ヘッドセットレビュー

「Logicool G335」レビュー

Logicool G335をレビュー

今回はLogicool(ロジクール)のゲーミングヘッドセット「G335」をレビューしていきます。

created by Rinker
Logicool G(ロジクール G)
¥7,980
(2024/10/05 11:26:37時点 Amazon調べ-詳細)

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G335の特徴

G335の特徴
  1. 240gと超軽量
  2. ブラック、ホワイト、ミントと色のバリエーションが豊富
  3. ゴム製のサスペンションヘッドバンドで快適な着け心地
  4. 低反発で通気性に優れるスポーツメッシュ素材のイヤーパッド
  5. 跳ね上げ式マイクで簡単にミュート可能

 

パッケージ内容

梱包状態

梱包状態 梱包状態2 梱包状態3

パッケージ内容

パッケージ内容

G335本体、3極変換ケーブル、取扱説明書等。

 

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スペック

サラウンド ステレオ
ヘッドホン タイプ 密閉型
ドライバ 40mmネオディミウムドライバー
周波数 20Hz~20000Hz
インピーダンス 36Ω
マイク タイプ 跳ね上げ式
極性パターン 単一指向性(カーディオイド)
周波数 100Hz~10000Hz
ケーブル 3.5mm4極ケーブル 1.8m
3極変換ケーブル 0.12m
イヤーパッド スポーツメッシュ
重量 240g(ケーブル含む)

 

外観・形状

デザイン

前面 後面
右側面 左側面

カラー展開はブラック、ホワイト、ミントがあります。今回購入したのはブラックです。

ヘッドセット全体はブラック1色ですが、サスペンションヘッドバンドは青紫で鮮やかな色遣いになっています。

ブラスチック素材がメインでやや安っぽく見えますが、壊れやすそうな感じはなく耐久性は問題なさそうな印象。

形状は少しゲーミング感のあるタイプですが、そこまでごっつい感じではなく威圧感のようなものは少ないです。

ヘッドバンド

ヘッドバンド ヘッドバンド2 ヘッドバンド3

ヘッドバンドのフレームはプラスチック製。中央部分が空洞になっています。

ヘッドバンドはクッションタイプではなく、ゴム製のサスペンションヘッドバンドとなっています。

サスペンションヘッドバンドは布製で取り外しも可能なので、外して洗うことが出来ます。

イヤーパッド

イヤーパッド イヤーパッド2 イヤーパッド3

イヤーパッドはスポーツメッシュで厚みもしっかりあり、とても柔らかなクッションです。

スポーツメッシュはベロアなどのもっと布っぽい素材よりもザラザラとしているため少し肌触りは劣りますが、このイヤーパッドはサラサラでザラザラ感は少なめです。

イヤーパッドの空洞は広めで耳がすっぽり入るくらいの余裕があります。

またイヤーパッドは外せるようになっており、交換が可能。

アーム(長さ調節、角度調整)

アーム(長さ調節、角度調整) アーム(長さ調節、角度調整)2 アーム(長さ調節、角度調整)5 アーム(長さ調節、角度調整)6
アーム(長さ調節、角度調整)3 アーム(長さ調節、角度調整)4 アーム(長さ調節、角度調整)7 アーム(長さ調節、角度調整)8

長さ調節はアームを引っ張ることで少しだけ調節することができますが、サスペンションヘッドバンドの固定位置をずらすことでも調節が可能です。

角度調節は360°僅かに調節できるようになっています。

マイク

マイク マイク2

マイクは跳ね上げ式で上に跳ね上げることでミュートにすることも可能です。取り外しはできません。

マイクのアームは形状を記憶するタイプで、折り曲げて口元に持ってきて使用します。

ケーブル

ケーブル ケーブル2

ケーブルは「3.5mm4極ケーブル」と「3極変換ケーブル」があります。

「3.5mm4極ケーブル」は1.8m、着脱はできません。

「3極変換ケーブル」は0.12mと短め。

また両ケーブルともラバー製。

重量

重量

実測重量は224gとかなり軽めなっています。

224gはゲーミングヘッドセットの中ではかなりの軽さです。

ボタン類

ボタン類

左耳側イヤーカップ後部に音量を調整できるトグルが備わっています。

このトグルはプラットフォーム側と連動しているタイプではなく、ヘッドセット本体の音量となっています。

 

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装着感

ヘッドバンド2 イヤーパッド イヤーパッド2

側圧

側圧は標準的感じで、360°の角度調節が効くので一か所に圧が偏ることなくバランスよく頭にフィットします。

側圧がそこそこある点と重さが軽いこともあり側圧だけでも十分重さが支えられるます。ただヘッドバンドの位置が少し低く、ゴムを伸ばすようにしながら装着しなければいけません。

ヘッドバンドはかなり伸縮性があるので、下に引っ張っても頭への負担は少なくイヤーパッドとヘッドバンドでバランスよく重さを支えてくれている印象です。

比率で言うとヘッドバンド:6、イヤーパッド:4といった感じ。(個人差有り)

またヘッドバンドは面積が広めなので頭の一か所に圧がかかることもないため、頭へのストレスも少ない印象です。

イヤーパッドはスポーツメッシュタイプで普通の布よりは少しザラザラ感があります。しかし気になるレベルではなく通気性に優れるということを考えれば十分我慢できるレベルです。

クッションも厚く、とても柔らかめで痛くなることはなさそうです。

イヤーパッドの空洞の広さも広めなので、耳が押さえつけられることもありません。

通気性

ヘッドバンドは布タイプなのでそこまで気にならない印象。ヘッドバンドは外して洗うこともできるので籠りやすい時期も使いやすいと思います。

イヤーパッドスポーツメッシュで通気性はとても良いです。イヤーパッドの素材の中では一番通気性に優れるのではないでしょうか。

しかしその分密閉感のようなものは少し弱い印象。

重さ

実測は240g(ケーブル含む)ととても軽めです。

着けた瞬間に軽いことを体感できるくらいには軽いです。

ヘッドセットで重くて辛いと感じたことはありませんが、やはり軽いに越したことはないな感じました。

下を向いたり軽く頭を振った程度ではズレたりすることはありません。

 

音質(音の傾向)

実際に音楽を聴いてみて音の明瞭感や迫力や臨場感などの音質、低音寄りや高音寄りといった音の傾向を確認しています。

※テスト環境:G335 + Creative Sound BlasterX G6

音の傾向

音の傾向のイメージ

音の傾向はやや低音寄っていますが、低音と高音がしっかり出ており中音が弱いドンシャリに近い形と言った印象。

低音と高音のバランス良く違和感のない綺麗な音をしていました。迫力がありながら、低音に負けないくらいメロディー部分もしっかり聴こえるといった感じです。

中音が低い分籠ったような音も少なく、価格の割に良い音をしている印象でした。

また大音量で音楽を流しても音が割れてしまって聴こえることはありませんでした。急激な音量変化があるような部分も滑らかに音量が変化していました。

 

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定位(音の方向性、音の距離)

ゲームの足音や銃声などの捉えやすさ、方向性、聞こえ始める距離などを確認しました。

※テスト環境:G335 + Creative Sound BlasterX G6

Apex Legendsの場合

Apex Legends
  • 足音の捉えやすさ:〇
  • 音の方向性:〇
  • 足音の聞こえ始める距離:〇

そこそこ聴き取りやすい印象でした。

足音の「トントン」「コンコン」の部分もしっかりとらえることが出来、かなり捉えやすい部類だった印象です。

遠くの敵の足音も聴きとることが出来、ストレスなくゲームに集中することが出来ました。

方向や距離感は体感通りの聴こえ方なので定位感も良かったです。

CS:GOの場合

Counter-strike Global Offensive
  • 足音の捉えやすさ:〇
  • 音の方向性:〇
  • 足音の聞こえ始める距離:〇

普通に聴こえるといった感じです。

銃声が鳴っているときでも聴きとることが出来、不意をつかれるということが少ない印象でした。

少し中音が弱く「トントン」「コンコン」といったような足音の最も捉えやすい部分の音が弱く感じれます。

なので中音を強めるとよりハッキリ捉えやすくなるんじゃないかなと言った印象。

方向や距離感は体感通りの聴こえ方なので定位感は良いが、聴き取りやすさが少し弱いといった感じ。

Valorantの場合

Valorantの場合
  • 足音の捉えやすさ:△
  • 音の方向性:〇
  • 足音の聞こえ始める距離:〇

普通に聴こえるといった感じです。

中音が弱く足音の「トントン」「コンコン」の部分が弱いためか、銃声に足音が消えてしまいやすくたまに聞き逃してしまうことがありました。

遠くの足音もとても小さく聴こえる印象でどうも捉えやすさと言う面でイマイチな印象でした。

中音~高音をもう少し強めるとさらに聴き取りやすくなる印象でした。

方向や距離感は体感通りの聴こえ方なので定位感は良いが、聴き取りやすさが少し弱いといった感じ。

 

マイク音質

マイク2

※テスト環境:G335 + Creative Sound BlasterX G6

マイク音質は普通に良いといった感じ。「G PRO Xヘッドセット」と比べても大差ないくらいには良かったと思います。

少し籠ったように聴こえなくもないですが、違和感のない自然な声でした。

途切れることもなく感度もいいので、通話では全く問題なく使用できると思います。

跳ね上げるだけでミュートにできるのも素敵。

⇓その他ゲーミングヘッドセットのマイク比較⇓

ゲーミングヘッドセットのマイク音質比較

 

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G335向けイコライザ設定

ゲームの音や音楽は使用しているヘッドセットによって音が変わります。

そのためイコライザ設定は使用しているヘッドセットに合わせてイコライザ設定を調節する必要があります。

「G335」の音の傾向は「やや低音寄り」なのでそれに合わせてイコライザーを調整しました。

PUBG/FORTNITE向けイコライザ設定

PUBGの音声の周波数ごとの音量

PUBGの音声の周波数ごとの音量

イコライザ設定

やや低音寄り- PUBG向けイコライザー Logicool G Pro X(PUBG向けイコライザー)

 

Apex Legends向けイコライザ設定

Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量

Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量

イコライザ設定

やや低音寄り- Apex Legends向けイコライザー Logicool G Pro X(Apex Legends向けイコライザー)

 

Valorant/CS:GO向けイコライザ設定

Valorantの音声の周波数ごとの音量

Valorantの音声の周波数ごとの音量

イコライザ設定

やや低音寄り- Valorant向けイコライザー Logicool G Pro X(Valorant向けイコライザー)

イコライザ設定のやり方は下で確認できます。

イコライザ設定 – サウンドカード無い人向け設定方法

 

まとめ

FPS的には定位感はいいが、中音が弱く足音の「トントン」「コンコン」の部分が少し捉えにくいかなと言った印象。しかし十分聴き取れるレベル。

音楽、映画鑑賞的には低音と高音がバランスよく出ており、迫力があり明瞭感もある綺麗で自然な音でした。様々なジャンルで違和感なく使用できると思います。

装着感はイヤーパッド部分の締め付け、頭への負担、重さ、通気性、どれをとってもかなり良い印象でした。

この価格帯でこのクオリティーであれば、かなりおすすめできるものだと思います。

メリット

  • 低音と高音がバランスよく出ており、迫力があり明瞭感もある綺麗で自然な音
  • 足音の定位感(方向、距離感)は体感通りの捉えやすさ
  • 装着感がとても良い
  • マイクが跳ね上げ式で上げるだけでミュートにできる

デメリット

  • 中音が弱く足音を聴き逃しやすい
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ゲーミングヘッドセットレビュー一覧

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FPS向けおすすめのゲーミングヘッドセット

POSTED COMMENT

  1. Revy より:

    レビュー記事、とても参考になりました。
    1点、気になったのでよかったら教えて欲しいです。
    イヤーカップをスライドさせることでアームの長さ調整ができるようですが、写真だと目盛りのような線が確認できます。
    このイヤーカップのスライドは1段階づつノッチがある感じなのでしょうか?
    それとも目盛りとは関係なく無段階でスライドするのでしょうか?
    無段階でスライドするのであれば、スカスカできちんと固定できないなんていうことはなさそうですか?

    • FPS酒場 より:

      ノッチはありません。
      スライドは硬めでしっかり固定されます。

      • Revy より:

        ありがとうございます。
        硬めとのことで付けたり外したりで不意にスライドして長さが変わってしまう、なんて心配はなさそうですね。

        • FPS酒場 より:

          こちらこそありがとうございます。
          その辺のことを書き忘れていたので補足になりました。

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