デバイス比較・知識

Logicool G PRO X SUPERLIGHT VS Razer Viper Ultimate

当記事では「Logicool G PRO X SUPERLIGHT」と「Razer Viper Ultimate」の比較、違いについてまとめています。

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性能(スペック)

Logicool G PRO X SUPERLIGHT Razer Viper Ultimate
ボタン 5箇所(左右クリックボタン、左サイド×2、ホイールボタン)+ワイヤレス接続切替スイッチ 8箇所(左右メイン、左サイド×2、右サイド×2、ホイールボタン、底面×1)
ケーブルタイプ ワイヤレス or 充電ケーブル(ビニール被膜) ワイヤレス or ケーブル(Razer Speedflexケーブル)
ケーブル長 1.8m 1.8m
長さ 125mm 126.7mm
63.5mm 66.2mm
高さ 40mm 37.8mm
重量 <63g 74g
DPI 100~25600(100刻み) 100~20000(50刻み)
ポーリングレート 125/250/500/1000 125/500/1000
最大認識速度(IPS) 400 650
最大加速度(G) 40 50
耐クリック回数 7000万回
センサー HERO 25K Razer Focus+ オプティカルセンサー

⇓DPIについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓

ゲーミングマウスのDPIについて【FPS向け】

⇓ポーリングレートについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓

ゲーミングマウスのポーリングレートについて【FPS向け】

 

形状

大きさ

大きさ 大きさ2

大きさは寸法的には「Viper Ultimate」のほうが少しだけ大きめですが、実際に握った感じでは「G PRO X SUPERLIGHT」のほうが大きく感じられます。両マウスとも左右対称マウスで、基本的に左右非対称と左右対称では左右対称のほうが小さめな傾向にあります。

両マウスとも左右対称マウスの中では標準的な大きさです。

高さは「G PRO X SUPERLIGHT」のほうが高めです。高さに関しても左右非対称と左右対称では左右対称のほうが低めな傾向にあります

「G PRO X SUPERLIGHT」は左右対称マウスの中では標準的な高さ、「Viper Ultimate」は低めです。

左サイドの形状

左サイドの形状 左サイドの形状2
左サイドの形状 左サイドの形状

サイドは両マウスとも中央部が凹み状になっています。

「G PRO X SUPERLIGHT」は中央部が凹みが浅くフラット寄りでクセの少ない形状をしています。下部と上部もフラットで指の引っかかりはあまりない印象です。

「Viper Ultimate」は「G PRO X SUPERLIGHT」と比べると中央部が凹みが深めで、前後の膨らんでいる部分と中央部の凹みの部分に差が大きめです。また下部から上部へ広がる形状をしていて指が引っかかりやすいです。

右サイドの形状

右サイドの形状 右サイドの形状2
右サイドの形状 右サイドの形状

両マウスとも左右対称なので左サイドと形状は同じです。

マウス後部の膨らみが大きいと薬指や小指が少し窮屈になりがちですが、両マウスとも膨らみがそこまでなく自然なグリップ感です。

サイドの滑り止め

サイドの滑り止め サイドの滑り止め2
サイドの滑り止め サイドの滑り止め3

「G PRO X SUPERLIGHT」にはサイドの滑り止めが張られていませんが、「Viper Ultimate」には指全体が当たる部分に張られています。

そのためグリップ力は「Viper Ultimate」のほうがしっかりしています。

また「Viper Ultimate」は両サイドの形状は指が引っかかりやすい形状をしているのでマウスを持ち上げやすいです。その点「G PRO X SUPERLIGHT」は少し保持しにくい。

表面の形状

左側面 後面
表面の形状 表面の形状2

「G PRO X SUPERLIGHT」は表面の山の位置が前後左右概ね中央の位置にあります。

高さが「G PRO X SUPERLIGHT」のほうが高い分手のひらに当たりやすく手のひらとのフィット感は強め。

重さ

重さ 重量

重量は「G PRO X SUPERLIGHT」は63g未満、「Viper Ultimate」は74gと「G PRO X SUPERLIGHT」のほうが軽めです。両マウスともゲーミングマウスの中ではかなり軽い部類です。

少し前まで最軽量ワイヤレスマウスは「Razer Viper Ultimate」でしたが、「G PRO X SUPERLIGHT」の登場でそれが塗り替えられました。

滑りやすさ

裏面 滑りやすさ

体感の滑りやすさは「G PRO X SUPERLIGHT」のほうが滑りやすいです。

とは言えどちらもかなり滑りやすいマウスです。

ソール ソール2

また「G PRO X SUPERLIGHT」はマウス底面のカバー部分はPTFEフィート付きレシーバーカバーと交換することができるようになっています。PTFEフィート付きレシーバーカバーと交換することで上下のソールでの滑り方がバランス的になる印象。

充電方法

充電方法2 無線接続と充電方法

両マウスともバッテリー充電式です。

「G PRO X SUPERLIGHT」は充電ケーブルをマウス本体に接続して充電します。無線充電対応ゲーミングマウスパット「POWERPLAY」があれば乗せているだけで充電が可能。しかし非常に高価。

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「Viper Ultimate」も充電ケーブルをマウス本体に接続して充電することができます。また充電ドックがあればマウスを充電ドックに乗せるだけで行うことが出来ます。

バッテリー駆動時間は「G PRO X SUPERLIGHT」は70時間、「Viper Ultimate」も約70時間 (ライティング不使用時) 。

ワイヤレス接続

ワイヤレス接続方法2 ワイヤレス接続

両マウスともドングルをマウスの近くに置くことが出来ます。

両マウスとも充電ケーブルで操作することも可能。

ライティング

ライティング - Logicool G PRO X SUPERLIGHT ライティング - Razer Viper Ultimate

「G PRO X SUPERLIGHT」はバッテリーインジゲーターのみ、「Viper Ultimate」はロゴ部分のみ。

 

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ボタン

左右クリックボタン

左右クリックボタン 左右クリックボタン

クリック感として「G PRO X SUPERLIGHT」は押下圧は標準的、ストロークはやや浅め~標準的です。「Viper Ultimate」は押下圧がやや軽め、ストロークはやや短めです。

「G PRO X SUPERLIGHT」は軽快なクリック感で、しっかりとしたカチカチ感があります。「Viper Ultimate」はややグニっとしてクリック感で、しっかりとしたカチカチ感があります。

クリック音は「G PRO X SUPERLIGHT」は結構大きめ、「Viper Ultimate」はそこまで大きくはないです。

クリックボタンの形状は両マウスとも手前が凸状で奥に行くほど段々凹状になっています。

サイドボタン

サイドボタン サイドボタン

両マウスとも細長い形状で小さめなボタンになっています。「G PRO X SUPERLIGHT」は表面が丸い形状、「Viper Ultimate」は平らな形状をしています。

両マウスとも表面からの出っ張りは控えめですが、「Viper Ultimate」は「G PRO X SUPERLIGHT」よりも控えめで押しやすさはまずまずと言ったところ。

また「Viper Ultimate」には右サイドにもボタンがあります。

スクロールホイール

スクロールホイール スクロールホイール

スクロールホイールは両マウスとも滑り止めラバーが巻かれています。「G PRO X SUPERLIGHT」はラバーに横ライン状に溝が彫られており、「Viper Ultimate」は横ライン状に小さな凸があり指が引っかかりやすいようになっています。

ホイールの重さは「G PRO X SUPERLIGHT」はやや軽め~標準的、控えめなコリコリ感。「Viper Ultimate」は標準的で、控えめなコリコリ感があります。

ホイールボタンの重さはどちらのマウスも標準的。

底面

プロファイルボタン

「Viper Ultimate」の底面にはボタンが1つ備わっています。

 

ソフトウェア機能

割り当て カスタマイズ

両マウスともボタン割り当て、DPIやポーリングレートなどの基本的な機能は備わっています。

「Viper Ultimate」のソフトウェアにはそれにプラスしてリフトオフレンジの調整や表面較正機能が備わっています。

 

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マウスの持ち方の相性

マウスの持ち方には大きくかぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちの3種類があります。

マウスの持ち方にはマウスとの相性があり、「G PRO X SUPERLIGHT」と「Viper Ultimate」にもそれぞれ向き不向きがあります。

それぞれのマウスの相性の良い持ち方

●G PRO X SUPERLIGHT

かぶせ持ちでの使用感 つかみ持ちでの使用感 つまみ持ちでの使用感
  • かぶせ持ち:△
  • つかみ持ち:〇
  • つまみ持ち:〇

●Viper Ultimate

Razer Viper Ultimate - かぶせ持ち Razer Viper Ultimate - つかみ持ち Razer Viper Ultimate - つまみ持ち
  1. かぶせ持ち:△
  2. つかみ持ち:〇
  3. つまみ持ち:◎

両マウスともつかみ持ちとつまみ持ちとの相性がいいです。

さらに言えば「G PRO X SUPERLIGHT」は「Viper Ultimate」と比べると高さがある分手のひら後部にマウス後部を当てやすくつかみ持ちでも保持しやすいです。逆に「Viper Ultimate」は高さが低い分手のひら後部に当たりにくくやや保持しにくい印象です。

つまみ持ちの場合はサイドに滑り止めラバーが張られていて、サイドの形状が指が引っかかりやすい「Viper Ultimate」のほうが指だけでも保持しやすく操作もしやすいです。

かぶせ持ちでは両マウスともかぶせ持ちの形で保持することができるものの、手のひらとのフィット感は無いです。

 

センサーテスト

『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。

  1. 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
  2. ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。

悪い例

FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。

○テスト環境

  • DPI:400
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+
よく飛ぶマウス

波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。

それぞれのセンサーテスト

○テスト環境

  • DPI:400/800/1600/3200
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+
Logicool G PRO X SUPERLIGHT Razer Viper Ultimate
Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 400dpi Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 800dpi
Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 1600dpi Logicool G PRO X SUPERLIGHT - 3200dpi

両マウスとも綺麗な波線をしていました。

どちらかと言えば「Viper Ultimate」のほうが乱れは少ないように見えますが、実際にゲームをしている際に違いを感じることはまずないので気にする必要はありません。

 

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リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とはマウスを持ち上げたときにセンサーが感知する距離のことです。

このリフトオフレンジが長すぎると、マウスの持ち上げ動作時にセンサーが反応しなくていいタイミングで反応してしまいAIMがぶれてしまいます。

逆に短すぎるとマウスの持ち上げ動作からマウスパッドに置くと同時に視点移動をしようとするとセンサーの反応が遅れてしまい、マウスを動かしているのに視点が動かないタイミングがでてきます。

目安としては0.3mm以下だと短すぎ、1.6mm以上だと長すぎといった感じです。

「G PRO X SUPERLIGHT」と「Viper Ultimate」のリフトオフレンジは以下になります。

  • G PRO X SUPERLIGHT:0.6mm
  • Viper Ultimate:0.5/1.7/1.5mm

「Viper Ultimate」はソフトウェアでリフトオフレンジの調整が可能なので3つ記載しています。

「Viper Ultimate」は一番短い設定にすれば両マウスともちょうどいいリフトオフレンジです。FPSでも違和感なく操作できると思います。

⇓その他ゲーミングマウスのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)や詳細については下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスのリフトオフディスタンス(LoD)比較

 

応答速度(反応速度)

応答速度 応答速度2

反応速度を計るゲームで反応速度を計測して平均タイムを出し比較します。※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。

ここに関しては応答速度に差があったとしても、体感では全く分からないので特に気にする必要はありません。ただ速ければ速いほどいいのは間違いないので一応計るだけです。

このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。

それぞれの結果は以下になります。

●G PRO X SUPERLIGHT

  • 最速:0.15秒
  • 最遅:0.192秒
  • 平均:0.17306秒

●Viper Ultimate

  • 最速:0.136秒
  • 最遅:0.201秒
  • 平均:0.1767秒

応答速度に大きく差がでることもなく、結構速く反応することが出来た気がします。

両マウスとも押下圧が軽めのクリック感でサクッと押すことが出来るので素早く反応できた印象。

両マウスともワイヤレスマウスですが遅延等は一切感じられませんでした。

⇓測定の仕方、その他ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)以下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)比較

 

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結局どちらを選ぶべきか

結局どちらを選ぶべきか

FPSを目的であれば操作感、グリップ感を重視するべきだと思うので自分のマウスの持ち方に合った方を選ぶのが良いと思います。

そして両マウスともつかみ持ちとつまみ持ちとの相性がいいです。どちらかと言えば「G PRO X SUPERLIGHT」はつまみ持ち特化、「Aerox 3 Wireless」はつかみ持ち特化と言った印象。

つかみ持ちの場合、「G PRO X SUPERLIGHT」は「Viper Ultimate」と比べると高さがある分手のひら後部にマウス後部を当てやすくつかみ持ちでも保持しやすいです。

つまみ持ちの場合、サイドに滑り止めラバーが張られていて、サイドの形状が指が引っかかりやすい「Viper Ultimate」のほうが指だけでも保持しやすく操作もしやすいです。

その他の違いとしては「軽さ」「ライティング」「充電方法」があります。

「軽さ」は「G PRO X SUPERLIGHT」は63g未満、「Viper Ultimate」は74gと「G PRO X SUPERLIGHT」のほうが軽めです。

「G PRO X SUPERLIGHT」にライティング機能はありませんが、「Viper Ultimate」には控えめですがライティング機能はあります。

「充電方法」として「G PRO X SUPERLIGHT」は充電ケーブルと「POWERPLAY」がありますが、「POWERPLAY」は別途購入する必要がありとても高価です。「Viper Ultimate」は充電ドック付きでもそこまで価格が跳ね上がることもなく買いやすいです。

これらを加味して自分が優先したいポイントを考えて選ぶを良いかと思います。

個人的に選ぶとしたら、非常に迷うところですが私はつまみ持ちなので「Viper Ultimate」を選ぶかなといった感じです。どちらのマウスも最高峰レベルなので本当に迷う・・・。

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⇓それぞれのレビュー記事は以下で確認できます⇓

「Logicool G PRO X SUPERLIGHT」レビュー

「Razer Viper Ultimate」レビュー

⇓その他のゲーミングマウスのレビュー記事は以下で確認できます⇓

ゲーミングマウスレビュー一覧

⇓おすすめのゲーミングマウスと選び方を以下で解説しています⇓

FPS向けおすすめのゲーミングマウス

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