当記事ではMionix(マイオニクス)のゲーミングマウスパッド「Alioth」をレビューしていきます。
Aliothの特徴
- プレミアムなフィーリングを誇るソフトなマウスパッド
- 撥水性表面で液体を零しても弾いて染み込まない
- ほつれを防ぐステッチ加工
- 洗濯が可能
パッケージ内容
梱包状態
丸めた状態で梱包されており少し丸め癖が見られますが、ほとんど気にならないレベル。
パッケージ内容
Alioth本体。
外観・仕様
デザイン
カラー展開はブラックのみ。
無地タイプでシンプルなデザインです。
右上に「Mionix Alioth」の文字、右下にはロゴがプリントされています。
大きさ・サイズ
国内販売されているサイズの種類は以下。
M | 370 x 320 x 3mm |
---|---|
L | 460 x 400 x 3mm |
XL | 900 x 400 x 3mm |
2XL | 1200 x 500 x 3mm |
表面
「Alioth」は柔らかな表面を下ソフトタイプ(布製)のマウスパッドです。
表面はやや細めの糸で、隙間無く高密度な織りこみがされています。
シンプルで規則正しい織り方がされており、凹凸が少ない滑らかな表面でサラサラとしています。
水平方向の糸が浮いて見える織り方で、水平/垂直方向では水平方向のほうが滑りが良いです。
撥水性
撥水性を持つ表面で、液体を零しても弾いて染み込みません。
実際に水を垂らしてみましたが、しっかりと弾き拭いた後も水を吸ったような跡はありませんでした。
また洗濯も可能だそうですが、洗濯することでこの撥水性も保てるのかは謎です。
裏面
裏面はラバー製で、階段状に溝が彫られています。
手に張り付く様なしっとりした質感のラバーで、グリップは強めです。
厚さ・クッション性
厚さは3mmと標準的。
硬さは標準的といった感じで指で押し込むとグニっとした触感をしています。
クッション性は平均的といった感じ。
ペラペラとしているのでテーブルの角に垂らしやすく、手首のクッション代わりとして使うことは出来そう。
縁
縁はステッチ加工されています。
縁は柔らかくソフトな触り心地で、手首が擦れても痛くなることはないかと思います。
滑りやすさ
マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を確認しています。傾きは全て同じです。
- 比較マウスパッド:Mionix Alioth、Xtrfy GP1、Logicool G640、SteelSeries QcK+
- 比較マウス:Logicool G PRO X SUPERLIGHT、Logicool G703 HERO、Razer Viper Ultimate、Razer DeathAdder V2 Pro
滑りやすさはXtrfy GP1 > Mionix Alioth > Logicool G640 > SteelSeries QcK+って感じでした。
「Mionix Alioth」と「Logicool G640」では滑り方はほとんど違いはありませんが、すこ~しだけ「Mionix Alioth」のほうが滑りやすいかなといった感じ。
「Xtrfy GP1」は丸め癖が付いているせいでスムーズに滑りませんでしたが、手で操作してみた感じでは「Mionix Alioth」よりは滑りやすいように感じました。
スピードとコントロールのちょうど中間のバランス型といった滑りの表面です。
⇓全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさは以下で確認できます。⇓
ゲームでの使用感、操作感
ゲームはApexLegendsとVALORANTをやってみました。
ApexLegendsは「敵を追い続けるような滑らかなAIM」をすることが多いゲームですが、VALORANTは「パッと狙ってパッと止めるAIM」、「ゆっくりとマウスを動かすクリアリングの時のAIM」が多いゲームで同じFPSでもAIMの仕方が全然違うため結構違った見方ができます。
ApexLegendsでの使用感
少し滑りが弱く感じる場面もありましたが、コントロールがし易くいつもよりも綺麗なAIMができた印象です。
滑りがある程度抑えられている分、マウスを持つ手に力が入ってしまうことがなくリラックスして操作できたと思います。
指に力が入ってしまっても制動が効くので、狙ったところより行き過ぎるということも少なく感じました。
しっかりスピードとコントロールのバランスが取れた良い滑り具合でした。
CoD:Vでの使用感
個人的にはコントロールしやすいが、少し滑りが少ないといった印象でした。
腰だめのような大きく動かすAIMは特に気にならないのですが、ADSで左右に動く敵を狙う際に少し重く感じて動かしにくい印象を受けました。
私の場合滑りやすいタイプのマウスパッドに慣れているということと、つまみ持ちなので指で操作することが多いため滑りやすいタイプが好きだったりします。
その分少し滑りにくさを感じたのだと思います。
VALORANTでの使用感
滑りと止めのバランスが良くとても操作しやすかったです。
クリアリングのようなゆっくりしたAIMもしやすく、パッと動かしたパッと止めることもできます。
ただ個人的には指で操作する際に抵抗を感じるのでもう少し滑りやすい方が好みかなと思います。
しかし滑り的には万人受けする滑りやすさかと思います。
補足
マウス操作での垂直/水平の滑りの違いは結構差があり、水平方向に比べて垂直方向は結構滑りにくい感じです。
なのでマウスパッドの向きによって滑りが変わるので注意です。
また手のひらがマウスパッドに触れている状態でも、ペタ付いてしまうことはありませんでした。
表面がサラサラとしているので、手のひらが滑りやすいです。
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
- DPI:400
- ポーリングレート:1000
- マウスパッド:SteelSeries QcK+
波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。
Aliothのセンサーテスト
○テスト環境
- マウス:Logicool G PRO X SUPERLIGHT、Razer Viper Ultimate
- DPI:400/800/1600/3200
- ポーリングレート:1000
Logicool G PRO X SUPERLIGHT | Razer Viper Ultimate | ||
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きれいな波線、問題なく使用できそうです。
リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
マウスパッドとマウスとの組み合わせによってリフトオフレンジが変わることがあります。
使用するゲーミングマウスによってはリフトオフレンジが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。
全てのゲーミングマウスを調べるのは大変なので、いくつか抜粋して調べました。
リフトオフレンジをソフトウェアで調整可能なものは青字、リフトオフレンジが長くてソフトウェアで調整不可なものは赤字にしています。
Razer DeathAdder V2 Pro | 0.6~1.2/1.2~1.5/1.8~ |
---|---|
Razer Viper Ultimate | 0.5/1.6/1.5 |
Razer Basilisk Ultimate | 0.4/1.3/1.8 |
Logicool G502WL | 0.4 |
Logicool G703 HERO | 0.5 |
Logicool G PRO X SUPERLIGHT | 0.6 |
全て問題ない長さで、ほかのマウスパッドとも大きな差もないので問題ないかと思います。
まとめ
スピードとコントロールのちょうど中間のバランス的な滑りのマウスパッドでした。
手触りが優しく、撥水性が備わっているので手汗や湿気の影響も受けづらくとても扱いやすくなっています。
良いところをバランスよく拾っているようなマウスパッドで、万人受けするかと思います。
このマウスパッドは「スピードとコントロールの中間的な滑りが良い」という人におすすめです。
メリット
- 滑りやすさと止めやすさのバランスが良い
- 撥水性が備わっているので手汗や湿気の影響も受けづらい
- 手のひらがマウスパッドに触れていてもペタ付くことが無く、操作性を落とすことが無い
- 丸めて梱包されているが、丸め癖はほとんど気にならない
デメリット
- 特になし
⇓その他のゲーミングマウスパッドのレビュー記事は以下で確認できます⇓
⇓おすすめのゲーミングマウスパッドと選び方を以下で解説しています⇓
いくつかの記事を楽しく拝見させていただきました。気になったのはかなりのハイセンシですよね?振り向きで言うとどれくらいなのかが気になります。
コメントありがとうございます!
このマウスパッドを使っているときは振り向き6cmくらいでした。
ただ今は低センシにしていますw
ころころ変えているのであまりあてにならないかと思います。