今回はBenQ ZOWIE(ベンキューゾーウィ)のゲーミングマウスパッド「GTF-X」をレビューしていきます。※PTF-Xとはサイズが違うだけです。
BenQ ZOWIE GTF-Xの特徴
- スピード重視のソフトタイプ(布)マウスパッド
- 布とプラスティックが融合したような表面
- 表面撥水加工でメンテナンスにも最適
- 耐久性の高いフチ縫い加工
- 2タイプのサイズ展開(Lサイズ:GTF-X、Sサイズ:PTF-X)
BenQ ZOWIE GTF-Xのパッケージ内容
梱包状態
マウスパッドは丸めず広げた状態で梱包されているので、クセが無い状態で使用できます。
パッケージ内容
BenQ ZOWIE GTF-X本体。
BenQ ZOWIE GTF-Xの外観や仕様
今回は購入したのはLサイズです。LサイズはGTF-X、SサイズはPTF-Xとなっています。
サイズは以下のようになっています。
- PTF-X: 345 x 305 x 3.5mm
- GTF-X:470 x 390 x 3.5mm
表面のデザインはシンプルな無地タイプです。
左上にBenQZOWIEのタグが縫われています。
BenQ ZOWIE GTF-Xは滑り重視のスピードタイプのマウスパッドです。
BenQ ZOWIE GTF-Xは普通のソフトタイプマウスパッドと違い、ソフトとハードを合わせたような表面をしています。ザラザラと荒く、感触は水平方向はツルツルで垂直方向はザラザラとした感じです。
厚みは3.5mmで、クッション性は普通かなといった感じです。指で押し込むと僅かに沈み込むくらいでやや固めな印象を受けました。
縁はステッチ加工がされており、ほつれにくくなっています。
裏面はスポンジのようなベースで全体的にブラック色。滑り止めが少し弱い印象で割とズレ易いですがマウス操作くらいではズレることはありません。
BenQ ZOWIE GTF-Xの滑りやすさ
マウスパッドの滑りやすさを「BenQ ZOWIE GTF-X」、「Xtrfy GP1」、「SteelSeries QcK Heavy」で比べてみました。
テストに使ったマウスは「Logicool G Pro Wireless」と「Razer Viper Ultimate」です。
マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を確認しています。傾きは全て同じです。
- 比較マウスパッド:BenQ ZOWIE GTF-X、Xtrfy GP1、SteelSeries QcK Heavy
- 比較マウス:Logicool G Pro Wireless、Razer Viper Ultimate
比較してみた感じ滑りやすさはBenQ ZOWIE GTF-X > Xtrfy GP1 > SteelSeries QcK Heavyって感じでした。BenQ ZOWIE GTF-Xはかなり滑りやすいほうのマウスパッドでした。今までレビューしてきたソフトタイプのマウスパッドの中で一番滑りやすいマウスパッドでした。
⇓全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさ比較はこちらでまとめています。⇓
操作感や使ってみた感想
ApexLegendsとVALORANTをやってみました。
ApexLegendsは「敵を追い続けるような滑らかなAIM」をすることが多いゲームですが、VALORANTは「パッと狙ってパッと止めるAIM」、「ゆっくりとマウスを動かすクリアリングの時のAIM」が多いゲームで同じFPSでもAIMの仕方が全然違うため結構違った見方ができます。
ApexLegendsでの使用感
とても滑りやすく軽い力でマウスが動くので滑らかなAIMができました。
マウスを大きく勢いよく振り回しても行き過ぎたりすることもなく、扱いやすいです。
指で操作するときのような力の弱いAIMでもスルっと動くのでストレスなくゲームをすることができました。
VALORANTでの使用感
とてもマウスを動かしやすいという印象でした。
滑りがとにかくいいのでどのようなAIM時も滑らかに動かすことができました。
ただ滑り過ぎて指に力が入っているときにAIMがガクガクしてしまうということはありましたが、さほど気になるほどではなかったです。
補足
厚さが3.5mmと少し厚みはありますが、表面とベースが硬めでクッション性はあまりないように感じます。テーブルから垂らしてクッションにする場合でもしっかり垂れないので邪魔になりそうと感じました。
また、表面が硬く長時間やっていると痛くなりそうだなぁと思っていたのですが、そのようなことはまったくありませんでした。
上下の滑りやすさの差も感じず、良い感じでした。
なによりよさそうだったのは湿気につよそうということです。表面がソフトとハードを合わせたようなものになっているので湿気を吸わない感じになっています。これは結構でかいかもしれません。
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
- 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
- ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
- DPI:400
- ポーリングレート:1000
- マウスパッド:SteelSeries QcK+
波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。
BenQ ZOWIE GTF-Xのセンサーテスト
○テスト環境
- マウス:Logicool G Pro Wireless
- マウスパッド:BenQ ZOWIE GTF-X、Logicool G640、SteelSeries QcK Heavy
- DPI:400/800/1600/3200
- ポーリングレート:1000
BenQ ZOWIE GTF-X | Logicool G640 | SteelSeries QcK Heavy | |||
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マウスパッドは「BenQ ZOWIE GTF-X」、「Logicool G640」、「SteelSeries QcK Heavy」で比較してみました。
結果はどれも大きな違いはなく、きれいな波線をしていました。
センサーテストはマウスとマウスパッドの組み合わせによって大きく結果が変わるということはなかったのでおそらくほかのマウスでも問題なく使用できるのではないかと思います。
BenQ ZOWIE GTF-Xのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
マウスパッドとゲーミングマウスによってリフトオフレンジが変わります。使用するゲーミングマウスによってはリフトオフレンジが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。
可能な限り様々なゲーミングマウスで測ってみました。
- Razer DeathAdder Elite:1.0mm
- Razer DeathAdder V2:1.8mm
- Razer DeathAdder V2 Mini:2.0mm以上
- Razer Basilisk:0.9mm
- Razer Basilisk V2:1.5mm
- Razer Basilisk Ultimate:1.3mm
- Razer Basilisk X HyperSpeed:1.6mm
- Razer Viper:1.0mm
- Razer Viper Ultimate:1.7mm
- Razer Viper Mini:2.0mm以上
- Razer Mamba Tournament Edition:0.7mm
- Razer Mamba Wireless:0.9mm
- Razer LanceHead Tournament Edition:1.0
- Logicool G Pro Wireless:0.6mm
- Logicool G PRO HERO:0.7mm
- Logicool G203 LIGHTSYNC:0.6mm
- Logicool G300Sr:2.0mm以上
- Logicool G304:0.7mm
- Logicool G402:2.0mm以上
- Logicool G403 Prodigy:0.6mm
- Logicool G502 HERO:0.5mm
- Logicool G703h:0.5mm
- SteelSeries RIVAL310:1.0mm
- SteelSeries Rival3:1.7mm
- SteelSeries RIVAL110:1.2mm
- SteelSeries Sensei Ten:0.8mm
- BenQ ZOWIE EC2-B:1.2mm
- BenQ ZOWIE S2:1.3mm
- Endgame Gear XM1:0.7mm
- Xtrfy M4:0.4mm
- G-wolves Skoll Sk-l:1.9mm
- G-wolves Hati Ht-M:0.8mm
- Glorious Model O-:0.6mm
- Cooler Master MM710:0.8mm
- ROCCAT Kain 200 AIMO:1.0mm
- Ray PAWN:0.7mm
- FANTECH X9 THOR:2.0mm以上
- Microsoft Pro IntelliMouse:0.7mm
前回レビューした「Xtrfy GP1」と比べると全体的にリフトオフレンジが短くなっていました。
中には長くなっているものもありますがほとんどが短くなっていたので、リフトオフレンジは短いほうがいいのでそこは良いように思いました。
また、Razer DeathAdder V2とRazer Viper Ultimateがほかのマウスと比べてリフトオフレンジが長くなっていました。この2つはリフトオフレンジを調節する機能が備わっているので短くすれば問題なく使用できます。
Razer DeathAdder V2 Mini、Razer Viper Mini、Logicool G300Sr、Logicool G402、SteelSeries Rival3、G-wolves Skoll Sk-l、FANTECH X9 THORはマウスパッドに関係なく長い可能性あり。
まとめ
このマウスパッドは「滑りやすいマウスパッドが好き」という人におすすめです。
メリット
- 凄く滑りやすく、なめらかなAIMができる
- 他のソフトタイプのマウスパッドと違い、ソフトとハードを合わせたような表面をしているので湿気の影響を受けづらそう
デメリット
- コントロール重視が好みの人には不向き
⇓その他のゲーミングマウスパッドのレビュー記事は以下で確認できます⇓
⇓おすすめのゲーミングマウスパッドと選び方を以下で解説しています⇓
⇒FPS向けおすすめのゲーミングマウスパッド【滑りやすさ別】
始めまして。
拝見したところGTF-Xなのにも関わらず巻グセが無いように感じたのですが、フラットデザイン(海外では四角パッケージに変更)だったのでしょうか?
もしそうだった場合、どこから購入しましたか?
どうしても巻きグセの無いGTF-Xがほしいです。
私が買ったときには広げた状態で梱包されているものなっていました。
Amazonで買いました。
ありがとうございます。amazonで購入します^^