マウスパッドレビュー

「Pulsar Gaming Gears ES1/ES2」レビュー

当記事ではPulsar Gaming Gears(パルサーゲーミングギア)のゲーミングマウスパッド、「ES1」と「ES2」をレビューしていきます。

⇓動画でも確認できます⇓

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「ES1」と「ES2」の特徴

ES1 ES2

競技レベルのeSports向けにデザインされたES(eSports)シリーズマウスパッド。

摩擦 - ES1 摩擦 - ES2

「ES1」は横方向が「ES2」よりも最大静摩擦が低く動摩擦が高い表面になっており、「ES2」よりも初動が軽く滑りにくいという特徴を持っているようです。

対して「ES2」は「ES1」よりも最大静摩擦が高く動摩擦が低い表面になっており、「ES1」よりも初動が重く滑りやすいという特徴を持っているようです。

公式の説明としては「ES1」はPulsar Gaming Gearsマウスパッドの中で中~高スピードに位置するマウスパッドで「ES2」は低~中スピードに位置するマウスパッドと説明されていますが、動摩擦の低い「ES2」のほうが低~中スピードで動摩擦の高い「ES1」は中~高スピードとよくわからない説明になっていました。「ES1」のほうが最大静摩擦が低いから中~高スピードということなのか?。ストッピングも動摩擦の低い「ES2」のほうが強いと書かれているので、実際に使ってみるまではその辺は分からなそうです。

どちらも底面は粘着性があり張るように設置できるアルファセルベース、ステッチ加工は最小限に抑え、厚さは3mmでソフトからミディアムのクッション性となっています。

カラー展開は「ES1」は”Black”と”Bruce Lee Edition”があり、「ES2」は”Bruce Lee Edition”のみとなっています。

パッケージ内容

梱包状態

梱包状態 - ES1 梱包状態 - ES2

梱包状態としてはフラットパッケージによる梱包がされています。なので巻き癖等の心配はありません。

内容物

内容物 - ES1 内容物 - ES2

内容物はマウスパッド本体と張り方の説明書のみとなっています。

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外観・仕様

デザイン

ES1

デザイン - ES1 ロゴ - ES2 ロゴ - ES2 - 2

「ES1」のカラー展開としては”Black”と”Bruce Lee Edition”があり、今回は”Bruce Lee Edition”を選択しています。

“Black”と大きな違いは無くどちらも無地タイプのデザインとなっています。

違いとしてはちょっとした右下の文言の違いと色の違い、それと左上にブルースリーのサインがプリントされている点です。プリント部分はシリコンっぽい質感をしているので滑走面との滑りの差があります。

ES2

デザイン - ES2

「ES2」のカラー展開としては”Bruce Lee Edition”のみとなっています。

黄色ベースで中央にブルースリーのサインとロゴマークが描かれており、派手さが無くカッコイイデザインで個人的にかなり好きです。

大きさ・サイズ

サイズは以下のようになっています。

L XL
ES1 420 x 330 x 3mm 490 x 420 x 3mm
ES1 Bruce Lee Edition 490 x 420 x 3mm
ES2 Bruce Lee Edition 490 x 420 x 3mm

表面

ES1

表面 - ES1 表面 - ES1 - 2

「ES1」の表面は恐らく「ARTISAN 飛燕」や「X-raypad Aqua Control」などと同じアムンゼン生地(梨地織り)が使用されたザラ感が強い表面をしています。

「飛燕」や「Aqua Control」ほどザラ感は強くなく、「Pulsar Control」によく似た表面といった感じで、「Pulsar Control」より若干ザラ感が増した感じの質感になっています。

なので肌触りは優しいとまではいかないですが硬すぎるということも無く、手首や手のひらが擦れても痛みを感じるほどではないかと思います。

織り方に規則性は無いですが、水平/垂直方向での滑りの差は手触りでは僅かに水平方向のほうが滑りやすく感じます。

ES2

表面 - ES2 表面 - ES2 - 2

「ES2」の表面は一般的なソフトタイプで、水平/垂直方向が規則的な織られており凹凸の少ないサラサラとした質感をしています。

なので肌触りは優しく、手首や手のひらが擦れてもまず痛みを感じることは無いかと思います。

水平方向の糸が浮いて見える編み方がされており、水平/垂直方向での滑りの差は手触りでは水平方向のほうが滑りやすく感じます。

撥水性

⇓撥水テスト⇓

表面に水滴を垂らして、撥水性をテストしてみました。

「ES1」はすぐには染み込まず、すぐに拭きとればそこまで染み込まず済みそうな感じでした。ただ拭き取ったあとには少しだけ染み込んだ跡が残っていたので、完全に弾いてくれるわけではなさそうです。

「ES2」はしばらく待っても全く染み込まず、拭き取った後も染み込んだような跡も残っていませんでした。

表面の質感まとめ

  • 肌触りの優しさ:0~10(ザラザラ~優しい)
  • 水平/垂直方向との滑りの差:0~10(差が無い~差が強い)
  • 撥水性:0~10(撥水性が無い~撥水性が強い)
肌触りの優しさ 滑りの差 撥水性
ES1 5 1 3
ES2 8 3 9

肌触りの優しさは「ES1」はハイブリッド系の中では優しく、「ES2」はソフトタイプの中でもかなり優しいといった感じです。

縦横の滑りの差はたしかに「ES1」よりは「ES2」のほうが強く感じられました。「ES1」はほとんど感じられませんが、「ES2」は少し体感で感じられるくらいには差があります。

撥水性として「ES1」はすぐには染み込みませんが徐々に染み込む感じで、「ES2」はしっかり水滴を弾き染み込むことはほとんどないといった感じです。

底面

底面 - ES1 底面 - ES1 - 2
底面 - ES2 底面 - ES2 - 2

底面はどちらも粘着性があり張り付けて設置できるタイプとなっています。

当初では底面に保護フィルムが張られており、使用時に剥がして接地面に張って使用します。

張り付けて設置できるタイプとは言ってもシールほど張り付くというわけではなく、かなりしっとり目のラバーベースといった感じです。感覚としてはARTISANマウスパッドの硬度がSOFT/XSOFTの底面と似たような感じで、より粘着性を強めた感じです。なので張り付けても簡単に剥がすことが出来ます。

グリップ性

  • グリップ性:0~10(弱い~強い)※グリップ性はサイズや接地面によっても変わるので、その点はご了承ください。
グリップ性
ES1 8
ES2 8

実際に張り付けてみるとどちらもかなりしっかりと接地面に張り付き、引っ張ってもびくともしない感じでした。吸盤の様に張り付いてしっかり固定されます。

かなりしっかり固定されるのでよっぽどなことが無い限りズレてしまうということはないと思います。

剥がすときも簡単で端からめくれば無理なく外すことが出来るので張る場所の調整もしやすいです。

クッション性

クッション性

それぞれのクッション性は以下になります。

  • 中間層:0~10(硬め~柔らかめ)
  • 表面:0~10(硬め~柔らかめ)
  • クッション性:0~10(硬め~柔らかめ)
厚さ 中間層 表面 クッション性
ES1 3mm 4 4 4
ES2 3mm 4 6 4

中間層は結構柔らかい感触ですが厚さがそこまで無いので、クッション性としては弱めか標準的といった感じです。

テーブルから垂らして使うことは出来ますがクッション性はあまり期待できないと思います。張るように使うタイプなので垂らしてもズレてくるということはありませんが、垂れている部分は埃が付きやすくなるかもしれません。

またクッション性は沈み込みに比例していると考えていいと思います。中間層が柔らかくクッション性が強いものほど、マウスがマウスパッドに沈み込みやすくなるかと思うので。

そのため「ES1」と「ES2」はどちらかといえば沈み込みにくいタイプになります。もちろん沈み込むから良くないということではなく、自分が沈み込みやすいタイプとし辛いタイプのどちらが好きかで選択する指標にすればいいかと思います。

縁(エッジ)

縁(エッジ) - ES1 縁(エッジ) - ES2

ステッチ加工はどちらも施されています。

  • 柔らかさ:0~10(硬い~柔らかい)
  • 表面との盛り上がり:0~10(少ない~多い)
  • 手首の優しさ:0~10(刺激強め~優しい)
柔らかさ 表面との盛り上がり 手首の優しさ
ES1 3 1 7
ES2 4 1 7

どちらもかなり小さなステッチで、ARTISANマウスパッドと同じサイズ感のステッチでした。なので手首に触れることがほとんどなく、手首への影響は少ないと思います。

質感としても硬すぎず柔らかすぎずといった感じなので、仮に手首に触れてもすぐに痛くなってしまうということはなさそうです。

「ES1」と「ES2」の違いとしては、若干「ES2」のほうが柔らかい質感でした。大きな差という訳ではなく個体差という可能性もあるので気にするほどではないかと思います。

滑りやすさ比較

次は滑りやすさを確認していきます。

最大静摩擦と動摩擦について

摩擦 - ES1 摩擦 - ES2

最大静摩擦とはマウスが止まっている状態から滑り出すまでの最大の摩擦のことなので、初動のことを指します。動摩擦はマウスが動いているときと止まるまでの摩擦のことなので、滑りやすさと止めやすさのことを指します。

今まで静摩擦と動摩擦は比例していると考えていたので初動と滑りやすさを一緒にして考えていました。ただいろいろ調べてみると静摩擦が強くても動摩擦も強いという訳ではなく、表面によりまちまちのようでした。つまりマウスパッドに寄っては初動は重いけど滑りやすかったり、初動は軽いけど滑りづらかったりするということらしいです。

今回で言えば「ES1」は「ES2」よりも初動が軽く、滑りにくい。「ES2」は「ES1」よりも初動が重く、滑りやすいということになります。

なので滑りやすさを確認する際は「初動(最大静摩擦)」と「滑りやすさ(動摩擦)」を意識して確認することにしました。もちろんマウスパッド上を手でマウスを滑らせた感覚で確認するので確実ではないですが、参考程度にでもなったら良いなと思います。

というわけで実際に「ES1」と「ES2」で確認してみました。

初動(最大静摩擦)

初動(最大静摩擦)に関しては、手でマウスを滑らせたときの感覚で確認します。

「ES1」と「ES2」の初動としては「ES1」のほうが軽いということですが、実際に確認してみた感じ確かに「ES1」のほうが軽いかな?と感じなくもありませんでした。

大きな差ではありませんが「ES2」のほうが滑り出すときに急に滑り出す感覚が強かった印象です。

「ES2」は滑り出しが重く、滑り出した後は軽いといった感覚で、「ES1」は滑り出しから止まるまで一貫した軽さといった感覚です。

ただ初動と滑り出してからでは滑り出してからのほうが滑っている時間は長いため、感覚として伝わりやすいのは滑り出してからの動摩擦が圧倒的に強い印象でした。今のところの感覚としては初動はそこまで気にするほどではないといった印象です。

滑りやすさと止めやすさ(動摩擦)

動摩擦に関しては、斜面を滑らせるやり方と手でマウスを滑らせたときの感覚で確認します。斜面を滑らせるやり方では初動(最大静摩擦)も関係してくるかと思いますが、ここでは考慮しないことにします。

斜面を滑らせる確認方法ではマウスパッドの滑りやすさを完全には表現できないので、参考程度に見ていただければ幸いです。

【テスト条件】

  1. 全て同じ斜面の角度
  2. 水平/垂直方向で滑りが異なるマウスパッドがあるので、水平方向で滑りを確認
  3. 沈み込みは考慮せず、表面の滑りやすさのみで比較
  4. 手で滑りやすさを確認する際も、出来るだけ沈み込まないように確認
  5. 比較マウスパッド:「ES1」、「ES2」、「ParaBreak」、「ParaControl V2」、「ParaSpeed」
  6. テスト用マウス:「Logicool G PRO X SUPERLIGHT」、「Razer Viper V2 Pro」、「Pulsar Gaming Gears X2 Mini」、「Pulsar Gaming Gears Xlite V2 Mini」

【⇓滑りやすさ比較⇓】

比較してみた感じでは、Pulsarマウスパッドの中では「ParaSpeed」>「ES2」>「ParaControl V2」>「ES1」>「ParaBreak」の順で滑りやすいといった感じでした。

「ES1」は「ParaControl V2」よりも少し滑りづらく、「ParaBreak」よりは明確に滑りやすいといった感じでした。マウスによっては同じくらいに感じたり結構滑りにくく感じたりとまちまちですが、基本はそんな感じです。ハイブリッド系としてはかなりのコントロールタイプです。

「ES2」は「ParaSpeed」よりは明確に滑りづらく、「ParaControl V2」よりは少し滑りやすいといった感じでした。「ParaSpeed」と比べてみた感じだとどのマウスでも明確に滑りにくく感じ、「ParaControl V2」だとマウスによっては同じに感じたり若干滑りやすく感じたりといった感じです。

今までレビューしたゲーミングマウスパッドの中だと「ES2」はコントロール寄りのバランス系、「ES1」はしっかりコントロール系といった感じでした。

今までレビューしたゲーミングマウスパッドを含めた比較はこちら⇒ゲーミングマウスパッドの滑りやすさ比較

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ゲームでの使用感、操作感

Apex Legends Valorantの場合

ゲームはApexLegendsとVALORANTで確認してみました

ApexLegendsは「敵を追い続けるような滑らかなAIM」をすることが多いゲームですが、VALORANTは「パッと狙ってパッと止めるAIM」が多いゲームです。同じFPSでもAIMの仕方が全然違うため結構違った見方ができます。

ES1

ApexLegendsでの使用感

かなりコントロール寄りでAIMが安定しやすいといった印象でした。

特に腰撃ちのような大きなAIMや近距離の敵をADSや2倍サイトなどで狙うAIMがやりやすく、力んだ状態でもカクつくことが無く安定して狙えていた印象です。

ただ遠くにいる敵をADSや2倍サイトなどで細かい操作をするときはかなり重さを感じやすく、左右の切り返しが重すぎて若干しづらく感じられる場面がありました。とは言えマウスが止まってしまうというほどの重さではないので、慣れれば基本問題ないレベルではあります。

あらゆるマウス操作に力がいるので思い切った操作ができますが、その分ちょっとした微調整がしにくいといった感じの操作感でした。

なので力を込めてマウス操作をする人やマウスを激しく振る人など、マウスの制動を最大限生かしたいという人に向いている印象です。

VALORANTでの使用感

基本的にはパッと動かしてパッと止めるがしやすい滑りやすさといった感じでした。VALORANTでは感度が低めで大きくマウスを動かすことがほとんどなので、制動を活かしやすい印象でした。

頭を狙う時は指で微調整するのでその時に若干重すぎるように感じられる場面はありましたが、それでも操作がしにくいと感じるほどではなくほとんどの場面で操作がし易いと感じられました。

不満はあまりないですが強いて言えばここまで止めやすさ重視でなくてもパッと止めることは出来るので、もう少し滑りやすければ指でのび調整がしやすくなって良かったかなと感じました。

なのでAPEX同様に力を込めてマウス操作する人やマウスを激しく振る人など、マウスの制動を最大限生かしたいという人に向いている印象です。

ES2

ApexLegendsでの使用感

程よく滑り程よく止まるといった感じでバランスの良い操作感でした。「ES1」を使った後だとかなり軽いので、滑り過ぎと感じられるくらいには違いがありました。

基本的にはあらゆる操作が無難に扱いやすく、腰撃ちのような大きなAIMから2倍サイトで細かい微調整をするようなAIMまで程よく狙いやすいといった感じです。

「ES1」と比べて軽い力で操作できるので滑らかなAIMができ、レレレの切り返しも素早く行うことが出来ます。その分力んで操作したときに安定した操作がしにくく、思い切った操作はしにくいかなといった感じです。

滑り過ぎず重すぎずなのでどんな人が使っても無難に扱いやすい操作感になっていると思います。

なのであらゆるマウス操作に対応できるクセの少ない滑りやすさが欲しいという人に向いている印象です。

VALORANTでの使用感

「ES1」よりも滑りやすいので滑らかにマウスを操作できますが、その分素早く動かしたときにブレ易く安定はしにくいといった感じでした。

「ES2」もどちらかといえばコントロール寄りなので決して滑り過ぎるということは無く、基本はしっかり止めることが出来程よく滑ってくれます。

なので「ES1」よりは安定性は無いですが、軽い力で操作が出来スムーズで微調整がしやすいといった感じです。リコイル制御も「ES1」よりしやすい印象でした。

Apex同様に、あらゆるマウス操作に対応できるクセの少ない滑りやすさが欲しいという人に向いている印象です。

補足

初動について

実際にゲームで使ってみた使用感としては、やはり初動が「ES1」のほうが軽く「ES2」のほうが重いという感覚はありませんでした。純粋に滑りやすさ(動摩擦)どおりの操作感といった感じで、「ES2」のほうが軽快で滑りやすく「ES1」のほうがコントロールしやすく止めやすいといった感じでした。

なので初動(最大静摩擦)は操作感への影響はそこまで大きなものではないのかなと思いました。もちろん初動が操作感に全く関係しないとは言いませんが、基本は滑りやすさ(動摩擦)だけ気にしていればいいのかなというのが今のところの考えです。とは言え初動を意識して操作感を確認したのは今回からなので、レビュー数が増えてくると考えが変わるかもしれません。

手のひらとの摩擦

マウスパッドと手のひらや手首との摩擦や手汗の籠りやすさも確認しました。

  • 手のひらとの摩擦:0(引っかかりが弱い)~10(引っかかりが強い)
  • 手汗によるペタつき:0(ペタ付きが弱い)~10(ペタ付きが強い)
手のひらとの摩擦 手汗によるペタつき
ES1 6 3
ES2 3 5

手のひらの摩擦に関しては、手のひらが乾燥している状態の時の摩擦を確認しました。

手のひらとの摩擦の強さとしては、「ES1」はハイブリット系の表面でソフトタイプと比べて引っかかりが強く感じられました。ハイブリッド系の中では比較的柔らかいタイプなので、ハイブリッド系の中では摩擦は少なめな印象です。「ES2」はソフトタイプでサラサラとしているので、手のひらとの摩擦も少なめです。

手のひらとの摩擦は操作感への影響は少なく、どちらも問題なく扱えるレベルです。

手汗によるペタつきについては、「ES1」はほとんど無く「ES2」は結構強いといった感覚でした。

「ES1」はハイブリッド系だからか、糸同士の空間がある分手汗が籠りにくくペタ付きにくい印象でした。対して「ES2」はソフトタイプの中では密度が高くツルツルよりの表面だからか、手汗がペタ付きやすい印象でした。

なので手汗をかきにくい人は「ES2」のほうが手のひらとの摩擦が少なく、操作感への影響は少ないと思います。手汗をかきやすい人は「ES1」のほうがペタ付きにくく、操作感への影響は少ないと思います。個人的には「ES1」のほうが圧倒的に操作しやすい印象でした。

アームカバーとの相性

アームカバーとの相性

次はアームカバーを使用した場合のマウスパッドとの相性を見ていきます。

テストにはゲーミングアームカバー「BeANCA AIM COVER MK-Ⅱ COMPRESSION」を使用します。アームカバーの質感に寄っても相性は変わるので参考程度にお考え下さい。

  • 引っかかり具合:0~10(引っかかりが弱い~引っかかりが強い)
引っかかり具合
ES1 6
ES2 1

アームカバーを使用した場合の引っかかりとしては、ハイブリッド系の「ES1」はやや強め、ソフトタイプの「ES2」はかなり弱めといった感じでした。

ハイブリッド系でも表面が硬いタイプはそこまで引っかかりは強くないのですが、「ES1」は柔らかめのハイブリッドなのでやや引っかかりが強く感じられました。

「ES2」はソフトタイプの中でもツルツル寄りの質感なので引っかかりが弱く、摩擦はかなり少なく感じられました。

なので「ES2」はあまりアームカバーとの相性は良くありませんが、「ES1」はかなり相性が良いです。

基本的に引っかかりが強いほうがAIMや操作感への影響が強くアームカバーのへたりも速いと思いますので、アームカバーを使っている人は出来るだけ引っかかりの少ないタイプを選ぶのが良いかと思います。

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リフトオフディスタンス(LoD)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

マウスパッドとマウスとの組み合わせによってリフトオフレンジが変わることがあります。

使用するゲーミングマウスによってはリフトオフレンジが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。

全てのゲーミングマウスを調べるのは大変なので、いくつか抜粋して調べました。

リフトオフレンジをソフトウェアで調整可能なものは青字、リフトオフレンジが長くてソフトウェアで調整不可なものは赤字にしています。

Logicool G PRO X SUPERLIGHT Razer Viper V2 Pro Pulsar Gaming Gears Xlite V2 Mini Pulsar Gaming Gears X2 Mini
ES1 0.6 0.5/0.6/1.4 0.7/1.4 0.8/1.3
ES2 0.7 0.5/0.6~0.7/1.4 0.8/1.4 0.8/1.3

基本どの組み合わせでも問題ない長さで、FPSゲームでも違和感なく使用できるかと思います。

どちらも大きな違いは無いので、恐らく他のマウスも極端に長くなったり短くなったりすることが無いんじゃないかなと思います。

まとめ

巻き癖 表面 底面 クッション性 縁(エッジ) 滑りやすさ 手のひらとの引っかかり アームカバーとの相性
巻き癖の強さ 肌触りの優しさ 滑りの差 撥水性 グリップの強さ 厚さ 中間層の柔らかさ 表面の柔らかさ クッション性 柔らかさ 表面との盛り上がり 手首の優しさ 滑りやすさ 手のひらとの摩擦 手汗によるペタつき 引っかかり具合
ES1 0 5 1 3 8 3mm 4 4 4 3 1 7 2 6 3 6
ES2 0 8 3 9 8 3mm 4 6 4 4 1 7 4 3 5 1

「底面」や「ステッチ」や「サイズ」などを見ると、どことなくArtisanのマウスパッドを意識して作られているのかなと思わせるマウスパッドでした。表面の質感は全く別物ですがArtisanマウスパッドの特徴に似た部分が多く、品質自体は普通に良いものでした。ただその分Pulsarにしては高額になってしまっているなとは感じてしまいました。

「ES1」はハイブリッド系の表面ですが、ハイブリッド系にしてはかなりコントロールに寄った滑りをしています。コントロールタイプのハイブリッド系と少しニッチなマウスパッドになっていますが、個人的には「ES2」よりも扱いやすく感じました。ハイブリッド系はザラ感が強いので肌触りは優しくないですが、手のひらとの湿気が籠りにくくペタ付きにくいです。実際「ES2」よりもペタ付きが少なく、個人的に「ES2」よりも「ES1」のほうが扱いやすく感じられました。

私はどちらかといえばスピードタイプを好むので「ES2」のほうが滑りやすさとしては好みなのですが、今回の場合「ES1」のほうがペタ付きが少なく扱いやすかったです。やはり私の場合はソフトタイプよりもハイブリッド系のほうが適しているんだと改めて感じました。

まぁその辺は人それぞれかと思うので、基本的には「ES1」はコントロール重視の人に向いているマウスパッドということになります。「エッジ」「底面のグリップ」「巻き癖」など全体的に見てかなり優秀なのではないかと思います。あとは価格と比較して見合っていると思えるかどうかだと思います。アームカバーとの摩擦も強い点も注意です。

「ES2」はソフトタイプで、ややコントロール寄りのバランス系の滑りをしています。恐らくこちらのほうが好む人は多いかと思います。

「ES1」と同様に「エッジ」「底面のグリップ」「巻き癖」など全体的に見て優秀で、滑りもクセが少なくかなり扱いやすいマウスパッドになっています。見た目もカッコいいし、価格と比べても十分なスペックかと思います。

アームカバーとの相性もかなりいいので、アームカバーを使う人にもおすすめです。あと人に寄るところではありますが、手汗によるペタ付きも少し感じられるのでその点は気を付けたほうが良いかもしれません。

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