今回はHyperX(ハイパーエックス)のゲーミングヘッドセット「Cloud Stinger Core Wireless」(型番:HHSS1C-KB-WT/G)をレビューしていきます。
Cloud Stinger Core Wirelessの特徴
- ワイヤレスゲーミングヘッドセット
- ワイヤレスながら超軽量
- ヘッドセット本体に音量調節ホイール搭載
- スイングしてミュートできるノイズキャンセリングマイク
パッケージ内容
梱包状態
パッケージ内容
Cloud Stinger Core Wireless本体、USBアダプター、充電ケーブル、取扱説明書等。
スペック
サラウンド | ステレオ | |
---|---|---|
ヘッドホン | タイプ | 密閉型 |
ドライバ | ネオジム磁石、ダイナミック40mm径 | |
周波数 | 20Hz~20000Hz | |
インピーダンス | 16Ω | |
マイク | タイプ | 跳ね上げ式 |
極性パターン | 単一指向性 | |
周波数 | 50Hz~18000Hz | |
ケーブル | 充電ケーブル(ラバー) | 0.6m |
イヤーパッド | スポーツメッシュ | |
重量 | 244g(実測) | |
バッテリー駆動時間 | 最大17時間 |
外観・形状
デザイン
カラー展開はホワイトのみ。
全体的に白色ベースでイヤーカップ部分にHyperXのロゴが描かれています。
プラスチック素材で少し安っぽい感じはありますがこの価格帯であれば妥当な印象。ゲーミング感のある形状といった感じ。
ヘッドバンド
ヘッドバンドもプラスチック製。上面には「HyperX」の文字が彫られています。
クッションはメッシュ素材で、サラサラとしていて通気性に優れた質感をしています。ヘッドバンド全体ではなく上部部分にある感じです。
そこそこの厚さでフカフカとしています。
イヤーパッド
イヤーパッドもメッシュ素材でサラサラとしていて通気性に優れた質感をしています。
クッションはかなり厚めで、ふかふかとしています。やや硬めな印象。
空洞は広めで耳が大きい人でなければすっぽり入るくらいかと思います。
アーム(長さ調節、角度調整)
ヘッドバンドとアームを引っ張って長さを調節するタイプで、カチカチとロックが掛かるようになっています。
角度調節は水垂直方向は僅かに、垂直方向はそこそこ調整できます。固定はされないタイプで装着時のみ頭に合わせて角度が調節される感じです。
マイク
マイクは跳ね上げ式で形状を記憶するタイプです。上方向にスイングすることでマイクミュート状態になります。
着脱は出来ません。
ケーブル
充電ケーブルはラバータイプで0.6mと少し短め。
ヘッドセット本体との接続はUSB Type-C。
重量
実測は244gとワイヤレスヘッドセットの中ではとても軽い部類になっています。
300g以下はゲーミングヘッドセットの中では結構軽めです。
ボタン類
●左耳側のボタン類
- ステータスLED
- Powerボタン
- 音量調節ホイール
- USBチャージポート
●ステータスLED
ペアリング | 0.2秒おきに点滅(グリーンとレッド) |
---|---|
検索中 | ゆっくりと点滅(グリーン) |
接続済み | バッテリー残量90% – 100%:点灯(グリーン) |
バッテリー残量15% – 90%:点滅(グリーン) | |
バッテリー残量 < 15%未満:点滅(レッド) |
●ステータスLED(充電中)
点灯(グリーン) | 充電完了 |
---|---|
点滅(グリーン) | バッテリー残量15%~99% |
点滅(レッド) | バッテリー残量15%未満 |
USBアダプター
2.4GHzワイヤレス接続に必要なUSBアダプター。
ソフトウェア
専用ソフトウェアはありません。
装着感
側圧
側圧はやや強めといった感じで、下側のイヤーカップが特に強く締め付けられる感じになります。
側圧が強い分ヘッドバンドとイヤーパッドでバランスよく支えられる感じでした。比率で言うとヘッドバンド:6、イヤーパッド:4といった感じ。(個人差有り)
ヘッドバンドのクッションは柔らかく、頭にあたっても痛くありません。ただクッションが細いからか、頭に乗ってる感があるので少し気になる気もします。
イヤーパッドはメッシュタイプで肌触りが優しいです。クッションは少し硬めに感じられますが痛くなるほどではないといった印象。
通気性
ヘッドバンド、イヤーパッドともにメッシュタイプなので通気性に優れ籠りにくい印象でした。
長時間装着していても熱が籠る感じは少なかったです。
耳が入る空洞の広さは私の場合はすっぽり入るくらいの広さはあるので、耳に当たらず負担が少なかったです。
重さ
重量は244g(実測)と軽めで頭や首への負担がとても少ないです。
下を向いたり多少首を振ったりする程度ではズレたりすることはありませんでした。
重さによる疲れや不快感はほとんどありません。
音質(音の傾向)
実際に音楽を聴いてみて音の明瞭感や迫力や臨場感などの音質、低音寄りや高音寄りといった音の傾向を確認しています。
音の傾向
音の傾向はかなり低音寄りに感じられました。低音が強く中音~高音が弱いといった印象。
迫力はありますが、音が潰れてしまっているように感じられるほど低く響く音でした。
BASS部分ばかり強く聴こえ、メロディー部分がかなり弱く聴こえるといった印象。
曲によってはオーケストラのように迫力や空間表現が感じやすいとかもあったので、低音が強いほうが気持ちよく聴ける曲、人の声などが入る動画などは籠って聞こえるなど、相性が別れるかなと思います。
また大音量で音楽を流しても音が割れてしまって聴こえることはありませんでした。急激な音量変化があるような部分も滑らかに音量が変化していました。
マイク音質
思ったよりも悪くない音質でした。ワイヤレスヘッドセットのマイクはあまりよくないようですが違和感のない音声になっていました。
特段明瞭に聴こえるといった感じではないですが、ヘッドセットなりの音声だったので問題なく会話できるかと思います。
当然ですが配信者向けとまではいきません。
⇓その他ゲーミングヘッドセットのマイク比較⇓
定位(音の方向性、音の距離)
ゲームの足音や銃声などの捉えやすさ、方向性、聞こえ始める距離などを確認しました。
イコライザー無しで確認しています。
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:△
- 音の方向性:△
- 足音の聞こえ始める距離:△
低音寄り過ぎて足音が響いて聞こえてしまい方向がかなりぼんやりしてしまっていました。近距離であればあるほど方向が捉えにくく惑わされる印象でした。
中音~高音が低くいためトントンと言う音やコンコンという音が低く、遠くの足音が聴きとることができません。
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:△
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:△
中音~高音が低く肝心なところが弱いといった印象。足音のカサカサと言う部分は聞こえますがトントンやコンコンといった一番感じ取りやすい部分がほとんど聞こえません。
聴こえ始める距離が短く、近くの足音しか聴きとれません。銃声が鳴っていると結構聞き逃す部分も多かったです。
ただ銃声が響くほどの低音寄りではなく、違和感のない音でした。
Valorantの場合
- 足音の捉えやすさ:△
- 音の方向性:△
- 足音の聞こえ始める距離:△
CS:GO同様、足音のカサカサと言う部分は聞こえますがトントンやコンコンといった一番感じ取りやすい部分がほとんど聞こえません。
近い足音は響いてしまい方向が捉えにくくぼやけて聴こえてしまっていました。
遠くの足音もほとんど聞こえず、視覚に頼るしかできないといった印象でした。
まとめ
かなり低音寄りで迫力が欲しい音楽や動画と相性が良いヘッドセットだと思います。
ただFPSにはやや不向きな音の傾向で、足音をしっかり聴きたいという場合には不向きかなと感じました。
メリット
- 低音が強く、音楽/動画鑑賞で迫力や臨場感がある
- ワイヤレスながら244g(実測)と軽量
- マイクが跳ね上げ式でスライドするだけでミュートにすることが出来る
デメリット
- FPSにはやや不向きな音の傾向
- 低音寄りでやや音が籠りがち
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