イヤホンレビュー

「GRAPHT THE SHOOTER」レビュー

「GRAPHT THE SHOOTER」レビュー

当記事ではGRAPHT(グラフト)のゲーミングイヤホン「THE SHOOTER」をレビューしていきます。

提供:GRAPHT

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特徴

特徴
  1. FPS / TPSに特化してチューニングしたゲーミングイヤホン:低音域を調整することで、足音や銃声を聴き取りやすくチューニング
  2. 音の立ち上がりと定位感を重視して設計
  3. カナル型(密閉型)
  4. 3サイズのイヤーピース付属

パッケージ内容

梱包状態

梱包状態 梱包状態2 梱包状態3

パッケージ内容

パッケージ内容 パッケージ内容2

イヤホン本体、シリコン製イヤーピース(S,M,L)、キャリングケース、マグネットケーブルクリック、取扱説明書。

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スペック

価格 7,700円(税込)
接続方法 有線接続(3.5mm4極)
イヤホン タイプ カナル型(密閉型)
ドライバー デュアルダイナミック(6mm + 10mm)
周波数 10 ~ 40,000Hz
インピーダンス 28Ω
感度 105dB±3/mW
マイク 極性パターン 全指向性
周波数 50 ~ 10,000Hz
感度 -40dB±3dB
ケーブル タイプ 丸ラバー
長さ 約2.0m
重量 30.6g(ケーブル含む)
付属イヤーピース シリコン製イヤーピース(S,M,L)

外観・仕様

デザイン

デザイン

カラーは全体的に黒一色。ハウジング部はアルミ製で、側面にはロゴが彫られていたり、表面には「G」の文字が浮き彫りになるようになっていたりと、見た目や形状でイカツイ感じが程よく感じられるデザインになっています。

FPSをイメージしたデザインになっているようで、ゲーミング感がしっかり感じられるデザインと言った印象です。

イヤーピース(イヤーチップ)

イヤーピース イヤーピース2

シリコン製イヤーピースはS/M/Lサイズの3種類が付属しており、当初ではMサイズが装着されています。

耳の穴に差し込むカナル型(密閉型)イヤホンで、一般的によく見られる丸型のイヤーピースです。しっかり密閉され音をしっかり拾うことが出来ますが、耳の圧迫感を感じやすいイヤーピースになっています。

カナル型なので基本耳に触れる部分はイヤーピース部分がメインですが、多少なりハウジング部も触れるため、アルミ製のハウジングは少し冷たさを感じます。

ケーブル

ケーブル ケーブル2

ケーブルはよく見られる丸形のラバーケーブル。比較的さらさら寄りの質感で、絡みにくい部類な印象。

コネクター部分はL字になっており、接続部分が邪魔になりにくい仕様です。

重量

重量

実測重量はケーブル込みで30.6g。

ハウジングがアルミ製ということもあり若干重めか。しかし全く気にならないレベルです。

マイク&コントロールボタン

マイク&コントロールボタン

左耳側のケーブル中腹にマイク&コントロールボタンが備わっています。

コントロールボタンでは電話応答やメディアコントロールなどを行うことが出来ます。

マグネットケーブルクリック

マグネットケーブルクリック マグネットケーブルクリック2

ケーブルをまとめるマグネット仕様のクリップも付属されています。

キャリングケース

キャリングケース キャリングケース2

イヤホン本体やイヤーピースを収納できるキャリングケースも付属されています。

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装着感

装着感

装着感は一般的なカナル型(密閉型)の装着感と言った印象です。

耳の穴に差し込むように装着するので、密閉感は強いですがその分圧迫感も感じやすいです。またハウジング部がアルミ製なので冷たさを感じやすいです。

インナーイヤー型(開放型)よりもしっかり装着されるので、音漏れやイヤホンが外れる心配は少ないです。

また個人的にはですが、カナル型(密閉型)を長時間着けていると耳が痛くなってしまいます。このイヤホンも漏れなく耳が痛くなってしまうので、長時間の装着は厳しい印象でした。気にならない人は良いですが、同じように耳が痛くなってしまう場合は、インナーイヤー型(開放型)のほうが向いているかもしれません。

音質(音の傾向)

実際に音楽を聴いてみて音の明瞭感や迫力や臨場感などの音質、低音寄りや高音寄りといった音の傾向を確認しています。

※テスト環境:「GRAPHT MINI DAC for GAMING」に接続

音の傾向のイメージ

音の傾向としては表現が難しいですが、恐らくこの感じがフラットと表現されるのかなと感じました。安っぽい音質とは違い、本当にフラットな音といった感じです。

極端に跳び抜けている帯域が無く強いて言えば、低音はやや低め、中音~高音はやや高めと言った感覚でした。音楽向きの音ではなく、本当にFPS用途にチューニングされたイヤホンなんだなと感じる音質です。

なので普段使いや音楽鑑賞にも不向きなので、イコライザーは必須かなと思います。

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定位感(音の方向性、音の距離)

VALORANT

ゲームの足音や銃声などの捉えやすさ、方向性、聞こえ始める距離などを確認しました。

※テスト環境:「GRAPHT MINI DAC for GAMING」に接続

【Apex Legendsの場合】

  • 足音の強さ:〇+
  • 足音の聞こえ始める距離:〇+
  • 方向性:〇-
  • 距離感:〇-

【Valorantの場合】

  • 足音の強さ:〇+
  • 足音の聞こえ始める距離:〇+
  • 方向性:〇-
  • 距離感:〇-

普通に聴き取りやすいです。

FPS向けにチューニングされているだけあって、足音はしっかり強調されており、近くから遠くまで捉えやすいといった音になっています。「Apex Legends」「Valorant」ともに足音は捉えやすく、聞き逃しは起きにくいと思います。

その分方向が若干曖昧に感じられる場面もありましたが、慣れれば問題ないレベルかなとも思います。

本当にイコライザーで調整した後のような聴こえ方をするので、しっかりFPSを意識してチューニングされていることが感じ取れました。

懸念点としては結構足音に特化した音になっているので、合わない人には本当に合わない音質だと思うことです。足音を強調することで聴き取りやすくするよりも、銃声などの環境音を静かにして相対的に足音を聴き取りやすくしたいという人もいると思いますが、そういう人には向かない物になっています。そういった人はイコライザーで調整するか、別のイヤホンを選択する必要があります。

おすすめのイコライザー設定

おすすめのイコライザー設定
Hz 31 62 125 250 500 1khz 2khz 4khz 8khz 16khz
dB 1 5 0 -5 -10 -12 -6 4 5 -6

FPSの場合はナチュラルで十分聴き取りやすいのでそのままで良いと思います。

音楽の場合は上記の設定がおすすめです。

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まとめ

FPSゲームを意識してチューニングされていることがよくわかるイヤホンだったと思います。イコライザーで調整しなくてもそのままで十分聴き取りやすく、足音を聴き取りやすさという点では優れたイヤホンだと思います。

普段使いとしてはやや癖を感じる音質になっているのでイコライザー調整は必須かと思います。調整すれば問題なく使用できるので、基本はどのような使い方でも不満を感じることは無いかなと思います。

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