今回はHyperX(ハイパーエックス)のイヤホン「Cloud Earbuds」をレビューしていきます。
HyperX Cloud Earbudsの特徴
- インナーイヤー型イヤホン
- 強化された重低音と、クリアな高域、中域、低域で臨場感のあるゲーミングオーディオ
- インラインマイク搭載イヤホン
HyperX Cloud Earbudsのパッケージ内容
梱包状態
パッケージ内容
HyperX Cloud Earbuds本体、シリコン製イヤーピース(S、M、L)、キャリングケース。
HyperX Cloud Earbudsのスペック
ヘッドホン | ドライバー | ネオジム磁石、ダイナミック14mm径 |
---|---|---|
周波数応答 | 20Hz~20000 Hz | |
インピーダンス | 65 Ω | |
音圧レベル | 116dBSPL/mW (1kHz時) | |
T.H.D. | 2%未満 | |
重量 | 19g | |
ケーブルのタイプと長さ | 4極、1.2m | |
インラインマイク | 方式 | エレクトレットコンデンサーマイク |
極性パターン | 全方向性 | |
周波数応答 | 100Hz~6,300 Hz | |
感度 | -42dBV (0dB=1V/Pa、1kHz時) |
HyperX Cloud Earbudsの外観と仕様
外観として本体は内側が黒色で外側は赤色のフレーム。ケーブルが赤色でインラインマイク部分が黒色でHyperX感がしっかりあるデザイン。本体表面にはHyperXのロゴが入っています。
ケーブルはゴム製、平べったいタイプで絡みにくいものになっています。
HyperX Cloud Earbudsはインナーイヤー型のイヤホンで、カナル型のように耳の穴に差し込んで使用するタイプではなく耳の穴の周りに引っ掛けて固定するタイプなので圧迫感が少ないです。
イヤーピースは全部で3種類あります。シリコン製イヤーピースがS、M、Lあり、Mサイズが装着されています。イヤーピースによって装着感や音の聞こえ方が変わってくると思うので下のほうで確認します。
HyperX Cloud Earbudsにはインラインマイクが備わっておりマイク機能を使うことができます。またインラインマイクにはメディアコントロール機能もあり再生/一時停止などの簡単な操作は可能。
ジャックは3.5mm4極ミニプラグです。4極ミニプラグで音楽とマイク両方を使うことができます。
またケーブルは絡み防止にまとめることもできます。
付属としてキャリングケースがあり持ち運びに便利です。
装着感
装着感は装着するイヤーピースによっても変わるためそれぞれ試してみました。
シリコン製イヤーピースSサイズははめると結構隙間があり固定されずズレてしまうことがありました。頭を激しく動かすと簡単に外れてしまい少し小さすぎるといった印象でした。
シリコン製イヤーピースMサイズは隙間なく固定されている感じで頭を激しく動かしてもズレたり外れたりすることはありませんでした。圧迫感もなくストレスなく装着できました。
シリコン製イヤーピースLサイズはMサイズ同様しっかり固定されますが、やや圧迫感が強めでした。
個人的にはMサイズがちょうど良かったです。装着感は人の耳の形によってさまざまなので自分でしっかりと確認したほうがいいです。
イヤピースの交換は簡単で苦労することもありませんでした。
イヤーピースの違いによる音の聴こえ方の違い
音の聴こえ方はイヤーピースによって変わるためそれぞれ試してみました。
まず音の拾え具合の良い順に並べると L > M > Sって感じでした。音質が変わってしまうというほどではないですが、同じ音量でも僅かに聴こえる音の大きさが変わるといったくらいの違いがありました。大差ないのでイヤーピースは着け心地の良さで決めてよさそうです。
この音の聴こえ方は人の耳の形によって左右されるところなので、自分で実際に確認してみることをおすすめします。私的には僅かですが、Lが一番聴き取りやすかったです。
定位(音の方向性、音の距離)
ゲームの足音や銃声などの捉えやすさ、方向性、聞こえ始める距離などを確認しました。
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
音質(音の傾向)
実際に音楽を聴いてみて音の明瞭感や迫力や臨場感などの音質、低音寄りや高音寄りといった音の傾向を確認しています。
音の傾向
音の傾向としては基本低音寄りですが中音が低く、高音も程よくでておりかなり自然な音になっていました。ただ低音に対して高音が弱く少しメリハリが弱いといった印象です。
音の深みや解像度的にも荒さを感じず、何となく良いようにも感じられました。
マイク音質
イヤホンの中では今まで一番良いマイク音質でした。若干籠って聞こえますが普通に聴きとれます。
当然ヘッドセットと比べると音質が落ちますが、そこまで悪いといった印象は受けませんでした。
ケーブルが擦れても音が入らずちょうど良い感じでした。声が小さすぎるということもなく思ったよりも使えそうといった感じです。
ゲーミングヘッドセットとの違い
音漏れがヘッドセットと比べるとかなり少ない。同じくらいの音量でも外に漏れる音の大きさはイヤホンのほうが少ないです。
また音の感じ方も違います。ヘッドホンは耳全てを覆いますが、イヤホンは耳の中に入れるので音の振動の感じやすさはやはりヘッドセットのほうが優秀です。
音の拾いやすさはやはりあまり変わらない印象でした。イヤホンでもヘッドセットを変わらないくらい聞き取ることができました。FPS等のゲームをやる分でもイヤホンという選択肢は十分にあります。
カナル型イヤホンとの違い
HyperX Cloud Earbudsはインナーイヤー型のイヤホンです。
装着感はインナーイヤー型のHyperX Cloud Earbudsのほうが圧迫感は少ないですが、外れずらさという点ではカナル型のほうが良かったです。もしスポーツ等で激しい動きをするのであればカナル型のほうが相性がいいかもしれません。
音質に関してはカナル型のイヤホンのほうがしっかり聞き取れるといった印象でした。カナル型は耳栓のように耳の穴に入れるためイヤホンから出る音を全て拾える感じですが、インナーイヤー型は穴に入れないため若干隙間ができ音が抜ける印象でした。
ただどちらに関しても大きな差はなく強いて言えばといったところなので気にしすぎる必要はないかと思います。
HyperX Cloud Earbudsのイコライザー設定
ゲームの音や音楽は使用しているイヤホンによって音が変わります。
そのためイコライザ設定は使用しているイヤホンに合わせてイコライザ設定を調節する必要があります。
「HyperX Cloud Earbuds」の音の傾向は「やや低音寄り」なのでそれに合わせてイコライザーを調整しました。
PUBGの音声の周波数ごとの音量
Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量
Valorantの音声の周波数ごとの音量
これらの数値をもとに作成したヘッドセットごとのイコライザ設定は以下になります。
HyperX Cloud Earbuds + オンボード(Realtek Audio Console)の場合
PUBG/FORTNITE向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant/CS:GO向けイコライザー
Realtek Audio Consoleでイコライザー設定する方法がこちらから確認できます。
HyperX Cloud Earbuds + ASTRO MixAmp Pro TRの場合
PUBG/FORTNITE向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant/CS:GO向けイコライザー
HyperX Cloud Earbuds + Creative Sound BlasterX G6の場合
PUBG/FORTNITE向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant/CS:GO向けイコライザー
HyperX Cloud Earbuds + SteelSeries GameDacの場合
PUBG/FORTNITE向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant/CS:GO向けイコライザー
HyperX Cloud Earbuds + EPOS GSX300の場合
PUBG/FORTNITE向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant/CS:GO向けイコライザー
まとめ
FPSでも十分足音を聴きとることができ、音楽でも迫力のある音を楽しめる感じでした。
特殊な形状のイヤーピースで圧迫感が少ないので長時間装着にも向いていると思います。
ゲーム、音楽映画鑑賞どちらでも使えるといった感じ。
メリット
- 低音寄りで音に迫力があり音楽鑑賞にも良い
- 足音は聞き取りやすいまでいかないものの、十分に聴き取れるレベル
デメリット
- イヤーピースの形状が特殊で慣れるまで違和感があるかも
- カナル型と比べると音漏れが多くなるかも
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