今回はASUS(エイスース)様より、ゲーミングマウスパッド「TUF GAMING P1」をご提供いただけたのでレビューしました。
TUF GAMING P1の特徴
- ソフトタイプのゲーミングマウスパッド
- 260×360mmサイズの持ち運びに便利なマウスパッド
- ミリタリーグレードのナノコーティング剤を施し、表面の耐水性を向上
- 耐久性に優れたアンチフレイ・ステッチを採用
- 滑りにくいラバーベース
パッケージ内容
梱包状態
丸めた状態で梱包されており少し丸め癖が見られますが、ほとんど気にならないレベル。
パッケージ内容
TUF GAMING P1本体。
外観・仕様
デザイン
黒色ベースにTUF Gamingのロゴマークが大きく入ったデザインで、派手さは無く落ち着いたデザイン。
右下にはTUF Gamingのロゴマークと文字が入っています。プリントタイプではないためマウスが引っかかる心配もありません。
大きさ・サイズ
サイズは360 x 260 x 2mmのみと小さめで、持ち運びしやすいコンパクトサイズとなっています。
表面
「TUF GAMING P1」は一般的なソフトタイプマウスパッドです。
水平方向の糸が浮いて見える織り方がされていますが、水平/垂直方向の糸で段差がほとんどなくフラットな表面をしています。
シンプルで規則的な織り方がされている印象で、凹凸が少なくツルツルとサラサラを合わせたような質感をしており肌触りがとても優しいです。
水平/垂直方向での滑りの違いも手触りではほとんど感じられません。
撥水性
「TUF GAMING P1」の耐水性がどれほどなのか確認してみました。
水滴を垂らしてみるとしっかり水を弾いており、ふき取った後でも染みたような跡も見られませんでした。
しっかりとした撥水性があり、手汗や湿気にも強いかと思います。
裏面
裏面はラバーベースで、階段状に溝が彫られています。
しっとりとしていて肌に張り付く様な質感で、テーブルなどの設置面であればしっかりとグリップされます。
小さめのマウスパッドですがマウス操作でズレることはなさそうです。
厚さ・クッション性
厚さは2mmと結構薄めです。
中間層の硬さは標準的ですが、薄いためクッション性はあまりありません。
テーブルの角に垂らしてクッション代わりにして使いたいという場合は、少しクッション性が弱く感じられるかもしれません。
縁(エッジ)
縁はかなりしっかり目のステッチ加工が施されています。
チクチクと感じる部分もなく、手首が擦れても痛くなることはなさそうです。
滑りやすさ比較
「TUF GAMING P1」は小型マウスパッドなので斜面を滑らせる確認の仕方はやりにくいので、手でマウスを操作してみた確認しました。
- 比較マウスパッド:ASUS TUF GAMING P1、FnaticGear DASH、Xtrfy GP1
- 比較マウス:Logicool G PRO X SUPERLIGHT、Logicool G703 HERO、Razer Viper Ultimate、Razer DeathAdder V2 Pro
滑りやすさはFnaticGear DASH > ASUS TUF GAMING P1 > Xtrfy GP1という感じでした。
普通のソフトタイプ(ハイブリッド系ではない)で一番滑りやすかったのは「Xtrfy GP1」でしたが、「TUF GAMING P1」はそれよりも滑りやすく普通のソフトタイプの中でトップレベルの滑りやすさでした。
普通のソフトタイプながらハイブリッド系並みの滑りやすさで個人的にはかなり好みの滑りやすさです。
この滑走面のままサイズが大きければ最高。
⇓全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさは以下で確認できます。⇓
ゲームでの使用感、操作感
ゲームはApexLegendsとVALORANTをやってみました。
ApexLegendsは「敵を追い続けるような滑らかなAIM」をすることが多いゲームですが、VALORANTは「パッと狙ってパッと止めるAIM」、「ゆっくりとマウスを動かすクリアリングの時のAIM」が多いゲームで同じFPSでもAIMの仕方が全然違うため結構違った見方ができます。
ApexLegendsでの使用感
滑りと止めやすさのバランスが良く、とても操作しやすかったです。
ソフトマウスパッドながらとても滑りやすく、かなりスムーズなマウス操作ができた印象です。
Apexでは敵を狙い続けることが多いため軽い力でマウスを操作できるのは、とても狙いやすい印象です。
滑りやすいですがハイブリッド系ほどの滑りではなく、ある程度コントロールも効くため止めることもできストレスなく操作できたかなと思います。
VALORANTでの使用感
滑りと止めやすさのバランスが良く、とても操作しやすかったです。
敵の頭にパッと狙いパッと止めるがしやすく、とてもAIMしやすい印象でした。初動が軽くかつ止める際に行き過ぎてしまう感じが無くイメージド通りの操作ができたと思います。
クリアリング時も重く感じることなくスムーズに動かすことが出来ました。
補足
垂直/水平方向に滑りに差がほとんどなく、マウス操作での垂直/水平の滑りの違いは全く感じられませんでした。
マウスパッドと手のひらが触れた状態でマウスを動かしても、ペタ付く様な感覚はなくスムーズに操作できました。
ゲームに関係なく共通して感じたマイナスポイントは、やはり小サイズということです。
基本的な動きのときは特に困ることはありませんが、キャラコンを活かしたいときなどの大きな視点移動の際はどうしてもマウスパッドをはみ出してしまいます。
やはりFPS的にはもう少し大型が向いていると感じます。
リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
マウスパッドとマウスとの組み合わせによってリフトオフレンジが変わることがあります。
使用するゲーミングマウスによってはリフトオフレンジが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。
全てのゲーミングマウスを調べるのは大変なので、いくつか抜粋して調べました。
リフトオフレンジをソフトウェアで調整可能なものは青字、リフトオフレンジが長くてソフトウェアで調整不可なものは赤字にしています。
Razer DeathAdder V2 Pro | 0.8/1.2/1.8~ |
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Razer Viper Ultimate | 0.4/1.2/1.2 |
Razer Basilisk Ultimate | 0.6/1.2/1.8~ |
Logicool G502WL | 0.4 |
Logicool G703 HERO | 0.5 |
Logicool G PRO X SUPERLIGHT | 0.6 |
他のマウスパッドと比べ大きくLODが変わっている物はなく、どのようなマウスでも使えるのではないかと思います。
まとめ
想像以上に滑りやすく通常のソフト系(ハイブリッド系以外)の中では最も滑りやすいマウスパッドでした。
個人的にかなり好きな滑りでとてもマウス操作がし易いマウスパッドでした。あとはもう少し大型だと完璧でした。
このマウスパッドは「滑りやすいがある程度止めも効くくらいが好き」という人に向いています。
良かったところ
- 通常のソフト系(ハイブリッド系以外)の中では最も滑りやすい
- しっかりとしたステッチ加工がされている
- 水平/垂直方向の滑りの違いが少い
- 小サイズなので持ち運びしやすい
悪かったところ
- FPS的にはサイズが小さめ
- クッション性は無い
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