当記事ではHyperX(ハイパーエックス)ゲーミングヘッドセットの比較とおすすめを紹介します。
HyperXゲーミングヘッドセットの種類
HyperXの主なゲーミングヘッドセットは以下があります。
Cloud Stingerシリーズ
他のシリーズと比べ安価で軽量なシリーズ。
Cloud Stinger
50ミリドライバー搭載、ステレオオーディオでシンプルなヘッドセット。
Cloud Stinger Core
40ミリドライバー搭載、ステレオオーディオでシンプルなヘッドセット。
シリーズ中最も安価でゲーミングヘッドセットのお試しに最適。
Cloud Stinger Core Wireless + 7.1
Cloud Stinger Coreのワイヤレス版。
HyperX NGENUITYによるバーチャル7.1サラウンドサウンドも利用可能。
Cloud Stinger S
Cloud Stinger Coreのバーチャル7.1サラウンドサウンド機能搭載版。
バーチャル7.1サラウンドサウンドはHyperX NGENUITYで利用可能。
Cloud Ⅱシリーズ
スタンダードな性能で人気なシリーズ。
Cloud Ⅱ
低反発クッションと高級レザーレットのヘッドバンドとイヤーパッドで快適な着け心地。
53mm大口径ドライバーを搭載しており、明瞭で臨場感ある触れるオーディオ。
USBオーディオコントロールボックスにより、ソフトウェアを介さずにバーチャル7.1サラウンドサウンドが利用可能。
Cloud Ⅱ Wireless
Cloud Ⅱのワイヤレス版。
バーチャル7.1サラウンドサウンドはPCはもちろん、PS4などでも利用可能。
Cloud core 7.1
基本的には仕様はCloud Ⅱと同様。
Cloud Ⅱとの違いとして1つは、アーム部分やロゴ部分などの色がブラックになっています。
もう1つは重さで「Cloud Core 7.1」が約283g(実測)、「Cloud Ⅱ」は約293g(実測)と10gほど軽くなっています。
もう1つは布タイプイヤーパッドの有無で、Cloud Ⅱはレザーレット製+布製の2つがありましたが、Cloud Core 7.1はレザーレット製のみとなっています。
Cloud Alphaシリーズ
デュアルチャンバードライバーを搭載モデル。
Cloud Alpha
50ミリデュアルチャンバードライバーを搭載しており、クッキリ・ハッキリとしたオーディオを再生するデザイン。
ステレオオーディオでCloud Alphaシリーズの中で安価なモデル。
Cloud Alpha S
Cloud Alphaのバーチャル7.1サラウンドサウンド機能搭載版。
低音調節スライダーにより、低音の調節が可能になっています。
USBオーディオコントロールボックスにより、ソフトウェアを介さずにバーチャル7.1サラウンドサウンドが利用可能。
Cloud Revolverシリーズ
機能面、音質に面に優れる上位シリーズ。
Cloud Revolver S
低音、中音、高音を分離し、高音質かつ正確なサウンドを再現する次世代型ドライバーを搭載。
自動的に調節されるサスペンション形式のヘッドバンドとHyperX独自の低反発クッションで快適な装着感。
USBオーディオコントロールボックスにより、ソフトウェアを介さずにバーチャル7.1サラウンドサウンドが利用可能。
Cloud Revolver +7.1
基本的な仕様はCloud Revolver Sと同様。
バーチャル7.1サラウンドサウンド技術がHyperX独自のものになっています。
Cloud Flightシリーズ
ワイヤレスヘッドセットでバッテリー寿命が最大30時間と長いモデル。
Cloud Flight
ワイヤレス接続30時間もの圧倒的なバッテリー駆動時間を実現。
LEDエフェクトやマイクのミュート、電源、音量のコントロールがイヤーカップ操作が可能。
Cloud Flight S
Cloud Flightにワイヤレス充電、HyperX7.1サラウンドサウンド機能、ゲームとチャットの音量バランス調節機能を搭載。
Cloud Orbitシリーズ
Audeze 平面磁界ドライバーとWaves Nx 3Dオーディオテクノロジーにより高音質な没入感を実現した高級ヘッドセットシリーズ。
Cloud Orbit
Audeze 平面磁界ドライバーとWaves Nx 3Dオーディオテクノロジーにより、空間表現に特化したゲーミングヘッドセット。
他シリーズと比べより深い臨場感や定位感を体感できる。
Cloud Orbit S
Cloud Orbitに頭の動きに合わせて方向などの定位感に変化を付けるヘッドトラッキングテクノロジーなどを搭載している。
Cloud MIXシリーズ
ハイレゾオーディオ対応ワイヤードゲーミングヘッドセット。
有線接続とBluetooth接続に対応。
ゲーミングヘッドセットの選び方
下の記事でゲーミングヘッドセット細かい選び方をまとめています。
性能(スペック)
ここからは所持しているヘッドセットのみで比較していきます。
Cloud Stinger | Cloud Stinger Core Wireless | Cloud Ⅱ | Cloud Core 7.1 | Cloud Revolver S | Cloud Revolver + 7.1 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
接続方法 | 有線(3極、4極) | ワイヤレス(USB) | 有線(USB、4極) | 有線(USB、4極) | 有線(USB、3極、4極) | 有線(USB、4極) | |
サラウンド | ステレオ | ステレオ | 7.1chバーチャルサラウンド | 7.1chバーチャルサラウンド | 7.1chバーチャルサラウンド | 7.1chバーチャルサラウンド | |
ヘッドホン | タイプ | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 |
ドライバ | ネオジム磁石、ダイナミック50mm径 | ネオジム磁石、ダイナミック40mm径 | φ53mm、ダイナミックドライバー | ネオジム磁石、ダイナミック53mm径 | ネオジム磁石、ダイナミック50mm径 | ネオジム磁石、ダイナミック50mm径 | |
周波数 | 18Hz~23000Hz | 20Hz~20000Hz | 15Hz~25000Hz | 15Hz~25000Hz | 12Hz~28000Hz | 10Hz~23200Hz | |
インピーダンス | 30Ω | 16Ω | 60Ω | 60Ω | 30Ω | 32Ω | |
マイク | タイプ | 跳ね上げ式 | 跳ね上げ式 | 着脱式 | 着脱式 | 着脱式 | 着脱式 |
極性パターン | カーディオイド(単一指向性) | カーディオイド(単一指向性) | カーディオイド(単一指向性) | カーディオイド(単一指向性) | カーディオイド(単一指向性) | カーディオイド(単一指向性) | |
周波数 | 50Hz~18000Hz | 50Hz~18000Hz | 50Hz~18000Hz | 50Hz~18000Hz | 50Hz~18000Hz | 50Hz~7700Hz | |
ケーブル | 3.5mm4極:1.3m、3極変換ケーブル:1.7m | 充電ケーブル:60cm | 3.5mm4極:1m、USBケーブル:2m | 3.5mm4極:1m、USBケーブル:2m | 3.5mm4極:1m、3極変換ケーブル:2m、USBケーブル:2.2m | 3.5mm4極:1m、USBケーブル:2m | |
ヘッドバンド | 合成皮革 | メッシュ | レザーレット | レザーレット | レザーレット | レザーレット | |
イヤーパッド | 合成皮革 | メッシュ | レザーレット | レザーレット | レザーレット | レザーレット | |
重量 | 275g | 244g | 277g | 320g、350g(マイクとケーブルを含む) | 360g、376g(マイクを含む) | 360g、376g(マイクを含む) | |
バッテリー駆動時間 | – | 最大17時間 | – | – | – | – | |
ソフトウェアの有無 | × | × | × | × | × | × |
装着感
- サイズ感:ヘッドバンドの最小/最大での装着感
- 側圧の強さ:締め付けの強さ
- クッション性:イヤーパッドの柔らかさ
- 通気性:イヤーパッドの通気性
ヘッドセット | サイズ感 | 側圧の強さ | クッション性 | 通気性 |
---|---|---|---|---|
Cloud Stinger | 標準的 | やや弱め | 標準的 | 悪い |
Cloud Stinger Core Wireless | 標準的 | やや強め | 少し硬め | 良い |
Cloud Ⅱ | 標準的 | 標準的 | レザーレット:柔らかめ、布:柔らかめ | レザーレット:悪い、布:良い |
Cloud Core 7.1 | 標準的 | 標準的 | 柔らかめ | 悪い |
Cloud Revolver S | 大きめ | 標準的 | 標準的 | 悪い |
Cloud Revolver + 7.1 | 大きめ | 標準的 | 標準的 | 悪い |
実測重量(重さ)
- 軽め:280g以下
- 普通:281~320g
- 重め:321g以上
ヘッドセット | 実測重量 | |
---|---|---|
軽い | Cloud Stinger Core Wireless | 244g |
↑ | Cloud Stinger | 253g |
Cloud Core 7.1 | 283g、292.5(マイクを含む) | |
| | Cloud Ⅱ | 290.0g、302.4g(マイクを含む) |
↓ | Cloud Revolver S | 364.9g、381.4g(マイク含む) |
重い | Cloud Revolver + 7.1 | 365.2g、381.7g(マイク含む) |
音質(音の傾向)
ヘッドセットには低音が強く高音が弱いとか低音と高音が強く中音が弱いなどと言ったような音の傾向があります。ヘッドセットによって音の聴こえ方が違うのは、この音の傾向がヘッドセットによって違いがあることが原因です。
【FPSの場合】
基本的にFPSでの足音の聞き取りやすさは、高音が強いと聞き取りやすい傾向にあります。
【音楽/映画鑑賞の場合】
音楽/映画鑑賞での音質を良くしたい場合、低音と高音が強く中音が弱いと高音質に聞こえる傾向にあります。
低音が強いことで、音に迫力が増し臨場感や心地よさを強く体感できます。
高音が強いことで、音楽のメインのメロディー部分やボイス部分が明瞭になりメリハリのある音になります。
中音が弱いことで、籠ったような音が無くなり自然な音になります。
低音と高音が強く中音が弱いことで、メリハリのある高音質感がある音になるので音質を重視したい場合はおすすめです。
ヘッドセット | 音の傾向 |
---|---|
Cloud Stinger |
|
Cloud Stinger Core Wireless |
|
Cloud Ⅱ |
|
Cloud Core 7.1 |
|
Cloud Revolver S |
|
Cloud Revolver + 7.1 |
|
マイク音質
マイク音質は下の記事にまとめています。
おすすめのHyperXゲーミングヘッドセット
HyperX Cloud II
接続方法 | 有線接続(USB、4極) | |
---|---|---|
サラウンド | バーチャル7.1サラウンド(USB接続の場合) | |
音の傾向 |
|
|
ヘッドホン | タイプ | 密閉型 |
ドライバ | ネオジム磁石、ダイナミック53mm径 | |
周波数 | 10Hz~25000Hz | |
インピーダンス | 60Ω | |
マイク | タイプ | 着脱式 |
極性パターン | 単一指向性(カーディオイド) | |
周波数 | 50Hz~18000Hz | |
ケーブル | 3.5mm4極ケーブル | 1m |
USBケーブル | 2m | |
ヘッドバンド | レザーレット(人工皮革) | |
イヤーパッド | レザーレット(人工皮革) | |
クッション性 | 柔らかめ | |
サイズ感 | 標準的 | |
側圧の強さ | 標準的 | |
重量 | 320g、350g(マイクとケーブルを含む) | |
イコライザー機能 | × |
【特徴】
- ドライバーレス
- コントロールボックス
- レザータイプとベロアタイプで交換可能なイヤーパッド
⇓詳細はこちらで解説しています。⇓
HyperX Cloud Revolver + 7.1
接続方法 | 有線接続(USB、4極) | |
---|---|---|
サラウンド | バーチャル7.1サラウンド(USB接続の場合) | |
音の傾向 |
|
|
ヘッドホン | タイプ | 密閉型 |
ドライバ | ネオジム磁石、ダイナミック50mm径 | |
周波数 | 10Hz~23200Hz | |
インピーダンス | 32Ω | |
マイク | タイプ | 着脱式 |
極性パターン | 単一指向性(カーディオイド) | |
周波数 | 50Hz~7700Hz | |
ケーブル | 3.5mm4極ケーブル | 1m |
USBケーブル | 2m | |
ヘッドバンド | レザーレット(人工皮革) | |
イヤーパッド | レザーレット(人工皮革) | |
クッション性 | 標準的 | |
サイズ感 | 大きめ | |
側圧の強さ | 標準的 | |
重量 | 360g、376g(マイク含む) | |
イコライザー機能 | × |
【特徴】
- 本当に足音が捉えやすくなるバーチャル7.1サラウンドサウンド
- 耳に対して平行に配置された50mm径指向性ドライバー
- サウンドカード内臓の多機能USBオーディオコントロールボックス
- 耐久性に優れたスチールフレーム
- 装着するだけで自動的に調節されるサスペンション形式ヘッドバンド
- 高級レザーレット+低反発なイヤーパッド
- 着脱式ノイズキャンセリングマイク
⇓詳細はこちらで解説しています。⇓
⇒「HyperX Cloud Revolver + 7.1」レビュー
HyperX Cloud Stinger
接続方法 | 有線接続(3極、4極) | |
---|---|---|
サラウンド | ステレオ | |
音の傾向 |
|
|
ヘッドホン | タイプ | 密閉型 |
ドライバ | ネオジム磁石、ダイナミック50mm径 | |
周波数 | 18Hz~23200Hz | |
インピーダンス | 30Ω | |
マイク | タイプ | 跳ね上げ式 |
極性パターン | 単一指向性(カーディオイド) | |
周波数 | 50Hz~18000Hz | |
ケーブル | 3.5mm4極ケーブル | 1.3m |
3.5mm3極延長ケーブル | 1.7m | |
ヘッドバンド | 合成皮革製 | |
イヤーパッド | 合成皮革製 | |
側圧の強さ | やや弱め | |
重量 | 275g | |
イコライザー機能 | × |
【特徴】
- 90度回転式イヤーカップ
- 50ミリ指向性ドライバー
- 275gと軽量
- スイングでミュートが可能なノイズキャンセリングマイク
- イヤーカップに音量コントロール機能を搭載
- HyperX独自の低反発クッション
- 調整可能なスチールスライダー
⇓詳細はこちらで解説しています。⇓
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