マウスパッドレビュー

「Pulsar Gaming Gears ParaControl V2」レビュー

Pulsar Gaming Gears ParaControl V2をレビュー

今回はPulsar Gaming Gears(パルサーゲーミングギア)様より、ゲーミングマウスパッド「ParaControl V2」をご提供いただけたのでレビューしました。

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Pulsar Gaming Gears
¥2,690
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ParaControl V2の特徴

ParaControl V2の特徴
  1. 前モデルのParaControlから裏面ロゴが無くなり、4mmの厚さになった
  2. スピードとコントロールを兼ね備えた低摩擦タイプのハイブリッド系ソフトマウスパッド
  3. 表面より高くならないように編み込まれたステッチ加工で、腕への引っかかりや負担が少ない
  4. どんな机に対してもグリップ力の高い天然ラバーを使用したベース

 

パッケージ内容

梱包状態

梱包状態 梱包状態2

丸めた状態で梱包されていますが、丸め癖はほとんど見られず開封してすぐ使えそうです。

パッケージ内容

パッケージ内容

ParaControl V2本体。

 

外観・仕様

デザイン

デザイン デザイン2

カラー展開はブラックとレッドの2種類があります。今回ご提供いただいたのはレッドです。

無地タイプでシンプルなデザインです。

右下に「Pulsar Gaming Gears | ParaControl XL」の文字があるだけといった感じです。

この辺は前モデルの「ParaControl」と同様。

大きさ・サイズ

サイズの種類は以下。

Black XL 460 x 410 x 4mm
XXL 900 x 400 x 4mm
Red XL 460 x 410 x 4mm
XXL 900 x 400 x 4mm

表面

表面 表面2

表面に前モデルの「ParaControl」との違いはありません。

「ParaControl V2」はソフトとハードを合わせたような、いわゆるハイブリット系の表面をしたソフトタイプ(布製)のマウスパッド。

ハイブリッド系の中でもかなり柔らかく、ソフトタイプに近い表面をしています。

少し太めの糸でやや低密度な織りこみがされており、軽い凹凸が表現される織り方で少しザラザラとしています。

ザラザラ感がハイブリッド系にしては強くないので、手首が痛くなることもなさそうです。

縫い目に規則性や方向性は無く複雑な織り方がされており、水平/垂直方向で滑りの差は感じられません。

撥水性

撥水性

最近撥水性を持つマウスパッドが増えてきたので、一応確認してみることにしました。

水滴を垂らしてみると、垂らした直後から水滴が染み込んでいきました。

撥水性はなさそうなので、飲み物などを零さないように注意が必要です。

手汗や湿気も吸い込みやすいかと思います。

ただ手汗を吸うことは悪いことではなく、ある程度手汗を吸ってくれた方がマウスパッドと手のひらがペタつくのを防いでくれます。

裏面

裏面 裏面2

裏面はラバー製で、階段状に溝が彫られています。

手に張り付く様なしっとりした質感のラバーで、グリップは強めです。

前モデルの「ParaControl」では裏面にサイズがプリントされていましたが、「ParaControl V2」ではそれが無くなりました。

厚さ・クッション性

厚さ・クッション性 厚さ・クッション性2

前モデルの「ParaControl」では厚さが3mmでしたが、「ParaControl V2」では4mmになっています。

硬さに違いはなく標準的といった感じですが、厚さが厚くなっている分クッション性が強くなっています。

厚くなってもテーブルの角に垂らせるくらいには柔軟性があり、手首のクッション代わりとして使うことは出来そうです。

縁

縁はステッチ加工されています。

表面より高くならないように編み込まれており、手首に触れにくくなっています。

縁は柔らかくソフトな触り心地で、手首が擦れても痛くなりづらいです。

 

滑りやすさ

マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を確認しています。傾きは全て同じです。

滑りやすさはParaSpeed > Endgame Gear MPC CORDURA > ARTISAN 雷電(ライデン) MID > ARTISAN 飛燕(ヒエン) MID > ParaControl V2 = ParaControl > ParaBreakって感じでした。

「ParaControl V2」の滑りやすさは前モデルの「ParaControl」と全く同じです。

ハイブリッド系にしてはかなりコントロール寄りの滑りで、マウスパッド全体で見てもコントロール寄りです。

ハイブリッド系はほぼスピード寄りのマウスパッドなので、ある意味では希少ですね。

前モデルの「ParaControl」よりも厚さが厚くなっている分、マウスを強く押し込む人は摩擦を強く感じられるかもしれません。

「ParaSpeed」については「ParaSpeed」のレビュー記事で解説しています。

⇓全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさは以下で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスパッド性能比較まとめ
全ゲーミングマウスパッド性能比較まとめ【滑りやすさ / クッション性 / アームカバとの相性など】当記事では今までレビューしてきたゲーミングマウスパッドの性能をまとめています。 滑りやすさ https://youtube.com/...

 

ゲームでの使用感、操作感

ゲームはApexLegendsとVALORANTをやってみました。

ApexLegendsは「敵を追い続けるような滑らかなAIM」をすることが多いゲームですが、VALORANTは「パッと狙ってパッと止めるAIM」、「ゆっくりとマウスを動かすクリアリングの時のAIM」が多いゲームで同じFPSでもAIMの仕方が全然違うため結構違った見方ができます。

ApexLegendsでの使用感

少し滑りが弱く感じる印象でした。

敵を追い続けるAIMをする際に制動が効きすぎてカクツキやすい印象でした。

マウスを素早く動かすときは重さを感じないので、ある程度の滑りはあるといった印象です。

かなりコントロールが効く分、指に力が入ってしまうこともなく脱力して操作出来ていたかと思います。

個人的にはもう少し滑りやすい方が好きかなと感じました。

VALORANTでの使用感

とても操作しやすい印象でした。

コントロール寄りですが、程よく滑るのでマウスが詰まることが無くスムーズに操作することが出来ました。

角の沿わせながらスムーズにAIMを移動させ、敵が見えたらピタッと止められます。

パッと動かしてパッと止めることももちろんできました。

どのような状況でも狙いにくいと感じることが無く、安定した操作ができたと思います。

補足

マウス操作での垂直/水平の滑りの違い全くありません。

なのでマウスパッドの向きによって滑りが変わることはありません。

また手のひらがマウスパッドに触れている状態でも、ペタ付いてしまうことはありませんでした。

表面がサラサラとしているので手のひらとの引っかかりも少なく、滑りやすいです。

またエッジ部分ですが、私はあまり気になるほうではないのですが今回は少し擦れる感覚がありました。

痛くなるほどではないですが、少し気になるなといった感じです。

 

センサーテスト

『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。

悪い例

FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。

○テスト環境

  • DPI:400
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+
よく飛ぶマウス

波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。

ParaControl V2のセンサーテスト

○テスト環境

Logicool G PRO X SUPERLIGHT Razer Viper Ultimate
ParaControl V2 - Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 400dpi ParaControl V2 - Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 800dpi ParaControl V2 - Razer Viper Ultimate - 400dpi ParaControl V2 - Razer Viper Ultimate - 800dpi
ParaControl V2 - Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 1600dpi ParaControl V2 - Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 3200dpi ParaControl V2 - Razer Viper Ultimate - 1600dpi ParaControl V2 - Razer Viper Ultimate - 3200dpi

他のマウスパッドと違いは無く、きれいな波線で問題なく使用できそうです。

 

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

マウスパッドとマウスとの組み合わせによってリフトオフレンジが変わることがあります。

使用するゲーミングマウスによってはリフトオフレンジが長すぎて挙動に違和感を感じることもある可能性があります。

全てのゲーミングマウスを調べるのは大変なので、いくつか抜粋して調べました。

リフトオフレンジをソフトウェアで調整可能なものは青字、リフトオフレンジが長くてソフトウェアで調整不可なものは赤字にしています。

Razer DeathAdder V2 Pro 0.6/1.2/1.8~
Razer Viper Ultimate 0.4/1.4/1.6
Razer Basilisk Ultimate 0.5/1.6/1.8~
Logicool G502WL 0.5
Logicool G703 HERO 0.5
Logicool G PRO X SUPERLIGHT 0.6

全て問題ない長さで、ほかのマウスパッドとも大きな差もないので問題ないかと思います。

 

まとめ

ハイブリッド系ながらコントロール寄りで、安定したマウス操作をすることが出来ました。

このマウスパッドは「コントロール寄りだがある程度滑りもあるくらいが好き」という人におすすめです。

前モデルの「ParaControl」よりも厚さが増して、少しだけですがクッション性も増したように感じます。

かなり品質も良く安くて、とてもコスパの高いマウスパッドかと思います。

良かったところ

  1. コントロール寄りで安定したマウス操作ができる
  2. 厚さが増して、少しだけクッション性も増した
  3. 手のひらがマウスパッドに触れていてもペタ付くことが無く、操作性を落とすことが無い
  4. 丸めて梱包されているが、丸め癖はほとんど気にならない

悪かったところ

  1. 少しエッジが擦れるのが気になる
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POSTED COMMENT

  1. 日本マウス より:

    マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を実証した動画が非常にわかりやすく感動しました。私は日本のマウスパッドを海外に輸出ができないか調査をしております。実証の動画を海外の販売サイトに転載する許可を頂けませんでしょうか。本ブログからの引用という記載も行わせていただきます

  2. 日本マウス より:

    ありがとうございます!!

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