今回はRay(レイ)ゲーミングマウス「Ray PAWN」をレビューしていきます。
形状と外観
形状は左右対称になっており、サイドボタンは左だけに付いています。
大きさは標準的で「PRO HERO」より大きく、「DeathAdder」よりは小さいです。
上面は緩やかな丸みをおびていて、天辺は中心にあります。
横から見た上面は、天辺はやや後方にあります。
そのため手のひらにフィットしやすい形になっていますが、PAWNは高さが低いため上面が手のひらに接触する部分はほとんどありません。
サイドは凹みが出来ていて、その部分に指が収まるようになっているためマウスを支えやすくなっています。
またサイドにはグリップ用ラバーが付いているため、より安定したグリップが出来ます。
底面のソールは上下に2枚張られています。
滑り具合はとてもよく、軽い力でマウスを動かすことが出来ます。
重量はマウスのみで85gととても軽いマウスです。
軽いマウスのほうがマウスパッドとの抵抗は少なくすむのでうれしいところです。
ケーブルが布巻きタイプですが、太めで固く、クセが強いです。
そしてケーブル自体の重量がそこそこあるので、マウスを振る際にケーブルに引っ張られる感覚があります。
ゲームを始める前にクセを整えることとケーブルホルダーで押さえるなどの対処が必要になります。
ボタンとクリックについて
ボタンは左右メイン/左サイド×2/ホイールボタン/DPI変更ボタン×2の7箇所です。
クリックの重さは重めです。そのためマウスをぶん回しても誤クリックしてしまう心配がありません。
その反面、クリックが重い+メインボタンの位置が低いということが重なって高速クリックにやり辛さを感じました。
クリック音は重めの音で心地よいような音がしますが、少し大きな音がなるかなと感じました。
もしかしたらマイクが拾ってしまう場合もあるかもしれないです。
DPIとポーリングレート
PAWNは設定用のソフトウェアがありません。
DPIとポーリングレートの変更はDPI変更ボタンとポーリングレート設定用スイッチで変更します。
DPIは上側のDPI変更ボタンを押すと増えていき、下側のボタンを押すと減っていきます。
DPI値の確認の仕方としては、DPIごとに色分けされているのでその色で判断することが出来ます。
- レッド:400DPI
- ブルー:800DPI
- イエロー:1600DPI
- オレンジ:2400DPI
- グリーン:3200DPI
- パープル:12000DPI
⇓DPIについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓
ポーリングレートはマウスの底面にあるスイッチによって選択が可能です。
⇓ポーリングレートについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓
使用感
前提として僕の手の大きさは、手首の皺から中指の先までが18.3cmです。
かぶせ持ち
指と手のひら後部でしっかり支えることが出来ます。
しかし、もう少し手のひらに当たるようなフィット感がほしいような気もします。
接地面が少ないため、かぶせ持ちのメリットである安定感が損なわれてしまいます。
わざわざかぶせ持ちユーザーが買ってまで使うかと言えば微妙かと思います。
つかみ持ち
マウスの後部と手のひらの後部の当たりかたが絶妙でとてもしっくり来ました。
激しくマウスを振ってもつかむ位置が変わったりせずストレスなく保持できます。
つまみ持ち
指だけでしっかり支えることが出来ます。
ですが、マウスを指で下げると直ぐに手のひらに当たってしまい、少し窮屈感があります。
そのため、つまみ持ちのメリットである指での細かい操作が制限されてしまいます。
共通
全てのマウスに言える事ですが、上記に書いていることは使い手の手のサイズによって変わってくるため、全ての人に当てはまるわけではないです。
なのであくまで参考にする程度に思って頂ければ幸いです。
PAWNのスペック
ボタン | 7箇所(左右メイン、左サイド×2、ホイールボタン、DPI変更ボタン×2) |
---|---|
ケーブルタイプ | 布巻き |
ケーブル長 | 1.8m |
寸法 | 123mm(長さ)×66mm(幅)×38mm(高さ) |
実測重量 | 約129.5g(マウスのみ:85g) |
DPI | 400-レッド / 800-ブルー / 1600-イエロー / 2400-オレンジ / 3200-グリーン / 12000-パープル |
ポーリングレート | 125/500/1000 |
センサー | PMW3360 |
センサーテスト
『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。
- 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
- ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。
悪い例
FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。
○テスト環境
DPI:400
ポーリングレート:1000
波線の途中、飛び出したりしている部分があると思います。その部分がAIMが飛んでしまうタイミングのもの。
PAWNのセンサーテスト
○テスト環境
DPI:400/800/1600/3200
ポーリングレート:1000
素晴らしく綺麗です。飛び出している部分もないしドットとラインがほぼ一致しています。
なにより今までレビューしてきたゲーミングマウスに共通して見られる『折り返し地点の乱れ』がPAWNはかなり小さいです。
これは優秀と言ってもいいんじゃないかと思います。
Ray PAWNのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)
Ray PAWNのリフトオフレンジは0.5mmです。
とてもやりやすい長さです。違和感なくゲームをプレイできると思います。
⇓その他ゲーミングマウスのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)や詳細については下の記事で確認できます。⇓
Ray PAWNの滑りやすさ
滑りやすさ比較のやり方は、マウスパッドに角度をつけてその上の滑り方を比較するやり方を行いました。
比較対象:Ray PAWN、Logicool G Pro Wireless
結果はRay PAWNのほうが滑りやすいという結果でした。
Ray PAWNが自然と滑りだす角度では、Logicool G Pro Wirelessは押さないと滑りませんでした。
Ray PAWNの応答速度(反応速度)
次はマウスのクリック応答速度(反応速度)を計っていきます※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。
このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。
100回やった結果はこのようになりました。
- 最速:0.17秒
- 最遅:0.245秒
- 平均:0.20816秒
平均タイム0.20816秒となりました。
クリックボタンの重さがとても重いので押し切るまで時間がかかります。
ボタンを押してから反応するまでにラグを感じることがありました。
⇓測定の仕方、その他ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)以下の記事で確認できます。⇓
まとめ
この性能で4000円代で買えるのはかなりお得のはずです。
つかみ持ちの方なら買って損はないと思います。
⇓その他のゲーミングマウスのレビュー記事は以下で確認できます⇓
⇓おすすめのゲーミングマウスと選び方を以下で解説しています⇓
比較画像のG403がPRO HEROになってませんか?
コメント有難うございます!
ご指摘有難うございます!よく気づかれましたねw
名前を勘違いしていたっぽいです。
すぐに修正致します!
修正ありがとうございます!
リメイク品とか上位モデルみたいにややこしいのも少なくないし、自分もよく勘違いしますw
ですよね!レビューが終わって溜まったマウス達を見てるとこれなんだっけってなります^^;