今回はLogicool(ロジクール)のメカニカルキーボード「K835 TKL」をレビューしていきます。
K835 TKLの特徴
- 滑らかで静音なリニアスイッチ(赤軸)
- コンパクトなテンキーレスデザイン
- 丈夫なアルミニウムフレーム
- 日本語配列
- カラー展開(グラファイト スレートグレー、オフホワイト シルバー)
- キースイッチ(クリッキー(青軸)、リニア(赤軸))
K835 TKLの性能(スペック)
キースイッチ | スイッチ | メカニカルスイッチ |
---|---|---|
軸 | クリッキー(青軸)、リニア(赤軸) | |
アクチュエーションポイント | – | |
キーストローク | 4.0mm | |
押下圧 | 45g | |
耐久性 | 5000万クリック | |
サイズ | フォームファクター | テンキーレス |
幅 | 355mm | |
奥行 | 127mm | |
高さ | 36.3mm | |
重量 | 650g | |
ケーブル | ケーブル名 | – |
タイプ | ラバー | |
長さ | 1.5m | |
レポートレート(Hz) | – | |
配列 | 日本語配列 | |
ソフトウェア | – |
K835 TKLのパッケージ内容
梱包状態
パッケージ内容
K835 TKL本体、保証書。
K835 TKLの形状、外観
外観・デザイン
カラー展開はグラファイト スレートグレー、オフホワイト シルバーの2種類あり、今回購入したのはグラファイト スレートグレーです。キャップ部分が黒くフレームはグレーで落ち着いた色合いでなかなかオシャレ。
テンキーレスデザインで幅、奥行きともに余裕があります。
フレーム
フレームはアルミニウム製で頑丈なつくりになっています。表面はサラサラとしておりヒンヤリします。指紋は目立たない感じです。
フレームの厚さが薄めで少し高さが低い印象。
キーキャップ
キーキャップのかな印字あり。感触はサラサラとザラザラを合わせたような感じで指紋が目立たない感じ。キーはフレームからむき出しになっているフローティングデザイン。
印字はキャップのプリントされているタイプなので、長期間使っていると摩耗していくかもしれません。
キーキャップの形状はスペースキー以外は凹状になっています。スペースキーのみ凸状。幅はCキーからMキーまでのキー4個分といった感じ。
配列
日本語配列のみとなっています。DELETEキーや矢印キーの位置も普通のキーボードと同じ位置。
ショートカットキーや専用キー
ショートカットキーはそれぞれ、[F1:ホーム][F2:タスクビュー][F3:検索][F4:電卓][F5:音楽再生][F6:前のトラック][F7:再生/⼀時停止][F8:次のトラック][F9:ミュート][F10:音量ダウン][F11:音量アップ][F12:パソコンのロック]。
ショートカットキーはFN+フャンクションキーで可能です。
滑り止め
裏面はプラスチック製。滑り止めは4隅に小さめの滑り止めが張られています。滑り止めはそこそこ強めで少しマウスがぶつかったくらいでは動かない感じです。
角度調節
角度調節のスタンドは1段階で調節できます。スタンドにも滑り止めラバーが張られているのでしっかりと固定されます。
ケーブル
ケーブルの接続部分は右側です。着脱できないタイプで細めのラバー製ケーブル。
キースイッチ(軸)
K835 TKLのキースイッチはクリッキー(青軸)、リニア(赤軸)の2種類あります。
〇キースイッチの特徴
軸 | クリック感 | クリック音 | キーストローク | アクチュエーションポイント | 押下圧 |
---|---|---|---|---|---|
クリッキー(青軸) | しっかりとしたフィードバックがあり、クリックを体感しやすい | カチカチと心地よい音 | 4.0mm | – | 50g |
リニア(赤軸) | スコスコとしたクリック感 | 静音 | 4.0mm | – | 45g |
K835 TKLのクリック感、クリック音
今回購入したのはリニアスイッチ(赤軸)です。
クリック感はクリック時のフィードバックがまったくないスコスコとした感じです。
底打ち音が少し大きめで強く押すと結構音が鳴ります。底打ち時の金属音はありません。
押下圧が45gと比較的軽めで軽い力でタイピングすることができるので、かなりサクサク入力ができたと思います。高さやキーキャップの広さも違和感なくタイピングすることができました。
アクチュエーションポイントは不明ですが、少なくとも少し押したくらいでは反応しない長さなので、ミスタイプはほとんど出ることはありませんでした。
リニアスイッチ(赤軸)はタイピング時のフィードバックが無いため心地よさはないため、カチカチ感やタイピングを体感したいという場合には不向きです。
静かに作業に集中したいという場合には最適だと思いました。
ゲームをやってみた使用感
実際にゲームをプレイしてみて使用感はどんな感じか試してみました。
キーボードの置き方として、ニュートラル、ハの字、逆ハの字があると思うのでそれぞれ試してみました。
K835 TKLはテンキーレスデザインで横幅に余裕があり配置には特に困りませんでした。専用キーもないので奥行にも余裕があり、配置で困ることはそうそうないと思います。
またどの置き方をしても押しづらいボタン等もなく快適にゲームをすることができました。
押下圧が比較的軽めなため、操作もサクサク行えました。素早く押し込むことが出来るのでより直感的な反応ができたように思います。
アクチュエーションポイントは不明ですが、キーボードに手を置いていても意図しないタイミングでキーが反応してしまったり、誤操作してしまうこともなくストレスなくゲームできました。
打鍵音は底打ち音が少し強いように感じました。ゲームではそこまで強く打鍵することはないのでそこまで気にならないとは思いますが、強めに打つという人は少し気になるかもしれません。
同時入力テスト
ゲームをする際、2~3つのキーを同時に入力することも多々あると思います。
そこで同時入力をいくつまで受け付けるのかテストしました。
同時入力テストのテストに「キーボード同時入力テスト」を使わせていただきました。
K835 TKLの同時入力数
どのような組み合わせでもすべてのキーが同時に反応してくれました。
できるだけいっぺんにキーを押しても全てのボタンが反応してくれました。すべてのキーをいっぺんに押すことはできないので最大いくつまでなのかはわかりませんが普通に使う分には困ることはまずなさそうです。
ゲームでよく使う[1,2,3,4,5,q,w,e,r,t,a,s,d,f,g,z,x,c,v,b,Tab,Shift,Space,ctrl,alt]も同時押し可能です。
K835 TKLの応答速度(反応速度)
キーボードの応答速度(反応速度)を測っていきます。※純粋なキースイッチの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。
100回やった結果はこのようになりました。
- 最速:0.178秒
- 最遅:0.225秒
- 平均:0.20171秒
平均タイムは0.20171秒となりました。全キーボードの平均タイムは0.19971秒なので少し遅めのタイムでした。
押下圧は重くないのでサクッと押すことが出来ますが、アクチュエーションポイントが結構長めに感じました。
恐らくアクチュエーションポイント長い分押し始めてから反応するまでの時間が伸びたんだと思います。
⇓測定の仕方、その他ゲーミングキーボードの応答速度(反応速度)は以下の記事で確認できます。⇓
まとめ
今回レビューしたLogicool K835 TKLはゲーム用ではないですが、ゲームでもまったく問題なく使用することが出来ました。
ソフトウェアがないため細かい設定はできませんが、普通に使う分に不便はないと思います。
メリット
- 作業はもちろん、ゲームも問題なく使用できる
- 同時押し、同時入力も可能
- タイピング音が静かで落ち着いて作業ができる
デメリット
- 少し底打ち音が強い
- ソフトウェアが無い
⇓その他のゲーミングキーボードのレビュー記事は以下で確認できます⇓
⇓おすすめのゲーミングキーボードと選び方を以下で解説しています⇓