本記事ではゲーミングキーボードの違いや普通のキーボードとの違いについて解説します。
普通のキーボードとゲーミングキーボードの違い
同時押し入力
ゲームはキーを同時に押すことが多くあるためゲーミングキーボードは複数の同時入力に対応していますが、普通のキーボードは2,3個が最大だったりします。
同時入力ができるかできないかでゲームの快適さは大きく変わるのでゲームをするならゲーミングキーボードが最適。
専用ソフトウェア
ゲーミングキーボードの専用ソフトウェアはゲームを快適にプレイするためにキー割り当てができたりライティングを設定したり、中にはアクチュエーションポイントを調整できるキーボードもあります。
普通のキーボードはそもそも専用ソフトウェアはない場合もありカスタマイズ性が劣ります。
ライティング
普通のキーボードはそもそもライティング機能が無い場合がありあっても白色1色だったりします。
ゲーミングキーボードのライティングは明るさが明るく色の種類が豊富でエフェクト等もありかなり拘ることができます。
応答速度
キースイッチにはアクチュエーションポイントというキーの押下時にスイッチがOFFからONに切り替わる距離があり、このアクチュエーションポイントはキースイッチによって違いがあります。
アクチュエーションポイントは短いほどキーを押し始めてから反応するまでが速くなるのでキー応答速度が速くなります。
ゲーミングキーボードにはアクチュエーションポイントが短い応答速度が速いキースイッチが搭載されているものもあり、ゲームに適したキーボードになっています。
普通のキーボードはほとんどがメンブレン式なのでほとんどの場合ゲーミングキーボードと比べると応答速度は劣るかと思います。
ゲーミングキーボードの違い
キースイッチの構造の違い
キースイッチの構造にはいくつか種類があります。基本的には3種類あり特徴は以下のようになります。
メンブレン方式
キーの下に回路の張り巡らされたシートがあり、そのシートで押下されたキーを読み取る方式。
●メリット
- ほかの方式と比べると安価
●デメリット
- キーを押し戻す機構としてラバードームを採用しているので、打ち心地がグニグニとしている
- 3キー以上の同時押しは組み合わせによってできない場合がある
メカニカル方式
1つのキーに1つのスイッチが設けられている方式。
スイッチには青軸/赤軸/茶軸などいくつか種類があり、打鍵感や打鍵音などに違いがあり選ぶことができます。
●メリット
- 打鍵感や打鍵音の違うキースイッチで選択できる
- 基本的にキー入力はどの組み合わせでも同時押し可能
- 種類が豊富
●デメリット
- メンブレン方式と比べると高価
●キースイッチ(軸)の種類
打鍵感 | 打鍵音 | 特徴 | |
---|---|---|---|
青軸 | クリッキー、グリーンなど | カチカチとした心地よい打鍵感 | カチカチとしっかりとした打鍵音 | 打鍵が体感できるしっかりとした打鍵感 |
茶軸 | タクタイル、オレンジなど | 程よい打鍵感 | 程よい打鍵音 | 青軸と赤軸の中間といった感じの打鍵感 |
赤軸 | リニア、イエローなど | スムーズな打鍵感 | 静音 | 打鍵音が静か |
銀軸 | スピードなど | スムーズな打鍵感 | 静音 | アクチュエーションポイントが短く、反応速度が高速 |
OmniPoint | スムーズな打鍵感 | 静音 | SteelSeries Apex Proに搭載されているアクチュエーションポイントが調節可能なスイッチ |
このほかにも独自のスイッチが搭載されているキーボードもあります。基本は上記のものが多いです。
静電容量無接点方式
物理的な接点が無く電極が一定の距離に近づくことでキーの押下を認識する方式。
●メリット
- 物理的な接触がないため、耐久性がとても高い
●デメリット
- メンブレン、メカニカルと比べると高価
- 種類が少ない
アクチュエーションポイント
キースイッチによってアクチュエーションポイントは違いアクチュエーションポイントによってさまざまな違いがでてきます。
アクチュエーションポイントが短いほどキーを押し始めてからアクチュエーションポイントまでの距離が短いので速く反応します。しかしその分少し押し込むだけで反応するので押すつもりが無くても押してしまうということがありミスタイプに繋がりやすいです。
逆にアクチュエーションポイントが長ければ反応速度が遅くなり、ミスタイプしづらくなります。
サイズ
サイズには基本的にフルサイズ、テンキーレス、60%の3種類があります。
キーボードによって多少違いはありますが、フルサイズはテンキーあり、テンキーレスはテンキーがなく、60%は矢印キーやDELETEキーやファンクションキーなどがありません。
ゲームにはテンキーは使わないことがほとんどなので普段使用のことを考えるとテンキーレスくらいの大きさがちょうど良い場合がほとんどです。
ライティング
ゲーミングキーボードでもライティング機能の仕様は様々で明るさ、色の種類、エフェクトの種類などに違いがあります。
キースイッチがフレームに内臓されているタイプかむき出しになっているタイプ(フローティングデザイン)かでもライティングの見え方が違い、キーボードによってかなり違いがあります。
キー配列
キー配列は日本語配列のものと英語配列のものがあります。
英語配列の違いは一部のキーの形状やサイズの違い、「全角/半角」「変換」「無変換」がない、キーの配置が違うなどがあります。
普段から英語配列を使っていて慣れているという人以外は日本語配列のキーボードを選んだほうが無難かと思いますが、中には英語配列しかないものもあります。
そのキーボードが日本語配列なのか英語配列なのかしっかり確認しておかないと後で後悔することになるので注意です。
同時入力数
キーボードによって同時入力できるキーの数が違います。
今までレビューしてきたキーボードの傾向を見ると、メンブレンキーボードは3か所以上同時に押すと反応しない部分がありました。
メカニカルキーボードは基本的にどのようなキーの組み合わせでも同時押しに対応していました。
まとめ
ゲーム用にキーボードでないと同時入力ができないことが良くあるためゲームに向いていません。
ゲーミングキーボードに興味があれば是非下の記事をご覧ください。