当サイトはゲーミングデバイスをFPSに観点を置いてレビューしています。
今回はSHURE(シュア)のイヤホン「SE215 Special Edition」をレビューしていきます。
もくじ
- 1 SHURE SE215 Special Editionの特徴
- 2 SHURE SE215 Special Editionのパッケージ内容
- 3 SHURE SE215 Special Editionのスペック
- 4 SHURE SE215 Special Editionの外観と仕様
- 5 装着感
- 6 イヤーピースの違いによる音の聴こえ方の違い
- 7 サウンドカードごとの定位(音の方向性、音の距離)
- 8 サウンドカードごとの音質
- 9 ゲーミングヘッドセットとの違い
- 10 インナーイヤー型イヤホンとの違い
- 11 SHURE SE215 Special Editionのイコライザー設定
- 11.1 PUBGの音声の周波数ごとの音量
- 11.2 Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量
- 11.3 Valorantの音声の周波数ごとの音量
- 11.4 SHURE SE215 Special Edition + オンボード(Realtek Audio Console)の場合
- 11.5 SHURE SE215 Special Edition + ASTRO MixAmp Pro TRの場合
- 11.6 SHURE SE215 Special Edition + Creative Sound BlasterX G6の場合
- 11.7 SHURE SE215 Special Edition + SteelSeries GameDacの場合
- 11.8 SHURE SE215 Special Edition + EPOS GSX300の場合
- 12 まとめ
SHURE SE215 Special Editionの特徴
- カナル型イヤホン
- 低域を強化したダイナミック型ドライバー
- 周囲の騒音をブロックする高遮音性デザイン
- 着脱式ケーブルと曲がり具合を保持するワイヤー
SHURE SE215 Special Editionのパッケージ内容
梱包状態
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パッケージ内容
SHURE SE215 Special Edition本体、フォームイヤパッド(S、M、L)、ソフトフレックスイヤパッド(S、M、L)、キャリングケース、クリーニングツール、製品情報ガイド等。
SHURE SE215 Special Editionのスペック
感度 | 107dB SPL/mW |
---|---|
インピーダンス | 17Ω |
周波数帯域 | 21Hz – 17.5kHz |
重量 | 30g |
ケーブル長 | 116cm |
SHURE SE215 Special Editionの外観と仕様
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外観はイヤホン本体はクリアブルーといった感じの透明のフレームで黒いケーブルになっています。
ケーブルはビニールタイプの着脱式ケーブルでイヤホン本体との接合部分は形状を記憶する曲がり具合を保持するワイヤーになっています。なので普通にケーブルを垂らして使用したり耳にかけて使うということもできます。
ケーブルは着脱式ですが毎度取り外して補完することを想定しているものではなく、交換するために外すことができるようになっています。
SHURE SE215 Special Editionは耳栓のように使用するカナル型イヤホンです。
イヤーピースはフォームイヤパッド(S、M、L)、ソフトフレックスイヤパッド(S、M、L)の6種類ありとても豊富です。デフォルトではフォームイヤパッドMサイズが装着されています。イヤーピースによって装着感や音の聞こえ方が変わってくると思うので下のほうで確認します。
耳垢など異物が入ってしまった際はクリーニングツールで取り除くことができます。
ジャックはL字の3極ミニプラグです。
ケーブルはまとめることができ絡み防止も可能。
付属にはキャリングケースがあり持ち運びも便利。
装着感
装着感は装着するイヤーピースによっても変わるためそれぞれ試してみました。
シリコン製イヤーピースSサイズはねじ込ませないでもすんなり入りますが少し固定が弱いように感じました。密閉感はそこそこあり、圧迫感はありません。
シリコン製イヤーピースMサイズは少しねじ込ませるように入れる必要がありました。しっかり固定され頭を振ってもそう簡単にはズレたり外れたりする感じではありませんでした。密閉感はしっかりありますが、少し圧迫感があり長時間着けていると痛くなりそうでした。
シリコン製イヤーピースLサイズは大きすぎてねじ込ませないとしっかり固定されませんでした。しっかり入り込まないせいか密閉感も弱い印象でした。その分圧迫感も少なかったです。
ソフトフレックスイヤパッドは手で縮めてから耳に入れると耳の中で膨らんでしっかりフィットします。
ソフトフレックスイヤパッドSサイズはしっかり固定されますがワイヤーを耳にかけていないと頭を激しく動かすと段々ズレてきます。しっかり密閉され、圧迫感はなく長時間着けていても痛くなることはなさそうでした。
ソフトフレックスイヤパッドMサイズはSサイズ同様固定されますが頭を大きく動かすと段々ズレてきます。密閉感がSサイズよりも強く圧迫感も少ないです。
ソフトフレックスイヤパッドLサイズは大きすぎてしっかり耳に入らず固定が甘くなってしまった印象です。入り込みが浅いせいで密閉感もやや弱めですがその分圧迫感も少ないです。
個人的にシリコン製イヤーピースはSサイズ、ソフトフレックスイヤパッドはMサイズがちょうど良かったです。装着感は人の耳の形によってさまざまなので自分でしっかりと確認したほうがいいです。
イヤピースの交換は簡単で苦労することもありませんでした。
イヤーピースの違いによる音の聴こえ方の違い
音の聴こえ方はイヤーピースによって変わるためそれぞれ試してみました。
まず音の拾え具合の良い順に並べると ソフトM > ソフトS > ソフトL > シリコンM >シリコンS > シリコンLって感じでした。
やはりソフトフレックスのほうが耳の形に合わせて膨らんでくれるのでしっかり密閉される感じがありました。とはいえどちらも大きな差はなく自分の耳のサイズに合ったサイズのイヤーピースを使うことが一番音の拾え具合に影響しそうです。
この音の聴こえ方は人の耳の形によって左右されるところなので、自分で実際に確認してみることをおすすめします。個人的にはソフトフレックスイヤパッドMサイズが一番音が拾えた印象。
サウンドカードごとの定位(音の方向性、音の距離)
サウンドカードによって足音などの音声の捉えやすさ、定位が変わります。
サウンドカードごとにゲームをやってみて音の定位を確認しました。
イコライザーOFF、2.1chで確認しています。
オンボードサウンド
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
ASTRO MixAmp Pro TR
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:△
- 足音の聞こえ始める距離:△
Creative Sound BlasterX G6
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
SteelSeries GameDac
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
EPOS GSX300
Apex Legendsの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
CS:GOの場合
- 足音の捉えやすさ:〇
- 音の方向性:〇
- 足音の聞こえ始める距離:〇
サウンドカードごとの音質
サウンドカードとヘッドセットなどの組み合わせによって音の特性が変わります。
サウンドカードごとに音の特性や音質を確認しました。
イコライザーOFF、2.1chで確認しています。
オンボードサウンド
やや低音寄りといった印象でした。
音にとても迫力があり臨場感がある音声でした。低音寄りですが籠った感じはなく音が潰れたような感じもなくクリアでバランスが取れているといった印象でした。高音質とまではいかなくとも音質が良いとは思います。
急激な音量変化がある音楽は滑らかに音が変化していき違和感ありませんでした。
音が小さいということもありませんでした。
ASTRO MixAmp Pro TR
やや低音寄りといった感じでした。
オンボードサウンドとは違い音の空間が広く臨場感がある音声になっています。
低音よりですが籠った感じや潰れた感じはなくほどよい重低音感で気持ち良い音です。
急激な音量変化がある音楽は滑らかに音が変化していき違和感ありませんでした。
音が小さいということもありませんでした。
Creative Sound BlasterX G6
オンボードサウンドと音の特性は変わりません。
ただこちらのほうが音がクッキリしているといった印象を受けました。大きな違いはありません。
SteelSeries GameDac
オンボードサウンドと特に違いはありません。
EPOS GSX300
オンボードサウンドと特に違いはありません。
ゲーミングヘッドセットとの違い
- ヘッドセットと比べると音漏れが少ない
- 音の感じ方はヘッドセットのほうが音の振動を感じやすく、臨場感等は負ける
- 音の拾いやすさはヘッドセットと比べても変わらないくらい拾える
- 頭に欠けなくていいため頭への負担や髪形を気にしなくていい
インナーイヤー型イヤホンとの違い
- インナーイヤー型イヤホンと比べると耳への圧迫感は強いが、音の拾いやすさは上
- 固定の強さはカナル型のほうが上、スポーツ等で激しい動きをするのであればカナル型のほうが外れにくい
SHURE SE215 Special Editionのイコライザー設定
サウンドカードによっても音の特性が変わるのでサウンドカードにに合わせてイコライザを調整するとより足音が聞き取りやすくなります。
今回はSHURE SE215 Special Editionをどのサウンドカードに繋いでもおおむね「やや低音寄り」だったのでそれに合わせてイコライザー設定を行います。
イコライザを設定するにあたって、ゲーム音の周波数ごとの音量を知る必要があります。というわけで調べた結果は以下になります。
PUBGの音声の周波数ごとの音量
Apex Legendsの音声の周波数ごとの音量
Valorantの音声の周波数ごとの音量
これらの数値をもとに作成したヘッドセットごとのイコライザ設定は以下になります。
SHURE SE215 Special Edition + オンボード(Realtek Audio Console)の場合
PUBG向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant向けイコライザー
Realtek Audio Consoleでイコライザー設定する方法がこちらから確認できます。
SHURE SE215 Special Edition + ASTRO MixAmp Pro TRの場合
PUBG向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant向けイコライザー
SHURE SE215 Special Edition + Creative Sound BlasterX G6の場合
PUBG向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant向けイコライザー
SHURE SE215 Special Edition + SteelSeries GameDacの場合
PUBG向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant向けイコライザー
SHURE SE215 Special Edition + EPOS GSX300の場合
PUBG向けイコライザー
Apex Legends向けイコライザー
Valorant向けイコライザー
まとめ
音に迫力がありかつ潰れてしまっていたるすることなくクリアな感じでバランスの取れた音声でした。
足音もしっかり聞き取ることができFPSにも向いているかと思います。
ゲーム、音楽映画鑑賞どちらでも使えるといった感じ。
メリット
- 低音寄りで音に迫力があり音楽鑑賞にも良い
- 足音はほかの低音寄りイヤホンと比べると聞き取りやすいほう
- イヤーピースの種類が多く自分好みのものを選びやすい
- 装着すると耳栓をしたように外のノイズが消える
デメリット
- ワイヤーが使いにくい
- ケーブルが短い
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初めましてShureのse215SEのイヤホンでGSX300を使っているんですがFortniteで足音を際立たせる様な設定をしたいのですがどうすればいいですかね?
FortniteはPUBGと同じがいいんじゃないかと私は思っています。