってしまうので誤差があります。

重量はかなり違うため重いほうが好きな人、軽いほうが好きな人とはっきり分かれます。

 

DeathAdder EliteとViperのどちらを選ぶべきか

DeathAdder EliteとViperではマウスの持ち方でどちらを選ぶべきか分かれます。

マウスの持ち方には大きくかぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちがあります。

DeathAdder Eliteかぶせ持ち

DeathAdder Eliteのような左右非対称のマウスはかぶせ持ちとの相性が良く手のひらが良くフィットします。

逆にViperは高さがあまりないため手のひらに当たりづらくフィット感は弱めです。

Viperつかみ持ち Viperつまみ持ち

Viperのような左右対称マウスはつまみ持ち、つかみ持ちとの相性がいいです。

つまむ持ち方がとてもしやすく、幅も狭めなので指での操作がとてもやりやすいです。

また、高さがあまりないので手のひらに当たらないため、指での操作の妨げにならないメリットがあります。

逆にDeathAdder Eliteだと高さがあるので、指での操作時に手のひらに引っかかってしまい操作の妨げになることがあります。

重量に関してもかぶせ持ちの場合はグリップが強い持ち方なので多少重くても特に問題なく扱えますが、つかみ持ち、つまみ持ちに関してはグリップが強いほうではないので重量が重いマウスだと指に力が入ってしまい疲れやすくなることがあります。

これらを理由に迷っている方は自分のマウスの持ち方を考えてみて、かぶせ持ちならDeathAdder Elite、つかみ持ち、つまみ持ちならViperを選ぶようにしたほうが良いと僕は思います。

また下記のほうで違いを見ていきますが、FPSをする分には大した差ではないので実質ここまが本筋かなと思います。

 

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性能面の違い

  Razer DeathAdder Elite Razer Viper
ボタン 7箇所(左右メイン、左サイド×2、ホイールボタン、DPI変更ボタン×2) 8箇所(左右メイン、左サイド×2、右サイド×2、ホイールボタン、DPI変更ボタン)
ケーブルタイプ ファイバーケーブル ファイバーケーブル(RAZER SPEEDFLEX ケーブル)
ケーブル長 2.1m 2.1m
長さ 127mm 126.73mm
70mm 66.2mm
高さ 44mm 37.81mm
重量 129g(マウスのみ:約97g) 69g
DPI 100~16000(100刻み) 100~16000(50刻み)
ポーリングレート 125/500/1000 125/250/500/1000Hz
最大認識速度 450IPS 400IPS
最大加速度 50G 40G
耐クリック回数 5000万回 7000万回
センサー Razer 5G オプティカルセンサー Razer 5G オプティカルセンサー

Viperのほうが後にでたマウスので性能が良いのは当然ですが、具体的にはどのようなの差があるのでしょうか。

まずスイッチが変わっています。DeathAdder Eliteは「Razer メカニカルマウススイッチ」が搭載されていますが、Viperは「Razer オプティカルマウススイッチ」なっており、応答速度と耐久性が向上しています。

ケーブル

もう一つはケーブルです。

DeathAdder Eliteは少し太めの柔らかいファイバーケーブルですが、Viperは「RAZER SPEEDFLEX ケーブル」というもう少し太めのさらに柔らかくなった低摩擦なケーブルになっています。

「RAZER SPEEDFLEX ケーブル」は現状トップクラスに扱いやすいケーブルと言えるはずです。

違いといえばこれくらいで基本的にはViperのもののほうが良いものが使われています。

 

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

リフトオフレンジとは?

マウスを持ち上げたときにセンサーが感知する距離のことです。

このリフトオフレンジが長すぎると、マウスの持ち上げ動作時にセンサーが反応しなくていいタイミングで反応してしまいAIMがぶれてしまいます。

逆に短すぎるとマウスの持ち上げ動作からマウスパッドに置くと同時に視点移動をしようとするとセンサーの反応が遅れてしまい、マウスを動かしているのに視点が動かないタイミングがでてきます。

なのでリフトオフレンジは長すぎても短すぎてもダメということです。

リフトオフレンジの許容範囲

Cooler Master MM710のリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

画像の緑色の部分が違和感なくゲームプレイできた長さ、黄色い部分がセンサーの挙動に違和感を感じた長さです。

今のところ分かっていることはリフトオフレンジが0.3mm以下または1.6mm以上のマウスはちょっと違和感を感じるかもということです。

また、許容範囲内でもできるだけ短めのほうが違和感は少ないと言えると思います。これは個人的な意見ですが。

両者のリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

DeathAdder Elite:0.8mm

Viper:1.0mm

どちらも許容範囲内で、大体同じくらいの長さなので大きな差はないです。

また、ソフトウェアでリフトオフレンジを調整できるので誤差みたいなもんです。

両方とも使いやすいと言えます。

 

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滑りやすさ

滑りやすさの比較は斜面上のマウスパッドの上に両マウスを置き、滑りを確認する方法と行いました。

ほぼ変わりませんが、かろうじてViperのほうが滑りは良かったです。

ソール

ソールの形状、面積的にもあまり変わらないので、軽い分摩擦が弱いということかもしれません。

 

応答時間

応答速度 応答速度2

反応速度を計るゲームで反応速度を計測して平均タイムを出し比較します。※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。

ここに関しては応答速度に差があったとしても、体感では全く分からないので特に気にする必要はありません。ただ速ければ速いほどいいのは間違いないので一応計るだけです。

このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。

というわけで100回やって結果このようになりました。

〇DeathAdder Elite

  • 最速:0.179秒
  • 最遅:0.261秒
  • 平均:0.22093秒

〇Viper

  • 最速:0.172秒
  • 最遅:0.252秒
  • 平均:0.21336秒

平均タイムはViperのほうがわずかに速いという結果になりました。その差は0.00757秒になりました。

最速も最遅もViperのほうが速いので、もしかしたらマウススイッチの性能さが出ているのかもしれません。

 

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センサーテスト

『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。

  1. 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
  2. ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。

DeathAdder Elite

400dpi 800dpi
1600dpi 3200dpi

Viper

400dpi 800dpi
1600dpi 3200dpi

どちらも最近のゲーミングマウスと比べるとあまりきれいな波線ではないように見えます。

ただViperのほうはドットの乱れかたがやや一定なようにも見えますが、DeathAdder Eliteのほうはちらちらごみのような飛び方をしています。

これらの違いが実際にプレイに影響することはまずないとは思いますが、これからのセンサーテストの参考にはなりそうです。

 

コスパ

コスパ

コスパは双方とも良いので、完全に人それぞれの見解によりそうな気がします。

現状ではDeathAdder Eliteが5000円台、Viperのほうが9000円台と4000円近くの差がありますが、新しくなったマウススイッチや重量の差、とてつもなく柔らかさを持つケーブルを見ると個人的にはViperのほうがコスパは良いようにも思えます。

まぁしかしコスパでマウス選ぶのではなくどちらのほうが自分に合っているかのほうが重要なので、結局は当記事序盤の『DeathAdder EliteとViperのどちらを選ぶべきか』に書かれた内容に合わせて選んだほうが間違いはないと思います。

 

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まとめ

同じRazer製マウスですが、使い手によって相性が完全に分かれるのでしっかり自分に合ったマウスを選ぶようにしましょう。

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