当記事ではBenQ(ベンキュー)のゲーミングマウス「Zowie DWシリーズ ZA13/FK2/S2」をレビューしていきます。
提供:BenQ
特徴
- 右利き用 左右対称デザインワイヤレスマウス
- 4K対応のワイヤレスレシーバー付き
- プラグアンドプレイ(ドライバーインストール不要)
- スポーツサイエンスを取り入れた形状
性能(スペック)
価格 | 24,800円(税込) | |
---|---|---|
接続方法 | 有線、無線(2.4GHz) | |
本体 | ボタン類 | 左右クリックボタン、左サイド×2、ホイールボタン、DPIボタン[底面]×1、 ポーリングレートボタン[底面]×1、電源スイッチ |
長さ | – | |
幅 | – | |
高さ | – | |
重量 | – | |
ケーブル | タイプ | 着脱式ラバーUSB Type-C |
ケーブル長 | 2m | |
センサー | センサー名 | Pixart 3950 |
DPI | 400/800/1000/1200/1600/3200 | |
ポーリングレート | 125/500/1000/2000/4000 | |
最大認識速度(IPS) | 650 | |
最大加速度(G) | 50 | |
スイッチ類 | 左右クリック | – |
ミドルマウスボタン | – | |
サイドボタン | – | |
ホイールエンコーダー | – | |
バッテリー | 寿命 | 4000Hz:24時間 1000Hz:80時間 |
充電時間 | 約2時間 | |
ソフトウェア | – |
パッケージ内容
梱包状態
【ZA13】
【FK2】
【S2】
内容物
マウス本体、エンハンストワイヤレスレシーバー、USBワイヤレスレシーバー、USBアダプタ、延長ケーブル(USB-A to USB Type-C)、マウスソール、クイックスタートガイド等。
仕様
形状
形状は3つとも左右対称型。
ZA13は上面後部の高さが高く、手のひら全体がフィットしやすいため安定感の強いグリップすることが出来、指に力が入りにくく程よい力加減で保持することが出来ます。その分他のマウスと比べて指の可動域は手のひらが干渉しやすい分狭め。
FK2は全体的に高さが低くのっぺりとした形状で、手のひらに干渉しにくく操作感の自由度が高いです。その分他のマウスと比べて安定感は劣る印象です。
S2は上後部の高さが程よくあるため手のひら後部のフィット感も残しつつ、長さを短くして指での上下のAIMの可動域をしやすくなっています。強いて言えば ZA13とFK2の中間的なグリップ感といった感じです。
今回提供いただいたモデルはシリーズの中でも一番小型のモデルの3つで、サイズ感的には ZA13は小さめ、FK2はやや小さめ、S2は標準的といった感じです。
表面加工(質感)
表面の質感としては「U2」とと同じサラサラとしたマットな表面です。
表面のグリップ性としては1日の使い始めは滑りやすく感じますが、使っていくうちに馴染んでいくといった感じ。
「U2」の時はあまり気になりませんでしたが、若干手汗や脂が残りやすいタイプかも知れません。
ソール
ソールは大型タイプのソールが上下に1枚づつ張られています。
十分滑りやすく、沈み込みも感じにくい。
重量(軽さ)、重量バランス
実測重量はそれぞれ以下のようになっています。
ZA13 | 65.0g |
---|---|
FK2 | 64.7g |
S2 | 64.7g |
最近のワイヤレスマウスの中では特段軽いとは言えない重量感ですが重いことは無く、程よく慣れやすい重量感といった感じです。
重量バランスとしては3つとも概ね窪みの位置でやや前方寄り位置を持って前後のバランスが取れるといった感じです。基本的には3つとも窪みの位置的に手のひらを接地させる持ち方のかぶせ持ちやつかみ持ちに合わせた重量バランスといった印象。つまみ持ちでも違和感は少ないですが窪みの位置的に指の位置が前方側に寄りやすく、若干重心を後ろに感じる場面が多いんじゃないかと思います。
4Kエンハンストワイヤレスレシーバー
4Kポーリングレートワイヤレス接続をするための充電ドック兼レシーバー。他のDWシリーズとペアリングできるのか調べてみましたができないっぽい?
普通のレシーバーは全指向性なのに対し、エンハンストレシーバーは正面に向かって受信範囲を広げて信号受信を向上させ、背面の受信範囲を狭めることで背面からの干渉を抑えることが出来るようになっています。
充電は前側にマウスを乗せるようにして充電することが出来ます。マグネット仕様で乗せやすい。
USBワイヤレスレシーバー、USBアダプタ
4Kレシーバーとは別に普通のレシーバーも付属しています。
ケーブル
ケーブルは着脱が可能なラバータイプのUSB Type-C充電ケーブルとなっています。「U2」にはマウス用のパラコードケーブルが付属されていましたがそれは無くなっています。基本無線でしか使わないので問題はないでしょう。
長さは2mほどと十分な長さ。
付属品
マウスソール
予備のソールは大型サイズのものが白いものと黒いもので1セットずつ付属しています。
ボタン類
左右クリックボタン
「 ZA13/FK2/S2」の全て、クリックボタンの形状は手前が凸状で奥側に行くほど凹状になっていく形状をしています。
多少のクリック感の違いはありますがどれもしっかりとしてタクタイル感があり、クリック時にはコチッと言うような鈍めの音が鳴ります。
押下圧的には標準的~やや重めと言った感覚です。押し込んでからスイッチがONになるまでが長く、離してからOFFになるまでが速いタイプです。
クリック音はやや大きめで、左右で音の違いも少しあります。
サイドボタン
サイドボタンの形状はZA13/FK2は細長タイプ、S2は幅広タイプで、表面は平らになっています。
位置的にはZA13/FK2はサイドの一番窪んでいる位置、S2はやや手前の真上にある感じです。
スクロールホイール
スクロールの重さは標準的~やや重めで、個体差なのかZA13/S2はコリコリ、FK2はカリカリとしていて若干違いがあります。ホイールボタンの押下圧はやや重めといった感じです。
その他のボタン
底面には右側にDPIボタン、左側にポーリングレートボタン、右下に電源スイッチが備わっています。
設定方法
ドライバーインストール不要のプラグアンドプレイ仕様で、マウス本体で各設定を行うこと
が出来ます。
DPI
マウス感度(DPI)を調整する項目。底面のDPIボタンを押下することで切り替えることが出来ます。
切り替えられるDPIは400(赤)/800(紫)/1000(水)/1200(黄)/1600(青)/3200(緑)です。
ポーリングレート
1秒間にマウスの操作情報を送信する回数のことで、カーソルの滑らかさや画面のブレに影響します。
ポーリングレートは底面のポーリングレートボタンを押下することで変更可能です。
ポーリングレートは125/500/1000/2000/4000(※2000Hz以上は4Kエンハンストレシーバーのみ)の中から選択可能。
125Hz | ●〇〇 |
---|---|
500Hz | 〇●〇 |
1000Hz | 〇〇● |
2000Hz | ●●〇 |
4000Hz | 〇●● |
数値が高いほうがカーソルと画面が滑らかに動くので、基本的には高い数値に設定しておいた方がFPSゲーム的には有利に働きます。ただし2000Hz以上はPCスペックやゲームの対応ポーリングレートなどによっても使用感が変わるため、状況に合わせて設定する必要はあります。
リフトオフディスタンス(LoD)
リフトオフディスタンス(LoD)とはマウスを持ち上げたときにセンサーが感知する距離のことです。
LoDは特定のボタンを押しながら、有線接続ならケーブルを接続、ワイヤレスなら電源を入れることで変更可能です。
【押すボタン】
低LoD | 左クリック+サイドボタン後部 |
---|---|
中LoD | 左クリック+サイドボタン前部 |
高LoD | 左右クリック+サイドボタン後部 |
実測のLoDは下のほうで確認します。
クリック応答時間(デバウンスタイム)
クリック応答時間はクリック時の金属接触により発生するチャタリングを防ぐための待ち時間のようです。このクリック応答時間を短くすることで応答速度を速めることが出来ますが、その分チャタリングが起きやすくなります。
クリック応答時間は特定のボタンを押しながら、有線接続ならケーブルを接続、ワイヤレスなら電源を入れることで変更可能です。
【押すボタン】
応答時間(高速[LED青]) | サイドボタン後部 |
---|---|
応答時間(標準[LED緑]) | サイドボタン前部 |
実測のクリック反応速度は下のほうで確認します。
モーションシンク
ポーリングレートとセンサー処理を同期させる。
【押すボタン】
モーションシンクON(〇●●) | サイドボタン後部 + ホイールボタン |
---|---|
モーションシンクOFF(●●〇) | サイドボタン前部 + ホイールボタン |
リフトオフディスタンス(LoD)
- 検証用マウスパッド:SteelSeries QcK+
LoDは短すぎたり長すぎたりすると操作感に違和感が出てくることがあります。個人的な体感としては0.3~1.6mmの範囲であれば違和感無く操作できる印象です。
測定結果
ZA13 | FK2 | S2 | |
---|---|---|---|
低 | 0.6mm | 0.6mm | 0.4mm |
中 | 1.0mm | 0.8mm | 0.8mm |
高 | 1.2mm | 1.2mm | 1.2mm |
基本的にはどの設定でも問題ない長さで、FPSゲームでも使えると思います。
FPSゲームでは短めのほうが挙動が安定するので「低LoD」がおすすめです。マウスを持ち上げた時にセンサーの反応が途切れるタイミングがある場合は1つずつ設定を上げると良いかと思います。
カーソル飛び
何種類かのマウスパッドでカーソル飛びを確認します。
確認結果
ZA13 | FK2 | S2 | |
---|---|---|---|
ARTISAN FX 零 | 〇 | 〇 | 〇 |
ARTISAN FX 飛燕 | 〇 | 〇 | 〇 |
ARTISAN FX 雷電 | 〇 | 〇 | 〇 |
ARTISAN FX 紫電改 | 〇 | 〇 | 〇 |
SkyPAD Glass 3.0 XL | 〇 | 〇 | 〇 |
マウスを激しく振ってもどのタイプのマウスパッドもカーソル飛びはありませんでした。
クリック反応速度
次はクリック反応速度を計っていきます※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。
測定には「反応速度測定-改」というゲームを使わせていただいています。
測定結果
ZA13 | FK2 | S2 | Razer Viper V3 Pro | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
高速 | 標準 | 4000Hz | 高速 | 標準 | 4000Hz | 高速 | 標準 | 4000Hz | ||
最速 | 0.147 | 0.15 | 0.145 | 0.146 | 0.156 | 0.15 | 0.15 | 0.153 | 0.146 | 0.144 |
最遅 | 0.158 | 0.16 | 0.158 | 0.157 | 0.157 | 0.159 | 0.153 | 0.156 | 0.156 | 0.158 |
平均 | 0.1528 | 0.1548 | 0.1529 | 0.1512 | 0.15675 | 0.1555 | 0.152 | 0.15433 | 0.15125 | 0.1505 |
測定してみた感じでは体感できる遅延は一切なく、タイム的にも十分早く反応できていました。「Razer Viper V3 Pro」と比べても遜色ないタイムで、反応速度が求められるFPSのようなゲームでも問題なく使用することが出来ます。
クリック応答時間は高速/標準のどちらでも十分速いですがタイム的には高速のほうが早いため、チャタリングが起きる等の理由が無い限りは高速にしておいて良いです。ポーリングレートに関しては1000Hzも4000Hzも違いは感じられませんでした。
スリープ復帰等による遅延は少しあるかもしれません。条件は分かりませんがたまにカーソルが動かなくなることがありました。ゲーム中に影響が出るレベルではないのでとりあえずは大丈夫かと思います。
ゲームでの使用感
マウスの持ち方との相性
※私の手のサイズは中指の先端から手首までで約18cmと標準的サイズです。手のサイズによっても使用感に違いが出るので、その点はご了承いただければと思います。
BenQ Zowieのマウスはつかみ持ち向けのマウスが多い印象だったので、今回は主につかみ持ちで使ってみることにしてみました。そのため使用感はつかみ持ちを主としたものになっているのでご了承ください。
ZA13
かぶせ、つかみ、つまみのどの持ち方もできるが特に相性が良いのはつかみ持ち。かぶせとつまみはグリップ感に違和感があるため使うメリットは感じられません。形状的にも先細りかつサイド後部の膨らみが大きく、上面後部の高さが高めで、分かりやすくつかみ持ち向けと感じられます。
つかみ持ちの中でも色々派生があると思いますが、「ZA」は持ち方の調整がし易いタイプかと思います。小指球と母指球をしっかり接地して持つこともできるし、浅く保持して母指球を付けずに小指と薬指だけ接地させても違和感無く保持することが出来ます。
「ZA13」は「FK/S2」と比べてサイズが小さめで先細りタイプです。なのでガッチリとしたグリップ感は無いものの、指での操作がしやすく細かい操作がしやすい印象でした。小回りが利きやすくパッと狙う動作がしやすく、微調整もしやすいといった感覚です。逆に操作しにくいと感じた部分は、小さめなので手のひらのマウスパッドに接地している面積が「FK/S2」と比べて広めになりがちで、手のひらとマウスパッドの摩擦がマウス操作の妨げになってトラッキングがしにくく感じる場面がある印象でした。ただこれは恐らくサイズの問題で「ZA13」だと私の場合少し小さすぎただけかも知れないので、「ZA12」くらいだとそういった感覚も無くなるかもしれません。とは言え操作感に問題点はほとんど感じず、つかみ持ちエアプの私でも問題なく使うことが出来るくらいには使いやすい形状だと思います。
重量バランス的にもつかみ持ちをした場合違和感は全く感じません。深く持っても浅く持っても問題なく使うことが出来ます。かぶせ持ちも違和感はありませんが、つまみ持ちは窪みの位置的に指が前方寄りになりがちなため、重心を後ろに感じやすく違和感がありました。
FK2
「FK2」はかぶせ、つかみ、つまみの全てが程よく扱いやすく、どの持ち方でも無難に扱えるといった形状のように感じました。逆に言えばめちゃくちゃハマる持ち方も無いといった印象です。
「FK2」は「razer Viper」と同様の平べったいのっぺりとした形状で、全体的に高さが低い形状をしています。なのでつかみ持ちやかぶせ持ちのような手のひらを接地させる持ち方だとやんわりとしたフィット感になるので、そこで好みが分かれる形状だと思います。
今回つかみ持ちをメインで使ってみましたが、手のひらは接地させることができるもののやはりしっかりフィットしている感覚は無く、ほぼ指で保持しているような持ち方になりがちでした。そのためつかみ持ちという意識でグリップしているもののほとんどつまみ持ちをしているのと変わらないグリップ感なので、普段からつまみ持ちをしている私からしたら意外と操作しやすく感じました。グリップ感はイマイチだが操作はしやすいと言った感覚です。「ZA13」のほうがグリップ感は良いもののAIMは「FK2」のほうが調子が良いと言うこともあったので、正直どっちが良いと言いにくい所でした。手のひらに強くフィットしない分操作性の自由度は高いので、強いて言えばグリップ性を犠牲に操作感を重視しているといった感覚が近いかもしれません。
つかみ持ちでしっかり安定したグリップがしたいという場合であれば「ZAシリーズ」のほうが良いかと思いますが、グリップ性はそこまで重視しておらず操作性を求めたいと言う場合には「FK」という選択肢もありなんじゃないかと思います。ただ個人的な感覚で言えば、ゾーン(集中状態)に入りやすいのはグリップ性の高い「ZA」かなと感じます。
またかぶせ持ちとつまみ持ちも十分扱いやすいです。かぶせ持ちは手のひらとのフィット感は弱いですが、かぶせ持ちの形で保持できるので問題なく使うことが出来ます。とは言え「ECシリーズ」のような左右非対称形状のほうが安定しそうではあります。つまみ持ちはとても使いやすいですが、窪みの位置的に指が前方寄りに行きやすく若干重心を後ろに感じやすい印象です。とは言えとても使いやすいです。
重量バランス的にはつかみとかぶせでは違和感はありませんが、つまみだと若干重心が後ろに感じやすいかなと思います。
S2
「S2」はつかみとつまみとの相性が良く、特につかみ持ちとの相性が良いように感じました。
「S2」は「ZA/FK」と違い、手のひら後部にバランスよく接地させやすい形状をしています。「S2」は上面最後部が幅広い形状をしており母指球に接地しやすい形状をしています。対して「ZA/FK」はそこまで強く母指球に接地するタイプではなく、やんわり触れる程度と言った印象です。「S2」はつかみ持ちで手のひら後部の接地させたい部分に接地させやすいので、安定した強いつかみ持ちのグリップが出来ると感じられます。単純なつかみ持ちのグリップ感としては「S2」が一番しっくりくる印象でした。そのため「ZA13」では指先から動かす感じだとしたら、「S2」は手首で動かすといった感覚が強くなるといった感じでした。なので細かい微調整はしにくいですが、トラッキングが安定する印象でした。
なのでつかみ持ちとしての安定感を求めるのであればこの3つの中だと一番安定感を求めやすいのではないかと思います。
重量バランス的にはつかみとかぶせでは違和感はありませんが、つまみだと若干重心が後ろに感じやすいかなと思います。
つかみ持ちを練習してみて
私の場合つかみ持ちは親指の腹は接地させず、小指と薬指の腹部分だけをマウス後部に接地させて持つ持ち方が一番しっくりきていたのでその持ち方で使ってみました。
その感想としては、ぶっちゃけ全て使えるなと言った印象でした。形状は違うのでもちろんグリップ感に違いはありますが、全て小指と薬指の腹部分を問題なく接地させることが出来るので操作感に大きな違いはありませんでした。全部使えるし普通に使いやすいと思います。
その中で強いて気に入ったものと言えば「ZA13」でした。「ZA13」は「FK2」や「S2」と比べて先細りになっているため指はつまむように保持することが出来、指の窮屈感が少なく感じられました。さらに先細りなので指での操作がしやすく、細かい操作がしやすいように感じた気がします。握ったときのガッチリ感は「S2」には劣りますが操作感と安定感のバランスが一番よく、最もゾーン(集中状態)に入りやすいマウスだったと思いました。
今回つかみ持ちを使ってみたわけですが、普段から使っていたつまみ持ちとの違いとして感じたことは、「つまみ持ちよりも脱力しやすく、細かい操作がしにくい」ということでした。つまみ持ちではどのようなマウス操作をするにしてもまず指から動き出してしまうため、素早く狙いやすく微調整もしやすいですが、指をめいっぱい曲げた状態になると操作感が一気に落ちていました。また指だけで持つので力みも発生しやすく、脱力した操作が難しく感じていました。その点つかみ持ちはどのような操作をするにしてもほぼ手首支点なので必要以上に力が入ってしまうことが無く、トラッキングが安定していたように感じました。まだ完全には慣れていないのでどうしても力んでしまう場面はありましたが、つまみ持ちよりは力んでしまうことが少なかったです。マウス操作の自由度はどうしてもつかみ持ちはつまみ持ちよりも劣りますが、操作の安定性はつかみ持ちのほうが優れておりマウス操作に集中しやすく、ゾーン(集中状態)に入りやすかったかと思います。案外つかみ持ちも悪くなかったので、もう少し使い続けてみようかと思います。
1000Hzと4000Hzの違い
1000Hz⇒4000Hzだと体感できるほどの違いがあり、4000Hzのほうがマウス操作時の画面の滑らかさが少し滑らかになっていることが確認できました。
私の環境では4000Hzにすると重くなってしまっていたのでゲーム中はやむなく1000Hzにしていましたが、自分の環境で高ポーリングレートが問題なく使える人は高ポーリングレートに設定しておいて基本損は無いと思います。
まとめ
「ZA13」はつかみ持ち特化。つかみ持ちユーザーである程度の指での操作感とグリップの安定感が欲しい人におすすめ。
「FK2」はつかみ持ちとつまみ持ち向け。つかみ持ちユーザーの場合、手のひらには強いフィット感を求めず操作感を重視したいという人におすすめ。つまみ持ちユーザーはもっと軽くて小さいマウスを求めたほうが良いかも。
「S2」はつかみ持ちとつまみ持ちに向いており、特につかみ持ち向け。「ZA/FK」よりも手のひらのどの部分にも接地させやすく、ガッチリとしたグリップ感を得られます。操作感などよりも力まずともしっかりとしたグリップ感が得られるマウスが欲しいという人におすすめです。
Zowieマウスを使ってみて総じて感じたこととしてはやはり軽量化してほしいということでした。どれも60グラム台と十分軽いため普通に使いやすいですが、もっと軽いマウスを使ってみるとやはり操作しやすいなと感じるのが正直なところです。実際のところ「ZA」の軽量版を使いたいという人は沢山いるはずだと思います。なので全てのシリーズとは言わないので、「ZA SUPERLIGHT」くらいは出してもいいんじゃないかと思いました。
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