デバイス比較・知識

Logicool G PRO X SUPERLIGHT VS Logicool G Pro Wireless

Logicool G PRO X SUPERLIGHT VS Logicool G Pro Wireless

投稿日:2020年12月28日 更新日:

当記事では「Logicool G PRO X SUPERLIGHT」と「Logicool G Pro Wireless」の比較、違いについてまとめています。

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性能(スペック)

Logicool G PRO X SUPERLIGHT Logicool G Pro Wireless
ボタン 5箇所(左右クリックボタン、左サイド×2、ホイールボタン)+ワイヤレス接続切替スイッチ 8箇所(左右メイン、左サイド×2、右サイド×2、ホイールボタン、底面×1)
ケーブルタイプ ワイヤレス or 充電ケーブル(ビニール被膜) ワイヤレス or ケーブル(ビニール被膜)
ケーブル長 1.8m 1.8m
長さ 125mm 125mm
63.5mm 63.5mm
高さ 40mm 40mm
重量 <63g 80g
DPI 100~25600(100刻み) 100~25600(50刻み)
ポーリングレート 125/250/500/1000 125/250/500/1000
最大認識速度(IPS) 400 400
最大加速度(G) 40 40
耐クリック回数 5000万回
センサー HERO 25K HERO 25K

⇓DPIについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓

ゲーミングマウスのDPIについて【FPS向け】

⇓ポーリングレートについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓

ゲーミングマウスのポーリングレートについて【FPS向け】

 

形状

大きさ

大きさ 大きさ2

両マウスは大きさ、形状が同じです。

両マウスとも左右対称マウスで、両マウスとも左右対称マウスの中では標準的な大きさです。

基本的に左右非対称と左右対称では左右対称のほうが大きさが小さめで高さが低めな傾向にあります。

大きすぎず小さすぎず万人受けするサイズ感。

左サイドの形状

左サイドの形状 左サイドの形状2
左サイドの形状 左サイドの形状 - gpro

前方から中央、後方から中央に向かって凹んでいく形状をしています。一般的な左右対称マウスの形状といった感じです。両マウスともこの窪みが浅くかなりフラット寄りな形状をしています。

垂直方向の形状は下部と上部の幅の差もなくほぼフラットな形状。指への引っかかりは少なくやや持ち上げづらさを感じます。

右サイドの形状

右サイドの形状 右サイドの形状2
右サイドの形状 右サイドの形状 - gpro

両マウスとも左右対称なので左サイドと形状は同じです。

マウス後部の膨らみが大きいと薬指や小指が少し窮屈になりがちですが、両マウスは膨らみが浅くとても自然なグリップ感です。

サイドの滑り止め

サイドの滑り止め サイドの滑り止め2
サイドの滑り止め - gpro サイドの滑り止め2 - gpro

両マウスともサイドの滑り止め張られていません。

「G Pro Wireless」は指だけでマウスを持ち上げるとグリップが弱くマウスの重さに負けて滑りやすい印象でしたが、「G PRO X SUPERLIGHT」は軽い分滑り止めが無くても全く問題なく保持できる印象でした。

また「G PRO X SUPERLIGHT」付属にグリップテープが付いているため、グリップが弱いと感じたらテープを張ることでかなり強化されます。

表面の形状

左側面 後面
表面の形状 - gpro 表面の形状2 - gpro

両マウスとも表面の山の位置が前後左右概ね中央の位置にあります。

高さも高くなく大きく湾曲した部分もなく、本当に癖のない形状と言った印象。手のひらとのフィット感は少ないです。

超軽量級マウスですが穴あきもなし。

重さ

重さ 重さ

重量は「G Pro Wireless」は80g、「G PRO X SUPERLIGHT」は63g未満と「G PRO X SUPERLIGHT」のほうが軽めです。両マウスともワイヤレスマウスの中では軽い部類のマウスです。

「G PRO X SUPERLIGHT」はワイヤレスマウスの中で現状トップレベルの軽さで、今までの最軽量ワイヤレスマウスだった「Razer Viper Ultimate」の74gを上回る軽さ。

滑りやすさ

裏面 滑りやすさ

体感の滑りやすさは「G PRO X SUPERLIGHT」のほうが圧倒的に滑りやすいです。

「G PRO X SUPERLIGHT」は「G Pro Wireless」からソールが変化しており、重さも軽くなっている分かなり滑りやすくなっています。

ソール ソール2

また「G PRO X SUPERLIGHT」はマウス底面のカバー部分はPTFEフィート付きレシーバーカバーと交換することができるようになっています。PTFEフィート付きレシーバーカバーと交換することで上下のソールでの滑り方がバランス的になる印象。

充電方法

充電方法2 充電の仕方

両マウスともバッテリー充電式です。両マウスとも充電ケーブルをマウス本体に接続して充電します。

バッテリー駆動時間は「G PRO X SUPERLIGHT」は70時間、「G Pro Wireless」は60時間(ライティングオフ)。「G PRO X SUPERLIGHT」のほうが少し長め。

ワイヤレス接続

ワイヤレス接続方法2 ワイヤレス接続

両マウスともドングルをマウスの近くに置くことが出来ます。

両マウスとも充電ケーブルで操作することも可能。

ライティング

ライティング - Logicool G PRO X SUPERLIGHT ライティング

「G PRO X SUPERLIGHT」はバッテリーインジゲーター、「G Pro Wireless」は表面のロゴマーク部分とバッテリーインジゲーターのみ。

 

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ボタン

左右クリックボタン

左右クリックボタン 左右クリックボタン - gpro

クリック感として「G PRO X SUPERLIGHT」は押下圧は標準的、ストロークはやや浅め~標準的です。「G Pro Wireless」は押下圧が軽め、ストロークは浅めです。

両マウスとも軽快なとしたクリック感で、「G PRO X SUPERLIGHT」はクリック時のカチカチ感が強く、「G Pro Wireless」は控えめです。

クリック音は「G PRO X SUPERLIGHT」は結構大きめ、「G Pro Wireless」は小さめ。

形状は両マウスとも手前は凸状で奥に行くほど段々凹状になっています。

サイドボタン

サイドボタン サイドボタン - gpro

両マウスとも細長く小さめで表面が丸まった形状をしています。

両マウスとも表面からの出っ張りは控えめで押しやすさはまずまずと言ったところ。

また「G Pro Wireless」には右サイドにもボタンがあるため、左利きの方でも使えます。「G PRO X SUPERLIGHT」は左側のみ。

スクロールホイール

スクロールホイール スクロールホイール - gpro

「Logicool G Pro Wireless」は黒いホイールでしたが、「G PRO X SUPERLIGHT」は白いホイールになっています。

両マウスとも滑り止めラバーが巻かれており、横ライン状に溝が彫られており指が引っかかりやすくなっています。

ホイールの重さは「G PRO X SUPERLIGHT」はやや軽め~標準的、控えめなコリコリ感。「G Pro Wireless」は軽めで、控えめなコリコリ感があります。

ホイールボタンの重さはどちらのマウスも標準的。

底面

底面

「G Pro Wireless」の底面にはボタンが1つ備わっています。

 

ソフトウェア機能

割り当て LIGHTSYNC

両マウスともボタン割り当て、DPIやポーリングレートなどの基本的な機能は備わっています。

ただ「G PRO X SUPERLIGHT」にはライティングの項目はありません。

 

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マウスの持ち方の相性

マウスの持ち方には大きくかぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちの3種類があります。

マウスの持ち方にはマウスとの相性があり、「G PRO X SUPERLIGHT」と「G Pro Wireless」にもそれぞれ向き不向きがあります。

それぞれのマウスの相性の良い持ち方

●G PRO X SUPERLIGHT

かぶせ持ちでの使用感 つかみ持ちでの使用感 つまみ持ちでの使用感
  • かぶせ持ち:△
  • つかみ持ち:〇
  • つまみ持ち:〇

●G Pro Wireless

かぶせ持ち つかみ持ち つまみ持ち
  • かぶせ持ち:△
  • つかみ持ち:〇
  • つまみ持ち:〇

両マウスとも同じ形状なのでグリップ感にも違いはなく、どちらともつかみ持ちとつまみ持ちとの相性がいいです。

左右対称で両サイドの形状が大きく膨らんだり窪みになったりしておらず比較的フラット寄りな形状なので、両サイドの指のグリップ感に違いが出づらく自然なグリップができます。

指のグリップ感がいいので指と手のひら後部で保持するつかみ持ち、指のみで支えるつまみ持ちとの相性がとても良いです。

かぶせ持ちでも保持することは出来ますが、手のひらとはほとんど接地せずフィット感はあまりありません。

「G PRO X SUPERLIGHT」と「G Pro Wireless」はクセの少ない形状で割とどの持ち方でもそれなりなフィット感を得られます。逆に言えばどの持ち方にも特化していないという感じです。

 

センサーテスト

『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。

  1. 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
  2. ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。

悪い例

FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。

○テスト環境

  • DPI:400
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+

よく飛ぶマウス

波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。

それぞれのセンサーテスト

○テスト環境

  • DPI:400/800/1600/3200
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+
Logicool G PRO X SUPERLIGHT Logicool G Pro Wireless
Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 400dpi Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 800dpi Logicool G Pro Wireless - 400dpi Logicool G Pro Wireless - 800dpi
Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 1600dpi Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 3200dpi Logicool G Pro Wireless - 1600dpi Logicool G Pro Wireless - 3200dpi

両マウスとも綺麗な波線をしていました。

同じセンサーなので当然かもしれませんが。

 

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リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とはマウスを持ち上げたときにセンサーが感知する距離のことです。

このリフトオフレンジが長すぎると、マウスの持ち上げ動作時にセンサーが反応しなくていいタイミングで反応してしまいAIMがぶれてしまいます。

逆に短すぎるとマウスの持ち上げ動作からマウスパッドに置くと同時に視点移動をしようとするとセンサーの反応が遅れてしまい、マウスを動かしているのに視点が動かないタイミングがでてきます。

目安としては0.3mm以下だと短すぎ、1.6mm以上だと長すぎといった感じです。

「G PRO X SUPERLIGHT」と「G Pro Wireless」のリフトオフレンジは以下になります。

  • G PRO X SUPERLIGHT:0.6mm
  • G Pro Wireless:0.5mm

両マウスともちょうどいいリフトオフレンジでした。長さに大きな違いもなく、操作感に違いは特に感じないかと思います。

⇓その他ゲーミングマウスのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)や詳細については下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスのリフトオフディスタンス(LoD)比較

 

応答速度(反応速度)

応答速度 応答速度2

反応速度を計るゲームで反応速度を計測して平均タイムを出し比較します。※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。

ここに関しては応答速度に差があったとしても、体感では全く分からないので特に気にする必要はありません。ただ速ければ速いほどいいのは間違いないので一応計るだけです。

このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。

それぞれの結果は以下になります。

●G PRO X SUPERLIGHT

  • 最速:0.15秒
  • 最遅:0.192秒
  • 平均:0.17306秒

●G Pro Wireless

  • 最速:0.139秒
  • 最遅:0.191秒
  • 平均:0.17169秒

応答速度に大きく差がでることもなく、結構速く反応することが出来た気がします。

両マウスの違いで応答速度(反応速度)に違いが出そうな要素はクリック感くらいなのでほとんど差はない印象。クリック感もさほど違いはなく「G Pro Wireless」のほうが少し押下圧が軽い分速く押し込めたかなといった感じです。

両マウスともワイヤレスマウスですが遅延等は一切感じられませんでした。

⇓測定の仕方、その他ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)以下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)比較

 

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結局どちらを選ぶべきか

結局どちらを選ぶべきか

FPSを目的であれば操作感、グリップ感を重視するべきだと思うので自分のマウスの持ち方に合った方を選ぶのが良いと思います。

そして両マウスともつかみ持ちとつまみ持ちとの相性がいいです。形状も全く同じなのでグリップ感に違いはありません。

ただ「G PRO X SUPERLIGHT」は「G Pro Wireless」よりも軽く滑りやすいので、操作感は結構違うかもしれません。

「G PRO X SUPERLIGHT」は軽く滑りやすい分、一定方向に動く敵を狙い続ける滑らかなAIMがしやすいですが、パッと狙うAIMはたまに行き過ぎたりする印象があります。

「G Pro Wireless」は「G PRO X SUPERLIGHT」よりもコントロールが効く分、パッと狙うAIMで正確に狙いやすい印象です。

どちらが良いかは完全に好みです。

また両マウスともサイドの滑り止めが無いため、つまみ持ちだとやや滑りやすい印象があります。しかし「G PRO X SUPERLIGHT」は軽い分重さに負けて滑るということが無く、またグリップテープも付いているのでその点では優秀と感じます。

その他の違いとしては「ライティング」「コスパ」「利き手」があります。

「G PRO X SUPERLIGHT」にはライティング機能はありませんが、「G Pro Wireless」にはあります。「G Pro Wireless」も控えめなライティングですが。

「コスパ」面ではAmazon価格では「G PRO X SUPERLIGHT」は16200円で「G Pro Wireless」は14000円で差は2000円ほどとあまりありません。「G PRO X SUPERLIGHT」は軽くて滑りやすく、グリップテープなどの付属品も付いている分コスパ的には良いと感じます。

「利き手」と言う点では左利きの方は「G Pro Wireless」のほうが右サイドにもボタンがあるので「G Pro Wireless」のほうが便利です。

これらを加味して自分が優先したいポイントを考えて選ぶを良いかと思います。

個人的に選ぶとしたら操作感、グリップ感を重視したいので軽くて滑りやすい「G PRO X SUPERLIGHT」を選びます。

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⇓それぞれのレビュー記事は以下で確認できます⇓

「Logicool G PRO X SUPERLIGHT」レビュー

「Logicool G Pro Wireless」レビュー

⇓その他のゲーミングマウスのレビュー記事は以下で確認できます⇓

ゲーミングマウスレビュー一覧

⇓おすすめのゲーミングマウスと選び方を以下で解説しています⇓

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