当サイトはゲーミングデバイスをFPSに観点を置いてレビューしています。
今回はRazer(レーザー、レイザー)のイヤホン「Hammerhead Duo」をレビューしていきます。
もくじ
- 1 Razer Hammerhead Duoの特徴
- 2 Razer Hammerhead Duoのパッケージ内容
- 3 Razer Hammerhead Duoのスペック
- 4 Razer Hammerhead Duoの外観と仕様
- 5 装着感
- 6 イヤーピースの違いによる音の聴こえ方の違い
- 7 サウンドカードごとの定位(音の方向性、音の距離)
- 8 サウンドカードごとの音質
- 9 マイク音質
- 10 ゲーミングヘッドセットとの違い
- 11 Razer Hammerhead Duoのイコライザー設定
- 11.1 PUBGの音声の周波数ごとの音量
- 11.2 Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量
- 11.3 Valorantの音声の周波数ごとの音量
- 11.4 Razer Hammerhead Duo + オンボード(Realtek Audio Console)の場合
- 11.5 Razer Hammerhead Duo+ ASTRO MixAmp Pro TRの場合
- 11.6 Razer Hammerhead Duo + Creative Sound BlasterX G6の場合
- 11.7 Razer Hammerhead Duo + SteelSeries GameDacの場合
- 11.8 Razer Hammerhead Duo + EPOS GSX300の場合
- 12 まとめ
Razer Hammerhead Duoの特徴
- カナル型イヤホン
- 重低音を中音・高音と分離することができるデュアル(ハイブリッド)ドライバー技術採用
Razer Hammerhead Duoのパッケージ内容
梱包状態
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パッケージ内容
Razer Hammerhead Duo本体、シリコン製イヤーピース(S、M、L)、ステッカー、製品情報ガイド。
Razer Hammerhead Duoのスペック
ヘッドフォン | 周波数特性 | 20 Hz-20 KHz |
---|---|---|
インピーダンス | 32Ω ± 15% | |
感度 | 112 ± 3dB (最大 SPL) | |
入力電力 | 10 mW/20 mW | |
ドライバー | ダイナミック型およびバランスドアーマチュア(BA)型のハイブリッド | |
コネクター | 3.5mm直角ジャック | |
ケーブル長 | 1.2m | |
概算重量 | 17g | |
マイク | 周波数特性 | 100 Hz -10 kHz |
集音パターン | オムニディレクショナル | |
S/N 比 | ≥ 58 dB | |
感度 | -40 ± 3 dB |
Razer Hammerhead Duoの外観と仕様
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Razer Hammerhead Duoの外観は本体、ケーブルともに黒色がメイン、表面にはRazerのロゴが入っています。Razer感はそこまでなく派手さは抑えられている印象です。
イヤホン本体からインラインマイクまでのケーブルはビニールタイプ、インラインマイクからジャックまでのケーブルは編組被覆になっています。
ジャックは3.5mm4極ミニプラグです。4極ミニプラグで音楽とマイク両方を使うことができます。
Razer Hammerhead Duoはカナル型のイヤホンで耳に差し込んで使用するタイプです。
イヤーピースは全部で3種類あります。シリコン製イヤーピースがS、M、Lあり、Mサイズが装着されています。イヤーピースによって装着感や音の聞こえ方が変わってくると思うので下のほうで確認します。
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Razer Hammerhead Duoにはメディアコントローラーが備わっており、裏面にはマイクの穴が開いています。コントローラーで音量のアップ/ダウン、再生/一時停止/通話終了、マイクミュートが可能です。
装着感
装着感は装着するイヤーピースによっても変わるためそれぞれ試してみました。
シリコン製イヤーピースSサイズが個人的にもっともフィットしたサイズでした。イヤーピースとフレーム部分がしっかり固定されてちょっとやそっとでは外れない感じでした。圧迫感もなく密閉感もあってちょうどいいサイズでした。
シリコン製イヤーピースMサイズはイヤーピースとフレーム部分がしっかり固定されてちょっとやそっとでは外れない感じでした。ただ圧迫感が少し強めで強く押し込むと少し痛い気がします。
シリコン製イヤーピースLサイズはMサイズ同様、固定はしっかりされますが、圧迫感が強いといった印象でした。
というかイヤーピース超はめづらい(笑)。
イヤーピースの違いによる音の聴こえ方の違い
音の聴こえ方はイヤーピースによって変わるためそれぞれ試してみました。
まず音の拾え具合の良い順に並べると L = M > Sって感じでした。やはり大きいサイズのほうが密閉されるので音をしっかり拾うことができました。
この音の聴こえ方は人の耳の形によって左右されるところなので、自分で実際に確認してみることをおすすめします。私的にはLが一番聴き取りやすかったですがあまり差はありませんでした。
サウンドカードごとの定位(音の方向性、音の距離)
サウンドカードによって足音などの音声の捉えやすさ、定位が変わります。
サウンドカードごとにゲームをやってみて音の定位を確認しました。
イコライザーOFF、2.1chで確認しています。
オンボードサウンド
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:△
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:△
ASTRO MixAmp Pro TR
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:△
- 音の方向性:△
- 足音の聞こえ始める距離:△
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
Creative Sound BlasterX G6
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:◎
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:◎
SteelSeries GameDac
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:△
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:◎
EPOS GSX300
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:△
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
サウンドカードごとの音質
サウンドカードとヘッドセットなどの組み合わせによって音の特性が変わります。
サウンドカードごとに音の特性や音質を確認しました。
イコライザーOFF、2.1chで確認しています。
オンボードサウンド
やや高音寄りかなといった感じ。
バランス的な音のようですが少しシャリシャリ感があるような気がしました。低音が弱く迫力があまりない印象です。
急激な音量変化がある音楽は滑らかに音が変化していき違和感ありませんでした。
ASTRO MixAmp Pro TR
やや高音寄りかなといった感じ。
少し籠ったような聴こえるため、中音が強いのかもしれません。低音が強いわけでもないため迫力もイマイチで音質が良いとは言えません。
急激な音量変化がある音楽は滑らかに音が変化していき違和感ありませんでした。
Creative Sound BlasterX G6
若干高音よりですが、ほぼバランス的といったような音でした。
籠った感じもなく、シャリシャリ感も強くなく聴きやすい音といった印象です。
急激な音量変化がある音楽は滑らかに音が変化していき違和感ありませんでした。
SteelSeries GameDac
Creative Sound BlasterX G6と特に違いはありません。
EPOS GSX300
オンボードサウンドと特に違いはありません。
マイク音質
思ったよりもしっかり声を拾ってくれていました。
音質はヘッドセットのマイクと比べるとかなり悪いので期待はしないほうがいいです。会話はできる程度です。
ゲーミングヘッドセットとの違い
音漏れがヘッドセットと比べるとかなり少ない。同じくらいの音量でも外に漏れる音の大きさはイヤホンのほうが少ないです。
また音の感じ方も違います。ヘッドホンは耳全てを覆いますが、イヤホンは耳の中に入れるので音の振動の感じやすさはやはりヘッドセットのほうが優秀です。
音の拾いやすさはやはりあまり変わらない印象でした。イヤホンでもヘッドセットを変わらないくらい聞き取ることができました。FPS等のゲームをやる分でもイヤホンという選択肢は十分にあります。
Razer Hammerhead Duoのイコライザー設定
サウンドカードによっても音の特性が変わるのでサウンドカードにに合わせてイコライザを調整するとより足音が聞き取りやすくなります。
今回はRazer Hammerhead Pro V2をどのサウンドカードに繋いでもおおむね「やや高音」だったのでそれに合わせてイコライザー設定を行います。
イコライザを設定するにあたって、ゲーム音の周波数ごとの音量を知る必要があります。というわけで調べた結果は以下になります。
PUBGの音声の周波数ごとの音量
Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量
Valorantの音声の周波数ごとの音量
これらの数値をもとに作成したヘッドセットごとのイコライザ設定は以下になります。
Razer Hammerhead Duo + オンボード(Realtek Audio Console)の場合
PUBG向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant向けイコライザー
Razer Hammerhead Duo+ ASTRO MixAmp Pro TRの場合
PUBG向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant向けイコライザー
Razer Hammerhead Duo + Creative Sound BlasterX G6の場合
PUBG向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant向けイコライザー
Razer Hammerhead Duo + SteelSeries GameDacの場合
PUBG向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant向けイコライザー
Razer Hammerhead Duo + EPOS GSX300の場合
PUBG向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant向けイコライザー
まとめ
かなり足音が聞き取りやすかったです。音の特性が高音よりだったのが良かったのかと思います。
最近のFPS(Apex Legends,Valorant,CS:GO)は中音~高音が強いと足音が聞き取りやすい印象なので相性が良いように感じました。
メリット
- 高音が強く足音がとても聞き取りやすかった
デメリット
- 低音が弱いため音楽鑑賞、映画鑑賞などでは迫力に欠ける部分がある
- イヤーピースの交換がやりづらい
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