デバイス比較・知識

Logicool G640 VS SteelSeries QcK

Logicool G640 VS SteelSeries QcK

投稿日:2020年12月10日 更新日:

当記事では「Logicool G640(G640r)」と「SteelSeries QcK」の比較、違いについてまとめています。

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基本性能(スペック)

Logicool G640 SteelSeries QcKシリーズ
サイズ
  • G640:横460mm×縦400mm×厚み3mm
  • G240:横340mm×縦280mm×厚み1mm
  • QcK mini:横250mm×縦210mm×厚み2mm
  • QcK:横320mm×縦270mm×厚み2mm
  • QcK+:横450mm×縦400mm×厚み2mm
表面タイプ ソフトタイプ(布) ソフトタイプ(布)

 

仕様・外観

デザイン

デザイン - G640 デザイン - Qck

デザインはどちらも無地タイプ。ロゴマークが隅に入っている程度でシンプルなデザインです。

サイズ(大きさ)

G640のサイズは以下となっています。

  • G640:横460mm×縦400mm×厚み3mm
  • G240:横340mm×縦280mm×厚み1mm

G640とG240(G240t)の違いはサイズだけなので、実質サイズは2種類あります。

SteelSeries QcKシリーズのサイズは以下となっています。

  • QcK mini:横250mm×縦210mm×厚み2mm
  • QcK:横320mm×縦270mm×厚み2mm
  • QcK+:横450mm×縦400mm×厚み2mm

厚さ

厚さ

G640の厚さは3mm、QcKは2mmとなっておりG640のほうが少し厚めです。

厚みは厚いほどクッション性が強くなりますが、マウスの沈み込みが深くなり摩擦抵抗が強くなると言われています。

しかし個人的には厚みが厚くても沈み込みは変わらないと思っています。よほどマウスを強く押し込まないと沈み込むことはないので、実質厚みで変わることはクッション性のみかと思います。

そして厚さはG640のほうが厚いため、テーブルの角に垂らして手首のクッション代わりにしたいという場合には向いています。

表面

表面 - G640 表面 - Qck

両マウスパッドともソフトタイプ(布)です。

表面の質感としてG640はサラサラとツルツルの中間といった感じです。手のひらとの摩擦かなり少なく、手のひらが擦れてもかなり優しい肌触りです。

QcKはサラサラといった感じです。手のひらとの摩擦は少ないですが、僅かに引っかかりを感じます。

手のひらとの摩擦はG640のほうが少ない印象。

裏面

裏面 - G640 裏面 - Qck

G640の裏面は青いラバーベース。肌に張り付くしっとりとした質感でグリップ力はかなり強く、強引に動かそうとしてもなかなか動かない感じです。激しいマウス操作をしてもマウスパッドは一切動くことがなくしっかり止まります。

QcKの裏面は黒いラバーベースでSteelSeriesのロゴマークが入っています。肌に張り付くしっとりとした質感でグリップ力はかなり強く、強引に動かそうとしてもなかなか動かない感じです。激しいマウス操作をしてもマウスパッドは一切動くことがなくしっかり止まります。

縁(ステッチ加工)

厚み 縁

両マウスとも縁(ステッチ加工)はされていません。

基本的に縁(ステッチ加工)されている方がほつれづらく耐久性が高いです。手首と擦れても引っかかりづらいです。

 

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滑りやすさ

マウスパッドに傾きをつけてそれぞれの滑り方を確認しています。傾きは全て同じです。

滑りやすさはあまり変わりませんが、若干G640のほうが滑りやすい印象でした。

マウスによって相性もあるかと思います。

⇓全ゲーミングマウスパッドの滑りやすさは以下で確認できます⇓

ゲーミングマウスパッドの滑りやすさ比較

 

センサーテスト

『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。

  1. 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
  2. ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。

悪い例

FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。

○テスト環境

  • DPI:400
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+

よく飛ぶマウス

波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。

それぞれのセンサーテスト

○テスト環境

Logicool G640 SteelSeries QcK
G640 - Logicool G Pro Wireless G640 - Razer DeathAdder V2 Pro Qck - Logicool G Pro Wireless Qck - Razer DeathAdder V2 Pro
G640 - Razer Viper Ultimate G640 - Finalmouse Ultralight 2 – Cape Town Qck - Razer Viper Ultimate Qck - Finalmouse Ultralight 2 – Cape Town

両マウスパッドで差は全くありませんでした。

どちらもどのマウスでもきれいな波線をしていました。

 

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リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

マウスパッドごとにリフトオフレンジを測りました。

マウスパッドとマウスとの組み合わせによってリフトオフレンジが変わることがあります。

リフトオフレンジが長いがソフトウェアが調整可能なものは青字、リフトオフレンジが長くてソフトウェアが調整不可なものは赤字にしています。

Logicool G640 SteelSeries QcK
Razer Mamba TE 0.9 0.8
Razer Mamba Wireless 0.9 0.8
Razer DeathAdder Elite 0.9 0.8
Razer DeathAdder V2 1.7 1.7
Razer DeathAdder V2 Mini 2以上 2以上
Razer DeathAdder V2 Pro 1.2 1.3
Razer LanceHead TE 0.9 0.8
Razer Viper 1 1
Razer Viper Ultimate 0.6 0.5
Razer Viper Mini 2以上 2以上
Razer Basilisk 0.8 0.8
Razer Basilisk V2 1.5 1.5
Razer Basilisk X HyperSpeed 1.6 1.4
Razer Basilisk Ultimate 1.3 1.1
Razer Naga Pro 1 1.2
Logicool G203 LIGHTSYNC 0.6 0.6
Logicool G300s 2以上 2以上
Logicool G304 0.6 0.7
Logicool G402 2以上 1.8
Logicool G403 0.5 0.3
Logicool G502 HERO 0.5 0.4
Logicool G502WL 0.5 0.4
Logicool G600t 1.1 1
Logicool G604 0.5 0.4
Logicool G703 HERO 0.5 0.5
Logicool G PRO HERO 0.8 0.7
Logicool G Pro Wireless 0.6 0.5
BenQ ZOWIE EC2 B 1.1 0.9
BenQ ZOWIE S2 1.1 1.2
SteelSeries RIVAL110 1.1 1.1
SteelSeries RAVAL310 0.9 0.8
SteelSeries Rival3 1.0~1.8 1.1~1.8
SteelSeries Rival3 Wireless 1.2~1.3 1.1~1.2
SteelSeries Sensei Ten 0.8 0.8
Ray PAWN 0.5 0.5
Microsoft Pro IntelliMouse 0.7 0.7
Xtrfy M4 0.5 0.4
Glorious Model O- 0.6 0.5
Glorious Model D- 0.6 0.6
Cooler Master MM710 0.8 0.7
Endgame Gear XM1 0.7 0.7
G-wolves Hati Ht-M 0.8 0.7
G-wolves Skoll Sk-l 1.9 1.9
ROCCAT Kain 200 AIMO 1 1
Finalmouse Ultralight 2 – Cape Town 1 1

⇓リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)詳細については下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスのリフトオフディスタンス(LoD)比較

 

結局どちらを選ぶべきか

FPSにおいて重要なことは「滑りやすさ」「センサーテスト」「リフトオフレンジ」なのでこれらを見比べて選ぶのが良いと思います。

「滑りやすさ」は僅かにG640にほうが滑りやすく、Qckのほうが僅かにコントロール重視な印象です。ですが体感的にはほとんど変わらないレベルです。

少しでも滑りやすい方が良いのであればG640、コントロールを重視したいのであればQckという選び方もありかと思います。

「センサーテスト」「リフトオフレンジ」に関してはほぼ差はありません。

「コスパ」的にはほぼ同じと言えると思います。価格もあまり変わらないですし。

その他に「デザイン」「厚さ」「サイズ」あたりを好みで判断材料にすると良いと思います。

個人的に選ぶとしたら、出来るだけ滑りやすい方がいいのでG640を選びます。

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⇓それぞれのレビュー記事は以下で確認できます⇓

「Logicool G640」レビュー

「SteelSeries QcK+」レビュー

⇓その他のゲーミングマウスパッドのレビュー記事は以下で確認できます⇓

ゲーミングマウスパッドレビュー一覧

⇓おすすめのゲーミングマウスパッドを以下でまとめています⇓

FPS向けおすすめのゲーミングマウスパッド【滑りやすさ別】

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