今回はRazer(レーザー)のゲーミングヘッドセット「Kraken X USB」をレビューしていきます。
【4極3.5mmミニ端子タイプ】
Razer Kraken Xの特徴
- Krakenシリーズのエントリー向けヘッドセット
- USB接続
- 275gと超軽量
Razer Kraken Xのパッケージ内容
梱包状態
パッケージ内容
Razer Kraken X本体、ステッカー、製品情報ガイド、アクティベーションコード。
Razer Kraken Xのスペック
サラウンド | 7.1chバーチャルサラウンド(ソフトウェア依存) | |
---|---|---|
ヘッドホン | タイプ | 密閉型 |
ドライバ | 40mm、ネオジム磁性体使用 | |
周波数 | 12Hz~28000Hz | |
インピーダンス | 32 Ω @ 1 kHz | |
感度 | 109 dB | |
入力電力 | 30 mW (最大) | |
マイク | 極性パターン | カーディオイド(単一指向性) |
周波数 | 100Hz~10000Hz | |
S/N 比 | ≥ 60 dB | |
感度 | -45 ± 3 dB | |
ケーブル長 | USB | 2m |
重量 | 275g |
外観
「Razer Kraken X USB」のカラーバリエーションはブラックのみです。
4極3.5mmミニ端子タイプのほうは「Black」「Console」「Merzury White」の3色があります。今回のレビューは「Razer Kraken X USB」なので「Black」です。
見た目はKrakenと非常に似ており、パット見の違いで言うと金属素材が一切なくすべてがプラスチック製なこととヘッドバンドのクッションの幅と質といった感じです。
まずはヘッドバンドから見ていきます。
ヘッドバンドはプラスチック製で上部にはRAZERの文字が彫られています。
ヘッドバンドのクッションはKrakenは布製でしたが、KrakenXはレザー製です。
また、幅もヘッドバンド全体ではなく、上部の頭に当たる部分のみに付いているといった感じ。
長さ調節は引っ張って調節するタイプ。引き出した金属部分には目盛りが彫られており目安にしやすいようになっています。
また引っ張るとカチカチとノッチがかかるようになっています。
ハウジングはメッシュのようなデザインになっていますが密閉型です。中央のレーザーロゴ部分は光るようになっています。
左耳側のハウジング後部には音量調節用のダイヤルとマイクミュートボタンが備わっています。
イヤーパッドはレザー製です。KrakenXには冷却ジェルは入っていません。
厚みは結構厚めで空洞の幅も広めになっています。
角度調節は垂直方向のみ可能です。
Krakenでは僅かにしか動きませんでしたが、KrakenXはさらに角度がつくようになっています。
マイクは折り曲げ式で収納や取り外しはできません。非常に柔らかく自由自在に曲げることができます。
ケーブルはビニール製でやや硬めな感じになっています。USB接続です。
ソフトウェア(Razer Surround)
ヘッドセット単体では7.1chバーチャルサラウンドは利用できず、専用ソフトウェア(Razer Surround)をインストールすることで可能になります。
またこのソフトはRazer製品を購入していれば無償でPROにアップグレードできるようです。
実際にやってみたのですがなぜかアップグレードができませんでした。
Razer製品に同封されているアクティベーションコードが書かれた紙通りにコードを入力しても「不正なアクティベーションコードです」と表示されアップグレードできませんでした。
メールによるコード取得もできるようなのでそちらも試しましたがそれでもできなかったの仕方なく断念しました。
なのでここで紹介する機能は無料版で使える機能のみとなります。
Razer Surround
無料版で使える機能は7.1chバーチャルサラウンド機能のみです。
装着感
側圧に関しては標準的かややキツメといった感じの強さです。イヤーパッドのみでヘッドセットを支えることができるくらいには側圧はしっかりしています。その分頭部への負担が少なく、頭が痛くなるといった心配はなさそうです。
イヤーパッドが厚めでとても柔らかく耳元への負担は少ないです。
しかしKrakenと比べるとやや熱が籠りやすいように感じます。Krakenはイヤーパッドの冷却ジェルが注入されており分蓄熱を抑えることができますが、KrakenXはないためやはり熱くなりやすいなと感じました。
また、イヤーパッドの空洞は結構広めで耳たぶや耳の周りが当たらないので痒くなったりすることはありませんでした。
重さは275gと非常に軽く首が疲れるといったこともありませんでした。
音質(音の傾向)
実際に音楽を聴いてみて音の明瞭感や迫力や臨場感などの音質、低音寄りや高音寄りといった音の傾向を確認しています。
音の傾向
音の傾向としてはバランス的かなといった感じです。音楽を聴く感じだとやや低音が強めなきがします。
籠った感じもなく高音質感があっていい印象です。
1つ気になったことは音楽を流していないとき、キーンという音が聞こえることです。音が出ているうちは特に気にならないのですが静かになるとキーンと常になっていました。
定位(音の方向性、音の距離)
Apex Legendsの場合
高音がしっかり出ておりなかなか聞き取りやすい印象でした。
ただ少し離れた足音はあまり聞こえず、近くに敵ははっきりと捉えられるといった感じです。
足音の方向は概ねわかるものの上下の足音の違いがイマイチつかみにくい感じです。
CS:GOの場合
全ての音がフラットでスッキリとした感じでした。
特別足音が聞き取りやすいというわけではありませんが、普通に聴きとれます。
距離や方向もしっかり聞き取ることができました。
聞こえ始める距離は標準的といった感じ。
Valorantの場合
全ての音がフラットでスッキリとした感じでした。
特別足音が聞き取りやすいというわけではありませんが、普通に聴きとれます。
距離や方向は普通にわかるといった感じです。
マイク音質
声の音量も小さく過ぎず良い感じ。
音質も悪くなくヘッドセット単体でこれならかなりいいのではないかと思います。
ホワイトノイズもないので非常にクリア。
Razer Krakenのマイクは単一指向性なので周囲の環境を拾いにくいという特徴もあります。
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まとめ
メリット
- 重さがとても軽く、長時間装着に向いている
- 低価格で初めてのヘッドセットに向いている
- サウンドカード(アンプ)が無くても音質、マイク音質がそれなりに良い
デメリット
- イコライザー設定を行うことが出来ない
【4極3.5mmミニ端子タイプ】
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