キーボードレビュー

「ASUS ROG STRIX SCOPE TKL」レビュー

今回はASUS(エイスース)のメカニカルキーボード「ROG STRIX SCOPE TKL」(型番:X802 STRIX SCOPE TKL/RD/JP)をレビューしていきます。

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ROG STRIX SCOPE TKLの特徴

ROG STRIX SCOPE TKLの特徴
  1. Cherry MXスイッチ(銀軸/赤軸)搭載
  2. コンパクトなテンキーレスデザイン
  3. 日本語配列
  4. 大型のL-Ctrlキーで小指で押しやすい
  5. 取り外し可能なUSB Type-Cケーブル
  6. すべてのアプリが非表示になり、音声をミュートにする「ステルスモード」
  7. 高耐久のスタイリッシュなスラッシュマークデザインのアルミ製トッププレート

 

性能(スペック)

キースイッチ スイッチ Cherry MXスイッチ
銀軸/赤軸
アクチュエーションポイント 銀軸:1.2mm、赤軸:2.0mm
キーストローク 銀軸:3.4mm、赤軸:4.0mm
押下圧 銀軸:45g、赤軸:45g
耐久性 1億クリック
サイズ フォームファクター テンキーレス
奥行 136.2mm
356mm
高さ 39.7mm
重量 820g(ケーブル除く)
ケーブル ケーブル名 取り外し可能な布巻きUSB Type-Cケーブル
タイプ 布巻き
長さ 1.8m
レポートレート(Hz) 1000
配列 日本語配列
ソフトウェア Armoury Crate

 

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パッケージ内容

梱包状態

梱包状態 梱包状態2 梱包状態3

パッケージ内容

パッケージ内容

ROG STRIX SCOPE TKL本体、取り外し可能な布巻きUSB Type-Cケーブル、ステッカー、保証書。

 

形状、外観

外観・デザイン

表面 後面 左側面 ロゴマーク
裏面 前面 右側面 インジケーター

黒とグレーの色使いで表面のフレームは左側と右側で表面加工の仕方に違いがあり、スタイリッシュなデザインになっています。

右上にロゴーマークがあり、全体的に高級感のある雰囲気。

方向キー上部にインジケーター。

フレーム

フレーム フレーム2

表のフレームはアルミ製で頑丈なつくりになっています。左側はサラサラツルツルな光沢の少ない表面で右側スラッシュが入ったツルツルな表面。

裏のフレームはプラスチック製。

フレームは厚すぎず薄すぎず標準的。

キーキャップ

キーキャップ キーキャップ2
キーキャップ3 キーキャップ4

質感はややザラザラ感のある表面。キーはフレームからむき出しになっているフローティングデザイン。

印字はプリントタイプで、黒い部分は長く使用していると変色や摩耗があるかもしれません。また印字部分はライティングが透過するようになっています。

キーキャップの形状はスペースキーとエンターキー以外は凹状になっています。スペースキーは凸状、エンターキーは平ら。

スペースキーとL-Ctrlキーの幅は結構広めになっています。スペースキーはキー5.5個分、L-Ctrlキーはキー2個分といった感じ。L-Ctrlキーが大きいのは結構珍しい。

配列

配列 配列2

配列は日本語配列となっています。テンキーレスデザインでテンキーはなく、「Print Screen」「Scroll Lock」「Pause」キーも省略されています。

その代わり「Print Screen」「Scroll Lock」「Pause」キーは「Delete」「End」「PageDown」キーに2次キーとして割り当てられています。

またL-Ctrlキーの幅が広い分、無変換キーが省略されています。

ショートカットキーや専用キー

ショートカットキーや専用キー ショートカットキーや専用キー2 ショートカットキーや専用キー3
ショートカットキーや専用キー4 ショートカットキーや専用キー5 ショートカットキーや専用キー6

ショートカットキーは以下。

FN + Ins 機能キーとメディアキー切替
FN + F12 ステルスモード
FN + Lalt マクロ記録
FN + 1/2/3/4/5/6 プロファイル切り替え
FN + ←→ ライティングエフェクト切替
FN + ↑↓ ライティング輝度
FN + Del ScreenPrint
FN + End Screen Rock
FN + PageDown Pause
FN + Esc 10〜15秒長押しで、工場出荷時の設定にリセット

滑り止め

滑り止め 滑り止め2

滑り止めは下段に3枚と上段に2枚に滑り止めが張られています。

滑り止めはかなり大きく張り付く様なラバーになっているので、かなりしっかり固定されます。

しかしその分埃が付きやすいです。

スタンドにも滑り止めが張られているので、スタンドを立ててもしっかり固定されます。

角度調節

角度調節 角度調節2
角度調節3 角度調節4

角度調節のスタンドは1段階で調節できます。

ケーブル

ケーブル ケーブル2 ケーブル3

ケーブルの接続部分は中央です。取り外し可能な布巻きUSB Type-Cケーブル。

 

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キースイッチ(軸)

キースイッチ(軸)

「ROG STRIX SCOPE TKL」のキースイッチは赤軸と銀軸があります。

●キースイッチの特徴

クリック感 クリック音 キーストローク アクチュエーションポイント 押下圧
赤軸 スムーズな打鍵感 静音 4.0mm 2.0mm 45g
銀軸 スムーズな打鍵感 静音 3.4mm 1.2mm 45g

クリック感、クリック音

今回購入したのは銀軸です。

銀軸はタクタイル感のないスムーズな押し心地で、タイピング音も静かでサクサク作業できるといった感じでした。

押下圧が少し軽めなので力を入れなくてもサクッと押し込めるので、軽い力でも押されてないということがなく軽快にタイピングすることが出来ます。

底打ち時の金属音もなく静かに作業したいという人に向いている印象でした。ただ少し底打ち音が大きいかなとも感じられましたが、そこまで気になる感じもなかったです。

銀軸なのでアクチュエーションポイントがかなり短めですが、ミスタイプをすることはありませんでした。というか本当に1.2mmなのかなと感じるくらいミスタイプはなかったです。

1つ気になった点はL-Ctrlキーの幅が広いので初めのうちはWindowsキーを押そうとしてL-Ctrlキーを押してしまうということが多々ありました。

まぁこの程度なら特に困らないので慣れるまでの辛抱かなと思います。

 

ソフトウェア(Armoury Crate)

キー

キー

全てのキーカスタマイズ可能。

●割り当てられる機能

  • オフ
  • 文字入力
  • キーボード機能
  • マウス機能
  • マクロ
  • アプリケーションを起動
  • Webサイトを開く
  • マルチメディア
  • Windowsショートカット
  • 無効

●ゲーミングモード設定

  • Alt + Tabを無効
  • Alt + F4を無効

LEDライト

ライティングのエフェクト、明るさ、色、速さを設定できます。

●エフェクト

LEDライト
  • 常時点灯
  • ゆっくり点滅
  • カラーサイクル
  • レインボー
  • リアクティブ
  • リップル
  • 星空
  • クイックサンド
  • カレント
  • レインドロップ
  • AURA Sync

●AURAエフェクト

AURAエフェクト
  • スタティック
  • ブレス
  • ストロボ
  • カラーサイクル
  • レインボー
  • 星空
  • ミュージック
  • 適応色
  • ダーク

 

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ゲームをやってみた使用感

ニュートラル ハの字 逆ハの字

実際にゲームをプレイしてみて使用感はどんな感じか試してみました。

キーボードの置き方として、ニュートラル、ハの字、逆ハの字があると思うのでそれぞれ試してみました。

「ROG STRIX SCOPE TKL」はテンキーレスデザインでどの置き方でも問題なく、操作感に支障ができることはありませんでした。

「ROG STRIX SCOPE TKL」アクチュエーションポイントが1.2mmと短めですが、誤操作することは一切ありませんでした。反応速度が速く誤操作しないバランスの取れたアクチュエーションポイント。

押下圧も比較的軽めでサクッと押し込むことができるので、同時押しもしやすく操作しやすいです。

L-Ctrlキーの幅が広いため小指で押しやすい。

銀軸は打鍵音が静かでボイスチャットをしながらでも問題なく使用できます。やや底打ち音が強いですが、そこまで気になるほど大きな音ではないので問題な印象。

ゲームをするには全く問題ないです。

 

同時入力テスト

同時入力テスト

ゲームをする際、2~3つのキーを同時に入力することも多々あると思います。

そこで同時入力をいくつまで受け付けるのかテストしました。

同時入力テストのテストに「キーボード同時入力テスト」を使わせていただきました。

ROG STRIX SCOPE TKLの同時入力数

どのような組み合わせでもすべてのキーが同時に反応してくれました。

できるだけいっぺんにキーを押しても全てのボタンが反応してくれました。すべてのキーをいっぺんに押すことはできないので最大いくつまでなのかはわかりませんが普通に使う分には困ることはまずなさそうです。

 

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応答速度(反応速度)

応答速度(反応速度)

キーボードの応答速度(反応速度)を測っていきます。※純粋なキースイッチの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。

100回やった結果はこのようになりました。

最速 0.179
最遅 0.21
平均 0.19776

平均タイムは0.19776秒となりました。全ゲーミングキーボードの平均タイムは0.19967秒なので少し速く反応することが出来ました。

銀軸の割には良いタイムは出せませんでしたが、遅延等は一切感じず体感に合った反応をしてくれていたなと感じます。

押下圧が軽めでサクッと押し込むことができるので、素早く反応できていたかと思います。

FPSでも全く問題なく使用できます。

⇓測定の仕方、その他ゲーミングキーボードの応答速度(反応速度)は以下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングキーボードの応答速度(反応速度)比較

 

まとめ

銀軸+テンキーレスでFPSに最適なゲーミングキーボードでした。

銀軸はアクチュエーションポイントが短い分ミスタイプや誤操作が気になるところですが、「ROG STRIX SCOPE TKL」は誤操作しないバランスの取れたアクチュエーションポイントでとても扱いやすいものでした。

メリット

  • 高速で誤操作しにくいバランスの取れたアクチュエーションポイント
  • 作業はもちろん、ゲームも問題なく使用できる
  • 同時押し、同時入力も可能
  • ケーブルの取り外し可能

デメリット

  • 特になし
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