今回はLogicool(ロジクール)ゲーミングマウス「Logicool G PRO HERO(G-PPD-001r)」をレビューしていきます。
Logicool G PRO HEROの特徴
超小型の卵型形状
Logicool G PRO HEROは非常に小さめなマウスで、形状が卵のような形をしています。
マウスをつまむように持つことができ、つまみ持ちとの相性が抜群に良い。
HERO25Kセンサー
Logicool G PRO HEROはHERO25Kセンサーを採用しています。
HERO25Kセンサーはロジクール製品の中で最も高精度のゲーミング センサーです。
形状と外観
形状は左右対称になっており、サイドボタンは左側のみに付いています。
サイズはかなり小さく、ゲーミングマウスの中でもかなり小さめだと思います。
Death AdderやG403と比べてみても小さいことがわかると思います。
上面は浅い丸みをおびていて中央が一番高くなっています。
横からみた上面は一番高い位置が若干後部側にあります。
かといって手のひらに接地する面積は小さく広めの空間ができます。
両サイドにはグリップ用ラバー等は付いていませんが、上面から底面へとスリムになっていく形状をしているため指を引っ掛けるように持つことが出来、しっかり保持することが出来ます。
底面のソールは四隅に小さいソールが4枚と中央にセンサーを囲うように丸いソールが付いています。滑り具合はとてもよく、マウスとマウスパットとの抵抗はかなり小さいです。
ケーブルはビニール被膜ですがクセが非常に付きづらく、ケーブル自体もかなり軽いのでケーブルに引っ張られる感じやマウスパッドに引っかかるような感触もまったくないと言えます。
重量は83gととても軽く、つまみ持ちやつかみ持ちに最適なマウスかと思います。
ボタンとクリックについて
ボタンは左右メイン/左サイド×2/ホイールボタン/DPI変更ボタンの6箇所です。
左右メインボタン
クリックの重さは軽めです。さらにクリックが反応する深さが浅いため、指が少し強めに触れるだけでクリックが反応しています。
気をつければ頻発しませんが、大きくマウスを振るときに出てしまうことがあります。
音は軽快な音で大きくなることもないのでマイクが拾ってしまう心配はなさそうです。
サイドボタン
ちょうど親指のところにくるのでとても押しやすいです。しっかり出っ張っているので自然に押すことができます。
押したときの音が少し大きく、響くような音が鳴ります。
スクロールホイール
スクロールホイールの重さは結構軽め。一応1スクロールごとにロックがかかりますが弱めです。
回したときにカリカリと音が強めになります。
ホイールボタンは少し重めです。
ソフトウェア設定について
ソフトウェアはダウンロードサイトからダウンロードすることができます。
DPIとポーリングレート
DPIは100~25600を50刻みで設定することが出来ます。
DPI感度レベルは最大5つまで設定することが出来、設定した感度レベルはDPI変更ボタンを押すことで変更が可能です。
⇓DPIについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓
ポーリングレートは125/250/500/1000の中から設定が出来ます。
⇓ポーリングレートについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓
ライトの設定
ライトの設定では色を変更したり、ライトの効果を変更することが出来ます。
●ライトの効果
- 固定色:設定した色を点灯し続けます。
- 色のサイクル:色を徐々に変化させながらサイクルします。
- ブリージング効果:設定した色を点滅させます。
プロファイル
上記の設定をオンボードメモリに5つまで保存することが出来、これらをどこでも読み込むことが出来ます。
使用感
つまみ持ちの場合
とても使いやすいです。
マウスを指のみで支えるつまみ持ちでは大きすぎたり重過ぎたりすると、指での操作が難しくなったり疲労に繋がってしまいますが、PRO HEROは小さくて軽いまさにつまみ持ちのためのゲーミングマウスだと思います。
つまみ持ちはグリップ性が弱い持ち方のため、マウスサイドのグリップ用ラバーはほしいところだったりするのですが、PRO HEROはグリップ用ラバーがなくてもしっかり支えることが出来ます。
つかみ持ちの場合
基本的にはつまみ持ち同様で使いやすいですが、つかみ持ちは指を立てるようにしてマウスを持つので、つまみ持ちよりも若干誤クリックが出やすい気がします。
かぶせ持ちの場合
PRO HEROはかなり小さなマウスなのでどうしてもマウスと手のひらに空間が出来てしまいます。
なのでどうしてもつまみ持ちとかぶせ持ちを合わせたような持ち方になってしまいます。
僕の場合はそのほうがしっくり来たりするのですが、手のひらにしっかりフィットしてほしいと言う人は向いていません。
PRO HEROのスペック
本体 | ボタン | 6箇所(左右クリックボタン、左サイド×2、ホイールボタン、ホイール下×1) |
---|---|---|
長さ | 116.6mm | |
幅 | 62.15mm | |
高さ | 38.2mm | |
重量 | 85g(ケーブル除く) | |
ケーブル | ケーブル名 | 充電ケーブル |
ケーブルタイプ | ラバー | |
ケーブル長 | 2.1m | |
センサー | センサー名 | HERO 25K |
DPI | 100~25600(50刻み) | |
ポーリングレート | 125/250/500/1000 | |
最大認識速度(IPS) | 400 | |
最大加速度(G) | 40 | |
スイッチ | スイッチ名 | – |
耐クリック回数 | 5000万クリック | |
ソフトウェア | G Hub |
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
- 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
- ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
DPI:400
ポーリングレート:1000
波線の途中、飛び出したりしている部分があると思います。その部分がAIMが飛んでしまうタイミングのもの。
PRO HEROのセンサーテスト
○テスト環境
DPI:400/800/1600/3200
ポーリングレート:1000
全てのDPIで安定して綺麗な波線をしています。
折り返し地点でブレがでてしまうのは全てのマウス共通のものなので気にしてもしょうがない部分かもしれないですね。
飛んでしまっている部分もなく、実際にFPSをプレイしていても飛んでしまうこともなく安定していました。
Logicool G PRO HEROのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
Logicool G PRO HEROのリフトオフレンジは0.7mでした。
許容範囲内で、とても扱いやすい長さです。
⇓その他ゲーミングマウスのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)や詳細については下の記事で確認できます。⇓
Logicool G PRO HEROの滑りやすさ
滑りやすさ比較のやり方は、マウスパッドに角度をつけてその上の滑り方を比較するやり方を行いました。
比較対象:Logicool G PRO HERO、Logicool G304
結果はLogicool G PRO HEROのほうが滑りやすいという結果でした。
G304は電池が入っていますのでその分重さがかさみ、抵抗が強くなったんじゃないかと思います。
Logicool G PRO HEROの応答速度(反応速度)
次はマウスのクリック応答速度(反応速度)を計っていきます※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。
このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。
100回やった結果はこのようになりました。
- 最速:0.157秒
- 最遅:0.229秒
- 平均:0.18289秒
平均タイム0.18289秒となりました。
クリックボタンの重さが非常に軽く深さも浅めで、押そうと思ってからほぼラグなしで押すことができます。
少し反応が遅れたかな?と思った場合でも意外と良いタイムだったりするくらいなので、ほかのマウスよりかなり早く反応できる気がします。
⇓測定の仕方、その他ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)以下の記事で確認できます。⇓
まとめ
低価格で高性能な超コスパの良いゲーミングマウスです。
つまみ持ちなら扱いやすいことは間違いないです。
⇓その他のゲーミングマウスのレビュー記事は以下で確認できます⇓
⇓おすすめのゲーミングマウスと選び方を以下で解説しています⇓