今回はRazer(レーザー)ゲーミングマウス「Razer LanceHead Tournament Edition」レビューしていきます。
Razer LanceHead Tournament Editionの中身
Razer LanceHead Tournament Edition本体、重要な製品情報ガイド。
形状・外見
左右対称で大きさは標準的です。ほかの左右対称マウスと比べると長さが短く幅が広い感じです。
形が特徴的でマウスサイドの下部が大きく膨らんでいます。この膨らみのおかげで親指と薬指、小指が自然と位置が決まるようになっています。
マウスサイドの溝は深くも浅くもない標準的な感じです。下のほうから上にほうへ広がるようになっています。
マウスサイドの滑り止めラバーはゴム質で滑りづらくなっています。
マウス天辺の一番高いところは前後左右ともに中心あたりにあります。
底面のソールは前部に2枚後部に1枚張られています。滑りは少し重いです。重量が左右対称マウスの中だと重めなのが理由だと思います。
重量はケーブル抜きで107.5gで少し重めになっています。
ボタンとクリックについて
全ボタンのクリック感は比較的軽めで深さも標準的です。
音は左右メインボタン、マウスホイールボタン、DPI変更ボタンは低めの音でサイドボタンは比較的高めの音です。
音も大きくなくマイクは拾うことはなさそうです。
Razer LanceHead TEは両利きマウスで左右両方にサイドボタンが着いています。しかし、どちらで持っても邪魔になることはありません。
ソフトウェア
カスタマイズ
それぞれのボタンにそれぞれの機能を割り当てることができます。
パフォーマンス
感度(DPI)とポーリングレートを設定する項目です。
感度(DPI)は100~16000を50刻みで設定することができます。
⇓DPIについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓
ポーリングレートは125,500,1000から選択できます。
⇓ポーリングレートについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓
ライティング
マウスのライトの設定を行う項目です。
明るさやどのタイミングで点灯するか、点灯効果などを設定できます。
- ウェーブ:波をうつように色が変化する
- オーディオメーター:音楽に合わせて光る
- スタティック:点滅せず、選択した色を照らし続ける
- スペクトラムサイクリング:色をサイクルさせる
- ブリージング:ふわっと消えてふわっと光る
- リアクティブ:クリックなどの動作に合わせて光る
マウスマット表面較正
センサーの精度をお使いのマウスパッドに正規化してくれる。
Razer製のマウスパッドを使っている場合、そのマウスパッドを選択するだけでいい感じになる。
Razer製のマウスパッド以外でも較正することで表面プロファイルを追加してくれる。
基本はいじらないでいいですがセンサーの挙動に違和感を感じる場合はやってみると良いです。
Razer LanceHead Tournament Editionの性能(スペック)
ボタン | 10箇所(左右メイン、左サイド×2、右サイド×2、DPI変更ボタン×2、ホイールボタン、プロファイルボタン) |
---|---|
ケーブルタイプ | 布巻き |
ケーブル長 | 2.10m |
長さ | 117mm |
幅 | 71mm |
高さ | 38mm |
重量 | 104g(ケーブル除く) |
DPI | 100~16000dpi(50刻み) |
ポーリングレート | 125/250/500/1000hz |
最大認識速度 | 450IPS |
最大加速度 | 50G |
耐クリック回数 | 5000万回 |
使用感
実際にゲームをプレイしてみたところ、センサーの挙動に違和感などは一切ありませんでした。変な飛びもないし横に真っすぐ動かせば横に真っすぐ動くし縦も同様です。
次はマウスの持ち方ごとの使用感です。
かぶせ持ちでの使用感
指の位置がしっかり決まるので保持しやすいです。
高さが低いのでマウスが手のひらに当たりづらく、マウスの後部と手のひらの後部があたるくらいになります。
手のひら全体がマウスと接地していなくてもいいという方ならかぶせ持ちで使うのもありです。(普通に左右非対称マウスが良いとは思いますが・・・。)
つかみ持ちでの使用感
とても保持しやすいです。指と手のひら後部でしっかり支えることができます。
しかし1つ気になる点は人差し指と小指の部分がマウス右サイド後部のふくらみ部分に当たってしまいすこし持ち辛いと感じました。
その点以外はとてもしっくりきました。
つまみ持ちでの使用感
とても保持しやすいです。少し重いですがマウスサイドの滑り止めラバーがしっかり利いているので十分指のみで支えることができます。
高さも高くないのでマウスが手のひらに当たらないため指での操作の妨げにならないので操作しやすいです。
しかしつかみ持ち同様、人差し指と小指がマウス右サイド後部のふくらみ部分に当たるのが気になります。
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
- 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
- ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
DPI:400
ポーリングレート:1000
波線の途中、飛び出したりしている部分があると思います。その部分がAIMが飛んでしまうタイミングのもの。
Razer LanceHead Tournament Editionのセンサーテスト
○テスト環境
DPI:400,800,1600,3200
ポーリングレート:1000
少し乱れが見られますが人間にはわからないレベルなんじゃないでしょうか。僕はまったく違和感がありませんでした。感じ取れないレベルも追及するという意味では精度は高いとは言えません。
普通にFPSをプレイする分にはまったく問題はないと思います。
Razer LanceHead Tournament Editionのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
Razer LanceHead Tournament Editionのリフトオフレンジは0.7mmでした。
十分許容範囲内なのでまったく問題ないと思います。
⇓その他ゲーミングマウスのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)や詳細については下の記事で確認できます。⇓
Razer LanceHead Tournament Editionの滑りやすさ
滑りやすさ比較のやり方は、マウスパッドに角度をつけてその上の滑り方を比較するやり方を行いました。
比較対象:Razer LanceHead Tournament Edition、Razer DeathAdder Elite
結果はRazer DeathAdder Eliteのほうが滑りやすいという結果でした。
Razer LanceHead Tournament Editionはゲーミングマウスの中ではかなり滑りづらいタイプのようです。良い言い方をすればコントロールしやすいタイプです。
Razer LanceHead Tournament Editionの応答速度(反応速度)
次はマウスのクリック応答速度(反応速度)を計っていきます※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。
このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。
100回やった結果はこのようになりました。
- 最速:0.165秒
- 最遅:0.219秒
- 平均:0.18971秒
平均タイム0.18971秒となりました。
クリックボタンは少しだけ重めですが、深さが浅いので割と反射的に押しやすいです。
押そうと思ってからの反応が割と早いように感じました。
⇓測定の仕方、その他ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)以下の記事で確認できます。⇓
まとめ
正直ゲーミングマウスはマウスの持ち方のどれか1つに特化していてほしいという思いが僕にはありますが、このマウスは全ての持ち方に合わせてる感がありました。
自分の持ち方が今一決まらないという方にはいいかもしれません。
⇓その他のゲーミングマウスのレビュー記事は以下で確認できます⇓
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