恐らくFPSプレイヤーなら知らない人はいないであろう「Microsoft IntelliMouse Explorer 3.0」(以下 IE3.0)ですが、生産終了しRazer DeathAdderシリーズ等のIE3.0クローンマウスに乗り換える人も沢山居ると思います。
数多のIE3.0クローンと呼ばれるマウスを生み出してきたIE3.0ですが、その復刻版があることをご存知でしょうか?
形はそのままで性能が上がったマウス「Microsoft Classic IntelliMouse」
IE3.0の復刻版マウス。
その名も「Microsoft Classic IntelliMouse」です。
見た目はロゴの部分以外はほぼIE3.0と同じです。
さらに、IE3.0はDPI400で固定され調整ができませんでした。
しかし「Microsoft Classic IntelliMouse」はDPI3200まで設定することが可能になりました。
重さはケーブル抜きで100gとIE3.0(102g)とほぼ変わりません。
基本的にIE3.0の性能を良くした感じになっています。
グリップ性が良く握りやすい安定した使用感
かぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちどれもストレスなく握ることができました。
つまみ持ちの際、マウスのお尻の方が手のひらに当たるのが少し気になりましたが、全然許せるほどです。
かぶせ持ちの場合はちょっと力を抜いてもしっかり固定されて落ちることが無く、まるで手にくっついているような感覚でした(笑)。
クリック感は全てのボタンしっかりとした重みを感じるものでした。
しっかりグッっと押し込む感じでクリックします。
指を置いただけで間違って押してしまうということもないので、安心して振り回すことができます。
低センシだとマウスをよく振り回すので、その際に間違って押ささることがあるのでこういった部分もありがたいですね。
ケーブルがビニール製でDeathAdderのような布製ではないため少し固めです。
そのためクセが付きやすくマウスパッドに擦れると摩擦を強く感じます。
なのでケーブルが邪魔にならないようにするため、マウスケーブルホルダーは必須だと思われます。
ヘッドホンもおけるタイプもあるので便利です。
IE3.0はホイールが脆く多くの使用者を苦しめていましたが、「Microsoft Classic IntelliMouse」はコリコリといったしっかりとした感触で誤反応を起こすこともないです。
ソフトウェアによる設定
Microsoftのダウンロードページからダウンロードできる「Microsoft マウス キーボード センター」というソフトウェアでちょっとしたカスタマイズが可能です。
ctrl+cやctrl+v等のキーの組み合わせやDPIを上げる/下げる等の役割を各ボタンに割り当てたり、DPIを設定したりすることが出来ます。
ゲーミングマウスではないためかリフトオフディスタンス(RoD)やキャリブレーション(マウスパッドとの表面識別較正)などの機能はないです。
なくても反応はとてもいいので全然問題はないです。
基本スペック
ボタン数:5箇所(左右メイン、左サイド×2、ホイールボタン)
ケーブル:ビニール製、実測長約1.8m
実測重量:130.5g(コード抜き100g)
DPI:400~3200(200刻み)
対応OS:Windows 10 / Windows 8.1 / Windows 8 / Windows 7
寸法:132mm(長さ)×69mm(幅)×43mm(高さ)
マウス レポートレート(ポーリングレート):1000Hz
⇓DPIについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓
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使用感はかなりいいが・・・
握った感じはさすがといった感じでとても使いやすかったですが、『・・・おや?』と思う部分がありました。
それはカーソルが飛ぶことです。
ゆっくりマウスを動かすときはごくごく普通に動いてくれるのですが、素早く動かすとカーソルが上下にギュインッとぶっ飛びます。
DPIを変更してもこの症状は変わらず少し残念。
IE3.0ではこのようなことは無かったと思ったのですが・・・もったいないですね。
もしかしたら解決法があるかもしれないので少し調べてみようと思います。
ゲーミングマウスではないので激しい操作は視野にいれていないのでしょうかね?
使用感が良かっただけにちょっと残念です。
まとめ
使用感は形がIE3.0のままなのでとても使いやすかったです。
ただ、ゲームに使用する場合は素早く振り回すとカーソルが上下に飛んでしまうので早すぎない程度に操作する必要があります。
ハイセンシの人は使い勝手がいいかもしれません。
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