デバイス比較・知識

Logicool G502WL VS Logicool G604

当記事では「Logicool G502WL(G502 ワイヤレス)」と「Logicool G604」の比較、違いについてまとめています。

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性能(スペック)

Logicool G502WL Logicool G604
ボタン 11箇所(左右クリックボタン、左サイド×3、左クリックサイド×2、ホイールボタン、左右チルト、ホイール下)+ホイールスピン切替ボタン 15箇所(左右クリックボタン、左サイド×6、左クリックサイド×2、上下スクロール、ホイールボタン、左右チルト)+ホイールスピン切替ボタン+ワイヤレス接続切替ボタン
ケーブルタイプ ワイヤレス or 布巻きケーブル ワイヤレス
ケーブル長 1.8m
長さ 132mm 130mm
75mm 80mm
高さ 40mm 45mm
重量 114g 135g(単三形乾電池装着時)
DPI 100~25600(50刻み) 100~25600(50刻み)
ポーリングレート 125/250/500/1000 125/250/500/1000
最大認識速度(IPS) 400 400
最大加速度(G) 40 40
耐クリック回数
センサー HERO 25Kセンサー HERO 25Kセンサー

同じセンサーを搭載しています。なので基本的な性能は同じです。

違いはボタン数、形状、重さなどです。

⇓DPIについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓

ゲーミングマウスのDPIについて【FPS向け】

⇓ポーリングレートについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ⇓

ゲーミングマウスのポーリングレートについて【FPS向け】

 

形状

大きさ

大きさ 大きさ2

大きさはG604のほうが大きめです。両マウスとも左右非対称マウスで、基本的に左右非対称と左右対称では左右非対称のほうが大きめな傾向にあります。

どちらのマウスも左右非対称マウスの中では大きめですが、実際にグリップしてみた感じではG502WLは標準サイズ、G604は見た目通り大きめな印象です。

高さはG604のほうが高めです。高さに関しても左右非対称と左右対称では左右非対称のほうが高めな傾向にあります。

左右非対称マウスの中ではG502WLは標準的、G604は高めです。

高さが高いほうが手のひらとのフィット感が強いです。逆に低いほど指でマウスを操作する際に手のひらに干渉しづらいため、操作の妨げになりにくいです。

左サイドの形状

左サイドの形状 左サイドの形状2
左サイドの形状 左サイドの形状2

両マウスとも左サイドには深い窪みがあり、下部が大きく膨らむ形状をしています。そのため親指を倒した状態でグリップしたときのフィット感良いです。

両マウスの違いとしては窪みの深さが僅かに違い、G502WLのほうが深め。

右サイドの形状

右サイドの形状 右サイドの形状2
右サイドの形状 右サイドの形状2

基本的に両マウスとも指先から指の腹までフィットしやすい形状になっています。

G502WLは垂直、水平方向ともに概ねフラットな形状ですが、G604は窪みがあります。

また両マウスとも上部に行くほど幅が広がる形状をしているので、指に引っかかりやすくマウスを持ち上げやすいです。

また右サイドの面積はG604のほうが広め。

サイドの滑り止め

サイドの滑り止め サイドの滑り止め2
サイドの滑り止め サイドの滑り止め2

両マウスとも両サイドに滑り止めが張られています。

G502WLは左サイドの滑り止めはマウス後部まで続いており、右サイドは指全体が当たる範囲。G604は両サイドとも指全体が当たる範囲と手のひらが当たる表面部分にも滑り止めが続いています。

滑り止めの質感はサラサラ寄りのラバーです。

表面の形状

左側面 後面
左側面 後面

表面の山の位置はG502WLは前後は概ね中央で左右は左の位置、G604は前後はやや後ろ側で左右は左の位置にあります。

この表面の山の位置が違うことにより、G502WLは指の第3関節から手のひら前部あたりのフィット感が強く、G502WLは指の第2関節から第3関節あたりが強く当たります。

高さに違いがある分山の曲線の深さが違い、G502WLが浅めでG604が深めです。そのためG502WLは手のひら全体が比較的バランスよくフィットしますが、G604は局部的にフィット感が強くなる印象です。

重さ

重さ 重さ

重量はG502WLが114g、G604が135g(単三形乾電池装着時)と両マウスともゲーミングマウスの中では重めです。

両マウスとも多ボタンマウスですが、多ボタンマウスはボタンが多い分重さも重くなる傾向にあります。

両者ではG502WLのほうが20gほど軽く、体感で分かるくらいの違いがあります。

滑りやすさ

裏面 裏面

どちらのマウスも滑りは普通くらいの部類で、体感でもあまり差を感じません。

軽い分G502WLのほうが滑りやすそうでしたが、思ったより違いはない印象です。

充電方法

ケーブル2 単三形乾電池2

G502WLはバッテリー充電式ですが、G604は電池交換式です。

バッテリー充電式は連続駆動時間が短いですが、電池を買って交換するという作業がいりません。

電池交換式は連続駆動時間が長いですが、電池を交換するという作業が必要になります。

 

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ボタン

左右クリックボタン

左右クリックボタン 左右クリックボタン

クリック感として両マウスとも押下圧が軽め、ストロークは浅めです。

両マウスともかなりあっさりとした感触でクリック時に僅かな返しがあります。

またクリックボタンの形状はG502WLは前方にいっても高さはあまり変わりませんが、G604はかなり沈み込む感じになっています。

クリック音は同じくらいの大きさ。

サイドボタン

サイドボタン サイドボタン

サイドボタンの数や位置に違いがあります。

G502WLは親指上に2つ、前方に1つの合計3つあります。大きさは標準的。

G604は親指上に6つの合計6つあります。大きさは小さめ。

左クリック横

DPI変更ボタン DPI変更ボタン

両マウスとも左クリック横に2つボタンが備わっています。

G502WLは大きめ、G604は小さめです。

スクロールホイール

スクロールホイール スクロールホイール

スクロールホイールはG502WLには滑り止めラバーが巻かれています。G604には巻かれていません。両マウスともライン状の凹凸があり指が引っかかりやすいようになっています。

両マウスともホイールスピン切替機能が備わっており、コリコリ感のありなしで切り替えることが出来ます。コリコリ感のありの場合ホイールは結構重めです。

ホイールボタンの重さはどちらのマウスも重め。

また両マウスともホイールに左右チルト機能が備わっており、ホイールを左右に倒すことで入力可能。

スクロール下

G9、ホイールスピン切替ボタン ホイールスピン切替ボタン、ワイヤレス接続切替ボタン

G502WLにはボタンが1つ備わっています。G604にもボタンはありますが、割り当て不可。

 

マウスの持ち方の相性

マウスの持ち方には大きくかぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちの3種類があります。

マウスの持ち方にはマウスとの相性があり、G502WLとG604にもそれぞれ向き不向きがあります。

それぞれのマウスの相性の良い持ち方

●G502WL

かぶせ持ちでの使用感 つかみ持ちでの使用感 つまみ持ちでの使用感
  • かぶせ持ち:◎
  • つかみ持ち:△
  • つまみ持ち:△

●G604

かぶせ持ちでの使用感 つかみ持ちでの使用感 つまみ持ちでの使用感
  • かぶせ持ち:◎
  • つかみ持ち:×
  • つまみ持ち:×

両マウスともかぶせ持ちとの相性がいいです。

両マウスとも左右非対称マウスで手のひら全体がフィットしやすく、かぶせ持ちの長所である安定感をしっかり活かすことが出来ます。

G502WLはつかみ持ちとつまみ持ちでも案外指のフィット感が悪くなく、扱えなくもないですが扱いやすいとまではいきません。G604関してはつかみ持ちとつまみ持ちでは扱いにくいです。

 

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センサーテスト

『MouseTester』というソフトを使ってテストを行いました。

  1. 波線が綺麗に続いているほど、カーソルが飛んでしまうなどのおかしな挙動がない。
  2. ラインの動きドットの動きが一致しているほど、マウスの移動距離に対してのカーソルの移動距離が正確。

悪い例

FPSをプレイ中よくAIMが飛んでしまうマウスでのテストです。

○テスト環境

  • DPI:400
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+
よく飛ぶマウス

波線が途中で乱れているのは実際にカーソルが飛んでしまっている部分です。こういった波の乱れがあるものは良好なセンサーとは言えないです。

それぞれのセンサーテスト

○テスト環境

  • DPI:400/800/1600/3200
  • ポーリングレート:1000
  • マウスパッド:SteelSeries QcK+
Logicool G502WL Logicool G604
Logicool G502WL - 400dpi Logicool G502WL - 800dpi Logicool G604 - 400dpi Logicool G604 - 800dpi
Logicool G502WL - 1600dpi Logicool G502WL - 3200dpi Logicool G604 - 1600dpi Logicool G604 - 3200dpi

両マウスとも綺麗な波線をしていました。

同じセンサーなので違いもほぼないです。

 

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とは?

リフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)とはマウスを持ち上げたときにセンサーが感知する距離のことです。

このリフトオフレンジが長すぎると、マウスの持ち上げ動作時にセンサーが反応しなくていいタイミングで反応してしまいAIMがぶれてしまいます。

逆に短すぎるとマウスの持ち上げ動作からマウスパッドに置くと同時に視点移動をしようとするとセンサーの反応が遅れてしまい、マウスを動かしているのに視点が動かないタイミングがでてきます。

目安としては0.3mm以下だと短すぎ、1.6mm以上だと長すぎといった感じです。

G502WLとG604のリフトオフレンジは以下になります。

  • G502WL:0.4mm
  • G604:0.4mm

両マウスともちょうどいいリフトオフレンジでした。

0.4mmはかなり短いほうですが、リフトオフレンジは短めのほうが違和感は少ないのでFPS的にも最適。

⇓その他ゲーミングマウスのリフトオフレンジ(リフトオフディスタンス)や詳細については下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスのリフトオフディスタンス(LoD)比較

 

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応答速度(反応速度)

応答速度 応答速度2

反応速度を計るゲームで反応速度を計測して平均タイムを出し比較します。※純粋なマウスの応答速度を計っているわけではないので参考程度にお考え下さい。

ここに関しては応答速度に差があったとしても、体感では全く分からないので特に気にする必要はありません。ただ速ければ速いほどいいのは間違いないので一応計るだけです。

このテストで分かることは”露骨な遅延が無いこと””ボタンを素早く押せるか”程度のものです。

それぞれの結果は以下になります。

●G502WL

  • 最速:0.134秒
  • 最遅:0.192秒
  • 平均:0.16746秒

●G604

  • 最速:0.126秒
  • 最遅:0.198秒
  • 平均:0.16666秒

応答速度は両マウスともかなり速いタイムでした。※全ゲーミングマウス平均タイムは0.18797秒です。

両マウスともクリックボタンの押下圧が軽めでストロークも短めなので、押そうと思ってから素早く押し込むことができ速く反応してくれた印象です。

また実際にゲームをしているときに差を実感できることはまずないです。なので参考程度に見てもらえれば良いかと思います。

⇓測定の仕方、その他ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)以下の記事で確認できます。⇓

全ゲーミングマウスの応答速度(反応速度)比較

 

結局どちらを選ぶべきか

結局どちらを選ぶべきか

FPSを目的であれば操作感やグリップ感を重視するべきなので自分の持ち方に合った方を選ぶべきです。

そして両マウスともかぶせ持ち向けのマウスなのでかぶせ持ちの方が両マウスを選ぶべきだと思います。

つかみ持ち、つまみ持ちの方でどうしてもどちらかが良いという場合には、G502WLのほうが個人的には扱いやすいと思います。指のフィット感がG502WLのほうが良いです。

その他の大きな違いとして割り当て可能なボタン数、重量、充電方法があります。

割り当て可能なボタン数はG502WLは11か所、G604は15か所でG604のほうが多いです。

重量はG502WLが114g、G604が135g(単三形乾電池装着時)とG502WLのほうが軽いです。

充電方法はG502WLがバッテリー充電式、G604が電池交換式です。

それぞれ重視したいポイントがある場合は、それで判断するのも良いと思います。

個人的に選ぶとしたら操作感やグリップ感を重視したいので、G502WLを選びます。

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⇓それぞれのレビュー記事は以下で確認できます⇓

「Logicool G502WL」レビュー

「Logicool G604」レビュー

⇓その他のゲーミングマウスのレビュー記事は以下で確認できます⇓

ゲーミングマウスレビュー一覧

⇓おすすめのゲーミングマウスと選び方を以下で解説しています⇓

FPS向けおすすめのゲーミングマウス

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