今回はLogicool(ロジクール)ゲーミングマウス「Logicool G300Sr」していきます。
形状・外見
形状は左右対称です。
大きさは結構小さめです。高さは標準的ですが、長さと幅が結構狭いです。
マウスサイドの形が特徴的で下部が大きく膨らんでいます。この膨らみのおかげで親指と薬指、小指が自然と位置が決まるようになっています。
マウスサイドの溝が結構深めになっています。なので指でつまむ部分の幅はもっと狭くなっています。
また、マウスサイドの滑り止めラバーは溝の深い部分に肌にぺったり張り付くようなグリップ力の強いラバーが張られています。
マウス頂点は左右は中央の位置で前後は比較的後ろ側の位置にあります。なので前後のラインは前部は滑らかなラインで後部は急なラインになっています。
底面のソールは上部に1枚、下部の左右に1枚ずつ張られています。滑りやすさは標準的です。
重量はケーブル込みで113.5gでマウスのみで87.0gでした。ほかの左右対称マウスの中でも比較的軽めです。
ケーブルはビニール被膜で細めですが少し固めです。癖は付きにくいですが少し固めなので何かに引っかかるとバネのように跳ね返されるような感覚を感じたりします。なのでケーブルホルダーなどでケーブルを抑えておくと邪魔になりません。
ボタンとクリックについて
左右メインの重さは標準的です。深さは少し浅いです。音はそこまで大きくなく低めの音がなります。
左右メインボタンの横にある4つのボタンの重さは標準的です。音は小さめです。出っ張っているのでとても押しやすく左右メインボタンをクリックするときに誤って押してしまうこともないです。
ホイールスクロールは回したときの1回1回の引っかかりはあまりなく、すすっと回ります。
ホイールボタンの重さは標準的です。音も大きすぎず小さすぎずといった感じです。
ホイール下にあるDPIサイクルボタンとモードスイッチボタンの重さは結構重めです。深さは浅いです。音は小さく鈍い音がなります。
全体的に音は大きくないのでマウスが拾ったりすることはなさそうです。
ソフトウェア
ボタン割り当て
全てのボタンの役割を設定することができます。
DPIとポーリングレート
DPIとポーリングレートの設定を行うことができます。
DPIは200~2500DPIを50刻みで設定することができます。
⇓DPIについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓
ポーリングレートは125/250/500/1000の中から選択できます。
⇓ポーリングレートについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓
キープレスのヒートマップ
自分が良く押すボタンなどの統計を知ることができます。
Logicool G300Srの性能(スペック)
ボタン | 9箇所(左右メイン、左右メインサイドボタン×4、ホイールボタン、DPIサイクルボタン、モードスイッチボタン) |
---|---|
ケーブルタイプ | ビニール被膜 |
ケーブル長 | 2.10m |
長さ | 115mm |
幅 | 72mm |
高さ | 37mm |
重量 | 113.5g(ケーブル込み),87g(マウスのみ) |
DPI | 200~2500dpi(50刻み) |
ポーリングレート | 125/250/500/1000hz |
最大認識速度 | 150IPS |
最大加速度 | 20G |
耐クリック回数 | 1000万回 |
Logicool G300Srの使用感
実際にゲームをプレイしてみたところ、センサーの挙動に違和感などは一切ありませんでした。変な飛びもないし横に真っすぐ動かせば横に真っすぐ動くし縦も同様です。
次はマウスの持ち方ごとの使用感です。
かぶせ持ちでの使用感
いかんせんマウスが小さいのでフィット感が少ないかなと思います。しかし当たるところにはしっかり当たってるのでそれなりにはフィットします。
マウスが小さいのでかぶせ持ちとつかみ持ちの間くらいの持ち方になりがちです。
つかみ持ちでの使用感
つかみ持ちは大抵どんなマウスにも対応しているイメージでしたがLogicool G300Srの場合は小さすぎてかなり持ちにくいです。
小指側がマウスサイド下部の盛り上がり部分に当たってしまいしっかり保持できません。
手が小さい方ならありかもしれないです。
つまみ持ちでの使用感
マウスが小さく重量も軽いので扱いやすいです。
つかみ持ち同様、小指側がマウスサイド下部の盛り上がり部分に当たってしまい少し違和感があります。
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
- 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
- ラインの動きドットの動きが一致しているほどセンサーの精度が高い。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
DPI:400
ポーリングレート:1000
波線の途中、飛び出したりしている部分があると思います。その部分がAIMが飛んでしまうタイミングのもの。
Logicool G300Srのセンサーテスト
○テスト環境
DPI:400,800,1600,2500
ポーリングレート:1000
特に目立った乱れはないように見えます。カーソル飛びなども特にないです。
Logicool G300Srのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
Logicool G300Srのリフトオフレンジは2.0mm以上でした。
長すぎです。持ち上げ動作のたびにプルプルカーソルが動いてしまってとても違和感を感じました。
気を付ければ扱えなくはないですが、常に真っすぐ降ろすようにやっていてはゲームどころではないですね・・・。
⇓その他ゲーミングマウスのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)や詳細については下の記事で確認できます。⇓
Logicool G300Srの滑りやすさ
滑りやすさ比較のやり方は、マウスパッドに角度をつけてその上の滑り方を比較するやり方を行いました。
比較対象:Logicool G300Sr、Razer DeathAdder Elite
結果はRazer DeathAdder Eliteのほうが圧倒的に滑りが良いです。
Logicool G300Srのマウスソールはなんか曲がっているというか、端っこのほうがバリみたいになっていてマウスを動かすとマウスパッドに引っ掻いた跡みたいなのが残るほどでした。
格安マウスなのでしゃぁなしと思う部分もありますが、ゲーミングマウスとしてはどうなのかと思いますね。
Logicool G300Srの応答速度(反応速度)
次はマウスのクリック応答速度(反応速度)を計っていきます※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。
このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。
100回やった結果はこのようになりました。
- 最速:0.155秒
- 最遅:0.229秒
- 平均:0.18907秒
平均タイム0.18907秒となりました。
クリックボタンは思った以上に押しやすかったです。
重すぎず深すぎずちょうどいいクリックボタンで、押そうと思ってからのラグがほぼ感じられませんでした。
⇓測定の仕方、その他ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)以下の記事で確認できます。⇓
まとめ
3000円台で買える格安マウスですが、リフトオフレンジが長すぎてちょっと残念でした。それ以外の部分は全然よかったと思います。
あまり持ち上げ動作をしないという人には扱えるマウスだと思います。
⇓その他のゲーミングマウスのレビュー記事は以下で確認できます⇓
⇓おすすめのゲーミングマウスと選び方を以下で解説しています⇓