今回はFinalmouse(ファイナルマウス)のゲーミングマウス「Ultralight 2 – Cape Town」をレビューしていきます。
- Ultralight 2 – Cape Townの特徴
- Ultralight 2 – Cape Townの性能(スペック)
- Ultralight 2 – Cape Townのパッケージ内容
- Ultralight 2 – Cape Townの形状・外観
- Ultralight 2 – Cape Townのボタンとクリックについて
- Ultralight 2 – Cape Townのソフトウェア
- Ultralight 2 – Cape Townの使用感
- センサーテスト
- Ultralight 2 – Cape Townのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
- Ultralight 2 – Cape Townの滑りやすさ
- Ultralight 2 – Cape Townの応答速度(反応速度)
- まとめ
Ultralight 2 – Cape Townの特徴
- ハニカムデザインで超軽量な47g
- 抵抗が少なく柔らかい「ファントムコード」
- 超小型の左右対称形状
- 大きさが調整可能な「INFINITYSKIN」付属
Ultralight 2 – Cape Townの性能(スペック)
本体 | ボタン | 6箇所(左右クリックボタン、左サイド×2、ホイールボタン、ホイール下×1) |
---|---|---|
長さ | 116mm | |
幅 | 54mm | |
高さ | 36mm | |
重量 | 47g(ケーブル除く) | |
ケーブル | ケーブル名 | ファントムコード |
ケーブルタイプ | 布巻き | |
ケーブル長 | 1.9m | |
センサー | センサー名 | – |
DPI | 400/800/1600/3200 | |
ポーリングレート | 500 | |
最大認識速度(IPS) | – | |
最大加速度(G) | – | |
スイッチ | スイッチ名 | – |
耐クリック回数 | – | |
ソフトウェア | – |
Ultralight 2 – Cape Townのパッケージ内容
梱包状態
パッケージ内容
Ultralight 2 – Cape Town本体、INFINITYSKIN。
Ultralight 2 – Cape Townの形状・外観
大きさ
大きさはかなり小さいです。おそらくゲーミングマウスの中でトップクラスの小ささ。
高さもかなり低めです。
かぶせ持ちや手の大きい人には少し小さすぎるかもしれません。
左サイドの形状
左サイドは浅めな曲線で割かしフラットなフィット感です。親指がココと言った感じに決まるものではなく自由に選べる感じです。
垂直方向は奥側は上部にいくにつれ広がる感じ、手前側は下部にいくにつれ広がる感じになっています。
右サイドの形状
右サイドは左サイドを同様です。
サイドの滑り止め
サイドに滑り止めは張られていません。
しかしハニカムデザインで穴がグリップ代わりになりしっかり支えることができます。
表面の形状と質感
表面の一番高い位置は前後はやや後方側、左右は中央にあります。後部の高さ高めになる形状ですが何せかなり小さめなマウスで高さも低いので手のひらには接地しづらい印象です。
表面の質感はサラサラとザラザラの中間といった感触で、指紋は目立たない感じです。全体的に穴が空いているため見た目は良いものではないです。
ソールと滑りやすさ
ソールは4隅に張られています。
滑りやすさはゲーミングマウスの中でかなり上位の滑りやすさだと思います。軽い分もあって軽い力で操作できます。
滑りやすさの比較は下のほうで行っています。
重さ
重さは公称値が47g、実測重量はケーブル分が僅かに加わって50gでした。
47gは現状ゲーミングマウスの中でトップの軽さです。軽さを追求するのであればこのゲーミングマウスといった感じ。
ケーブル
ケーブルは「ファントムコード」という布タイプのケーブルです。
結構太めで摩擦が少なく柔らかい癖の付きにくいケーブルです。
マウスを大きく動かしても抵抗をあまり感じず、邪魔にならない印象です。
INFINITYSKIN
付属としてINFINITYSKINが付いてきます。
Ultralight 2 – Cape Townはかなり小さなマウスなので、INFINITYSKINで大きさのかさ増しをすることができます。
INFINITYSKINを表面の中央と下部、左サイド、右サイドそれぞれに必要に応じて張ることができます。それぞれ厚みが3種類ずつあるので細かく調整が可能です。
しかし当然INFINITYSKINにも重さがあるので張れば張るだけ重くなるのでその点は注意。
Ultralight 2 – Cape Townのボタンとクリックについて
左右クリックボタン
クリックの重さ、深さともに標準的です。
クリック音は結構大きめで結構跳ね返りがあるクリック感です。
サイドボタン
サイドボタンは左側のみあります。位置的には前方側の溝が一番深い位置にあります。
上下左右ともにやや広めな形状をしています。表面よりもしっかりと飛び出しておりとても押しやすいです。
スクロールホイール
ホイールはオレンジ色のラバーが巻かれており、ラバーには小さな凸があり指が引っかかりやすいようになっています。
ホイールの重さは結構軽めです。ラッチ(スクロール時のコリコリ)はあるにはありますが、ほぼ感じないほどです。
ホイールボタンの重さは標準的。
DPI変更ボタン
ホイール下にはDPI変更ボタンが備わっています。
Ultralight 2 – Cape Townのソフトウェア
Ultralight 2 – Cape Townのソフトウェアはありません。スクロールホイール下のDPI変更ボタンでDPIの変更のみ可能です。
DPIは400/800/1600/3200から変更可能。
Ultralight 2 – Cape Townの使用感
次はマウスの持ち方ごとの使用感です。実際にゲームをしてみて感じた使用感をまとめていきます。
プレイしたゲームはApex LegendsとVALORANTです。
Apex Legendsは敵を追い続けるようなAIMが多いですが、VALORANTはパッと狙うAIMが多いので違った見方ができます。
ちなみに私の手のサイズは中指の先端から手首までで約18.5cmです。
かぶせ持ちでの使用感
保持自体は可能ですが手のひらのフィット感はほとんどないといった感じです。
このマウスでかぶせ持ちをするとほとんど手のひらに接地しないのでほぼ指で支えるような持ち方になります。別にそれ自体は違和感はないので扱うことは十分可能でした。
もし手のひらがしっかりとマウスの腹にフィットさせたいという場合にはこのマウスは小さすぎると思います。フィット感は特に気にならず、かぶせ持ちの形だけできればいいという場合には標準以下の手の大きさの方であれば問題なく扱えると思います。
1つ気になった点としては手のひらがほとんどマウスに乗らないのでマウスパッドに手のひらが接地する範囲が広くなるのでその分抵抗が強くなるかなぁと感じました。
つかみ持ちでの使用感
少し保持しづらいです。
高さも長さもないので手のひら後部に当てるのがかなり難しいです。かなり指で引き付けて手のひら後部に当てる様にしないと保持できません。正直ほぼつまみ持ちになっていました。
手のひら後部に触れている程度でもいいという方であれば問題ないかと思いますが、手のひら後部にしっかり当てて保持したいという方には不向きかもしれません。
指での操作自体はかなりしやすいです。小さくて左右対称のマウスは基本指での操作に向いています。
つまみ持ちでの使用感
とても保持しやすいです。
マウスの大きさが小さく左右対称の形状でとてもつまみやすい形状をしています。
重量が恐ろしく軽いのでグリップの弱いつまみ持ちでも全く問題なく保持することができます。
滑りやすさもかなりのもので弱い力でも動くので、力の弱いつまみ持ちでもすんなり動かすことができます。
小さく高さが低いため手のひらに干渉しづらいため、指での操作がしやすいです。指での垂直方向のAIMも大きく動かすことができます。
共通
ゲームをやってみた感じケーブルの煩わしさをほぼ感じることがありませんでした。とても優秀なケーブルだったと思います。
初め使ったときは軽すぎ&滑り過ぎで若干慣れない感じはありましたがそれでもかなり扱いやすかったです。慣れていないうちでもかなり直感的なAIMができたので慣れれば相当使いやすいだろうなと感じました。
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
- 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
- ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
- DPI:400
- ポーリングレート:1000
- マウスパッド:SteelSeries QcK+
波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。
Ultralight 2 – Cape Townのセンサーテスト
○テスト環境
- DPI:400/800/1600/3200
- ポーリングレート:1000
- マウスパッド:SteelSeries QcK+
とてもきれいな波線をしていました。
折り返し地点でドットが少し乱れていますがその乱れもかなり小さいように見えます。ポーリングレートが500Hzだからかもしれませんが。
波線を見る限りでは問題なく使用できそうです。
Ultralight 2 – Cape Townのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
Ultralight 2 – Cape Townのリフトオフレンジは1.0mmでした。
標準的な長さで違和感なくゲームをプレイできると思います。
⇓その他ゲーミングマウスのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)や詳細については下の記事で確認できます。⇓
Ultralight 2 – Cape Townの滑りやすさ
滑りやすさ比較のやり方は、マウスパッドに角度をつけてその上の滑り方を比較するやり方を行いました。
- 比較用マウスパッド:Logicool G640、SteelSeries QcK+
- 比較対象:Finalmouse Ultralight 2 – Cape Town、Razer Viper Ultimate、Logicool G Pro Wireless
斜面の滑りを見る感じではUltralight 2 – Cape Townはかなり滑りやすいほうだと思います。Razer Viper Ultimateもかなり滑りやすいほうですがそれよりも滑りやすかったです。
実際に手で動かしてみた感じでもUltralight 2 – Cape Townのほうが滑りやすい印象でした。軽いおかげもあるとは思います。
Ultralight 2 – Cape Townの応答速度(反応速度)
次はマウスのクリック応答速度(反応速度)を計っていきます※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。
このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。
100回やった結果はこのようになりました。
- 最速:0.157秒
- 最遅:0.198秒
- 平均:0.17903秒
平均タイム0.17903秒となりました。
クリックのストロークや重さは標準的な気がしましたが、予想よりもかなり速いタイムを出すことができました。
ゲーム中に実感できることはありませんでしたが、速ければ速いほど嬉しいですね。
⇓測定の仕方、その他ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)以下の記事で確認できます。⇓
まとめ
かぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちどれでも扱うことができましたが、特につまみ持ちとの相性が良かったです。小さくて軽いマウスがつまみ持ちとよくフィットしていました。
私はつまみ持ちユーザーなのでとても扱いやすかったです。人気がある理由もうなづけました。
ゲーミングマウスの中でこれ以上軽いものは今のところないので、軽さを追求する方は是非。
メリット
- つまみ持ちとの相性が良い
- 極限の軽さ
- かなり滑りやすい
- ケーブルがほとんど気にならない
デメリット
- DPIが400/800/1600/3200しかない
- 小さすぎてつまみ持ち以外の持ち方との相性がイマイチ
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